オフィシャルアルバム企画「TALK ABOUT OFFICIAL ALBUMS」の第9回目『Undercover』の集計結果です。さすがにあまり話題に上らないアルバムだけあって(苦笑)投稿していただいた方の数も他のアルバムと比較すると少なかったりしましたが、賛否両論がはっきりと出てかなり面白い結果になっています。これを読みながら、アルバムをじっくりと聞き直してみると新たな発見があるかもしれません。 (Hara - 14. Nov. 2001)

曲名
好き イマイチ
Undercover Of The Night 11 3
She Was Hot 10 1
Tie You Up 7 2
Wanna Hold You 7 1
Feel On Baby 3 6
Too Much Blood 7 4
Pretty Beat Up 3 7
Too Tough 5 3
All The Way Down 7 0
It Must Be Hell 3 7


各曲毎の感想

Undercover Of The Night

  • ストーンズにしては、凝りに凝りまくっている曲。ライブ演奏は、イマイチ。
  • 吼えるMICK!印象的でした。
  • メインのリフはかっこいいのに、曲に合っていないのでは?と思ってしまいます。老舗の頑固親父が、浮気者の女房に経営を任せたことをものすごく後悔し、小言を言っているような 居心地の悪さを感じてしまいます。ちなみに、B2Bの"Anybody〜"にも 同じような印象を受けました。
  • この曲が、このアルバムに入っていなかったら、本当にただのゴミ。この辺りからミックの唄い方が、どなり声唱方みたいな感じになってきたのですが、唯一その唄い方がはまってる曲だと思います。
  • あのグウィンウィンウィン・・・とフェイドアウト&インするところなんかは当時のロックシーンを振り返ると妙な80年代っぽいサウンドで愛着あります。もう2度と録音しなそうな技?のひとつかも。
  • プロモのビデオでテレビに向かって銃爪(ひきがね)をひくキースを見て「2〜3人殺ってるんだろうな」とビビった記憶があります。今は「意外と演技派なのね」といった印象です(笑)。
  • SW US TOURで生で聴いた時は、あまりのカッコ良さに鳥肌が立ちました。スタジオバージョンには無い迫力があります。キースのカッティングギターもグッドです。
  • この曲はもっとLIVEで真剣に取り組んでほしいです。ツアー前半だけ、しかもショーの前半に、ちょこっとだけじゃもったいない。凝ったアレンジで、演出加えたりしてもいいし、逆にシンプルで、ボーカルとギターの戦いみたくしてもいいし、近年の、MISS YOUなんかの、けったるいアレンジや演出をやってるんだったら、この曲をそのような役割にしたりなんかすると、面白いと思うんだけどなぁ。
  • 最初に聴いたときは面白いと思いました。何度か聴いたら飽きました。シングルのみのリリースで良かったと思います。
  • ギターサウンドが最高。エレドラのイントロから、ハイハットを刻み、スネアでなくフロアでもっていくリズムに、身体が揺れます。プロモビデオで、キースのピストルシーンがあるため、アメリカの 一部の州では放送できなくなったとか。ライブで是非聴きたい曲の一つです。
  • アルバムの顔でもある躍動感に溢れたナンバー。80'sのストーンズを代表する曲のひとつになっていると思います。当時のFM番組のテーマ曲として用いられることが多かったようにも記憶しています。
  • 当時ストーンズが活動開始すると言うだけでワクワクしていて、そこに出てきたシングルカット曲。悪い印象持てません(笑)この曲の演奏部分のみPVカッコ良かった
  • 曲を鉈でぶったぎるようなキースのギターとそれをかわしながら唄うミック。この曲、ミック以外に唄いこなせる人いないのでは?
  • 色々新しい試みをして、凝った音造りをしているというのはわかるのですが、なぜかしっくりしません。決してストーンズに新しい音を取り入れるなと言っているワケではないのですが...。ライブ・バージョンには面白みを感じられなく、日本公演でやらなくて良かったと思ったのでした。
  • PVも含めて、かっこいい曲だと思います。あのPVのミックとストーリーはイマイチに感じましたが、(確か・・・)スカルリング舐めで登場するシーンのキースには痺れました(笑)。
  • 昔「アルバムより12"の方が良い」って書いてある記事を見て、12"を買いに走りました。でも、アルバムの方が全然良かったですね。今こそリミックスやり直したら面白い曲だと思います。

