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2013年 7月
『Vedi Napoli E Poi Mori』(-) |
『Vedi Napoli E Poi Mori』(-) 2CD
July.17 1982 Stadio San Paolo,Napoli,Italy
Mono Audience Recording
Quality:Very Good
(Disc-1)
1.Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Let Me Go/12.Time Is On My Side/13.Beast Of Burden/14.You Can't Always Get What You Want
(Disc-2)
1.Band Introductions/2.Little T&A/3.Angie/4.Tumbling Dice/5.She's So Cold/6.Hang Fire/7.Miss You/8.Honky Tonk Women/9.Brown Sugar/10.Start Me Up/11.Jumping Jack Flash/12.Satisfaction/13.Fratelli D'Italia(National Anthem Of Italia)
1982年ツアーも終盤にあたる7月17日ナポリ公演を収録した2枚組アナログLP『Vedi Napoli E Poi Mori』(WC321)の拡大複刻タイトル。
ちなみにスリックの表のタイトル名はMoriがMorと記されていますが(もちろん本作の表ジャケも同じ)、LPの背文字はちゃんと"i"入りですので、事典の方も背文字に準じての表記となっています。って、Moriが正解なんで当たり前といえば当たり前の話だったりはしますが一応・・・。
基のLPは2枚組だったため、この日演奏された全24曲のうち、"Under My Thumb"から"Shattered"までの序盤4曲と本編ラストの"JJF"を除く全19曲の収録。
この公演については、CD時代になってからTSPが『Shattered In Europe』(TSP-CD-184)というタイトルで、"Twenty Flight Rock"から"You Can't Always Get What You Want"までのライブ中盤とラストの"Jumping Jack Flash""Satisfaction"を除く全17曲を限りなくモノラルに近い高音質ステレオサウンドボード音源にてリリース。
このことにより、LPとCDで音源は異なるものの、両方合わせて"JJF"を除く23曲を聴くことが出来ましたが、本作は、ネットに上がったLPと同じ録音での全曲収録音源をベースに、狂っていたピッチと定位を補整し、LPと比べて欠けていた曲間をそのLPから補填しての最長収録盤となっています。
ということで、これまでLPでは聴けなかった前述の5曲に加え、オープニングSEの"A列車"そしてこの日のエンディングSEである"Fratelli D'Italia(イタリア共和国国歌)"が同じ音源で、通して聴けるようになりました。
LPからの補填箇所はインフォにもあったように、"Just My Imagination"終了後のミックのMC冒頭、"Beast Of Burden"終了後のこれまたミックのMC冒頭、"Angie"のイントロ2秒、"Hang Fire"の曲紹介前のミックのうなり含む曲間10秒、"Satisfaction"イントロ寸前までの歓声25秒の5箇所。
補填5箇所の内、最初の2つについては音が若干クリアーになるのと、"Satisfaction"前は定位が若干右寄りになる為、補填したと言われればそうかと思いますが、予備知識無しに聴いている分には全然分からないレベル。
惜しむらくは、ついに聴けるようなった"JJF"の頭がおそらくテープチェンジにあたってしまっていたようで、歌い出しの少し前からの収録となっていることから完全収録とはならず。
音の方はというと、いかにもカセット録音というレンジの狭い音質で、低域軽めではありますが演奏を大きく捉えており、歓声や拍手の類も耳障りなレベルではないという好録音。
音質はLPとほぼ同じですが、LPで時折あった音の歪みは本作の方が少なめ。また、補填箇所の説明で少し触れたように、ライブ前半はLPの方が若干音質がクリアーですが、ライブ後半は逆に本作の方が僅かながら音がクリアーになっています。とはいえ、あくまでもほんの僅かなレベルで、ほとんど大差はありませんが・・・。 |
by Hara ¦ 03:58, Wednesday, Jul 31, 2013 ¦ 固定リンク
『Stones In The Dome』(-) 6CD
Aug.21,23,26 2007 The O2 Arena,London,UK
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent
※Disc-6 Track2-5
Stereo Audience Recording
Quality:Very Good
(Disc-1)
1.Opening/2.Start Me Up/3.You Got Me Rocking/4.Rough Justice/5.Rocks Off/6.Let It Bleed/7.Beast Of Burden/8.Can't You Hear Me Knocking/9.I'll Go Crazy/10.Tumbling Dice/11.Band Introductions/12.You Got The Silver/13.Wanna Hold You
(Disc-2)
1.Intro/2.It's Only Rock'n Roll/3.Respectable/4.Satisfaction/5.Honky Tonk Women/6.Sympathy For The Devil/7.Paint It Black/8.Jumping Jack Flash/9.Brown Sugar
(Disc-3)
1.Opening/2.Start Me Up/3.Let's Spend The Night Together/4.Rough Justice/5.All Down The Line/6.She's So Cold/7.Shine A Light/8.Midnight Rambler/9.I'll Go Crazy/10.Tumbling Dice/11.Band Introductions/12.You Got The Silver/13.Wanna Hold You
(Disc-4)
1.Intro/2.Miss You/3.It's Only Rock'n Roll/4.Satisfaction/5.Honky Tonk Women/6.Sympathy For The Devil/7.Paint It Black/8.Jumping Jack Flash/9.Brown Sugar
(Disc-5)
1.Opening/2.Start Me Up/3.You Got Me Rocking/4.Rough Justice/5.Ain't Too Proud To Beg/6.She Was Hot/7.You Can't Always Get What You Want/8.Can't You Hear Me Knocking/9.I'll Go Crazy/10.Tumbling Dice/11.Band Introductions/12.You Got The Silver/13.Wanna Hold You
