The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 

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2012年12月

『Goats Head Soup Outtakes Collection』(Godfather)
godfathergoatsheadsoupouttakescollection

『Goats Head Soup Outtakes Collection』(G.R.732) 1CD

● Dynamic Sound Studios,Kingston,Jamaica & Island Studios,London
Track.1,2,3,8(Nov.25-30 & Dec.6-21 1972, May.28-June.20 1973)

● Olympic Sound Studios,London & Stargroves,Newbury
Track.4 (Oct.17-31 1970)

● Island Studios,London
Track.5,6,12,13,14 (May.28-June.20 1973)

● Olympic Sound Studios,London & Island Studios,London
Track.7 (May.23,26 1973, May.28-June.20 1973)

● Dynamic Sound Studios,Kingston,Jamaica
Track.9,10,11,16,17 (Nov.25-30 & Dec.6-21 1972)

● Villa Nellcote,Villfranche-sur-mer,France
Track.15 (July.10,Late July & Oct.14-Nov.23 1971)

1.Dancing With Mr.D(I)/2.100 Years Ago/3.Angie/4.Silver Train(I)/5.Silver Train(II)/6.Silver Train(III)/7.Hide Your Love/8.Winter/9.Tops/10.Waiting On A Friend(I)/11.Save Me(I)/12.Save Me(II)/13.Save Me(III)/14.Save Me(IV)/15.Fast Talking/16.You Should Have Seen Her Ass/17.Separately

Stereo Soundboard Recordings
Quality:Excellent

(※)Track-1,13,17
Stereo Soundboard Recordings
Quality:Excellent-Very Good

(※)Track-4,9,10,12,14,15,16
Mono Soundboard Recordings
Quality:Excellent-Very Good

なかなかきちんとまとまった形でのリリースがなかった『Goats Head Soup』アウトテイク集をGodfatrherがリリース。

『Goats Head Soup』関連盤にありがちなプロモビデオの音は一切収録していない純粋なアウトテイク集で、基本的には既発からのコピー中心だったりしますが、冒頭を飾る"Dancing With Mr.D(I)"は本作独自のもの。本作のクレジットでは(III)になってますが、実のところはScorpioの『Mad Shadows』(SC-91022)に収録されていたものと同じ。間奏の途中から音質ががくっと落ちるのはScorpio盤同様なものの、Scorpio盤で途中から始まっていたイントロは、オフィシャル音源を違和感なく繋げることによりきちんと頭から聴けるようになっていることに加え、早かったピッチもほぼ正常に修正されていると、ようやくまともな形でこのテイクを聴くことが出来るようになっています。

madshadows1st1

"Silver Train(II)"と"Save Me(III)"は、その『Mad Shadows』から。

(II)とクレジットされている"100 Years Ago"や"Silver Train(III)"、"Hyde Your Love"、そして"Save Me(I)"は、Midnight Beatの『Acetates』(MB CD 045)から。

mbacetates2

ピアノの定位が違う別ミックス"Angie"は『Time Trip』シリーズからですが、左右が逆だったタイトルが多い中、既発で唯一オフィシャルと左右が同じだったDAC『Time Trip』(DAC-063)からのコピーの可能性大。

dactimetrip2

"Silver Train(I)"は意外と収録タイトルが少なく、久々のCD化だったたりしますが、イントロがカットインで入ってきているので『Nasty Habits』(-)から。また、"Save Me(IV)"とラストの"Separately"もこのアルバムから。

nastyhabits

続く"Winter"はエコーのかかり具合がオフィシャルと微妙に違うだけのもの。『The Lost Sessions Vol.2』(EVSD-380)や前述のDAC『Time Trip』には、この曲1:56から1:59までを逆回転させただけの音が収録されていましたが、本作には入っておらず純粋に楽曲のみの収録。

evlostsessions2a

"Tops""Waiting On A Friend(I)""Save Me(II)""Fast Talking""You Should Have Seen Her Ass"は、『Fast Talking』(VGP-237)から。

vgpfasttalking1

ということで、従来ながらの曲途中からの音質落ちはちょい残念ですが、ようやくきちんとした形で聴けるようになった"Dancing With Mr.D(I)"に加え、あちこちのタイトルに分散収録されていた、"Silver Train"と"Save Me"(本作クレジットは"Criss Cross")の様々なテイクが一つにまとまって聴けるようになっていることは、続けて聴くと飽きる云々はさておき、結構便利でポイント高いかなと。