She Was Hot

  • ポップで聞き易い曲。プロモビデオは最悪。
  • なんか楽しい曲。プロモビデオでは「なんでこんな女の人に体温計が上がるんだろう?(キースが口にくわえた体温計)と不思議だったけど(笑) 
  • キースのギターがかっこいい。チャックベリーの影響を受けながら、自分のスタイルに昇華させているということが凄いなぁということを、教えてくれた曲。
  • ストーンズっぽいから以外の何者でもありません。
  • 軽快で、よくまとまった、アルバム中で最高の曲だと思ってます。
  • 趣味の悪いビデオ・クリップの影響で、どうでも良い曲だと思っていましたが ML のセッションで演ってから好きになりました。イントロが意外に凝っていると気がつくのに20年近く要しました(笑)
  • 「刺青の男」に収録されていても、あまり違和感のない曲。ストーンズのごきげんロックンロールナンバーの典型。チチチチと刻むハイハットが好き。口に入れた体温計がぶっとび、ズボンのボタンが飛び散るプロモに笑いました。
  • ストレートでメロディアス!軽快で重い!なんて訳のわからない言葉が当てはまっちゃうような気がします。
  • 結構好きな曲。ライブで聴きたい。
  • ビデオ・クリップが子供だましで、くだらない。曲自体もそれ程良いとは思いません。
  • ストレートにStonesらしくていいです。PVは???(笑)
  • 最初の部分のMickのヴォーカルが、なんとなく間の抜けた感じで第一印象は冴えなかったのですが、聴き込んでいくうちに気に入ったクチです。

Tie You Up

  • その昔このアルバムを、何度も何度も聴いた結果、一番好きになった曲!このリズム感がたまらない。とても新鮮だったし、このアルバムを聴く時は一番最初に聴いてしまいます。
  • アルバムを聴いたときではなく後に好きになった曲です。フライング気味のミックと、後ろでそのミックのシャツを引っ張っているキースのギターとのからみが良いです。(右chの鳴りっぱなしのギターも好き!)
  • このリズム感がたまらなく好きです。独特のギターリフも最高です。オリジナルベストMDを作る時は、必ず入れたくなる曲ですね。
  • アルバム中一番成功しているのはこの曲。キースのリフもミックのボーカルもカッコ良い。終盤のダブっぽいところもラフなエンディングも好き。
  • タイコのリズムにうまくのり、ひっぱりあげるギターサウンドが好き。今聴くと、当時のディスコ・サウンドっぽいが、当時ディスコでかかったことは無し(笑)ドラムの音のエフェクトが80年代してます。
  • ここ2、3年このアルバム全体通して聴くということをしていない気がするのですが、この曲だけまるで思い出せません(苦笑)
  • 76年を思い起こさせてくれるので(私だけ?)
  • ファンキーなビートと、ミックのねっとりしたヴォーカルが好き。
  • 冒頭2曲が際立ってるせいか、いつのまにかタイクツな曲が流れてるなあと思ったらコレだったって感じ。曲自体ウンヌンより、配置が悪かったのかな??
  • あまりストーンズにないパターンの始まり方が良い。

Wanna Hold You

  • キースがボーカルをとっているから好き←単純(笑)
  • ストレートさ(曲も歌詞も)が大好き。聞くと簡単そうなのに、自分で弾くと全然感じが出ない。これがストーンズの魅力というか魔力なんだなぁと脱帽せざるを得ません。
  • コーラスと最後のちょこっとしたギターソロが情けない。ライブはさらに情けなさが増して、個人的には嫌な演奏でした。
  • 一番最後にゴスペルアレンジで閉めてくれればもっと好きになってたかも。個人的にはキースのヴォーカルはこの手よりもスワンプっぽい方が好きなので、この曲も化けそうな気がしたんですが・・・。無謀過ぎますか???
  • 勘弁してほしい(笑)
  • 最近の渋いキースも良いけど、アップテンポのナンバーを歌うキースも好きです。耳にこびりつくようなキャッチーなメロディが良い。
  • ライブ会場で聴くキースのソロコーナーのイメージが強いです。スタジオ盤を聴くと、シンプルでいいです。チャーリー手数多し(^_^)
  • ライヴ映えするアップテンポな曲だと思います。次回ツアーの(爆)キースコーナーでは是非!
  • 明るく、ポジティヴなものが感じられて好き。"Happy" にも通ずるような曲だと思います。
  • アルバム・ヴァージョンは好きだけど、ライヴが今一つ面白くなかったです。普通になってしまった感じ。ハチャメチャコーラスもそうだけど、個人的にはあの超笑えるイントロはそのままにして欲しかったです。だってこの曲って笑えてなんぼの曲でしょ?・・・んことないか(笑)。でもTie You UpとFeel On Babyに挟まれていたりして、笑える条件は完全に整っていたりします。好きな曲というより愛おしい曲。

