2010年 7月
『Better Results』(DAC-105)
Studio Outtakes
Jan.5-Mar.2 1978 Pathe Marconi Studios,Boulogne Billancourt,France
Jan.18-Feb.12 1979 Compass Point Studios,Nassau,Bahamas
Stereo Soundboard Recordings
Quality:Excellent
1.Everlasting Is My Love(II)/2.No Spare Parts/3.Hang Fire(I)/4.Black Limousine(III)/5.Everlasting Is My Love(III)/6.After Hours/7.You Win Again/8.Do You Get Enough/9.Disco Muzik/10.Patol Gang/11.Never Let Her Go/12.Never Make Me Cry(II)/13.It's All Wrong/14.Never Too Into
−Bonus Track−
15.Guitar Lesson
DACのOBR複刻シリーズ
基となったのは、もちろんOBRの『Better Results』(OBR 305 CD-023)
基にしているテープは同じようですが、ややレンジが狭めの音で、ヒスノイズ除去処理により余韻が若干つまった感じのOBR盤に対して、本作は高域を持ち上げて音をクリアーにし、ヒスノイズも余韻がおかしくならない程度に除去している為、OBRよりも余韻は自然で、音も明るくなった印象を受けます。
ただ、静かな部分に関しては、高域がキュルキュルとなっている部分が若干あり、OBR盤の方では感じられなかったことから、これは高域を持ち上げた影響か。
ピッチに関しては、気持ち早かったOBRに対し、本作は正確。
その他、事典で触れていた部分に関してですが、前述したように基にしたテープは一緒の為、1曲目"Everlasting Is My Love(II)"のイントロに、テープ劣化による音のヨレがあるのは同じですが、本作の方がその部分が目立たなくなっています。
また、曲前のカウントに関しても、OBR盤はカウント「One」と同時にフェードインしてくる編集になっていたのに対し、本作はその前からフェードインしてきているので、ほんの気持ちですが、曲前がOBR盤より長くなっています。
"Disco Muzik"の長さも当然の事ながらOBR盤と同じなので、モノラルではあるものの20秒程長いVGP『Place Pigalle』(VGP-362)が同曲最長収録盤なのは変わらず。
"Hang Fire(I)"の曲前カウントにしても、「One」と同時にフェードインしてくるのはOBR盤同様につき、『Outtakes 1974-75』(EXR 002)で聴けたカウント前のギターの指慣らしは聴けず。
ボーナストラックはVGP『Place Pigalle』や、同じくDACの一つ前の型番『Sheep-Dip-Blues』(DAC-104)にモノラルで収録されていた"Guitar Lesson"ですが、本作は初登場となるステレオにて収録されています。
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by Hara ¦ 02:13, Friday, Jul 23, 2010 ¦ 固定リンク
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