by Hara ¦ 18:03, Monday, Dec 31, 2012 ¦ 固定リンク


『Bright Lights Windy City』(Goldpalate)
goldplatebrightlightswindycity

『Bright Lights Windy City』(GP-1207CD1/2) 2CD

Nov.23 1981 Rosemont Horizon,Des Plaines,IL

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

(※)Disc-2 Track 13(part)
Mono Soundboard Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Intro - Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Let Me Go/12.Time Is On My Side/13.Beast Of Burden/14.Waiting On A Friend/15.Let It Bleed
(Disc-2)
1.You Can't Always Get What You Want/2.Band Introductions/3.Little T&A/4.Tumbling Dice/5.She's So Cold/6.Hang Fire/7.Miss You/8.Honky Tonk Women/9.Brown Sugar/10.Start Me Up/11.Jumping Jack Flash/12.Satisfaction/13.Star Spangled Banner / School Days - Outro

『Chicago 1981』(-) に続いてリリースの、Wolfgang Vaultにて公開された11月23日シカゴ公演全曲収録盤。

chicago1981a

公開音源で逆だったチャンネルや遅かったピッチは、本作も当然のことながら修正。

『Chicago 1981』は高域を若干持ち上げて音にメリハリを付けていましたが、本作は"Just My Imagination"の途中から"Time Is On My Side"あたりまでの、カセットテープの劣化と思しき高域の波打ちが強調されるのを嫌ってか、音質についての加工は特に施していない模様。

また、公開音源にほんのわずかしか収録されていなかった"Take The A Train"を、DAC『Des Plaines 1981』(DAC-032)に代表される同公演の卓直結音源から補填し、いきなり"Under My Thumb"でディスクが始まるという唐突感の解消を図っている点は『Chicago 1981』同様ですが、本作は卓直結音源を繋げることによりディスクの頭から歓声がほとんど入っていないことや、モノラル音源の"Take The A Train"で始まることを嫌ってか、その卓直結音源に"Beast Of Burden"を演奏した後のステレオ歓声を被せるという念の入れよう。

dacdesplaines1981a

また、"Star Spangled Banner"の最後の方にに被ってくる、大きなワイアレスノイズの軽減策として、この曲の最後20秒に卓直結音源を被せてバランスが小さくなるようしています。そして終了後にフェードアウトせず、場内BGMとして流されたチャックベリーの"School Days"までも卓直結音源からそのまま補填と、他の競合タイトルとの差別化を図っています。

ただし、"JJF"終了から"Satisfaction"迄のアンコールを待つ間の歓声を、1分半弱も補填しているのはやりすぎの感も。公開音源ですら1分近く収録されているのに、ただワーワー言っているだけの歓声を音質の落ちるモノラルで更に長くされても、それを喜んで聴く人はそうそういないという気がするのですが・・・。

by Hara ¦ 07:26, Sunday, Dec 30, 2012 ¦ 固定リンク


『Trident Demos』(DAC)
dactridentdemos

『Trident Demos』(DAC-123) 2CD

● Regent Sound Studios & Decca Studios,London
Disc-1 Track.15 (Aug.31-Sep.4 1964)

● Olympic Sound Studios,London
Disc-1 Track.4,7,12,13 (May.13-23 1968)
Disc-2 Track.6 (June.28 1968)
Disc-2 Track.3 (Nov.17,1968)
Disc-1 Track.14 (Feb.10-Mar.31 1969)
Disc-1 Track.3,9 Disc-2 Track.4 (Apr.17-July.2 1969)
Disc-1 Track.2 Disc-2 Track.1 (June.16-July.27 1970)

● Sunset Sound Studio & Elektra Studios,L.A.
Disc-1 Track.6 (Oct.17-26,28-Nov.2 1969)

● Olympic Sound Studios,London & Stargroves,Newbury
Disc-1 Track.5 Disc-2 Track.2 (Mar-May 1970)
Disc-1 Track.1,8,11 (Oct.17-31 1970)

● Villa Nellcote,Villfranche-sur-mer,France
Disc-2 Track.7-12 (Late July & Oct.14-Nov.23 1971)

● Island Recording Studios,London
Disc-1 Track.10 (May.28 onwards 1973)

● The Record Plant,Los Angels
Disc-2 Track.5 (Late December 1973)