Feel On Baby

  • ストーンズにとっては斬新だったのかもしれませんが、曲が全然ツマらない。
  • 気が抜ける。
  • これって最初からレゲエとして作った曲かい?強引にレゲエにしてない?って感じてしまうんです。
  • この曲ってキースがメインヴォーカルだったらどうでしょう? TOO RUDE っぽい流れもあるし、キースのソロツアーで演ったら意外とクールかもしれませんよ。
  • 気だるさや粘っこさが、わりと心地よくってところ。
  • ゆったりとした感じが気に入ってます。
  • ストーンズがレゲエを演っている」というだけの曲。印象に残らない。
  • ストーンズお得意のレゲエナンバー。ベースがかっこいいです。エレドラが、ちょっと余計。でも、リズムの根本は素晴らしいので、今現在でのアレンジで聴きたいです。ダリル・ジョーンズが、このベースをどうひくか興味があります。
  • レゲエは大好きなのですが、ストーンズは軽めのが多くてイマイチ.どうせならWanna Hold?をレゲエで演ってほしかった.
  • レゲエ結構好きなので(笑)。けだるい感じが中休み的で良いと思います。
  • ストーンズのレゲエはどうも好きになれない。

Too Much Blood

  • ピコピコしている感じがいまいち。MICK叫びすぎな感じだし。プロモビデオの電動ノコギリが恐かった。
  • サビがかっこいい。ミックの語りのような部分はあまり好きではありませんが、このサビを聞きたくて、どうしてもこの曲を早送りすることができません。
  • 何がやりたいのか、ただ単に目先の変わった事をやりたかっただけじゃないの。んー失敗してますね。
  • ブラスも決まっているし、ラップ調の語りからサビに行くところが凄く良いです。ただ、訳わからんヤツ(失礼)にギターを弾かせるというのは頂けないです。
  • ツアーで演奏するとしたらメンバー紹介する前あたりの曲順か?"Miss You"みたいにキース&ロニーの息抜(サボリ)曲ですね。2人ともギター抱えてウ○コ座りしてそうだからビール飲んでるとちょうどこの頃がトイレタイムでイイかも。アルバムの流れとしてはこういった曲が必要ですね。
  • 何と言ってもメロディーラインがとてもきれいで良い曲。MICKが得意とするようなナンバーではないでしょうか?ロックにブラスセクションを使うのはあまり好きではありませんが、この曲は許せます。
  • ビデオ・クリップの影響で嫌いになりました。今回また聴いてみたけどやっぱり良くない(笑)。当時この曲を「新しいサウンドに挑戦するストーンズ」と紹介していた雑誌がありましたが、全然新しくとは思わなかったです。ブラス・セクションのアレンジが「じゃがたら」を彷彿させます(笑)勿論影響を受けたのは「じゃがたら」の方なんですが・・・。
  • このプロモビデオを観ているビルとミックが、「ひでぇなこりゃ」と言う、ビデオが印象的(笑)。曲は大好きです。ハネ系のリズム隊がグッド。ビデオのせいか、夜のイメージが強い曲です。夜遊びに行く時に、この曲を聴きながらでかけると「へへっへ」と、なんかワルサしたくなります(笑)
  • ストーンズしてるのはミックだけ。他は…こんなのストーンズじゃない
  • はねるベース・ラインとパーカッションが気持ちよく聴けます。当時は「佐川事件」をとりあげている歌詞の印象が強くて、その部分が耳についていました。
  • アルバムで一番印象に残っている曲。歌詞の内容のせいかもしれませんが。当時、不謹慎ながらStonesの曲に取り上げられた「佐川君」がとっても羨ましかったりしました(笑)。ミックの語りからサビに移る辺りやメロディラインも結構好きだったりして、この曲が無性に聴きたくなってこのアルバムをかける・・・というパターンが多いです(笑)。
  • 最初に聴いたとき「おお?なんだ?」と思ったのですが、一番印象に残りました。いわゆるストーンズらしくないのですがこういうノリは好きなもので・・・。
  • 3分55秒でミックが「チャーリー・ワッツ、自動販売機」と言います。すいません、そら耳です・・・

