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2010年 3月
『Pave Boulder '81』(-) 2CD
Oct.3 1981 Folsom Field,Boulder,CO
Stereo Audience Recording
Quality:Very Good
(Disc-1)
1.Radio Report/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Let Me Go/11.Time Is On My Side/12.Beast Of Burden/13.Waiting On A Friend/14.Let It Bleed/15.Tops
(Disc-2)
1.You Can't Always Get What You Want/2.Tumbling Dice/3.Little T&A/4.She's So Cold/5.All Down The Line/6.Hang Fire/7.Star Star/8.Miss You/9.Start Me Up/10.Honky Tonk Women/11.Brown Sugar/12.Band Introduction/13.Jumping Jack Flash/14.Satisfaction
1981年ツアーとしては最大の27曲を演奏した10月3日のボルダー公演収録盤。
この公演はアナログ時代、2枚組LP『Pave Boulder』(Music Fans Records MFRSR)と1枚物LP『My Heart's Pounding』(MF-10381-BC-A/B) の2タイトルに、ツアー初期のレア曲"Tops"のみを重複させる形にて全曲を振り分けて収録されていましたが、本作はこれら2作を組み合わせてコンサートの曲順通りに全曲聴ける形としたアナログ複刻タイトル。
なお、この日が最後の演奏となる前述のレア曲"Tops"のみ、翌4日のボルダー公演収録盤であるVGP『Drive Carefully』(VGP-291)のボーナストラックとしてCD化されていましたが、これは本作と同じ音源。ということで"Tops"以外の26曲が初CD化となります。
残念ながら"A列車は未収録で"Under My Thumb"のイントロからフェードイン。また、テープチェンジの影響で"Tumbling Dice"もイントロ途中からのフェードインとなっていますが、これ以外の曲中カットは無し。
時折叫び声を拾ってはいるものの、全体的には演奏を大きく拾った好録音。序盤は妙にハイハットが浮いた厚みにかける音に聞こえますが、その音の薄さはライブ途中から徐々に改善してくるので、これは会場の出音がそうだったのかと。また、マイク前の観客の影響なのか、時折高域が強めに感じる部分もありますが、気になるのはごく一部で、基本的にはクリアーで聴きやすい音に仕上がっています。
ちなみに、この日のメンバー紹介は本編ラスト"JJF"の前で行っていますが、その"JJF"でもサックスを吹いているサポートメンバーのリー・アレンは紹介なし。アーニー・ワッツが合流するまでの3公演だけの繋ぎだったのかもしれませんが、あまりといえばあまりの扱い(苦笑)。
なお、ディスク1冒頭に収録されている"Radio Report"は、アナログにもノンクレジットで元々収録されていたもので、今回のCD化にあたって新たに追加されたものではありません。 |
by Hara ¦ 02:18, Tuesday, Mar 30, 2010 ¦ 固定リンク
『Munichland Melodies』(DAC) |
『Munichland Melodies』(DAC-088) 2CD
Studio Outtakes
(※)Disc-1 Track1,7 Disc-2 Track1,2,3,5,7
Mar.25-Apr.4 1975 Musicland Studios,Munish,Germany
(※)Disc-1 Track2,4
Dec.7-15 1974 Musicland Studios,Munish,Germany
(※)Disc-1 Track3,5,6 Disc-2 Track4,6
Jan.22-Feb.9 1975 Mobile Recording Unit,De Dolden,Rotterdam,Holland
Stereo Soundboard Recordings
Quality:Excellent-Very Good
(Disc-1)
1.Hey Negrita/2.Cherry Oh Baby/3.Crazy Mama/4.Fool To Cry/5.Slave/6.Melody/7.I Love Ladies
(Disc-2)
1.Hand Of Fate/2.Munich Reggae/3.Cellophane Trousers/4.Worried About You/5.Memory Motel/6.Lets Do It Right/7.Hot Stuff
『Black And Blue』のアウトテイク集である同名アナログタイトルを