(Disc-1)
1.Travellin' Man/2.Leather Jacket/3.Jiving Sister Funny(I)/4.Give Me A Hamburger To Go/5.Dancing In The Light(I)/6.I'm Going Down(I)/7.Blood Red Wine/8.Potted Shrimp/9.Down Town Suzie(I)/10.Save Me(IV)/11.Aladin Story(I)/12.Family(I)/13.Still A Fool/14.And I Was Just A Country Boy/15.Sleepy City(I)
(Disc-2)
1.Who Am I?/2.Trident Jam/3.Memo From Turner(III)/4.I Don't Know Why(I)/5.Too Many Cooks(II)/6.Family(II)/7.Instrumental/8.Soul Survivor(II)/9.I'm Not Signfying(II)/10.All Down The Line(IV)/11.Rocks Off(I)/12.Rip This Joint(II)

Stereo Soundboard Recordings
Quality:Excellent

(※)Disc-2 Track 7-12
Stereo Soundboard Recordings
Quality:Very Good

DACによる、スタジオアウトテイク収録LP『Trident Demos 1969』(2R-68)複刻作。

tridentdemoslp

中身はディスク1とディスク2のトラック6までがLP収録曲で、トラック以降がネット公開されたニッキー・ホプキンスが所有していた『メインストリートのならず者』アウトテイク。

LP複刻部分については、基のLP自体がクリアーさに欠ける音だったことから、当然の如くLPをそのまま落としたのではなく、新たにテープからの作成。

この時期のアウトテイク集としては、同じくDACがこちらもLP複刻という形はとっているものの最良のマスターに差し替えて作成した『The Trident Mixes』(DAC-052)をリリースしており、決定盤的なタイトルとなっていましたが、その収録曲全てが本作にも収録されています。

dactridentmixes1

という訳で、まずはその『The Trident Mixes』と比較してみると・・・。

まず音質としては、本作の方がクリアーさを増しつつも、『The Trident Mixes』よりも重心低めな落ち着いた印象を受ける音造りで、本作と聞き比べると『The Trident Mixes』はやや中域がオン気味。

"Travellin' Man""Down Town Suzie"は右チャンネルが広がってステレオ感が増していたり、ヒスノイズ除去技術の向上からか、"Family(I)"のイントロに被るシンバルの音や、"Still A Fool"のミックのヴォーカルは本作の方がより自然に聞こえるようになっています。

本作で右チャンネルの音量が上がった"Blood Red Wine"は、左寄りだったミックのヴォーカルとアコギが中央で聞こえるようになった反面、同様に上がった"Aladin Story"は逆に左チャンネルが小さく感じてしまうといったことも。

"Jiving Sister Funny"は右チャンネルの広がりがやや狭まった印象。

"Trident Jam"はヒスノイズを嫌ったのか、早いフェードインで曲が入ってくる処理が施されていることから、最初の1音のアタックが消えてしまっているのは同じ。

なお、『The Trident Mixes』にて初登場した、イントロに会話が被っていた"Leather Jacket"や"Give Me A Hamburger To Go"、イントロやり直し部分でこれまでと違う物音が入っていた"Im Going Down"。本作のこれらの曲については会話や物音の被らないものが収録されたことから、とりあえず『The Trident Mixes』が不要になるということにはならないようです。

続いてDACの『The Trident Mixes』未収録だった4曲。

"Save Me(IV)"は、映画「Metamorphoses」からという説のヴォーカルがダブルトラックのテイク。実は意外とCD化されていないテイクだったりしますが、Godfatherの『Goats Head Soup Outtakes Collection』(G.R.732)は、この曲の4テイクが全て収録されているという便利ものなタイトル。本作収録の同曲の音質はこのGodfather盤とほぼ同じ。

godfathergoatsheadsoup

"Sleepy City(I)"は、Midnight Beatの『The Allen Klein Collection』(MB CD 128)が、最も音質の良いタイトルでしたが、それに比べると本作はヒスノイズの多いテープを基に作成したようで、ノイズ除去によるシュワシュワとしたノイズが漂ってしまってます。

mbkleinsrevenge

"Memo From Turner(III)"と"Too Many Cooks(II)"は、DAC盤やオリジナルLPには未収録でしたが、懐かしのLiving Legend Recordsの『The Trident Mixes』には収録。本作の"Memo From Turner(III)"はヒスノイズはLLR盤より減少している反面、ノイズ除去処理の弊害であるシュワシュワとしたノイズが漂ってしまっています。"Too Many Cooks(II)"の方は音質が格段に向上、こちらはシュワシュワノイズがありません。

llrtridentmixes

ディスク2後半に収録された、ボーナストラック扱いの『メインストリートのならず者』アウトテイク6曲については、いずれもミックのヴォーカルが入る前のインスト状態のテイクばかりで、聴いていてあまり面白みが感じられなかったりはしますが、既発でリリースされていたのは以下の2タイトル。