Pretty Beat Up

  • リフが好き。これだけハネないファンクビートも珍しいけど、それが逆にストーンズの味になっている気がします。 
  • 曲が単調な感じなので。
  • 嫌いだとおもう曲でも、どこかしら引っかかるところがあるもんですが、むきたてのうで卵みたいに何一つありません。(後のロニ―バージョンは好きなのに。何で?)
  • 今も昔も嫌いな曲。単調で盛り上がらないまま終わっちゃう。
  • やはり曲が単調ですね。
  • 気だるさや粘っこさが、わりと心地よくってところ。
  • 曲全体が、なんとなく好きになれません。
  • メロディがないミックのボーカルが全然良くないです。まるでデモ・テープをバックに仮歌を歌っているようです。
  • ファンクリズム爆裂曲。サックスをデヴィッド・サンボーンが吹いていると、後に知り驚く。「友と待つ」のソニー・ロリンズといい、ジャズ界の重鎮を起用するのは、チャーリーの意見か。
  • 曲としての完成度がイマイチ低いように思います。もう少し錬ってほしかった。
  • ヴォーカルのタイトル・リフがピンとこないままです。
  • 昔からストーンズの編集テープやらMDやらを作るとき、なぜか必ずこの曲を入れていることに今気づきました。かなり好きなんでしょうねぇ。
  • なにげにロニーは良い曲作っているんですよね。でも、インストにコーラスだけの方が絶対良い。

Too Tough

  • なんとなくジャンピングジャックに似ているような・・・ でも好きかな。
  • ストーンズっぽいから以外の何者でもありません。完成度は低いですが、このアルバムだと逆に際立っているような気がします。
  • Undercover Of The Nightの次に好きな曲。ギター、ベース、ドラムと最高。フロアタムの多用が、素晴らしいです。やっぱ、ベースが一番かっこいいかな。
  • 80年代のストーンズが典型的な昔のストーンズの曲をやろうとしているかのような印象を受けてしまいます。自分で自分をコピーしてもしょうがないと思うのですが...。
  • あとで気に入るようになったのですが、初めはあまりピンとこなかった。安心して聴けるタイプのナンバーだと思っています。
  • ギターが「らしく」て、単調なとこなんかもかなり好きです!「マイベストストーンズ・ロック編」とか作ったら10番目位にリストアップかな。
  • バックはまだいいとして、歌メロがかなりつまらない。数年前から「私が嫌いなストーンズ・ベスト」という寄せ集めを構想中なんですけど(笑)、もちろんこれも収録予定。

All The Way Down

  • アルバムの中で一番STONESっぽい曲だと思う。
  • ストーンズっぽいから以外の何者でもありません。完成度は低いですが、このアルバムだと逆に際立っているような気がします。
  • ミックの語りかけるような歌い方に独特の雰囲気があって良いです。この曲でアルバムを締めくくっても良かったのでは?
  • MLのセッションで演って好きになりました。もう一ひねりしたら、もっと良い曲になったと思います。これをアルバム最後にもってくれば良かった。
  • ギター・リフ、ボーカルともに魅力を感じない曲です。
  • これもストーンズ得意のロックンロールナンバー。コーラスもラフな感じと、美しいハーモニーの対比が素晴らしい。チャーリーのおかずが、ご機嫌。
  • このアルバムの中では、こういうシンプルでストレートな曲が気持ちよいです。
  • あとで気に入るようになったのですが、初めはあまりピンとこなかった。安心して聴けるタイプのナンバーだと思っています。
  • 転がるようなミックの歌いかたが気に入ってます。特にブレーク後の展開はラブリーでとてもイイ。

