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2013年10月
『Live In Toronto -CNE Stadium 1989 September 3-』(-) |
『Live In Toronto -CNE Stadium 1989 September 3-』(-) 2CD
Sep.3 1989 CNE Stadium,Toronto,Canada
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Continenntal Drift/2.Start Me Up/3.Bitch/4.Sad Sad Sad/5.Undercover Of The Night/6.Harlem Shuffle/7.Tumbling Dice/8.Miss You/9.Ruby Tuesday/10.Play With Fire/11.Dead Flowers/12.One Hit/13.Mixed Emotions/14.Honky Tonk Women/15.Rock And A Hard Place
(Disc-2)
1.Midnight Rambler/2.You Can't Always Get What You Want/3.Little Red Rooster/4.Before They Make Me Run/5.Happy/6.Paint It Black/7.2000 Light Years From Home/8.Sympathy For The Devil/9.Gimme Shelter/10.It's Only Rock'n Roll/11.Brown Sugar/12.Satisfaction/13.Jumping Jack Flash
Wolfgang Vaultにて全曲公開された、Steel Wheelsツアー3公演目にあたる9月3日トロント公演のステレオサウンドボード音源を基とした全曲収録タイトル。
この公演、Steel Wheelsツアー中にライブ中盤が抜け落ちたプロショット映像が流出したおかげで、幾つかのタイトルがリリースされてきましたが、今回の全長版音声を収録した既発タイトルとしては『Toronto 1989 1st Night』(-)、『Toronto 1989』(GP-1306CD1/2DVD1)の2種。
本作含め、公開音源で逆だった左右のチャンネルはいずれも反転修正。
公開音源の基となったテープが90分のカセットテープであったが故に生じた、2箇所のテープチェンジによる欠落部について。
まず最初のカットである"Play With Fire"と"Dead Flowers"のミックのMC含む曲間部分は、幸いなことに前述のビデオ音源はカットされていなかったので、ここから補填しているのも本作含む全盤共通。
続いてのカットである"Little Red Rooster"終盤の24秒ほどの欠落は、VGP『Sweet Toronto』(VGP-228)にてこの曲のオーディエンス音源がリリースされていましたが、オーディエンス音源の補填によって生じる音質差を嫌ってなのか、はたまた公開音源自体が欠落部をそこそこうまく繋げていたので単純に気づいていかなかったのか、これまた本作含むいずれのタイトルも補填は行わず短いまま。
音質の方はというと、『Toronto 1989 1st Night』は公開音源ほぼそのままだったことに対し、本作は高域を持ち上げていることに加えて音に広がりを与えるエフェクトをかけるという、GPの『Toronto 1989』と同じ手法をとっているように聞こえますが、高域が耳につかないよう該当周波数をきちんと調整していることから、本作の方が『Toronto 1989』より聞きやすさでは上。
ただし、エフェクトにより音が立体的になったことにより、"Continenntal Drift"でミックの歌を復唱するかのように「pure as gold」と歌う、アンビエントマイクが拾ったと思しき観客の歌声が浮き立っちゃってしまっていることや(何故に歌うのがそこ?という別の感想も浮かんできますが・・・)、前述の"Little Red Rooster"欠落部での公開音源繋ぎ部分での、チャーリーのバスドラムのつっかかりが強調されてしまった点は、些細ではあるものの一種の弊害か。
また、このエフェクト効果によりヴォーカルやギターが若干奥に引っ込んだり、ドラムのシャープさが増した反面スネアドラムは僅かながら薄くなったかなと感じたりと、このあたりはほとんど音質をいじっていない『Toronto 1989 1st Night』となんとも好みの分かれるところかと。
なお、GP『Toronto 1989』は公開音源を落とす際や編集時のミスなんだろうと推測しますが、幾つかの曲に音ブレが発生していたり、"Play With Fire"は何故かイントロがフェードインというトラブルを抱えていたりしますが、本作や『Toronto 1989 1st Night』にはそのような欠点はありません。 |
by Hara ¦ 12:01, Sunday, Oct 27, 2013 ¦ 固定リンク
『Steel Wheels Tokyo Final』(DAC) |
『Steel Wheels Tokyo Final』(DAC-142) 2CD
Feb.27 1990 Tokyo Dome,Tokyo
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Continental Drift/2.Start Me Up/3.Bitch/4.Sad Sad Sad/5.Harlem Shuffle/6.Tumbling Dice/7.Miss You/8.Ruby Tuesday/9.Angie/10.Rock And A Hard Place/11.Mixed Emotions/12.Honky Tonk Women/13.Midnight Rambler/14.You Can't Always Get What You Want
(Disc-2)