まずはGOLDPLATEの『"Exile on Main St"Chronology』(GP-1103CD1/2)。高域を強調し過ぎで、シンバルが完全に潰れて耳に刺さる音になっちゃってます。

goldplateexileonmainstchronology

続いては6枚組LP+4枚組CDの超大作ボックス、Red Tongue Recordsの『The Real Alternate Exile On Main Street』(RTR-014) 。こちらは高域控えめの、音がやや奥に引っ込んだ感のあるおとなしめな音造り。

therelalternateexile

本作はRTR盤に比べ、ややメリハリがついた感のある音造りで、ヒスノイズは他盤同様多めなものの、シュワシュワとしたノイズは他の2タイトルより抑えめに聞こえます。

by Hara ¦ 00:10, Friday, Dec 28, 2012 ¦ 固定リンク


『Circus Krone 2003』(-)
circuskrone2003

『Circus Krone 2003』(-) 2CD+1DVD

June.8 2003 Circus Krone,Munich,Germany

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Intoroduction/2.Jumping Jack Flash/3.Tumbling Dice/4.All Down The Line/5.Sweet Virginia/6.Worried About You/7.Stray Cat Blues/8.Everybody Needs Somebody To Love/9.Dance/10.That's How Strong My Love Is/11.Going To A Go Go
(Disc-2)
1.Band Introduction/2.The Nearness Of You/3.Before They Make Me Run/4.It's Only Rock'n Roll/5.Can't You Hear Me Knocking/6.Honky Tonk Women/7.Start Me Up/8.Brown Sugar/9.I Can't Turn You Loose

オフィシャルDVD『Fouty Flicks』のディスク1には、2003年欧州ツアー3公演目にあたるミュンヘンでのシアターショーから、"I Can't Turn You Loose"がフルに、"That's How Strong My Love Is"が断片ながら収録されていましたが、素材となったこの公演の全長版ビデオが流出。

本作は、そのビデオを基にリリース作成された、Red Tongue Records『Circus Krone -Munich.June 8,2003』(RTR-022) のコピータイトル。

circuskronebox1

とはいえ本作は単なるコピーではなく、RTR盤で逆だった左右のチャンネルを修正。

またRTR盤そのものが、すっきりと高域が伸びた高音質ステレオサウンドボード音源収録盤でしたが、本作は耳に刺さる周波数に注意しつつ高域を持ち上げたようで、シンバル類が浮き気味に感じる部分があったりするものの、更なるクリアーな音に仕上げています。

コピーであるが故に、ビデオ未収録だったオープニングのバンドコールを、『The Neaarness Of You』(VGP-343)から持ってきて繋いでいるのはRTR盤同様。

vgpthenearnessofyou1

オーデォエンス音源からサウンドボード音源に切り替わる際に、クロスフェードではなく単純に繋いだが故の唐突感もそのままだったりするので、ここは丁寧なクロスフェード処理を行ってもらいたかったところ。

そのバンドコール(本作は"Intoroduction"表記)、RTR盤は"JJF"と同じトラックになっていましたが、本作はきちんとトラック分けがされています。

同様にメンバー紹介と同じトラックとなっていた、この日が初演となったキースが歌う"The Nearness Of You"も本作はトラック分けされているので、この曲だけを聴きたい時の不便さを解消しています。

なお、DVDの方もきちんと左右修正が施されている上、メニュー画面にはRTR盤のDVDには未収録だった"Intoroduction"表記があるので、音声はCD同様にオーディエンス音源を使うとして、映像の無い部分をどのようにしているのかと思いきや、結局RTR盤同様にバンドコールは未収録で、キースが出てきて歓声がただ騒いでいる数秒をチャプター分けしているだけのものでした。

by Hara ¦ 06:28, Thursday, Dec 27, 2012 ¦ 固定リンク


『Chicago 1981』(-)
chicago1981

『Chicago 1981』(-) 2CD

Nov.23 1981 Rosemont Horizon,Des Plaines,IL

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

(※)Disc-1 Track 1
Mono Soundboard Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Let Me Go/12.Time Is On My Side/13.Beast Of Burden/14.Waiting On A Friend/15.Let It Bleed/16.You Can't Always Get What You Want
(Disc-2)
1.Band Introductions/2.Little T&A/3.Tumbling Dice/4.She's So Cold/5.Hang Fire/6.Miss You/7.Honky Tonk Women/8.Brown Sugar/9.Start Me Up/10.Jumping Jack Flash/11.Satisfaction/12.Star Spangled Banner