名乗ってはいますが(表ジャケには表記ないけど)、曲の並びから推測するにExile『Play It Rough』(EXCD-040A/B)のメインで使用されていた音源のアップグレード版。
そのExile盤はメインの音源の他に、1マイク録音のモービルユニット音源や、一部別のテープから持ってきたSBD音源も収録していましたが、本作はメイン音源とExile盤では冒頭に収録されていた"Hot Stuff"を最後に加えているだけの為、2枚組にしてはやや物足りない収録時間となっています。
さすがにこのレーベルだけあって、Exile盤では遅かったピッチはほぼ正常。
また、基にしたテープのジェネレーションがExile盤よりも若かったようで、ヒスノイズはまだまだ多めではあるもののExile盤よりは減少。
そして音質の方も、既発の『Black And Blue』関連のアウトテイク集はいずれも荒めな音の印象を受けましたが、本作はどちらかというと奥行きのある落ち着いた感じの印象の音で、既発ではもっとも音の良かった『Outtakes 1974-75』(EXR 002)よりも音質の向上がみられます。
加えてExile盤で発生していた"Hey Negrita"3分23秒のテープ劣化による音切れ、"Fool To Cry"3分35秒から3分46秒までの左チャンネルレベルダウン、"Slave"2分33秒から2分38秒までの右チャンネルの極端な音のコモリ、"Hand Of Fate"3分58秒と4分56秒の音ブレ、"Cellophane Trousers"2分25秒付近や3分40秒以降に発生している音ブレ、といったこれらの欠点は、本作では基テープの状態が良かったようでいずれも無し。
ただし、"Worried About You"や"Memory Motel"で発生している左チャンネルの周期的な音ユレに関しては本作の基テープでもあったようで、比較的ユレが軽度な"Worried About You"はそのままにしているものの、音ユレの激しかった"Memory Motel"は曲の前半をモノラル化して、聴きやすく処理しています。
また、『Outtakes 1974-75』でしか聴けなかった"Hand Of Fate"曲前のカウントも本作は収録している上、その『Outtakes 1974-75』でカットされていた曲終了後のミックのしゃべりも収録されていることから、初登場部分はないものの、本作の"Hand Of Fate"が過去最長となっています。
なお、Exile盤ではいずれも中途半端な3種の音源が1つのトラックに収録されていた"I Love Ladies"ですが、本作はそのExile盤で2番目に出てくる音源、所謂他盤でもお馴染みのモノラル音源で完走しているものの、
左チャンネルで周期的な音ユレが生じているのと、その左チャンネルの音質がかなりコモっているのが玉にキズ。どうせ元はモノラルなのだから新たにモノラル化した方が良かったような気も。
という訳で、残念ながらExile盤で初登場した、この曲の約20秒程のステレオ音源全長版は今回も発掘ならず。
とはいえ、現行の『Black And Blue』関連のアウトテイク集としては、
最良のタイトル。 |
by Hara ¦ 02:08, Thursday, Mar 25, 2010 ¦ 固定リンク
『The Golden Era 1969-1974 Vol.2』(SODD) |
『The Golden Era 1969-1974 Vol.2』(SODD 094) 1CD
July.18 1972 Boston Garden,Boston,MA
Stereo Audience Recording
Quality:Very Good
1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Rocks Off/4.Gimme Shelter/5.Happy/6.Tumbling Dice/7.Love In Vain/8.Sweet Virginia/9.You Can't Always Get What You Want/10.All Down The Line/11.Midnight Rambler/12.Band Introductions/13.Bye Bye Johnny/14.Rip This Joint/15.Jumping Jack Flash/16.Street Fighting Man/17.Honky Tonk Women
この公演は2種類の音源がブート化されていますが、本作は『They're Really Rockin' In Boston』(VGP-020) のリマスター版(黒地のディスクに「For members Only Not For Sale」表記のデザイン)に収録されていたものと同じ、後から発掘された方の音源を収録。
この音源、頭の"Brown Sugar"の音が遠いことから聴き始めの印象は悪いのですが、これは会場の出音の問題で、曲が進むに連れてバランスは改善されています。ホールでの録音ということで、全体的にややエコーがかっており、中低域が若干響き気味だったりもしますが、基本的には聞きやすい音。また、盛りあがる曲では周りの観客も騒がしくなったりしますが、不快に感じるレベルではないかと。