1.Can't Be Seen/2.Happy/3.Paint It Black/4.2000 Light Years From Home/5.Sympathy For The Devil/6.Gimme Shelter/7.Band Introduction/8.It's Only Rock'n Roll/9.Brown Sugar/10.Satisfaction/11.Jumping Jack Flash
『Tokyo Dome 1990 Final Night』(-)、『Live In Japan Tokyo Dome 1990 February 27』(-)に続いて、DACよりリリースされた、初来日公演最終日となった2月27日東京ドーム公演ステレオサウンドボード録音全曲収録盤。
既発タイトル同様に、基となったのはWolfgang's Vaultにて公開された音源で、当然のことながら公開音源で遅かったピッチをほぼ正常に修正しているのも既発同様。
音質については、『Tokyo Dome 1990 Final Night』の方は高域控えめのややぼやけた音像という公開音源そのままの音、『Live In Japan Tokyo Dome 1990 February 27』は耳に刺さらない程度に高域を、加えて低域も少し持ち上げることにより音にメリハリをつけて聞きやすさを増していましたが、本作も傾向は同じで、やはり高低域を持ち上げたメリハリのある音造り。
ただ『Live In Japan Tokyo Dome 1990 February 27』の方が低域が出ているため、音の重心は本作より低めで厚みのある音となっていますが、逆に本作の方は音の輪郭がややはっきりとした音に仕上がっています。
公開音源の基となったカセットテープのテープチェンジによる、"Mixed Emotions"の間奏が終わった後のAメロ途中「Let's love it to death」直後から数秒間の欠落部処理について。
『Tokyo Dome 1990 Final Night』の方は、本来ミックが「Button your lip baby,Stay on your coat」と歌っているところを、おそらく補填による音質変化を嫌って、2番Aメロから「So get off」という箇所をコピー補填していることから、その部分は「So get off lip baby,Stay on your coat」と実際と異なる訳の分からないものにしてしまっているのに対し、『Live In Japan Tokyo Dome 1990 February 27』の方はきちんとVGP『Tokyo Last Stand 1990』(VGP-097)にてリリースされていた同日のオーディエンス音源を音質調整して違和感のない補填処理をしていましたが、本作はというと『Tokyo Dome 1990 Final Night』と補填の仕方は同じ。つまり、サウンドボード音源で通して聴くことは出来るものの、歌詞は滅茶苦茶。
ただ、もう一箇所のテープチェンジによる欠落部である"2000 Light Years From Home"スタート直後については、既発2タイトルが何の処理もせず音飛びそのままにしているのに対し、本作はドラムと鍵盤の流れが分断されていない巧妙なクロスフェード処理を行っており、この部分については基が音飛びしていると知らなければ、おそらく気づかないであろう見事な仕上がりとなっています。
ちなみに本作のインフォメーションではテープチェンジが3ヶ所となっていますが、もう1ヶ所のテープチェンジは"Satisfaction"終了後のアンコールを求める歓声部分。この部分、公開音源でも違和感なく繋がっており、チェンジと思しき直後の高域が若干波打っていることでようやく分かる程度のものにつき、既発も特に何もしていませんでしたが、本作も同様に特に何かしているというわけではありません。 |
by Hara ¦ 03:49, Thursday, Oct 24, 2013 ¦ 固定リンク
『Montreal 1989 1st Night』(-) |
『Montreal 1989 1st Night』(-) 2CD
Dec.13 1989 Olympic Stadium,Montreal,Canada
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Continenntal Drift/2.Start Me Up/3.Bitch/4.Sad Sad Sad/5.Undercover Of The Night/6.Harlem Shuffle/7.Tumbling Dice/8.Miss You/9.Ruby Tuesday/10.Angie/11.Terrifying/12.Rock And A Hard Place/13.Mixed Emotions/14.Honky Tonk Women/15.Midnight Rambler
(Disc-2)
1.You Can't Always Get What You Want/2.Before They Make Me Run/3.Happy/4.Paint It Black/5.2000 Light Years From Home/6.Sympathy For The Devil/7.Gimme Shelter/8.Band Introductions/9.It's Only Rock'n Roll/10.Brown Sugar/11.Satisfaction/12.Jumping Jack Flash/13.Outro(Carmen)
1989年Steel Wheelsツアー最終公演地アトランティックシティの1つ前のモントリオール公演といえば、2日目の12月14日公演に前座のリヴィング・カラーが"It's Only Rock'n Roll"にゲスト出演し、その模様がリヴィング・カラーのオフィシャル映像『time tunnel』に抜粋収録されたことから、タイムコード入りのワーキングビデオが流出。