Wolfgang Vaultにて公開される1981年ツアー音源といえば、3年程前に12月9日ラーゴ公演のライブ後半のみが公開されて以来更新がなかったことから、もはやネタ切れかと思われましたが、突如全曲が公開された11月23日シカゴでのコンサートをプレスCD化したのが本作。

音の方はスネアドラムが引っ込み気味のミックスにつき、配信にてオフィシャルリリースされた12月18日のハンプトン公演に比べると音が薄い印象を受けがちですが、これはこれでクリアーな音質の素晴らしいステレオ録音。

ただし公開された音源自体は、左右のチャンネルが逆だったり、ピッチが全体的に遅かったりしていたので、おそらくこれまでの流れから多数のブートリリースが予想されるにあたり、これらの欠点がどうなるかがポイントとなるわけでありますが・・・。

本作は、逆だった左右のチャンネルを反転した上でピッチも修正と、まず基本的な問題点は解消。加えて高域を若干持ち上げて、全体的にメリハリを付けています。

また、公開音源にほんのわずかしか収録されていなかった"Take The A Train"を、僅か17秒ほどではありますがDAC『Des Plaines 1981』(DAC-032)に代表されるこの公演の卓直結音源から補填し、いきなり"Under My Thumb"でディスクが始まるという唐突感の解消も図られています。

dacdesplaines1981

この音源、チャンネルが左右逆と書きましたが、キースのコーラスについては最初ギターと真逆にミックスされており、コンサートが進むうちに修正されていくというラフなミックス。

左右の定位を公開から逆に修正した本作の定位でいうと、ライブ冒頭のキースのコーラスは真左、"Shattered"あたりから中央やや左に変化し、"Time Is On My Side"で本来の右、つまりここでようやくギターと同じ側にミックスされるようになります。

"Neighbours"や"Let It Bleed"で、曲の途中までサックスがオフになっているのもラフミックスならでは。

ちなみにこの音源はカセットテープを経由していたようで、"Just My Imagination"の途中から"Time Is On My Side"あたりまでは、テープ劣化によるものと思しき高域部分の音ムラが発生していますが、さほど気になるレベルではありません。

なお、"Start Me Up"や"Star Spangled Banner"で頻繁に入るノイズについては、ワイヤレスの受信ノイズのようで、前述の卓直結音源でも確認できますが、卓直結の音源よりも綺麗にミックスされた今回の音源の方が、ノイズが激しく聞こえるのは何とも不思議なところ。

しかしこのコンサート、チャーリーは"Going To A Go Go"で、ミックのMCに合わせてタイミングよく入る為の練習と思しきフィルインを連発していたり、"Tumbling Dice"の歌い出しのミックの歌詞は滅茶苦茶。こちらはマンネリからか、イアン・マクレガンは"JJF"が始まる寸前までリフの裏で弾くフレーズの練習をしていると・・・。そして今回あらためて気付きましたが、"Waiting On A Friend"では曲中に次のコードを指示していたりと(本作のタイムでいうと3分12秒)、ツアー開始から2ヶ月経っているのにも関わらず本番なんだかリハなんだかというところが、如何にもラフな1981年ツアーといった風情で魅力的だったりします。

by Hara ¦ 00:01, Wednesday, Dec 26, 2012 ¦ 固定リンク


『Western Affair Vol.2』(DAC)
dacwesternaffairvol2

『Western Affair Vol.2』(DAC-125) 2CD

June.11 1972 Inglewood Forum,Los Angels,CA (1st & 2nd Show)

Stereo Audience Recording (Disc-1)
Mono Audience Recording (Disc-2)
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Rocks Off/4.Gimme Shelter/5.Happy/6.Tumbling Dice/7.Love In Vain/8.Sweet Virginia/9.You Can't Always Get What You Want/10.All Down The Line/11.Midnight Rambler/12.Band Introductions/13.Bye Bye Johnny/14.Rip This Joint/15.Jumping Jack Flash/16.Street Fighting Man/17.Honky Tonk Women