(Disc-6)
1.Intro/2.Miss You/3.It's Only Rock'n Roll/4.Satisfaction/5.Honky Tonk Women/6.Sympathy For The Devil/7.Paint It Black/8.Jumping Jack Flash/9.Brown Sugar
A Bigger Bangツアーファイナルとなるロンドン3連続公演を収録した同名CD-Rタイトル『Stones In The Dome』(Trial-244)をプレスして再リリースしたタイトル。
一連のTrial盤プレス化再リリースタイトル同様、本作もTrial盤そのままではなく、音にメリハリをつけてのプレスCD化。
ディスク1と2は3連続公演初日となる8月21日公演。
ツアーファイナル、しかも地元公演ということで、全体的にスピーディーなまとまった演奏を聴くことができますが、"Rocks Off"だけは、エンディングがボロボロになってしまっているという、ならではの聴き処もちゃんとあったりします。
この公演の既発タイトルは『02 Arena 2007/1st Night』(SODD 046/47)
このSODD盤、最初は会場の出音の影響からか音がかなり遠く感じるものの、出音が安定し始める中盤あたりからは演奏を大きく捉えた音となっています。時折パラパラとした手拍子を拾っていたり、周りの観客の影響で音がユレたりもしますが、これらは充分許容範囲。
音質は幕一つかかった印象の高域というか中域控えめな音で、やや低域強め。
対する本作はというと、音の近さはメインステージとBステージ共に大差なしで、手拍子のパラパラ具合も同等。
ただし、本作は高域を持ち上げた音造りにより、一部シンバル類が耳につく箇所があったりするものの、全体的にSODD盤よりクリアーで、オープニングの"Start Me Up"は本作の方が断然好印象。また、低域がかなりオンになっているSODD盤と比べると若干軽めなものの、本作の方が音が締まっているような印象を受けます。
本作では"Opening"、SODD盤は"Intro"とクレジットされたオープニングのSEですが、SODD盤は途中からの収録なのに対し、本作はSEが始まる前からの収録。
ディスク3と4は、中日となる8月23日公演。
"I'll Go Crazy"の途中でリズムがひっくり返るも、即立て直すことが出来る辺りはツアーも終盤になり、さすがにバンドのまとまりの賜かと思いきや、次の"Tumbling Dice"の始まりがグダグダなのは、やはりこれも"ならでは"かと・・・。
この公演の既発もSODDで『02 Arena 2007/2nd Night』(SODD 048/49)のみ。
演奏を大きく拾った好録音で、時折音が回ったり定位が変わったりしますが
気になる程のレベルではなし。初日同様に1枚幕がかかったような印象を受ける高中域が引っ込んだ感じのマイルドな音質ではありますが、コモっているという程ではありません。
難点は、大半の曲でやや左側から聞こえる約1名の観客の手拍子。流して聴く分にはさほどといったレベルかもしれませんが、一旦気になると耳について仕方ないかも。特にこの日の目玉だった2007年欧州ツアー初登場の"Shine A Light"も、この手拍子の餌食になってしまっていることに加え、その手拍子が裏返ってしまっているという残念なことに・・・。
では、本作はというと、音の近さはメイン・Bの両ステージ共にSODD盤と同程度。
高域を持ち上げて音にメリハリをつけていることにより、一部耳につく箇所はあるものの、SODD盤よりクリアーで音が引き締まっている印象を受けます。
前述の"Shine A Light"も若干パラパラと手拍子が入っていたりするものの、気になるレベルでは無し。
また、初日同様にSODD盤はオープニングSEが途中から収録しているのに対し、本作はSEが始まる前からの収録となっています。
ディスク5と6はツアー千秋楽となった8月26日公演で、既発タイトルは2種。
まずはSODD『02 Arena 2007/Last Night』(SODD 050/51)
初日二日目同様に演奏を大きく捉えた録音で、時折起こるマイクの前の観客による音質変化や、手拍子・拍手の類が多めな箇所はあったりしますが充分許容範囲。
音質はこれまた初日二日目同様に1枚幕がかかったような印象を受ける高中域控えめな大人しいものですが、低域は結構オンで録れており、"JJF"終盤でのチャーリーのバスドラ連打は結構な迫力で聴くことが出来ます。
本作含めた3タイトルのうち、オープニングSEが途中からの収録なのは、このSODD盤が唯一。
もう一つのタイトルはWLR『A Bigger Bang In London』(WLR 2049)
遠目と思しき録音ながら、それなりに演奏を大きく拾ってはいるものの、全体的に低域が不足気味なところに、やや強めに感じる高域も相まって、厚みに欠けた音という印象。
元々右寄りの定位がBステージでは更に右寄りになってしまっていたり、手拍子・歓声の類を結構拾っているのでうるさく感じる箇所もあることに加え、チャプターが変わる毎に必ず2秒間の空白が入ってしまうという最大の難点も。
さて本作、やや遠目の録音だったのか低域が不足気味の軽めの音で、メインステージはさほど音が遠いという印象を受けませんが、Bステージはスピーカーに背を向けてしまったのか、全体的にエコーがかったかなり軽い音になってしまっています。
WLR盤は論外ですが、もう片方のSODD盤と比べてみると、本作は初日二日目同様に高域を持ち上げた音造りをしている分、同じく初日二日目と似たような傾向の音のSODD盤より音が引き締まった印象は受けますが、この日に限っては前述のBステージでの本作の音の遠さがある為、SODDと本作どちらも一長一短。
また、初日二日目同様にこの公演も高域が耳につくところがあるので、ここはもう少し控えめな音造りにしてもらいたかったところ。
なお、この最終公演はオーディエンス映像でも、WLRからプレスのDVDがリリースされており、そのタイトル『The Final Bang』(WLR-1055)では、複数のオーディエンス映像の組み合わせでこの公演の全曲を見ることが出来ることに加え、rollingstones.comで公開された"She Was Hot"のプロショット映像も収録されています。
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by Hara ¦ 01:00, Tuesday, Jul 30, 2013 ¦ 固定リンク
『Chicago 1981 2nd Night』(-) |
『Chicago 1981 2nd Night』(-) 2CD
Nov.24 1981 Rosemont Horizon,Des Plaines,IL
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(※)Disc-1 Track 11(part)
Mono Soundboard Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Let Me Go/12.Time Is On My Side/13.Beast Of Burden/14.Waiting On A Friend/15.Let It Bleed
(Disc-2)