それを基にしたEmpress Valley『Les Roues Metallic Et Les Jumeaux Demons』(EVSD 142-144)に代表されるDVDや、VGP『Paint It White』(VGP-309)に代表されるCD等、幾つものアイテムがリリースされてきましたが、本作はそれらとは別日である、前日の13日公演をステレオサウンドボード音源にて全曲収録したタイトル。
基となったのはWolfgang's Vaultにて公開された音源。
ここの公開音源はFM放送の素材である録音が多いことからきちんとミックスされたものが多いのですが、この公演に関してはラフミックスというよりはかなり変わったミックスとなっています。
まずギターですが、これは左右に振り分けられずに中央やや左に重なってのミックスにつきキースは逆。ドラムに関してはライドシンバルも右に寄ってしまってはいるものの主であるハイハットが右にきているので、これはどちらかというと正常。鍵盤隊はオフィシャルはマットが右でチャックが左ですが、この音源は逆でマットが左でチャックが右。ではシーケンサーはというと、"Continenntal Drift"はアンビエントマイクが拾っている音なのではと思える感じの分離の悪い音でほとんどモノラル。"Undercover Of The Night"は「チッチキチッチキ」とリズムを刻んでいる金物系は右で正常ですが、サビに「ダカダカダッ」と入ってくるエレクトリックタムは通常左のところこの音源は右で逆。"Sympathy For The Devil"はオフィシャルより更に左右に広がっていたり、ここで公開されている他のSteel Wheelsツアー音源同様にチャーリー用のガイドリズムもオンにミックスされていたりしますが、ボンゴ等の左右振り分けは正常。ということでいつもの左右が逆か否かということが断定できない振り分けとなっていることから、本作は公開音源通りに左右そのまま。
またこの音源、左に位置するマットの音のバランスが妙にでかく、"Bitch"なんかはマットのシンセブラスばかりが目立つやたらアンバランスなものになっていたりはしますが、この特異なバランスのおかげで、例えば"Tumbling Dice"Aメロでのマットのフレーズなど、普段はほとんどオフな状態でミックスされている音が強調されており、逆に新鮮な気分でこのライブを聴くことが出来ます。
公開音源はカセット経由につき、やはりテープチェンジによるカットが2箇所あることに加え、用意したカセットテープが悪かったのか、1回目のテープチェンジ以降は若干音質が落ち気味。
そのテープチェンジの場所ですが、まず最初は"Ruby Tuesday"終了後から"Angie"にかけてで、公開音源では"Angie"のイントロが途中からのフェードインとなっていましたが、本作はノーカットで収録されているので、どっから持ってきたのかと色々確認したら、このモントリオール音源と同じ質感のあまりリバーブがかけられていない生々しい音である『At The Max To The End』(VGP-087)に代表される10月19日LA公演のモノラルビデオ音源から、定位をきちんと中央やや左に合わせた上で、このモントリオール公演の歓声をマトリクスさせて補填するという、基の公開音源を聴いて欠けているという前知識がないとまず分からないのではというマニアックな編集がされています。
もう1ヶ所は"Satisfaction"の一番最後のリフ途中で僅かな欠落がありましたが、本作は最後のリフ前にミックが叫ぶ「HEY!」から後のリフ1回とコードがEに切り替わる迄の約13秒を、前述した翌14日公演の音源にて補填しているようですが、これまた一聴した感じでは分からないくらいの繋ぎ処理はお見事。 |
by Hara ¦ 13:10, Saturday, Oct 19, 2013 ¦ 固定リンク
『Hoodoo U Voodoo』(Goldplate) |
『Hoodoo U Voodoo』(GP-1305-DVD1 2CD1/2) 1DVD+2CD
Nov.24 1994 Joe Robbie Stadium,Miami,Florida
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(CD ONE)
1.Stop Breaking Down 1/2.Stop Breaking Down 2/3.Angie 1(broken off)/4.Beast Of Burden 1(instrumental)/5.Beast Of Burden 2(part only)/6.Angie 2/7.Dead Flowers/8.Sweet Virginia/9.Doo Doo Doo Doo Doo/10.Live With Me 1(intro only - instrumental)/11.Live With Me 2(short instrumental)/12.Live With Me 3(with Sheryl Crow)/13.Live With Me 4(intro only - instrumental)/14.Live With Me 2(with Sheryl Crow)
(CD TWO)
1.Who Do You Love 1(with Bo Diddley - broken off instrumental)/2.Who Do You Love 2(with Bo Diddley - broken off)/3.Who Do You Love 3(with Bo Diddley)/4.Who Do You Love 4(with Bo Diddley - short instrumental)/5.Who Do You Love 5(with Bo Diddley)/6.Who Do You Love 6(with Bo Diddley)/7.Who Do You Love 7(with Bo Diddley - instrumental jam)/8.Stop Breaking Down 3(with Robert Cray - broken off instrumental)/9.Stop Breaking Down 4(with Robert Cray)/10.Stop Breaking Down 5(with Robert Cray - broken off instrumental)/11.Stop Breaking Down 6(with Robert Cray)/12.Stop Breaking Down 3(with Robert Cray - instrumental jam)/13.Stop Breaking Down 4(with Robert Cray - instrumental jam)