(Disc-2)
1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Rocks Off/4.Gimme Shelter/5.Happy/6.Tumbling Dice/7.Love In Vain/8.Sweet Virginia/9.You Can't Always Get What You Want/10.All Down The Line/11.Midnight Rambler/12.Bye Bye Johnny/13.Rip This Joint/14.Jumping Jack Flash/15.Street Fighting Man/16.Honky Tonk Women


1969年にLAのイングルウッドフォーラムにて行われた2公演を収録したVol.1に引き続いての第2弾は、1972年の同会場での2公演収録盤。

ディスク1に収録されているのはファーストショー。

まるで編集ミスかと思えるような、ちぐはぐなイントロの"Brown Sugar"が印象的だったりしますが、アンコールの"Honky Tonk Women"含め全曲を収録。

VGP『Welcome To The Breakfast Show』(VGP-337)を代表とする既発盤で、テープチェンジと思しきイントロ欠けが生じていた"All Down The Line"は、別音源にて補填を行っての全曲ノーカット収録になっています。

vgpwelcomebreakfastshow1

この別音源は、かなり遠い位置からの録音でヒスノイズも結構あったかと思える、輪郭ぼやけ気味のノイズ除去処理による余韻がやや不自然な音ではありますが、キースのギターのみの部分につき違和感はさほど無し。

全体的な音としては、エコー強めで分離自体も悪かったりはしますが、意外と聞きやすいステレオ録音。盛りあがる部分は手拍子や叫び声等も巻き起こっていたりしますが、耳障りな印象は受けません。

既発タイトルは、高域を持ち上げた上でヒスノイズ除去を行っていたようで、高域部にムラのあるノイズが残っており、これが結構耳についていましたが、本作は特に高域を持ち上げた感のない自然な音で、ヒスノイズもうまく除去され聴きやすく仕上がっています。


ディスク2収録のセカンドショーは、アナログ時代から2枚組LP『Get Your Rocks Off』(Mushroom Records 2806)にて、ファーストショーに引き続きアンコールに応え演奏された"Honky Tonk Women"含め全曲ブート化されていた音源のグレードアップ版。

getyourocksofflp

エコーがかった音で分離イマイチな部分もありますが、全体的に演奏を大きく捉えた録音で、時折口笛が大きく入ったりはするものの、手拍子や歓声の類はさほど耳障りに感じず。

曲中カットはありませんが、"Bye Bye Johnny"の前で行われるメンバー紹介は未収録。

既発代表盤はLPと同名のVGP『Get Your Rocks Off』(VGP-242)

vgpgetyourrocksoff

LPやこのVGP盤含めての既発は、全て高域強めで荒れ気味と感じる音質でしたが、本作は高域を控えめにした上で低域に厚みを持たせた音造りをしており、聴きやすさが増しています。ただ、基の録音がややオーヴァーレベル気味だったのか、一部ヴォーカルを主とした高域がバリっと歪んでしまっているのは消しきれなかった模様。

本作は新たなテープから作成されているようで、既発"Midnight Rambler"終了寸前にあったテープ劣化による音ムラがなかったり、VGP盤であった"Rip This Joint"の前のフェードアウト・イン処理が本作には無かったりしますが、その替わりに"Midnight Rambler"の3分36秒から4分21秒については、今回本作が基にしたテープに欠落が生じていたようで、
この部分はVGP盤に似た感じのやや高域強めの音が繋がれています。

また、"SFM"の1分59秒以降も微妙に音質が変わっていますが、こちらは気にならないレベル。

by Hara ¦ 07:08, Tuesday, Dec 25, 2012 ¦ 固定リンク


『Songs For Europe』(Tarantura)
tarasongsforeurope

『Songs For Europe』(TCDRS-1-1-1,2) 1CD

Oct.6 1973 Skandinavium Gothenburg,Sweden (2nd Show)

Mono Audience Recording
Quality:Good - Fair

1.Brown Sugar/2.Gimme Shelter/3.Happy/4.Tumbling Dice/5.Star Star/6.Doo Doo Doo Doo Doo/7.Angie/8.You Can't Always Get What You Want/9.Midnight Rambler/10.Honky Tonk Women/11.All Down The Line/12.Rip This Joint/13.Jumping Jack Flash/14.Street Fighting Man