1.You Can't Always Get What You Want/2.Band Introductions/3.Little T&A/4.Tumbling Dice/5.She's So Cold/6.Hang Fire/7.Miss You/8.Honky Tonk Women/9.Brown Sugar/10.Start Me Up/11.Jumping Jack Flash/12.Satisfaction/13.The Star-Spangled Banner
1981年ツアー後半のシカゴ3日連続公演の2日目にあたる11月24日公演全曲収録盤。
この公演については、VGP『In The Windy City』(VGP-371)に収録のオーディエンス音源、
Empress Valley『Sweet Home Chicago』(EVSD381/382)に代表される卓直結のモノラルサウンドボード音源がそれぞれブート化されていましたが、
本作はWolfgang Vaultにて公開された、FM放送用のアウトテイクと思しき高音質ステレオサウンドボード音源をメインに全曲収録したタイトル。
これまでオーディエンス音源はバンドコールからのスタート、卓直結サウンドボード音源はというと"Under My Thumb"の1回目のサビ前までが欠落していたりしたので、"A列車"からきちんと収録されている本作は、その"A列車"から"Under My Thumb"のイントロ数音までを初めて収録したタイトルとなります。
その初登場部分含む"Under My Thumb"のイントロ半ばまで、Wolfgang Vaultではかなり音量が小さかったりしていましたが、本作はレベル調整によるヒスノイズが若干あるものの、均一な音量となるよう調整が施されています。
加えて、Wolfgang Vaultで公開されていた音はピッチが遅かったり、本チャンネルも左右逆だったりしましたが、本作はそれらもきちんと修正。
また、一連のWolfgang Vault音源同様に、この公演もカセットテープを経由しての音がアップロードされている為、テープチェンジにあたった"Let Me Go"の本作のタイムでいうと3分31秒から3分40秒までが欠落していますが、本作は前述の卓直結のモノラルサウンドボード音源を音質合わせて補填しており、ぱっと聴きではヴォーカルがちょっとオンになったかなという程度に仕上がっています。
この公演といえば、"Miss You"のスタジオテイクでハープを吹いていたシュガー・ブルーがその"Miss You"にハープでゲスト参加。スタジオテイクの"あの音"で吹きまくっているのが聴くことが出来ますが、曲が終わった後のミックの紹介に呼応して、シュガーブルーがハープ用のマイクで「Thank you Mick Jagger」と返しているのを、本作ではかなり大きめの音量で聴けることもポイントの一つだったりします。この場面、前述のオーディエンス音源では全く聞こえず、本来ならもっとも大きく聞こえるであろう卓直結のサウンドボード音源でも音量が小さかったことから、この箇所の音量をわざわざ上げてのミックスは、やはり放送での目玉ということを視野にいれてのものだったのでしょうし、実際放送に採用されたハンプトン公演よりもこちらの方が、演奏自体も良かったような気がするのですが・・・。
ちなみに、卓直結音源では最後の最後が欠けていた、イントロのグダグダさとは反してミックが最後の方でやたらハイテンションになる"Start Me Up"は、本作は当然ですが高音質のステレオサウンドボード音源にて、通して聴くことが出来るのもポイントの一つかなと。 |
by Hara ¦ 20:17, Saturday, Jul 27, 2013 ¦ 固定リンク
『Get Off Of My Stone』(-) 4CD
June.15 1976 Hallenstadion,Zurich, Switzerland
(Disc-1&2 , Disc-4 Track8・9)
Mono Audience Recording
Quality:Very Good
(Disc-3,Disc-4 Track1〜7)
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent - Very Good
(Disc-1)
1.Honky Tonk Women/2.If You Can't Rock Me〜Get Off Of My Cloud/3.Hand Of Fate/4.Hey Negrita/5.Ain't Too Proud To Beg/6.Fool To Cry/7.Hot Stuff/8.Star Star/9.You Gotta Move/10.You Can't Always Get What You Want
(Disc-2)
1.Band Introductions/2.Happy/3.Tumbling Dice/4.Nothing From Nothing/5.Outa Space/6.Midnight Rambler/7.Brown Sugar/8.Jumping Jack Flash/9.Street Fighting Man
(Disc-3)
1.Opening/2.Honky Tonk Women/3.If You Can't Rock Me〜Get Off Of My Cloud/4.Hand Of Fate/5.Hey Negrita/6.Ain't Too Proud To Beg/7.Fool To Cry/8.Hot Stuff/9.Star Star/10.You Gotta Move/11.You Can't Always Get What You Want
(Disc-4)
1.Band Introductions/2.Happy/3.Tumbling Dice/4.Nothing From Nothing/5.Outa Space/6.Midnight Rambler/7.Brown Sugar/8.Jumping Jack Flash/9.Street Fighting Man
何故か"IORR"がカットされてツアー最少の18曲(メドレーは1曲として)となってしまっていたスイス公演を、2種の音源それぞれで全曲収録したタイトル。
「ORIGINAL LP REMASTER」と銘打たれたディスク1とディスク2は、既発CDの補填として使われた一部の曲を除いて未CD化だった2枚組LP『Get Off Of My Stone』(-)複刻。
遅かったピッチや、全体的に右寄りだった定位を修正していることに加え、LPでは団子状だった音も、すっきりと芯のある音に調整した上、疑似ステレオに聞こえるエフェクトをかけているようで、基のLPよりも格段に聴きやすく仕上がっています。
また、このLPではどういう訳か"Fool To Cry"でリズムを刻むライドシンバルが妙に浮いており、耳についていましたが、本作はこのシンバルもきちんと抑える処理がされています。
"Hey Negrita"終了後のミックのMC中の一部空白、何故かLPでこの部分だけディレイがかけられていた"Hot Stuff"曲前のミックのMC直後の空白、"You Can't Always Get What You Want"曲中ギターソロのテープチェンジによる大幅な欠落、"Outa Space"終了後の歓声および"Midnight Rambler"の2コーラス目での音飛び、これらに欠損部については、いずれもディスク3と4に収録されている別音源から違和感のない補填処理がされていますが、LPでフェードインだった"Honky Ton Women"のイントロについては、別音源の方であまりに特徴的な絶叫が入ってしまっている為、ここのみ補填がされていません。
「TAPE SOURCE」と銘打たれたディスク3と4は、Tarantura『Swiss Made』(TCDRS-8-1,2)にてリリースされていた方の音源をメインとした全曲収録盤。