さて、本作とVGPリマスター盤の比較ですが、全体的な音質ではVGP盤に比べ、SODD最近の特徴である中低域に厚みを持たせる音造りにより、ギターが若干前に出てきてはいますが、元々が中低域響き気味の音源につき、逆にその部分が強調されている印象を受けます。
また、ノイズリダクション処理も施しているようで、VGP盤よりヒスノイズは減少していますが、この処理による影響なのか、もしくは基テープに起因するものかは不明ですが、テープの劣化による細かい音ユレがVGP盤よりも耳につくようになっています。
オープニングのバンドコール前の場内音は本作の方が14秒程長く、また終演後のアナウンスの後もVGP盤よりも長く収録。
加えて、VGP盤では"You Can't Always Get What You Want"終了直後のテープチェンジによるカット部分があり、特に補填処理も行われていなかったことから、曲終了後にミックが発したMCが一部カットされていましたが、本作は『Jail House Rock』(DAC-026)で使用されている音源から、その部分を繋いで完全収録としています。
ただし、繋いだ音源がモノラルだったことから、音源切り替わり時の若干の違和感に加え、肝心のミックのMC自体がつぶやくような話し方だったことから、その部分は急に音が遠くなった印象を受けます。
そしてテープチェンジ後に始まる"All Down The Line"のイントロでは、左チャンネルに接触不良のような音切れが発生していますが、そこは未修正となっています。VGP盤の方はというと、基テープの状態がよかったのか、そのような音切れは無し。 |
by Hara ¦ 17:26, Sunday, Mar 14, 2010 ¦ 固定リンク
『The Golden Era 1969-1974 Vol.1』(SODD) |
『The Golden Era 1969-1974 Vol.1』(SODD 092/093) 2CD
Sep.1 1973 Stadthalle,Vienna,Austria
Mono Audience Recording
Quality:Excellent-Very Good
(Disc-1)
1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Gimme Shelter/4.Happy/5.Tumbling Dice/6.100 Years Ago/7.Star Star/8.Angie/9.Sweet Virginia
(Disc-2)
1.You Can't Always Get What You Want/2.Dancing With Mr.D/3.Midnight Rambler/4.Silver Train/5.Honky Tonk Women/6.All Down The Line/7.Rip This Joint/8.Jumping Jack Flash/9.Street Fighting Man
1973年欧州ツアー初日公演収録盤。
この公演に関しては幾つもの音源がブート化されていますが、代表盤としては事典でも挙げた、複数音源を使用して全曲を収録したVGPの『Goodnight Vienna』(VGP-009) が既発ベスト。
"Bitch"から"JJF"のイントロまでのメインの音源に、欠落している"Brown Sugar""JJF""SFM"の3曲、そして"Star Star"終了直後から"Angie"の1コーラス途中までを別音源にて補填という構成は、使用している音源含めてVGP盤と同じ。
ただし、VGP盤には収録されていた、同地でのビリープレストン"That's The Way God Planned It"は本作未収録。
音質はというと、この時期のSODDの特徴である、高域を抑えつつも音全体に厚みを持たせる加工を施していることから、すっきりとした印象のVGP盤と比べると音のレンジが狭くなってしまってますが、逆にその分ラウドな感じの印象は受けるので、この辺は好み次第。
その他、VGP盤と比較していきますと・・・。
まずは"Brown Sugar"。VGP盤はイントロでテレコのレベル調整と思しき音の落ち込みがありますが、本作はそこを持ち上げて音量を均一にしています。ただし、その持ち上げた部分に関してはヒスノイズ自体も増えていますが、気にする程ではなし。
また、この"Brown Sugar"は前述したようにメインとは別音源ですが、元々の録音状態の影響もあるのかSODDの音加工が効果的に作用し、VGP盤より若干立体気味に聞こえます。
続いて"Gimme Shelter"。VGP盤ではイントロ途中から曲の終盤まで音量レベルの周期的な変化がありましたが、本作はここもきちんと修正済み。
と、ここまではSODD盤の後発ならではの良い部分を挙げましたが、やはり一筋縄ではいかないこのレーベル・・・。
いきなりオープニングのアナウンスは、VGP盤よりも後ろの部分からのスタートとなっている為、VGP盤よりも短くなってしまってます。これまでのリリースを見る限り、コピーに関して抵抗の無いメーカー故、VGP盤から持ってこなかったのが何とも不思議。
