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『Stones In The Dome』(-) 6CD
Aug.21,23,26 2007 The O2 Arena,London,UK
Stereo Audience Recording Quality:Excellent
※Disc-6 Track2-5 Stereo Audience Recording Quality:Very Good
(Disc-1) 1.Opening/2.Start Me Up/3.You Got Me Rocking/4.Rough Justice/5.Rocks Off/6.Let It Bleed/7.Beast Of Burden/8.Can't You Hear Me Knocking/9.I'll Go Crazy/10.Tumbling Dice/11.Band Introductions/12.You Got The Silver/13.Wanna Hold You (Disc-2) 1.Intro/2.It's Only Rock'n Roll/3.Respectable/4.Satisfaction/5.Honky Tonk Women/6.Sympathy For The Devil/7.Paint It Black/8.Jumping Jack Flash/9.Brown Sugar (Disc-3) 1.Opening/2.Start Me Up/3.Let's Spend The Night Together/4.Rough Justice/5.All Down The Line/6.She's So Cold/7.Shine A Light/8.Midnight Rambler/9.I'll Go Crazy/10.Tumbling Dice/11.Band Introductions/12.You Got The Silver/13.Wanna Hold You (Disc-4) 1.Intro/2.Miss You/3.It's Only Rock'n Roll/4.Satisfaction/5.Honky Tonk Women/6.Sympathy For The Devil/7.Paint It Black/8.Jumping Jack Flash/9.Brown Sugar (Disc-5) 1.Opening/2.Start Me Up/3.You Got Me Rocking/4.Rough Justice/5.Ain't Too Proud To Beg/6.She Was Hot/7.You Can't Always Get What You Want/8.Can't You Hear Me Knocking/9.I'll Go Crazy/10.Tumbling Dice/11.Band Introductions/12.You Got The Silver/13.Wanna Hold You (Disc-6) 1.Intro/2.Miss You/3.It's Only Rock'n Roll/4.Satisfaction/5.Honky Tonk Women/6.Sympathy For The Devil/7.Paint It Black/8.Jumping Jack Flash/9.Brown Sugar
A Bigger Bangツアーファイナルとなるロンドン3連続公演を収録した同名CD-Rタイトル『Stones In The Dome』(Trial-244)をプレスして再リリースしたタイトル。
一連のTrial盤プレス化再リリースタイトル同様、本作もTrial盤そのままではなく、音にメリハリをつけてのプレスCD化。
ディスク1と2は3連続公演初日となる8月21日公演。
ツアーファイナル、しかも地元公演ということで、全体的にスピーディーなまとまった演奏を聴くことができますが、"Rocks Off"だけは、エンディングがボロボロになってしまっているという、ならではの聴き処もちゃんとあったりします。
この公演の既発タイトルは『02 Arena 2007/1st Night』(SODD 046/47)
このSODD盤、最初は会場の出音の影響からか音がかなり遠く感じるものの、出音が安定し始める中盤あたりからは演奏を大きく捉えた音となっています。時折パラパラとした手拍子を拾っていたり、周りの観客の影響で音がユレたりもしますが、これらは充分許容範囲。
音質は幕一つかかった印象の高域というか中域控えめな音で、やや低域強め。
対する本作はというと、音の近さはメインステージとBステージ共に大差なしで、手拍子のパラパラ具合も同等。