こちらの音源は、残念ながら全曲というわけではなく、オープニングから"JJF"の最初のサビに入るまでの不完全なもの。
叫び声の奥から"Honky Tonk Women"のイントロが小さく鳴っているという状態で始まりますが、これは録音者のいたポジションでの出音の問題だったようで、場内の出音自体が上がってきたあたりからは、演奏を大きく捉えた奥行きと広がりを感じるステレオの好録音となっています。
ただし、一段と出音が大きくなったと思しき"Brown Sugar"以降は、オーバーレベルなのか音の端々に歪みが生じてしまっているのは玉にキズ。
Tarantura盤の欠点であった、全体的に遅めなピッチを修正しているのはもちろん、もう一つのTarantura盤特有であるチャプター切り替わり時の音ブレについても、本作は当然の如く無し。
音質の方も、Tarantura盤がやや中域強めな感じの音だったのに対し、本作は低域を上げる等バランスを整えている分、聴きやすさは本作の方が上。
"If You Can't Rock Me"での、いきなり左から強烈なヒスノイズが出たかと思えば、曲の途中まで音がコモってしまうという欠点については、
一旦音をモノラルにして音質調整をした上で疑似ステレオエフェクトをかけているようで、ぱっと聴きではそのような欠点がなかったかのように聞こえる仕上がりとなっています。
加えて、耳についたメンバー紹介時の叫び声についても、叫び声だけ若干ヴォリュームを下げる等の細かい処理が。
なお、この音源の欠落部である"Star Star"と"You Gotta Move"の曲間、"Midnight Rambler"終了後の歓声の一部と"JJF"の最初のサビ前以降は、Tarantura盤同様にディスク1と2に使われているLP音源を補填。
Tarantura盤は変なイコライザー処理の影響によりキンキンなやせ細った音になってしまい、音源切り替わった際の違和感が大きいのに対し、本作はディスク1と2の音とはまた異なった、メインの音源に近づけるような音造りがされており、曲間のカット部分についてはほとんど違和感なし。
また曲中に音源が切り替わる"JJF"でも、中域が引っ込んで高域がやや荒れた程度の印象で、違和感はそれほど大きくなく仕上がっています。 |
by Hara ¦ 06:51, Tuesday, Jul 23, 2013 ¦ 固定リンク
『Double Door Club Gig』(GOLDPLATE) |
『Double Door Club Gig』(GP-1301CD1DVD1) 1CD+1DVD
Sep.18 1997 The Double Door,Chicago,IL
Mono Soundboard + Stereo Audience Recording (Matrix)
Quality:Excellent
1.Introduction/2.Little Queenie/3.19th Nervous Breakdown/4.You Got Me Rocking/5.Crazy Mama/6.The Last Time/7.Anybody Seen My Baby/8.Out Of Control/9.Let It Bleed/10.Shame Shame Shame/11.Honky Tonk Women/12.Start Me Up/13.Jumping Jack Flash/14.Brown Sugar
1997年の『Bridges To Babylon』ツアー開始に先駆けて行われた、シカゴはダブルドアーで行われたクラブギグの全曲収録盤。
この日は、ツアー本編ではBステージで演奏することになる曲を中心として、新曲プラス定番曲といった構成でしたが、中盤で演奏された"Shame Shame Shame"だけは結局ツアーで取りあげられず、この公演だけのスペシャル曲だったりします。
ツアー開始前のクラブギグはトロントとシカゴで各1回の計2回行われましたが、トロントの方はオーディエンス音源すらブート化されていないのに対し、シカゴの方はというとVGP『Behind The Double Door』(VGP-150)にてリリースされた良好なオーデイエンス音源に加え、プロショットの全曲収録ビデオ映像まで流出といった恵まれた状態に。
また、前述の"Shame Shame Shame"に加え、このツアーのテレビやラジオ放送では演奏されなかった"Crazy Mama"が、ライン録音どころか映像付きで見れるというのは、それだけでもかなりポイント高いかなと。
本作は、ビデオ音声にVGPのオーディエンス音源をミックスしたCDと、映像を収録したDVDのカップリング作。
そのCDのマトリクス音源ですが、ビデオ音声をそのまま収録したVGPの『Live At The Double Door』(VGP-300)と比べてみると、元々ビデオ音声の方にも歓声は多めにミックスされていたこともあり、あまりオーディエンス音源を大きめに被せることも出来なかったようで、どちらかというと音の奥行きが若干増した程度の印象ですが、イコライジングによって音に幾ばくかのメリハリを加えているのが功を奏し、僅かながら演奏が浮き上がって聞こえるようになっています。
DVDの方はというと、全曲収録映像をメインに、EXTRA VIDEOとしてライブ前後の会場の様子とメンバーのインタビュー、そしてライブから"Honky Tonk Women""Out Of Control""Brown Sugar"のダイジェストといった内容。
そのメインとなるライブ映像については、既発プレスDVDではApocalypse Soundの『The Road To Babylon』(AS 117)が出ていましたが、本作も最高とは言えないまでもAS盤よりは俄然画質が良いことに加え、本作は前述のマトリクス音声・オリジナルビデオ音声・オーディエンス音声、そして一応初出ではある場外で録った音の4つの音声が選べるようになっています。
とはいえ、この場外の音というのは、周りの人がベラベラ話している奥で、かすかに演奏が洩れ聞こえるといった状況のものにつき、あくまでもこんなのもありましたといった程度のオマケと考えるのが妥当かと。 |
by Hara ¦ 12:56, Saturday, Jul 20, 2013 ¦ 固定リンク
『Love You Live,Leicester』(Tarantura) |
『Love You Live,Leicester』(TCDRS-12-1,2) 2CD
May.14 1976 Granby Halls Leicester,England
Mono Audience Recording
Quality:Good - Fair
(※)Disc-2 Track 3〜5
May.10 1976 Apollo Theatre,Glasgow,Scotland
Mono Audience Recording
Quality:Very Good
(※)Disc-2 Track 6〜17
Broadcast Recording(Incl.Glasgow May.10 & May.15 Leicester)
Mono Soundboard Recording
Quality:Very Good
(Disc-1)
1.Opening/2.Honky Tonk Women/3.If You Can't Rock Me/4.Get Off Of My Cloud/5.Hand Of Fate/6.Hey Negrita/7.Ain't Too Proud To Beg/8.Fool To Cry/9.Hot Stuff/10.Star Star/11.You Gotta Move/12.You Can't Always Get What You Want/13.Band Introduction/14.Happy/15.Tumbling Dice/16.Nothing From Nothing/17.Outa Space