It Must Be Hell

  • 曲がツマらな過ぎ。三流メタルみたいなコーラスも大嫌い。
  • ギターが光っているからかな。
  • ホンキートンクの焼き直しといわれようとも・・・ 好きなものは好き!今でも、自分の中でトラブルにみまわれた時には、冒頭の歌詞、「We've got trouble」が出てきて、そうだよな皆問題を抱えてるんだよと思い勇気づけられます。
  • Soul Survivor と同じリフで笑った記憶があります。最後を飾る曲として相応しくない感じがします。まあ、途中に入っていても好きになれませんが。
  • アルバムの最後の曲にしては、印象が薄い感じです。
  • これでアルバムが終わるなんて悲しい。延々続く単調なリフも退屈だけど存在感がないミックは聴きたくないです。
  • イントロのギターカッティング、最高。その後のリズムとギターのブギーが、ストーンズらしい(ちょっとホンキートンク)。ドラムもパワフルで良し。最後の方で、ベースが目立つところが、このアルバムのトリにふさわしいです。最後の最後を、もっと大げさにしてもよかったかも。
  • 印象に残らない。この曲でアルバムが終わると肩すかしを食らってしまう...。
  • 曲調はまんざらでもないのですが、新鮮味がイマイチ。Soul Surviver+Honky Tonk Womenですね。これは・・・。
  • キッス(KISS)がSoul Survivorを演奏してるみたい。