PV放送された1994年11月25日のマイアミのジョー・ロビー・スタジアムをDVDに、そしてその前日に同所で行われたリハーサルの模様を2枚組CDに収録したタイトル。
ジャケットの表記や型番から見ても、本作のメインは本番のDVDなんでしょうけど、当ブログは音源を採り上げるのがメインにつきリハーサルのCDの方を。
基となったのはWolfgang's Vaultにて公開された高音質ステレオサウンドボード音源。
本作に先駆けてリリースされた『Miami Rehearsals 1994』(-) は全長110分あるこの音源を、曲間の無音状況や楽器をなんとなく楽器をつま弾いているだけの聴いていてあまり面白くない部分をカットして、うまく1枚にまとめていたタイトルでしたが、本作は公開された音源をフル収録。
クレジットを見ると『Miami Rehearsals 1994』に比べて、"Live With Me"や"Who Do You Love""Stop Breaking Down"といったゲスト参加曲のテイクが多いように感じますが、『Miami Rehearsals 1994』の方はイントロのみとかちょっとしたジャムのようなあまりに短い演奏は1つのトラックにまとめていた為で、楽曲やジャムで本作のみ聴けるというものは無し。ただ、細かくトラック分けしてくれている分、親切ではあるかなと。
公開音源でも問題なかったので、本作も当然のことながらチャンネル左右・ピッチ共に正常。
音質も本作は『Miami Rehearsals 1994』より音圧が大きい程度で大差なし。
ということで無音部分等も漏らさず収録してるだけあって、聴いていると間延びしたりはしますが、これはこれで公開された音源全てをプレスしているという点で、そういった点を重視する人向きかと。
DVDの方も軽く触れておくと、PPVでの全曲放送とダイジェスト収録のオフィシャルコピーのカップリング盤。
PPV放送の方は高画質とは言えないまでも既発に比べれば画質向上。ただし黒枠がついている分既発より画面が小さくなってしまっているのと、音声の音圧を上げたのはいいとして荒めの音質になっているのが気になるところ。
10曲カットのダイジェストとはいえPPV放送とは一部アングルが異なっていたりするオフィシャルコピー部分については、変換ミスなのか容量配分を間違えたのか、コマ不足で一部かくかくしてしなっている部分も・・・。パイレートとはいえせっかくの日本未発売アイテムのプレス化だったのにこれは何とも残念。 |
by Hara ¦ 06:56, Saturday, Oct 19, 2013 ¦ 固定リンク
『Miami Rehearsals 1994』(-) |
『Miami Rehearsals 1994』(-) 1CD
Nov.24 1994 Joe Robbie Stadium,Miami,Florida
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
1.Stop Breaking Down #1/2.Stop Breaking Down #2/3.Angie #1/4.Beast Of Burden #1/5.Beast Of Burden #2/6.Angie #2/7.Dead Flowers/8.Sweet Virginia/9.Doo Doo Doo Doo Doo/10.Live With Me #1/11.Live With Me #2(with Sheryl Crow)/12.Live With Me #3(with Sheryl Crow)/13.Who Do You Love #1(with Bo Diddley)/14.Who Do You Love #2(with Bo Diddley)/15.Who Do You Love #3(with Bo Diddley)/16.Stop Breaking Down #1(with Robert Cray)/17.Stop Breaking Down #2(with Robert Cray)
1981年のハンプトン、1989年のアトランティックシティに続いて、Voodoo Loungeツアーでは1994年11月25日のマイアミのジョー・ロビー・スタジアム(現:サンライフ・スタジアム)公演がPPV放送されましたが、本作はその前日に同所で行われたリハーサルの模様を高音質ステレオサウンドボード音源にて収録したタイトル。
基となったのはWolfgang's Vaultにて公開された音源で、ここでの公開音源にありがちな左右のチャンネルが反転していたりピッチが遅いといったことはなく、チャンネル左右・ピッチ共に正常。
この音源、全長が約110分程あるものの、リハーサルをテレコ回しっぱなしで録ったものという性質故、曲間では特に何もせず無音状態が続いていたり、音が鳴っていても楽器をなんとなくつま弾いているだけのものだったりするので、本作はそういった曲間の内、次テイクに繋がるフレーズの練習や、大きく聞こえる範囲でのメンバー間の打ち合わせ、軽いジャムといったものは残しつつ、不要と思しき部分をカットしてCD許容範囲ギリギリの総タイム79分57秒という長さにまで短縮し、この音源を聞いている上での間延び感を抑えています。
この日リハーサルされたのは、PPV放送ライブで初めて試みたアコースティックコーナーでの1994年ツアー初登場にしてこの年唯一の演奏となった3曲"Angie""Dead Flowers""Sweet Virginia"に、シェリルクロウとの"Live With Me"、ボ・ディドリーとの"Who Do You Love"、ロバート・クレイとの"Stop Breaking Down"といったゲスト3曲が中心。
