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2012年 2月
『Hague 1976』(-) 2CD
『Fake And Shaved』(DAC-121) 2CD
『Sunday In The Park』(SODD 126-128) 2CD+1DVD
May.30 1976 Stadion F.C.Den Haag In Het Zuiderpark,The Hague,Holland
Mono Audience Recording
Quality:Very Good
(Disc-1)
1.Honky Tonk Women/2.If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud/3.Hand Of Fate/4.Hey Negrita/5.Ain't Too Proud To Beg/6.Fool To Cry/7.Hot Stuff/8.Star Star/9.You Gotta Move/10.You Can't Always Get What You Want
(Disc-2)
1.Band Introductions/2.Happy/3.Tumbling Dice/4.Nothing From Nothing/5.Outa Space/6.Midnight Rambler/7.It's Only Rock'n'Roll/8.Brown Sugar/9.Jumping Jack Flash/10.Street Fighting Man
(Disc-3) ※DVD・・・SODD盤のみ
1.Honky Tonk Women/2.If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud/3.Hand Of Fate/4.Hey Negrita/5.Ain't Too Proud To Beg/6.Star Star/7.You Gotta Move/8.You Can't Always Get What You Want/9.Midnight Rambler/10.It's Only Rock'n'Roll/11.Brown Sugar/12.Jumping Jack Flash/13.Street Fighting Man/14.Before The Show/15.Excerpts From Concert/16.Going Back Home/17.Back Stage 1976/18.Live In Nice,France 1976/19.Fool To Cry(Top Of The Pops 1976)
1976年ツアー中盤に2回だけ行われたオランダはデン・ハーグ公演2日目収録盤3種。
メイン音源は3種共通で曲によっては、録音者の近くの観客の歌声や話し声・手拍子を拾っていたりはしますが、全体的に演奏を大きく拾った聴きやすい音質の好録音。
この音源、全曲収録ではありますが、意図的と思しきものやテープ節約によるテレコの一時停止、テープチェンジによるカットが4ヶ所。
まずは"Honky Tonk Women"の最初のサビ途中から間奏後のサビ1回し目の途中まで。続いては"You Gotta Move"のビリー・プレストンがバックに回ったリプライズ部分から"You Can't Always Get What You Want"のイントロ6小節終わりまで。その"You Can't Always Get What You Want"終了の余韻部分からビリー・プレストンの紹介まで。そして"IORR"の曲紹介MC直後から"IORR"のAメロ「If I could win」の前まで。
『Hague 1976』はこれらカット部分は補填せずそのままの収録につき、"Honky Tonk Women"は最初のサビに入ったと思ったらそのまま曲終了という超短縮版になってしまってます。
また『Hague 1976』には、"Midnight Rambler"の曲終盤のテンポアップした後の歌い出し前後と、"Street Fighting Man"の最後のサビ後にほんの僅かなカットがありますが、これはDAC盤とSODD盤には無し。
ただし同じく"Street Fighting Man"の最後のサビ後にある音ブレは3タイトル共通。
ではDAC盤とSODD盤のこれらカット部分はというと、似たような距離からの録音と思しき別音源を補填していますが、"You Can't Always Get What You Want"終了直後部分に関してはSODD盤は補填せずそのままフェードアウト処理としている為、"You Can't Always Get What You Want"を完全には聴けないことに加えてビリープレストンの紹介が未収録。
対するDAC盤はというと"You Can't Always Get What You Want"終了直後からメンバー紹介を経て次曲"Happy"の頭までを補填。したがってイアン・スチュアートの紹介から"Happy"の頭までは音源が異なるものの重複収録となっています。ちなみにDAC盤ではメンバー紹介がディスク2の頭にクレジットされていますが、実はメンバー紹介が完全に収録されているのはノンクレジットであるディスク1の最後だったりします。
"IORR"序盤に関しては別音源でもこの部分が欠落していたようで、DAC・SODD両盤とも未補填となっています。
なお、この補填音源は基音にヒスノイズがかなりあったようで、DAC盤はシーというヒスノイズが残ったまま、一方のSODD盤はヒスノイズを完全に除去している為にモコモコの音となっており、メイン音源との音質差はDAC盤の方がどちらかというと少なめ。
ヒスノイズを徹底的に嫌うか、音質差を取るかは好みの分かれるところですが、SODD盤はメイン音源含め全体的にピッチ早めという3種の中では致命的な難点あり・・・。
と、メインとなる音盤に関しては劣勢のSODD盤ですが、他の2種にはない同日のフィルム映像+ホアを70分収録したプレスDVDがセットとなっているのはポイント。
43分とDVDの半分以上を占める同日のフィルム映像(2種)は曲自体は大半が不完全収録ですがきちんと画と音がシンクロしており、この手の映像にありがちな画と音が全然合っていないということがないので、ストレスなく楽しむことができます。
また、DVDラストに収録されている「Top Of The Pops」の"Fool To Cry"は、イアン・スチュワートはよく映るものの、ビリー・プレストンはまったく映らないという変わった構成になっています。 |
by Hara ¦ 23:38, Wednesday, Feb 29, 2012 ¦ 固定リンク
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