アルバム全体の感想

  • 頭の2曲を除いて、全体的に楽曲自体が低調。前作(刺青の男)が70年代の在庫処理で、今回の楽曲もイマイチなとこから察すると、この時期のミック&キースの作曲能力はスランプだったのかも。
  • このアルバム辺りから、ライブテイクがスタジオテイクを越えられなくなったという認識があります。以前のストーンズのアルバムだと、スタジオテイクはイマイチ物足りなくなっており、ライブでその足りない部分+αがあって、それがストーンズのライブの魅力だと思うんですが、このアルバムのタイトル曲然り次作『Dirty Work』からライブ演奏された"One Hit"、"Harlem Shuffle"等、スタジオテイクに物足りなさが少なく、逆にライブの方に物足りなさが残るようになってしまったように感じます。逆にいえば、スタジオテイクが完璧になったとも言えますが・・・。この傾向は『Voodoo Loundge』で一旦解消されますが、『B2B』で再び復活してますね。
  • その昔『VIDEO REWIND』を何度も観たせいか、このアルバムは聴いていくうちに、ジワジワと好きになっていったです。あまりLIVEでは聴く事が出来ない曲が多いアルバムだと思います。唯一、KEITHの曲ぐらいかな?
  • 発売日と同時に購入したアルバム。私は、新しいアルバムは毎日飽きるまで聴くのですが、結構飽きるのが早かったアルバムかもしれません。印象に残る曲が少なかったからなのかなぁと、今では思います。
  • 多分、彼らとしては次の展開が見えない時期だったのではないかと思います。それがハッキリ曲にでていますからね。バンドとしてのモチベーションが下がっていたのでしょうね。もしかしたら、ミックだけがそれに気付いていて何とかしようと必死だったのに、他のメンバーが付いてこなかった様な印象を受けます。
  • 意外に通しで聴けます。良いアルバムとは思いませんが、凝った作りの曲と、単調かつ完成度の低い曲のアンバランスさが楽しいですね。ついでに Undercover Of The Night と Too Much Blood(Auther Baker remix)の12インチリミックスも久しぶりに聴きましたが、曲のよさを残しながらいじってる感じでここ何年かの聴くに耐えないハウスミックスよりはずーっと良い出来だと思います。
  • このアルバムのキーポイントはズバリ「パーカッション」。打楽器類がこのアルバムを一層ファンキーなものにしている重要なポイントです。It Must Be Hellみたいな曲にも入ってますしね。
  • このアルバムはミック主導だったにしろ、キースも割と積極的にこのサウンド制作に関わっていた気がします。それは音からも伺いしれますし、レコーディング時のキースの動きを詳しく追っていっても容易に想像つきますし、いわゆるいつもの感じのShe Was Hotをファースト・シングルにしたがったレコード会社に、ミックだけでなくキースも断固反対し、Undercover Of The Nightで新しいストーンズを打ち出そうとした、ということからもそう思えます。他にこのアルバム並に大胆なことやったのは「Bridges To Babylon」だと思いますが、これはキースが明らかにノッてやってたわけではないので、ここが大きな違い。新しいことして評判悪かったモノを、キースは後になってミックだけに責任押し付けるフシがあるけど(完成直後は宣伝の為にも悪くは言わないだけかな)、Babylonの時は直後のインタヴューでさえ、酔っぱらってかボロかすに言ってましたからね。よっぽどイヤだったんでしょう。二人が張り合っていくうちに、とくにソロ以降は、キースは新しいモノへの拒否反応が昔より極端に強くなり、ミックもいわゆるルーツ音楽に、キースに劣らず傾倒してるのに、なんか新しモノ担当になってしまった感じ。もともとそういう傾向はあったにせよ、です。ここいらへんは二人のバトルの悪影響で、完全に役割分担されちゃうとちょっとつまんないな。キースはミックのソロをあれだけコケにしたし、へんに新しいモノにはチャレンジできない雰囲気になってしまったとか(笑)。「キースこそストーンズ」って書かれることが多くなりましたしね。
  • このアルバムの欠点は作り込み過ぎのサウンドにあるというより、収録曲のバランスの悪さや、数曲にツメの甘さがあるところかと思います。いつになく凝りまくりの曲が幅をきかせている中にWanna Hold YouやAll The Way Downみたいな、これ以上シンプルにしたら消えて無くなるんじゃないかって曲が2つも入っていたりするのはやっぱバランス悪いです。やはり客観的に見ても、アルバムとしては決して完成度の高いものではありませんね。このへんのことは、グリマーツインズの仲のひどさが影響したんでしょう。二人共、一緒にスタジオで顔合わせないようにしてたらしいですから、これが限界だったのかもしれません。せっかく二人とも新しいことする気持があったのだから、これがそれなりにガッチリ組んでいたら、どうなってたか非常に興味あります。
  • 「Undercover」はキースが(ストーンズにとって)新しいものに割と積極的に取り組んだ最後のアルバム、という認識です。あっ、あと、ビル・ワイマンが数曲でゲスト参加したアルバム(笑)。
  • じっくり聴いてみると、いい味かなという気がしますが、全体のイメージはどうも・・・という感じです。前作(Tatoo)も、2,3の例外を除いてあまり冴えたものでもないという気がしてたので、この当時は他のバンドのLPをよく聴いていたように思います。
  • ジャケ写やプロモビデオなんかから、ちょっとナマナマ・猟奇的なとこが強調されやすいけど、ラスト3曲の「深く考えてない」的流れが、あと味を良いものにしてる感じ。
  • 単なるストーンズの凡作って感じで、気楽に聞ける点でけっこう好きです。古さを感じないし。リンゴの内ジャケにセンスを感じる…かな?
  • これの発売時にオマケでもらえたポスター(ミックとキースが椅子を小道具にポーズしてるやつ)を、1回ぐしゃぐしゃにして、それを開いた状態(シワシワ)にしてアパートの壁に貼ってる友人にセンスを感じました。私的に、学生時代最後のアルバム…。