(Disc-2)
1.Midnight Rambler/2.It's Only Rock'n'Roll/3.Brown Sugar/4.Jumping Jack Flash/5.Street Fighting Man/6.Street Fighting Man/7.Report And Interviews/8.Honky Tonk Women/9.Interviews/10.Star Star/11.Interview/12.Star Star/13.Interview/14.Star Star/15.Interview/16.Jumping Jack Flash/17.News Report Keith Richards'car accident
ディスク1からディスク2の"IORR"までは、プレスブートでは初となる1976年5月14日のLeicester公演。
絶叫や手拍子の奥にモコっとした音質で演奏が聞こえるといった具合の音で、時折パイプ椅子同士がぶつかるカチャカチャといった音まで入ってしまってます。
"Honky Tonk Women"では、ボリューム不安定で音が極端に小さくなるとこがあったり、曲が終わった後は元々右寄りだった音が、テープ劣化により右チャンネルの音が極端にこもって、左寄りの定位になってしまってます。
その右チャンネルの極端なこもり、"If You Can't Rock Me"の途中で、
ある程度解消されてきますが、その後は曲によって今度は左チャンネルが劣化により極端にこもったり、ヒスノイズの除去処理による左右の音ユレが頻発といった具合・・・。
この日の録音者の周りは相当盛り上がっており、手拍子がないのが"Fool To Cry"ぐらいのもので、それ以外は手拍子の奥でこもった演奏が鳴っている状況につき、"You Gotta Move"あたりから、この演奏のこもりをなんとかしようと高域上げているようですが、これが手拍子が耳に刺さるくらいのキンキン音に・・・。
テープチェンジにあたったのはその"You Gotta Move"。一旦終わったところでフェードアウトし、ピアノリフが始まるところでフェードイン。
この音源、残念ながら全曲収録ではなく"IORR"までとなっており、"Brown Sugar"以後の3曲は、5月10日グラスゴー公演からで既発と同音源。
若干距離感を感じる音ではありますが、時折叫び声や口笛が被るものの、手拍子の方は適度なバランスで入っているという良好録音。
この音源の既発ベストであるDAC『Nasty Habits In Glasgow』(DAC-014)に比べ、本作はやはり高域を持ち上げすぎて耳に刺さる音造りになってしまってます。
ボーナストラックは、収録されているオーディエンス音源と会場は同じながら、別の日の公演をレポートしたテレビ番組の音声。
収録されている曲はいずれも断片ですが、こういったテレビレポートにありがちな、カメラについているマイクで録ったオーディエンス音源ではなく、きちんとしたサウンドボード録音だったりします。
"SFM"は1番の歌い出しからサビまでと後半への導入部、そしてインタビューを挟みながら加速後から曲の終わりまで。
"Honky Tonk Women"は、バンドコールから25秒程イントロが聴けるだけのもの。
"Star Star"は2回目のAメロから最初のサビ、インタビューを挟んで2番のAメロ途中からサビ途中まで、そして再びインタビューを挟んで曲の最後の3連のキメを3回半。
"JJF"は1回目のサビの後半から真ん中のギターソロ途中まで。
最後に収録しているキースの自動車事故を伝えるニュースレポートは、LP『Have You Seen Keef(Standing In The Shadow)?』(ARS-XB002)および複刻CD『British Venues 1976 / Have You Seen Keef?』(-) に収録されていたレポートと同じものですが、これら既発は冒頭でKeith Richardsときちんと名前が聴けるのに対し、本作はRichardsの「chards」からの収録となってしまっています・・・。
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by Hara ¦ 20:36, Thursday, Jul 18, 2013 ¦ 固定リンク
『Paris Was Hot』(-) 2CD
June.16 2007 Stade de France,Paris France
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent - Very Good
(Disc-1)
1.Opening/2.Start Me Up/3.Let's Spend The Night Together/4.Rough Justice/5.All Down The Line/6.She Was Hot/7.Waiting On A Friend/8.Can't You Hear Me Knocking/9.I'll Go Crazy/10.Tumbling Dice/11.Band Introductions/12.Happy/13.I Wanna Hold You
(Disc-2)
1.It's Only Rock'n Roll/2.It's All Over Now/3.You Got Me Rocking/4.Honky Tonk Women/5.Sympathy For The Devil/6.Satisfaction/7.Brown Sugar/8.Jumping Jack Flash
2007年欧州ツアーの5公演目にあたるパリ公演の全曲収録盤。
本作は、当時CD-Rでリリースされていた『Paris Was Hot』(Trial-226)をあらためてプレスCDにてリリースしたタイトル。
この公演に関しては、それぞれ異なる音源でのプレス盤が2種リリースされており、本作はまたそれらとは異なった3つ目の音源を収録したタイトルとなります。
過去ログでも見れますが、あらためて既発に触れておくと、まずは最初にリリースされたWLR『A Bigger Bang In Paris』(WLR-2037)
残念ながら音が遠いモノラル録音の上、まるでシャツの中にマイクを隠して録ったかのようなコモった音質。救いは録音者の周りの観客が静かで、手拍子等の類が耳障りなのは"Satisfaction"の序盤程度につき、耳が慣れれば充分聴けますが、この時期の録音でプレスCDとしてリリースする音としてはちょっと厳しい印象。
もう一つはRattle Snake『It's A Man's Man's World』(RS 214/15)
演奏を大きく捉えたクリアーな高音質録音。マイク前の観客の動きの影響で定位や高域の抜けが時折変化したり、若干手拍子を拾ったりはしてますが気にならない程度。
さて本作ですが、基のTrial『Paris Was Hot』で右寄りだった定位をきちんと中央に修正。またTrial盤でやや抜けの悪かった高域を持ち上げたまでは良かったのですが、出音自体の抜けが悪いライブ序盤で音調整をしてしまったようで、"She Was Hot"あたりから高域がやや耳につくようになってしまってます。このあたりは一括修正でなく、曲毎に調整してほしかったところ。