既に何度も演奏を重ねてきている"Doo Doo Doo Doo Doo"は次曲"Live With Me"でホーンが入る為、ホーンのサウンドチェック用だったようで、ホーンが入ってきた最初のサビが終わった段階で曲を終わらせていますが、これがチャックが遊びながらイントロに入るといった、本番ではまずやらないであろう珍しい場面を聴くことが出来ます。
もう片方の94ツアー定番曲"Beast Of Burden"は最初インストで完走しますが、その後ミックの指示により真ん中のロニーのギターソロからスタートし最後まで。このミックの指示、おそらく「pretty pretty pretty」部分でのコーラス隊とのハモりを重視してのものかとは思われますが、このハモりアレンジ自体はそれ以前の公演から演っていたことであったので何故に?という感が。そしてこの曲、本番ではテレビ放送の方はされたものの、FM放送ではカットされてしまうという憂き目に・・・。
ゲストを招いてのリハーサル部分では、まずシェリル・クロウが"Live With Me #2"から出てきますが、その前の"Live With Me #1"はテープチェンジにあたったようで途中切れ。そのシェリル・クロウはプロンプターの読み間違いか、ところどころ歌詞を1行飛ばしていて、前日にこれで大丈夫かいなといった出来のまま、ボ・ディドリーに。
最初の"Who Do You Love #1"は、トラック名こそ#1と振られていますが実は幾つかのテイクが入っており、これがまた興味深いもので、まず最初の方のテイクでは完璧主義(?)のミックが歌い出しの感じを掴めず苦戦しているという珍しい模様を聴くことが出来たり、演奏の合間の3分57秒からは、リハーサルの時間が押していたようで、ボの"Say Boss Man"という曲にかけたのか、「Big boss leaving to go back to the hotel」とミックがジョークを言う場面も。
トラック16からはロバート・クレイが登場し"Stop Breaking Down"。この曲、翌日の本番ではチャーリーのリズムがひっくり返っちゃってますが、本作のトラック1と2に収録されているロバート・クレイ抜きのテイクや、ロバート・クレイが加わったトラック16のテイクでも問題なく演奏しているものの、トラック17の冒頭のテイクだけは"Love Is Strong"を彷彿させるドラムのフィルから演奏に入るアレンジとなっており、本番もこっちのアレンジでやればあのようなことにならずにすんだのではといった気も。
といったわけで、Wolfgang's VaultはFM放送の素材を主としたライブ音源だけなのかと思いきや、こういったリハーサル音源も所蔵しているということで、いつの日かライブ音源を公開している89年のアトランティックシティのリハーサルなんてのも出てくるのでしょうか。 |
by Hara ¦ 07:00, Wednesday, Oct 16, 2013 ¦ 固定リンク
『Bern 1973 2nd Night Second Show』(-) |
『Bern 1973 2nd Night Second Show』(-)
Sep.26 1973 Festhalle Bern,Switzerland(2nd Show)
Mono Audience Recording
Quality:Very Good
1.Brown Sugar/2.Gimme Shelter/3.Happy/4.Tumbling Dice/5.Star Star/6.Dancing With Mr.D./7.Angie/8.You Can't Always Get What You Want/9.Midnight Rambler/10.Honky Tonk Women/11.All Down The Line/12.Rip This Joint/13.Jumping Jack Flash/14.Street Fighting Man
まずチャーリーがリズムを刻み、その後からキースのギターが被さってくるという、ある意味スタジオテイクに近い珍しいアレンジの"Honky Tonk Women"を披露した9月26日スイス・ベルンでのセカンドショー。
このショーはこれまで、録音場所自体は近いものの異なる2つの音源それぞれがブート化されてきましたが、その内の1つがDAC『Swiss Made Vol.2』(DAC-129)。
音が中域に集まった典型的なカセット録音の音質ですが、録れている音はというと全体的に演奏を大きく捉えており、この時期のオーディエンス録音では埋もれがちになるドラムの音も太く拾えている好録音。
途中欠落無しの全曲収録盤故、当然のことながらテープチェンジもあるはずなんですが、どこでその補填をしているのか分からないという見事な繋ぎ処理が施されています。
惜しむらくは、冒頭の"Brown Sugar"がオーバーレベルによりSAXソロ前のサビ途中まで音がひどく割れていたり、マイクの近くの観客の影響による曲終了後や曲中でのやや耳につく叫び声や手拍子・拍手の類、そして"Dancing With Mr.D."では2コーラス目でマイクに何かがあたる音が大きく入ってしまっているといった難点が幾つかあったりするのが玉にキズ。
そしてもう1つの音源を収録していたのが、本作の基となったGodfatherの『Before The Affair』(G.R.845)。
DAC側の音源と比べるとドラムの音量バランスがやや小さかったりするものの、ヴォーカルやギター等の上物はしっかりと大きく捉えており、DAC側音源より奥行きを感じる良好音源を使用したこちらも全曲収録盤。
ヒスノイズはそこそこあるもののDAC盤よりもクリアーな音質で、DAC盤で難点だった耳障りな手拍子や歓声もほとんど無いことから結構聴きやすい音源だったりしますが、残念なことに全体的にかなりピッチ早め。
また、"Midnight Rambler"中盤のスローパート導入部分での約50秒に渡る欠落部にはDAC側音源を補填しているものの、これが一聴で分かる位に雑な繋ぎになっているというなんとも残念なものになっていました。