  • このアルバムが出て、世間で不評が飛び交っている中、山口富士夫氏「ヤツらはガキ相手にやってない。だからこれでいいんだ。俺は好きだよ」みたいな記事を読んだのを未だ憶えている。自分自身、ガキだったのですが、当時感じた違和感は不思議と今はほとんど無いです。
  • ストーンズを知らない人に、すべてのアルバムをジャケットを見せずに音だけ聴かせて、年代順に並べさせると、このアルバムが一番どこに置こうか迷いそう。自分の中でもストーンズのアルバムの流れの中でポツンとスタンドアロンで存在しています(一番キライ、という意味ではないです)。当時の流行りでもあったのですが、PVがストーリー仕立てで2、3度見ると飽きるのが多かった。演奏シーンを数台のカメラワークだけでというシンプルなものが私は好みです.
  • まずは何と言ってもあのタイトルだけにあのジャケットでした。蛇柄の逆三角形に「Undercover」の真実があるんだと・・・。これこそロックなんだ!と期待たっぷりに蛇柄のシールを剥がしました。まだベガーズバンケットのオリジナルジャケットの件を知らなかった。10代の頃の話です・・・(苦笑)
  • FCでも発売当時はかなり不評だったのですが、中には「これがわからないやつは、ブタも同然!」という意見もあり、私も後者に同感でした。"Undercover〜""Tie You Up""Too Much 〜"のすばらしさに尽きます。
  • ジャケットがあまり好きでなかったので、当時、購入せずレンタルで済ませたせいか、曲目みても、1曲目以外は印象薄いですねぇ。グループとしても、難しい時期でもあったし、特にアルバムリリースする必要もなく、Undercover Of The Nightだけをシングルで出しておく程度でも良かったんじゃないかと思ってました(笑)で、未だにCD化されてないシングルにしてたりして価値ちょと上げて(笑)
  • 普段あまり聴かないアルバムの1つですが、改めて聴いてみると、良い曲が並んでいて、なかなかハイレベルな作品だと思います。好きな曲にあげなかった曲も、結構気に入ってます。
  • 私にとっては Dirty Work と並んで評価の低い曲です。「ストーンズはもうダメか?」と思ったくらいです。今回聴き直してみても大方の印象は変わらなかったです。
  • ハードロック好きの友人達が、「今度のキースはいいぞ」と間抜けたことをいってきて、なんのことかと思うと、Undercover Of The Nightのイントロのギターの音でした。確かにハードロック好きの琴線を震わすのに充分なできです。が、「け、キースは昔からいいんだよ」、と思っていた僕でした。
  • 特筆すべきはジャケットです。高校生の僕たちは、シールをはがせば、「うひょー!」なものが拝めると、本気で信じていました。
  • この年の大晦日の夜、友達と渋谷に呑みに行き、片っ端からナンパするも誰もひっかけられず、朝もうろうとした頭で、帰宅するときに、このアルバムをウオークマンで聴いていました。以来、ずっと好き。
  • チャーリー、ハイハットかましすぎ(笑)。当時のディスコサウンドアレンジが懐かしいです。チャーリーも、リズム自体は、楽しんでいる気がします。ドラムサウンド全体のエフェクトは、ちょっと過剰か。秀逸なダンスアルバムという印象があります。
  • リズム隊がとてもしっかりしていて、安心して聴けるアルバム。
  • 80年代、砂糖をぶちこんだようなポップスが多い中、はやりのディスコサウンドを取り入れながらも、ストーンズのオリジナル色を、暴力とセックスで表現した、とても素晴らしいアルバムです。
  • このアルバムの良さは、ヘッドフォン等で、大音量で聴かないとわからないと思います。
  • ストーンズのキャリアを通すと評価が分かれる(というかどちらかというと凡作の部類)作品になりますが、80'sにおいてはストーンズの健在ぶりを打ち出すことに成功した1枚だと思ってます。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドばりのシールがはがれるジャケットもアイディアとしてgood!さすがはストーンズと思いました(CDでは味わえない世界ですね)。
  • あの映画の後だったんで、心待ちにしていたニューアルバムで、アルバム自体も悪い印象は持っていません。キースのインタビューでこのアルバムのことを「80年代のベガーズだ。これからのストーンズは前人未到の世界に行く」なんて言ってたんです。それ見たら「そうなんだ」と、洗脳されちゃいました(笑)いまいちな曲に挙げた1曲を抜かし通して聴けちゃいます
  • アルバムとしてまとまりがなく、聴き終わった後の印象が薄いです。まとまりがなくても曲が良ければ問題はないと思うのですが、曲自体に魅力が乏しいように思います。好きな曲として挙げたものも、このアルバムの中ではというレベルであって、他のアルバムに入っていたらそれ程好きではないかも知れません。
  • 当時パンク/ニュー・ウエーヴの渦中に身を置いていて、いわゆるオールド・ウエーヴのバンドは殆ど聴かなくなっていた私でしたが、ストーンズは昔から聴き続けていた数少ないバンドで、オールド・ウエーヴ、ニュー・ウエーヴということを超えた、ロックそのものを象徴するバンドだと思っていました。そのストーンズの新譜なので、当然期待して聴いたわけですが...裏切られました。そして、次の「Dirty Work」で、更に手酷く裏切られるのでした...。
  • このアルバムは、やはり普段はあまり聴きません(笑)。が、全体を通して、そんなに嫌いな訳ではないです。ただ、あまり印象に残る物ではないという事でしょうか。ジャケのシールは、私も「剥がしたい」欲望に覚えがありまして、ずっとそれに耐えていたつもりでいたんですが、何年か前、実家に帰って久しぶりにアナログを引っ張り出したらしっかり剥がされていて「え?剥がしちゃったっけ?一体、いつ????」と情けなかったり、悔しかったり・・・という思いをしました(笑)。

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