VGP盤にあった"Star Star"終了直後の「Thank You」で発生している音ブレに関しては、本作も修正しておらず。
最後の別音源2曲、まずその切り替わり部分にあたる"JJF"の曲前では、ミックが「Alright Baby」「Alright」と二言叫んでいますが、どういう訳か本作ではその二言目の「Alright」が微妙にカットされて、VGP盤よりも短くなってしまってます。
続く"SFM"のイントロが欠けている点もVGP盤同様。その"SFM"のイントロに関しては、1枚物のアナログ『100 Years Ago』(0501W)だと最後の3連発が同一音源でノーカット収録されていますので、当然の事ながら"SFM"のイントロもきちんと聴くことが出来ます。
このLP音源、歓声も静かで演奏も大きく拾った良好音源だったので、本作もせめて"JJF""SFM"はこのLPからイコライジングして持ってくるなりすれば、一段とVGP盤との差異が更にアピール出来ると同時に、初の全曲ノーカットという後発ならではのアピールが出来たのに、それをやらないのは、やはりこのレーベルならでは。 |
by Hara ¦ 20:23, Saturday, Mar 13, 2010 ¦ 固定リンク
『Steel Wheels Recording Session』(SODD) |
『Steel Wheels Recording Session』(SODD 095/096) 2CD
Studio Outtakes
Mar.29 - June 1989 Air Studios and Olympic Studios
Stereo Soundboard Recordings
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Sad Sad Sad/2.Mixed Emotions/3.Terrifying/4.Hold On To Your Hat/5.Hearts For Sale/6.Blinded By Love/7.Rock And A Hard Place/8.Can't Be Seen/9.Almost Hear You Sigh/10.Continental Drift/11.Break The Spell/12.Slipping Away/13.Fancy Man Blues/14.For Your Precious Love/15.Giving Up
(Disc-2)
1.Ready Yourself/2.Sad Sad Sad/3.Mixed Emotions/4.Terrifying/5.Hold On To Your Hat/6.Hearts For Sale/7.Blinded By Love/8.Rock And A Hard Place/9.Can't Be Seen/10.Almost Hear You Sigh/11.Continental Drift/12.Break The Spell/13.Slipping Away/14.Fancy Man Blues/15.For Your Precious Love
『Steel Wheels Outtakes』(SODD 011)に続き、SODDが再びリリースの『Steel Wheels』アウトテイクス集。
ディスク1からディスク2のトラック1までは、初期のアウトテイクを収録した『Training Wheels』(Social Graces 001/002)のコピーで、音質も大差なし。
本作では、オフィシャルと重複する曲をオフィシャルと同じ曲順に並びかえているところが、他の同内容収録盤と異なるところで、オフィシャルの曲順で聴きたい人には便利かも。
そしてディスク2のトラック2以降は、DAC『For Your Precious Love』(DAC-057)やIMP『Steel Wheels Primitive Mixes 1989』(IMP-N-007)に代表される従来アウトテイク。
前述したSODDの従来盤は、早めのピッチに加えてチャンネルも逆な上、"For Your Precious Love"のイントロが欠けているという散々な出来のアイテムでしたが、本作はさすがにそれらの欠点は解消されています。
ただし、残念ながら収録時間の都合からか"Ready Yourself"のインストテイクが未収録。
本作の収録時間を曲単位で計算した場合、ディスク1とディスク2の"Fancy Man Blues"と"For Your Precious Love"を入れ替え、ディスク2に入っていた歌入りの"Ready Yourself"をディスク1に移せば、ディスク2に"Ready Yourself"のインストテイクが入り、とりあえずこの2種の音源の全曲が収録されることになって、他の競合盤との差別化にもなったのですが、そこまでのことはやらないあたりが、このレーベルならでは。
ちなみに、前回のSODD盤に入っていた"Rock And A Hard Place"曲前の"1"だけのカウントですが、今回はカットされています。 |