さて本作ですが、早かったピッチはほぼ正常に修正。
そしてGodfather盤で補填処理が雑であった"Midnight Rambler"中盤のテープチェンジ欠落部(本作のタイムでいうと5分3秒から6分3秒あたり)については、Godfather盤の補填音源が左に定位が偏り右からはムラのある強烈なヒスノイズが鳴っているというものだったのに対し、本作は状態の良い左チャンネルをモノラル化して補填したようで、ほとんど違和感のない繋ぎとなっています。
なお、時折このノンレーベルシリーズにあるジャケット写真の年代違いですが、本作は1973年ツアーのブートなのにトレイ側の内ジャケには1969年の写真が使われていたりします・・・。 |
by Hara ¦ 11:49, Monday, Oct 14, 2013 ¦ 固定リンク
『Phoenix 1981』(-) 2CD
Dec.13 1981 Sun Devil Stadium,Tempe,AZ
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Let Me Go/12.Time Is On My Side/13.Beast Of Burden/14.Waiting On A Friend/15.Let It Bleed
(Disc-2)
1.You Can't Always Get What You Want/2.Band Introductions/3.Little T&A/4.Tumbling Dice/5.She's So Cold/6.Hang Fire/7.Miss You/8.Honky Tonk Women/9.Brown Sugar/10.Start Me Up/11.Jumping Jack Flash/12.Satisfaction/13.Star Spangled Bannner
映画『Let's Spend The Night Together』の野外パートである本公演は、これまで映画用の素材からと思しきステレオサウンドボード音源が流出しており、そこから幾つものタイトルがリリースされてきましたが、本作はそれとは異なった、Wolfgang's Vaultが公開したFM放送の素材であるステレオサウンドボード音源を基にして作成された全曲収録盤。
既発音源がやや中域が張り出した感じの音で、ヒスノイズ除去処理の弊害なのか、はたまたリバーブ処理がまだきちんとされていないラフミックスだったことからなのか音の余韻がやや不自然だったのに対し、
本作収録の公開音源はヒスノイズは若干のっているもののレンジの広い自然な音となっています。
また後述する補填箇所を聴けば分かりますが、ギターの左右の振り分けも今回の音源の方がかなり広がっていることに加え、既発音源では中央に固まっていた2人のイアンの鍵盤が、今回の公開音源ではきちんと左右に分かれてミックスされているのも特徴。
また、既発音源では"Jumping Jack Flash""Satisfaction"のラスト2曲が発掘されなかったことから、この音源の代表盤であるVGP『Satisfaction Guarannteed』(VGP-136)は、"Jumping Jack Flash"を映画『Let's Spend The Night Together』から、"Satisfaction"をオフィシャルアルバム『Still Life』から持ってきて一応全てこの公演の音で固めていましたが、映画の"Jumping Jack Flash"は極端な短縮編集がされてしまっていたが故に、音だけだとかなり中途半端な印象。
もう一つの既発タイトルである『Live At Sundevil Stadium』(ARIZ 8101/2)はというと、"Satisfaction"こそVGP盤同様に『Still Life』から持ってきているものの、"Jumping Jack Flash"は5日後の12月18日ハンプトン公演のPPV放送音源をノンクレジットで収録といった具合でしたが、今回の音源はこれら2曲含めた全曲を公開してくれたため、ようやく全曲フルで楽しめることとなったのでありました。
とはいえこの公開音源、他の公開音源同様にやはりカセットテープを経由してのものにつき、テープチェンジによる欠落があり、本作のタイムでいうと、"Let Me Go"の4分19秒から4分32秒までと、"She's So Cold"の2分47秒から3分10秒までの2箇所がそれに該当。
本作はそれら欠落箇所に、既発音源の高域を抑える等して音質を合わせて、違和感ないように補填していることに加え、公開音源では10秒少々だった"Take The A Train"もスタート前の歓声から収録されていた既発音源を補填して本公演の最長収録盤としています。
そして、公開音源で遅かったピッチも正常に修正。
この公演からは前述した映画での採用に加え、"Hang Fire"と"Satisfaction"の2曲がFMで放送され、その"Satisfaction"がオフィシャル『Still Life』に採用されていますが、"Hang Fire"がオーバーダブや短縮編集無しの演奏そのままだったのに対し、"Satisfaction"の方は3コーラス目をメインにヴォーカルを一部差し替えていることに加え、本作のタイムでいうと2分50秒から3分08秒、3分15秒から3分29秒、4分12秒から4分30秒の3箇所をカットした短縮編集がされています。
この日は唯一の映画用野外収録だったにもかかわらず、このツアーならではのラフな演奏は相変わらず・・・。映画でも分かるように"Under My Thumb"は締まりのない終わり方だったり、"Twenty Flight Rock"ではチャーリーが曲に入り損ねかけてたりというのは序の口で、採用されなかった曲では、バックが既にサビへ移っているのにミックが普段よりも長くAメロを歌い続けたことから、まるでかみ合わずグダグダな展開となってしまった"Let It Bleed"、そしてこれまたミックが歌に入るタイミングがズレてしまい、その後の歌詞が無茶苦茶になってしまってる"Brown Sugar"等、採用云々以前のある意味すさまじい演奏を聴くことが出来ます。 |