ではRattle Snake盤と比較するとどうかというと、メインステージの音はRattle Snake盤同様に演奏を大きく捉えた好録音。
音質は、中域が張り出したRattle Snake盤に対し、本作はそれより下の低域が出た重心が下がった印象を受ける音ですが、高域については本作の方が耳についてしまってます。
Bステージについても本作の方がやや遠い音になっており、周りの観客の手拍子や歓声も結構拾ってしまっているのはやや不利なところ。
インフォにもあったように(インフォとは一部捉え方が異なりますが・・・)、この日の"Can't You Hear Me Knocking"では、チャーリーが曲に入り損ねてしまったが為にロニーのギターが裏で入ってしまい、キースと歌い出しまでずれてしまっていたり、ミックの煽りにチャーリーが合わせている途中でキースが"Tumbling Dice"のイントロを弾き始めてしまったものだから、チャーリーがしばらく曲に入れなかったりと、ありがちなミスではありますが、安定した演奏が多いこの時期のライブで、やはりこういったイレギュラーな展開はある意味新鮮だったりします。 |
by Hara ¦ 02:01, Wednesday, Jul 17, 2013 ¦ 固定リンク
『One More Shot』(DAC-131) 2CD
Dec.15 2012 Prudential Center,Newark,NJ
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Video Screen/2.Opening/2.Get Off Of My Cloud/3.The Last Time/4.It's Only Rock'n Roll/5.Paint It Black/6.Gimme Shelter(with Lady Gaga)/7.Wild Horses/8.Going Down(with John Mayer & Gary Clark Jr.)/9.Dead Flowers/10.Who Do You Love?(with The Black Keys)/11.Doom And Gloom/12.One More Shot/13.Miss You
(Disc-2)
1.Honky Tonk Women/2.Introductions/3.Before They Make Me Run/4.Happy/5.Midnight Rambler(with Mick Taylor)/6.Start Me Up/7.Tumbling Dice(with Bruce Springsteen)/8.Brown Sugar/9.Sympathy For The Devil/10.You Can't Always Get What You Want(with The Choir of Trinity Wall Street)/11.Jumping Jack Flash/12.Satisfaction
DACリリースの12月15日ニュージャージー公演のテレビ放送音源収録盤。
既発同様に音の方は当然の事ながら高音質のステレオサウンドボード録音ですが、本作リリース前の既発ベストである『One More Shot The Rolling Stones Live』(CR-121215-CD1/2)と比べてみると、若干中高域が伸びた印象を受けます。
とはいえ、あくまでもほんの僅かに音が明るくなったかといった程度の違いであり、高域が耳に刺さるといったようなレベルではありません。
また本作は、ビデオメッセージが始まる前の部分をCR盤より10秒程度長く収録していることから、ローディーが会場でギターの音量調整をする部分を聞くことが出来ます。とはいえ、この部分を熱心に聴くことはあまり無いかと思いますが・・・。
なお、インフォによると本作は、生中継時に音声トラックに混入していた微細なクリックノイズも丁寧に除去しているとのこと。そのノイズ、既発でもさほど気にならないレベルのものではありましたが、それはそれでアドバンテージではあるかなと。
なお、この放送で気になるポイントというべき、アンビエントマイクが拾ってしまった、"Miss You"の途中で入り込んでくる観客の音痴な歌声部分については、本作も既発同様に特段の処理はせず、そのままの収録となっています。 |
by Hara ¦ 19:44, Sunday, Jul 14, 2013 ¦ 固定リンク
『Newark 12-15-2012』(Red Tongue Records) |
『Newark 12-15-2012』(RTR-025) 2CD+4LP+1DVD
Dec.15 2012 Prudential Center,Newark,NJ
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Intro/2.Get Off Of My Cloud/3.The Last Time/4.It's Only Rock'n Roll/5.Paint It Black/6.Gimme Shelter(with Lady Gaga)/7.Wild Horses/8.Going Down(with John Mayer & Gary Clark Jr.)/9.Dead Flowers/10.Who Do You Love?(with The Black Keys)/11.Doom And Gloom/12.One More Shot/13.Miss You
(Disc-2)
1.Honky Tonk Women/2.Band Introduction/3.Before They Make Me Run/4.Happy/5.Midnight Rambler(with Mick Taylor)/6.Start Me Up/7.Tumbling Dice(with Bruce Springsteen)/8.Brown Sugar/9.Sympathy For The Devil/
10.You Can't Always Get What You Want(with The Choir of Trinity Wall Street)/11.Jumping Jack Flash/12.Satisfaction
※LP:Side A〜D・・・CD:Disc1,LP:Side E〜H・・・CD:Disc2
12月15日ニュージャージー公演のテレビ放送音源収録盤。
放送音源故に当然の如く高音質のステレオサウンドボード録音ですが、その音質は、クリアーで厚みのある聴きやすい音に仕上げていた既発『One More Shot The Rolling Stones Live』(CR-121215-CD1/2)を若干マイルドにした印象で、入力レベルもこのCR盤より低め。
この放送で気になるポイントというべき、アンビエントマイクが拾ってしまった、"Miss You"の途中で入り込んでくる観客の音痴な歌声部分については、本作も既発同様に処理はせず、そのままの収録となっています。
ところでその"Miss You"ですが、本作では残念なことにボビーのサックスソロ途中の4分51秒に一瞬の音切れが発生してしまっています。LPの方でもこの音の途切れが発生してしまっていますが、同封のDVDの方は途切れていないので、このあたりは制作時にしっかりチェックして欲しかったところ。
そのDVD、当然のことながらプレスですが、同公演収録のプレスDVD『I Can't Get Noel Satisfaction』(PIGNON-179)よりも発色が鮮やかで、Counting『One More Shot Live』(CR-12-12-15-DVD1/2)に近い感じではありますが、コマが若干不足な印象。