ただし、本作は高域を持ち上げた音造りにより、一部シンバル類が耳につく箇所があったりするものの、全体的にSODD盤よりクリアーで、オープニングの"Start Me Up"は本作の方が断然好印象。また、低域がかなりオンになっているSODD盤と比べると若干軽めなものの、本作の方が音が締まっているような印象を受けます。
本作では"Opening"、SODD盤は"Intro"とクレジットされたオープニングのSEですが、SODD盤は途中からの収録なのに対し、本作はSEが始まる前からの収録。
ディスク3と4は、中日となる8月23日公演。
"I'll Go Crazy"の途中でリズムがひっくり返るも、即立て直すことが出来る辺りはツアーも終盤になり、さすがにバンドのまとまりの賜かと思いきや、次の"Tumbling Dice"の始まりがグダグダなのは、やはりこれも"ならでは"かと・・・。
この公演の既発もSODDで『02 Arena 2007/2nd Night』(SODD 048/49)のみ。
演奏を大きく拾った好録音で、時折音が回ったり定位が変わったりしますが 気になる程のレベルではなし。初日同様に1枚幕がかかったような印象を受ける高中域が引っ込んだ感じのマイルドな音質ではありますが、コモっているという程ではありません。
難点は、大半の曲でやや左側から聞こえる約1名の観客の手拍子。流して聴く分にはさほどといったレベルかもしれませんが、一旦気になると耳について仕方ないかも。特にこの日の目玉だった2007年欧州ツアー初登場の"Shine A Light"も、この手拍子の餌食になってしまっていることに加え、その手拍子が裏返ってしまっているという残念なことに・・・。
では、本作はというと、音の近さはメイン・Bの両ステージ共にSODD盤と同程度。
高域を持ち上げて音にメリハリをつけていることにより、一部耳につく箇所はあるものの、SODD盤よりクリアーで音が引き締まっている印象を受けます。
前述の"Shine A Light"も若干パラパラと手拍子が入っていたりするものの、気になるレベルでは無し。
また、初日同様にSODD盤はオープニングSEが途中から収録しているのに対し、本作はSEが始まる前からの収録となっています。
ディスク5と6はツアー千秋楽となった8月26日公演で、既発タイトルは2種。
まずはSODD『02 Arena 2007/Last Night』(SODD 050/51)
初日二日目同様に演奏を大きく捉えた録音で、時折起こるマイクの前の観客による音質変化や、手拍子・拍手の類が多めな箇所はあったりしますが充分許容範囲。
音質はこれまた初日二日目同様に1枚幕がかかったような印象を受ける高中域控えめな大人しいものですが、低域は結構オンで録れており、"JJF"終盤でのチャーリーのバスドラ連打は結構な迫力で聴くことが出来ます。
本作含めた3タイトルのうち、オープニングSEが途中からの収録なのは、このSODD盤が唯一。
もう一つのタイトルはWLR『A Bigger Bang In London』(WLR 2049)
遠目と思しき録音ながら、それなりに演奏を大きく拾ってはいるものの、全体的に低域が不足気味なところに、やや強めに感じる高域も相まって、厚みに欠けた音という印象。
元々右寄りの定位がBステージでは更に右寄りになってしまっていたり、手拍子・歓声の類を結構拾っているのでうるさく感じる箇所もあることに加え、チャプターが変わる毎に必ず2秒間の空白が入ってしまうという最大の難点も。
さて本作、やや遠目の録音だったのか低域が不足気味の軽めの音で、メインステージはさほど音が遠いという印象を受けませんが、Bステージはスピーカーに背を向けてしまったのか、全体的にエコーがかったかなり軽い音になってしまっています。
WLR盤は論外ですが、もう片方のSODD盤と比べてみると、本作は初日二日目同様に高域を持ち上げた音造りをしている分、同じく初日二日目と似たような傾向の音のSODD盤より音が引き締まった印象は受けますが、この日に限っては前述のBステージでの本作の音の遠さがある為、SODDと本作どちらも一長一短。
また、初日二日目同様にこの公演も高域が耳につくところがあるので、ここはもう少し控えめな音造りにしてもらいたかったところ。
なお、この最終公演はオーディエンス映像でも、WLRからプレスのDVDがリリースされており、そのタイトル『The Final Bang』(WLR-1055)では、複数のオーディエンス映像の組み合わせでこの公演の全曲を見ることが出来ることに加え、rollingstones.comで公開された"She Was Hot"のプロショット映像も収録されています。
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by Hara ¦ 01:00, Tuesday, Jul 30, 2013 ¦ 固定リンク
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