by Hara ¦ 02:21, Monday, Oct 14, 2013 ¦ 固定リンク
『OAKLAND 2013』(-) 2CD
May.5 2013 Oracle Arena,Oakland,CA
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Intro/2.Get Off of My Cloud/3.It's Only Rock'n Roll/4.Live with Me/5.Paint It Black/6.Gimme Shelter/7.Little Red Rooster(with Tom Waits)/8.Dead Flowers/9.Emotional Rescue/10.All Down The Line/11.Doom and Gloom/12.One More Shot/13.Honky Tonk Women
(Disc-2)
1.Band Introductions/2.Before They Make Me Run/3.Happy/4.Midnight Rambler(with Mick Taylor)/5.Miss You/6.Start Me Up/7.Tumbling Dice/8.Brown Sugar/9.Sympathy for the Devil/10.You Can't Always Get What You Want(with the San Jose State University Choraliers)/11.Jumping Jack Flash/12.Satisfaction
「50 & Counting」北米ツアー2日目、5月5日オークランド公演全曲収録盤。
曲中に時折拍手がパラパラと入ったりはするものの、スピーカーの前で録ったかのような音の近さの、2013年北米ツアー音源ではトップクラスの好録音。
プレスでの同内容収録盤として、北米ツアーの最初の7公演を収録した14CD+1DVDのボックス『21 SHOWS PT.1』(WLR-2184)、初日公演とのカップリング4枚組『Opening Two Nights 2013』(MF-24/25/26/27)とありますが、本作はこの公演を単体でリリースした唯一のタイトルにつき、この公演だけを楽しみたい向きには手軽なアイテムかと。
音質は、『21 SHOWS PT.1』がネットに挙がったそのままのナチュラルな質感の音、『Opening Two Nights 2013』はややシンバル類が耳につくことがあるメリハリつけ過ぎ感の音でしたが、本作は『21 SHOWS PT.1』よりほんの僅かながら高域をやや明るめにした音になっています。
また、『21 SHOWS PT.1』と『Opening Two Nights 2013』はいずれも"Before They Make Me Run"と"Happy"の間でディスクチェンジが入り(『21 SHOWS PT.1』のクレジットでは"Before They Make Me Run"でディスク2が始まる記載ありますが、これは誤り)、キースコーナーを分断する形となっていますが、本作はそのあたりに配慮して、きちんとメンバー紹介からディスク2が始まるようディスク分けがされています。
ただそのディスク分けをしたことにより、アンコール最後の"Satisfaction"が終わってメンバーが引っ込んだ後に場内SEが流れ出すまでを『21 SHOWS PT.1』は収録していましたが、本作はディスクの収録時間が足りずSEが流れ出す前にフェードアウトとなってしまっています。
ちなみに『Opening Two Nights 2013』はディスク容量に余裕があるにも関わらず、同じくSEが始まる前にフェードアウト。よってどうでもいい部分といえばどうでもいい部分ではありますが、
『21 SHOWS PT.1』がこの音源の最長収録ということになります。 |
by Hara ¦ 07:07, Thursday, Oct 10, 2013 ¦ 固定リンク
『Opening Two Nights 2013』(Mayflower) |
『Opening Two Nights 2013』(MF-24/25/26/27) 4CD
●Disc-1&2
May.3 2013 Staples Center,Los Angeles,CA
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent
(※)Disc-2 Track10
Mono Soundboard Recording
Quality:Excellent
●Disc-3&4
May.5 2013 Oracle Arena,Oakland,CA
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Opening Film/2.Satisfaction(※ UCLA Marching Band)/3.Get Off Of My Cloud/4.The Last Time/5.It's Only Rock'n Roll/6.Paint It Black/7.Gimme Shelter/8.Wild Horses(with Gwen Stefani)/9.Factory Girl/10.Emotional Rescue/11.Respectable(with Keith Urban)/12.Doom And Gloom/13.One More Shot/14.Honky Tonk Women/15.Band Introductions/16.Before They Make Me Run/17.Happy
(Disc-2)
1.Midnight Rambler(with Mick Taylor)/2.Miss You/3.Start Me Up/4.Tumbling Dice/5.Brown Sugar/6.Sympathy For The Devil/7.You Can't Always Get What You Want(with C.S.L.B.Choir)/8.Jumping Jack Flash/9.Satisfaction/10.Start Me Up〜Last Time〜It's Only Rock'n Roll〜Wild Horses〜Respectable〜Tumbling Dice