なお本作は、既発に収録されていたビデオメッセージをカットして、ドラムイントロからの収録となっているのも、どちらかというと聴く際には飛ばすパートとはいえマイナスポイントかと。 |
by Hara ¦ 19:32, Sunday, Jul 14, 2013 ¦ 固定リンク
『London O2 Arena 29th November 2012』(Red Tongue Records) |
『London O2 Arena 29th November 2012』(RTR-026) 2CD+4LP+1DVD
Nov.29 2012 O2 Arena,London,UK
Mono Soundboard + Stereo Audience Recording (Matrix)
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Video Screens Intro/2.Show Intro/3.Get Off Of My Cloud/4.I Wanna Be Your Man/5.The Last Time/6.Paint It Black/7.Gimme Shelter(with Florence Welch)/8.Lady Jane/9.Chanpagne And Reefer(with Eric Clapton)/10.Live With Me/11.Miss You/12.One More Shot/13.Doom And Gloom/
14.It's Only Rock'n Roll(with Bill Wyman)/15.Honky Tonk Women(with Bill Wyman)
(Disc-2)
1.Band Introductions/2.Before They Make Me Run/3.Happy/4.Midnight Rambler(with Mick Taylor)/5.Start Me Up/6.Tumbling Dice/7.Brown Sugar/8.Sympathy For The Devil/9.You Can't Always Get What You Want(with The London Youth Choir)/10.Jumping Jack Flash/11.Satisfaction
※LP:Side A〜D・・・CD:Disc1,LP:Side E〜H・・・CD:Disc2
50周年記念短期ツアー2日目、ロンドンO2アリーナ11月29日公演全曲収録盤。
音の方はモノラルサウンドボード音源のイアーモニター音声にステレオオーディエンス音源を被せた、所謂マトリクス音源と呼ばれるものですが、"I Wanna Be Your Man"のギターソロ途中2分11秒で、ジリっという大きなノイズが入っていることからもわかる通り、本作はGodfather『Chanpagne,Reefer And A Red Headed Woman』(G.R.832/833)のコピー盤。
したがってこの音源の既発ベストであり、前述のノイズが無いEmpless Valleyの『2Days Hurricane』(EVSD 584/585/586/587)に比べると、若干高域の抜けが悪かったりはしますが、こちらも充分高音質といえるレベル。
ちなみに"I Wanna Be Your Man"の最後のサビに入るノイズや、"Paint It Black"の歌い出し「red door and I」部分0分28秒から29秒にかけて、イアーモニター音源が途切れてオーディエンス音源と思しき音になる部分、そして"Chanpagne And Reefer"終了後の6分18秒での音切れについては全タイトル共通。
続いて、同封のDVDについては、何種類かのオーディエンス映像をまとめて
この日のコンサートをほぼ丸々収録した『London O2 Arena 29th November 2012』(MF-12)と同内容ですが、後発の本作の方がコマ不足で動きがぎこちなかったりするのは何とも・・・。
なお初日同様にこの公演も、上記と一部異なるオーディエンス映像を収録したプレスDVDがあり、上記同様に幾つかのオーディエンス映像をまとめたものに、マトリクス音源を被せて音声のバラツキを解消しているという、初日とのカップリングDVD『Out Of The Wood』(PIGNON-187)。
ただし、こちらも初日同様残念なことに、肝心の音声がチャプター変わる毎に一瞬途切れるという難点があります。 |
by Hara ¦ 19:22, Sunday, Jul 14, 2013 ¦ 固定リンク
『London O2 Arena 25th November 2012』(Red Tongue Records) |
『London O2 Arena 25th November 2012』(RTR-028) 2CD+4LP+1DVD
Nov.25 2012 O2 Arena,London,UK
Mono Soundboard + Stereo Audience Recording (Matrix)
Quality:Excellent
(Disc-1)
1.Video Screens Intro/2.Show Intro/3.I Wanna Be Your Man/4.Get Off Of My Cloud/5.It's All Over Now/6.Paint It Black/7.Gimme Shelter(with Mary J.Blige)/8.Wild Horses/9.All Down The Line/10.Going Down(with Jeff Beck)/11.Out Of Control/12.One More Shot/13.Doom And Gloom/14.It's Only Rock'n Roll(with Bill Wyman)
(Disc-2)
1.Honky Tonk Women(with Bill Wyman)/2.Band Introductions/3.Before They Make Me Run/4.Happy/5.Midnight Rambler(with Mick Taylor)/6.Miss You/7.Start Me Up/8.Tumbling Dice/9.Brown Sugar/10.Sympathy For The Devil/11.You Can't Always Get What You Want(with The London Youth Choir)/12.Jumping Jack Flash
※LP:Side A〜D・・・CD:Disc1,LP:Side E〜H・・・CD:Disc2
2012年50周年記念短期ツアーの初日、ロンドンO2アリーナ11月25日公演全曲収録盤。
収録されている音は、モノラルサウンドボード音源のイアーモニター音声にステレオオーディエンス音源を被せた、マトリクス音源と呼ばれるものですが、はたしてイアーモニターにビデオスクリーンの音までわざわざ流すのかなというのと、モニター音源特有のバランスのおかしなところがほとんど無かったりするので、はたして真偽のほどは・・・といった音源。
この音源を収録した既発タイトルとしては、Godfatherの『Everybody Rattle Your Jewelry』(G.R.830/831)
Empless Valleyの『2Days Hurricane』(EVSD 584/585/586/587)