by Hara ¦ 23:17, Monday, Mar 01, 2010 ¦ 固定リンク
『Lost Legal Live Tracks』(Rattle Snake) |
『Lost Legal Live Tracks』(RS 235/36) 2CD
Compilations album of official live tracks 1971-2006
Stereo Soundboard Recordings
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Let It Rock(Mar.13 1971)/2.Mannish Boy(Mar.4or5 1977 edit)/3.When The Whip Comes Down(July.6 1978)/4.Beast Of Burden(Nov.25 1981)/5.I Just Want To Make Love To You(July.6 1990)/6.Play With Fire(Nov.26 1989)/7.Undercover Of The Night(Dec.19 1989)/8.Harlem Shuffle(Feb.27 1990)/9.Tumbling Dice(Aug.24 1990)/10.Gimmie Shelter(Nov.26 1989)/11.Factory Girl(July.6 1990)/12.Street Fighting Man(Aug.25 1990)/13.2000 Light Years From Home(June.13 1990)/14.I Go Wild(Nov.25 1994)/15.Black Limousine(July.19 1995)/16.All Down The Line(May.27 1995)/17.Live With Me(July.19 1995)/18.Gimmie Shelter(May.26 1995)/19.Angie(Mar.6 1995)
(Disc-2)
1.Tumbling Dice(July.3 1995)/2.Like A Rolling Stone(July.19 1995 edit)/3.I Just Want To Make Love To You(July.1 1998)/4.Out Of Control(July.16 1998)/5.Memory Motel(July.5 1998 edit)/6.Gimmie Shelter(Oct.25 1997 edit)/7.Jumping Jack Flash(Jan.18 2003)/8.If You Can Rock Me(Jan.18 2003)/9.Honky Tonk Women(Jan.18 2003)/10.Thru And Thru(Jan.18 2003)/11.Before They Make Me Run(July.17 2003)/12.Hand Of Fate(July.17 2003)/13.Dance Part.1(July.17 2003)/14.Stray Cat Blues(July.17 2003)/15.Jumping Jack Flash(Aug.24 2003)/16.Undercover Of The Night(Oct.29 2006)
副題に「the live b-sides anthology」とあるように、シングルや編集盤、そして日本盤独自の収録曲等、オリジナルアルバムに未収録だったオフィシャルライブトラックを年代順に収録した編集盤。
音の方は当然の如く高音質。こういったオムニバス盤にありがちな音質や音量のばらつきも、気になる程のものは無し。
本作の所謂目玉は、ディスク2に入っているDVD『Four Flicks』オーディオプロモサンプラーからの"Honky Tonk Women""Stray Cat Blues"と"JJF"2テイクの4曲。まあDVDの音声そのものなんで、音自体に希少的な価値は一切無いのですが、たとえプロモとはいえ音盤として出ているからには、本作のコンセプトからいって収録は必須であるかなと。
コンセプトといえば、何故か"Factory Girl"は『Flashpoint』と全く同じなのに収録されています。一応シングルにも入ってはいましたが、だったら他の『Flashpoint』からシングルカットされたアルバム収録曲は?という気がしないでもないのですが・・・。
他ではアナログ7インチシングルでのリリースだった"Hand Of Fate"も手軽に聴けるのは便利かも。とは言ってもこちらも音声はDVDと同じですが。
せっかくの力作ではありますが、本作はトラック間の繋ぎが大変雑で、歓声がばっさり切られているところもあれば、"Stray Cat Blues"では曲の最後の1音がまだ残っているところでブツ切りになったりしているので、この辺はもう少し丁寧な編集をして欲しかったところ。 |
by Hara ¦ 02:13, Monday, Mar 01, 2010 ¦ 固定リンク
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