(Disc-3)
1.Opening Film/2.Gorilla Drums/3.Get Off of My Cloud/4.It's Only Rock'n Roll/5.Live with Me/6.Paint It Black/7.Gimme Shelter/8.Little Red Rooster(with Tom Waits)/9.Dead Flowers/10.Emotional Rescue/11.All Down The Line/12.Doom and Gloom/13.One More Shot/14.Honky Tonk Women/15.Band Introductions/16.Before They Make Me Run
(Disc-4)
1.Happy/2.Midnight Rambler(with Mick Taylor)/3.Miss You/4.Start Me Up/5.Tumbling Dice/6.Brown Sugar/7.Sympathy for the Devil/8.You Can't Always Get What You Want(with the San Jose State University Choraliers)/9.Jumping Jack Flash/10.Satisfaction
計18公演行われた「50 & Counting」北米ツアー、初日LA公演と2日目のオークランド公演全曲収録盤。
ディスク1と2はツアー初日5月3日のLA公演。
ややエコーがかった音ではありますが、演奏自体は定位右寄りながら大きく捉えたオーディエンス録音。
盛り上がる曲で時折パラパラと手拍子を拾っていたりはするものの、基本耳障りな手拍子・拍手や歓声はほとんどありませんが、この日のレア曲"Factory Girl"やGwen Stefaniがゲスト参加した"Wild Horses"といった静かめの曲では、周りの私語がうるさめに感じることも。
その"Wild Horses"、2回目のサビが始まってすぐの2分22秒からギターソロの終わり2分54秒までは、基録音になんらかの問題があったのか、はたまたマイクを隠した影響なのかモノラルになっています。
この音源を収録したタイトルとしては他に、北米ツアーの最初の7公演を収録した14CD+1DVDのボックス『21 SHOWS PT.1』(WLR-2184)がありますが、このボックスの音が加工していないネットに挙がったそのまんまの音だったのに対し、耳に刺さるという程ではありませんが本作はやや高域持ち上げた音造り。
ちなみにディスク1トラック2の"Satisfaction"、昨年暮れのミニツアー、そしてこの北米ツアーの他公演は、オープニングのビデオメッセージに続いてゴリラの面を被った集団によるドラムパフォーマンスという流れになっていましたが、この公演だけはツアー初日ということを考慮したのか、スクリーンメッセージに続いてはドラムパフォーマンスではなく、マーチ風にアレンジされた"Satisfaction"をマーチングバンドが演奏するというオープニングになっています。
なお、ディスク2ラストに収録されている"Start Me Up〜Last Time〜It's Only Rock'n Roll〜Wild Horses〜Respectable〜Tumbling Dice"は、youtubeのオフィシャルチャンネルからで、当日の模様をダイジェストで3分強にまとめたもの。いずれの曲も断片的な収録につき、音声だけではあまり面白いものでは無し。最後の"Tumbling Dice"だけは、この日のライブではなくスタジオテイク。
ディスク3と4は、トム・ウェイツが"Little Red Rooster"で客演したツアー2日目5月5日のオークランド公演。
曲中に時折拍手がパラパラと入ったりはするものの、スピーカーの前で録ったかのような音の近さの、2013年北米ツアー音源ではトップクラスの好録音。
この音源の他の収録タイトルとしては、前述の『21 SHOWS PT.1』(WLR-2184)と、本公演を単体リリースした
『OAKLAND 2013』(-)。
『21 SHOWS PT.1』がネットに挙がったそのままのナチュラルな質感の音に対し、『OAKLAND 2013』はほんの僅かながら高域をやや明るめにした音造り。本作はというと一部シンバル類が耳につく箇所があったりして、ややメリハリつけ過ぎな感の音となっています。
最後に裏ジャケットのクレジットについて。ディスク1では"(I Can't Get No) Satisfaction"と表記しているのにディスク2ではSatisfaction"、同様にディスク1は"It's Only Rock'n Roll"なのにディスク2は"It's Only Rock 'n' Roll(But I Like It)"、そして"Jumping Jack Flash"はディスク1が"Jumping Jack Flash"で、ディスク2は"Jumpin' Jack Flash"と、曲名表記に一貫性がない上に、ディスク2ラストの断片サウンドボード集の"Tumbling Dice"は""Tambleing Dice"・・・。
おまけに2013年音源収録タイトルなのに「Digital Remastered 2012〜」「〜Ltd.2012」の表記があったりと何とも雑な印象につき、ここはもう少し丁寧な校正をしてもらいたかったところ。
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by Hara ¦ 02:23, Wednesday, Oct 09, 2013 ¦ 固定リンク
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