がありましたが、"I Wanna Be Your Man"のチャプターがバンドコール直後に振られていることからも分かるように、本作はGodfather盤のコピー盤。
したがってEmpless Valley盤より全体的に高域の抜けが悪かったりはしますが、充分高音質といえるレベル。
ちなみにDVDについては、何種類かのオーディエンス映像をまとめてこの日のコンサートをほぼ丸々収録した『London O2 Arena 25th November 2012』(MF-11)と同内容ですが、本作の方がコマ不足で動きがぎこちなかったりします。
なお、この公演の映像を収録したプレスDVDはもう一種あり、上記とは一部収録映像が異なるものの、同様に幾つかのオーディエンス映像をまとめたものに、マトリクス音源を被せることによって音声のバラツキを解消しているという、2日目の映像とのカップリングDVD『Out Of The Wood』(PIGNON-187)。
ただこのタイトルは残念なことに、肝心要の音声がチャプター変わる毎に一瞬途切れるという難点があったりします。 |
by Hara ¦ 19:05, Sunday, Jul 14, 2013 ¦ 固定リンク
『Trabendo』(GRRR251012) 1CD
『Le Trabendo』(EVSD-594) 1CD
『Secret Gig In Paris』(CR-121025) 1CD
Oct.25 2012 Le Trabendo Paris,France
Stereo Audience Recording
Quality:Very Good - Good
(※)『Secret Gig In Paris』 Track.14-17
Oct.11 2012 Studio Planet Live,Bondy,France
Stereo Audience Recording
Quality:Good
『Trabendo』/『Le Trabendo』
1.Route 66/2.It's Only Rock'n Roll/3.Shattered/4.When The Whip Comes Down/5.Champagne And Reefer/6.Doom And Gloom/7.Miss You/8.Tumbling Dice/9.Start Me Up/10.Midnight Rambler/11.Jumping Jack Flash/12.Brown Sugar
『Secret Gig In Paris』
1.Introduction/2.Route 66/3.It's Only Rock'n Roll/4.Shattered/5.When The Whip Comes Down/6.Champagne And Reefer/7.Doom And Gloom/8.Miss You/9.Tumbling Dice/10.Start Me Up/11.Midnight Rambler/12.Jumping Jack Flash/13.Brown Sugar/14.Live Report In Paris/15.I Wanna Be Your Man/16.Doom And Gloom/17.One More Shot
2012年50周年記念短期ツアーに向けたパリでのリハーサルの合間に、600人収容の小会場にて行ったシークレットギグを全曲収録したタイトル3種。
この公演でのレア曲といえば、1曲目に演奏されて当然ツアーでもオープニングになるかと思いきや、結局2012年の短期ツアーはおろか2013年初夏の北米ツアーや英国3公演で演奏すらされなかった"Route 66"。
この曲、Steel Wheels Tourでもオープニング候補に挙がっていましたが、残念ながら今回も採用ならず。
その他のレア曲といえば、ゲスト無しでの演奏は初となった"Champagne And Reefer"。前ツアーでもゲストを迎えての演奏だっただけに、これはこれである意味目玉かなと。
あとは2012年短期ツアーでは演奏されなかった、『Some Girls』からの"Shattered"と"When The Whip Comes Down"。とはいえ、結局2013年春のUSツアーでは演奏されたのでレアとは言えず・・・。
その他、初演となる新曲"Doom And Gloom"では、チャックがツアー中では入れていたサンプリングのハンドクラップが、このライブ時点ではまだ入っていないという、まだアレンジが完全に固まっていない演奏を聴くことが出来るのもポイント。
加えてこの日は、サポートのコーラスもホーンも不在という小編成でのライブにつき、"It's Only Rock'n Roll"や"Tumbling Dice"等のコーラスが目立つ曲では、コーラスをダリルとチャックがほんの少しだけとっていたりするのが、ある意味レアではあります。
さて、この公演を収録したこれら3タイトルですが、ベースとなる音源は皆同じ。音自体は近く録れているものの、残念なことに中低域がオーバーレベルで音割れを起こしてしまっているという何とも惜しい音源。しばらく聴いていれば何とか慣れてはきますが、あくまでもそれはオーディエンス音源を聴き慣れた人の話で、普通に聴けばただの音割れが激しい聴きづらい音という・・・。
"Shattered"後にミックが発する「Thank you」の前の編集跡も全タイトル共通で、違うのは音質とボーナストラックの有無。
音質については低域があのようなあのような状態につき、高域の強調度合いの違いとなりますが、一番おとなしい音質なのがこのタイトルに限り「The Godfatherrecords」名義としなかった『Trabendo』。ついでシンバル類は耳につかないものの、一部の拍手が耳についてしまうCounting Records『Secret Gig In Paris』。そして高域やや上げすぎでギターの音までも耳につく箇所があるEmpress Valley『Le Trabendo』。といった具合ですが、あくまでもその差は微妙なものではあります。
ボーナストラックは『Secret Gig In Paris』のみ収録しており、まずは"Live Report In Paris"。30秒程の短いトラックでアナウンサーがしゃべるバックで、このシークレットギグの"JJF"の断片が聴けるというもの。
続いては、パリ近郊のボンディーで行われていたリハーサルを外から録音した音源から3曲ですが、このうち"I Wanna Be Your Man"は、先行のMay Flower『Complete O2 Arena Two Nights 2012』(MF-13/14/15/16)にも収録されており、May Flower盤が歌い始め直後から曲の終盤までの3分弱程を収録していたのに対し、『Secret Gig In Paris』は曲が終わったところまで収録。曲途中のスタート位置は同じものの、May Flower盤はカットイン、『Secret Gig In Paris』はフェードインという違いがあります。また音質はMay Flower盤の方がやや明るめ。
この音源、建物の外からの録音につき、車が通りすぎていく音や周りの騒音を拾っていたりすることに加え、録れている演奏は当然の事ながら分離の悪い音で、低域が響きすぎの聴きづらいものだったりしますが、貴重な音であることには変わりありません。
続く"Doom And Gloom""One More Shot"の2曲についても、残念ながらフルではなく、曲途中から最後までの収録となっています。 |
by Hara ¦ 18:53, Sunday, Jul 14, 2013 ¦ 固定リンク
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