デンマーク公演に挟まれた形で1日だけ行われたスウェーデン公演の2ndショー全曲収録盤。

メーカーインフォによれば初登場音源とのことでしたが、実のところはEXILEがこの日の1stショーとクレジットしてリリースした『You Can't Sat We're Satisfied』(EXCD-013)と同音源。

exileyoucantsaywaresatisfied

EXILE盤の方は、ヴォーカルやイントロ・ソロ等の目立つ部分以外は聞き分けがかなり難しい、遠い位置からの録音だったことに加え、ヒスノイズ除去処理の影響により余韻がかなりおかしくなっている上、コモッた音質でピッチも早く、定位は終始左寄りと、あらゆる悪条件が重なった音で、事典での私のパートでは唯一音質表記をpoorタイトルでありました。

本作の方は、さすがにEXILE盤より状態の良いマスターからの作成で、ヒスノイズは結構ありますが音質はクリアー。ノイズ除去処理も行っていないようで余韻がおかしいことはない為、音自体は相変わらず遠いものの、箇所によっては何を演っているか分からなかったEXILE盤に比べて、格段に聴きやすい印象を受けます。

加えて、事典ではテレコのマイクのハウリングが原因と書いた、"Midnight Rambler"以降に終始漂っていたピーピーといったノイズが本作では聞こえないことから、これはEXILE盤の基テープの問題であったことが判明しました。

とはいえテレコの自動録音機能のおかげで、手拍子がない時はそれなりに演奏を大きく拾ってくれているのですが、手拍子が入った途端に音が遠く埋もれてしまうのは旧盤同様。

定位については、初めは左寄りですが"Midnight Rambler"の途中から右寄りに変化ということで、特に調整は行っていない模様。

音がクリアーになったことにより、全体的にオーバーレベルによるバリバリといった歪みが生じていたことも明らかになったり、曲によってピチパチとマイク付近で一人だけしている手拍子が耳についたりします。また、"Midnight Rambler"や"All Down The Line"等の曲で時折、
缶で椅子を叩いていると思しき音もくっきり聞こえるようになりましたが、これがまたリズム音痴で、全くリズムが合ってないのが不快に感じたりも。

EXILE盤で微妙に頭欠けしていた"JJF"は、本作ではそのようなことなく、"Rip This Joint"から切れ目なく聴くことが出来ます。

テープチェンジに起因する頭切れの"Honky Tonk Women"については、EXILE盤は大変聴きづらい音質なので、実のところは切れてるかもなかなか分かりづらかったりしますが、よく聴くとカットインで始まっているのに対し、本作はフェードインで始まる編集となっています。

ちなみに、このレーベルお馴染みのチャプターが変わる際に発生している音ブレですが、本作については無し。ただし"Tumbling Dice"のソロ前に、EXILE盤ではなかった音飛びが起きてしまっているのは減点もの。

なお、EXILE盤には冒頭2トラックに、ミック・テイラーが参加している前座のビリー・プレストンの演奏を収録していましたが、本作は未収録。とはいえ、EXILE盤収録の音源は、最初のトラック(EXILE盤は"Dance To The Music"となっていますが、実は"The Bus"のメドレーの一部)が38秒だけ、次のトラック(こちらもEXILE盤は"Was It A Trick"となっていますが、実は"The Bus"のエンディングと曲名不明の次曲頭)も3分ほどの収録と、あまりに中途半端な上に音も悪いので、未収録でもさほど影響ないものではあります。

by Hara ¦ 19:38, Monday, Dec 24, 2012 ¦ 固定リンク


『Western Affair Vol.1』(DAC)
dacwesternaffairvol1

『Western Affair Vol.1』(DAC-124) 2CD

Nov.8 1969 Inglewood Forum,Los Angels,CA (1st & 2nd show)

Mono Audience Recording
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Jumping Jack Flash/2.Carol/3.Sympathy For The Devil/4.Stray Cat Blues/5.Prodigal Son/6.Love In Vain/7.I'm Free/8.Midnight Rambler/9.Live With Me/10.Little Queenie/11.Satisfaction/12.Honky Tonk Women/13.Street Fighting Man
(Disc-2)
1.Jumping Jack Flash/2.Carol/3.Sympathy For The Devil/4.Stray Cat Blues/5.Prodigal Son/6.You Gotta Move/7.Love In Vain/8.I'm Free/9.Under My Thumb/10.Midnight Rambler/11.Live With Me/12.Little Queenie/13.Satisfaction/14.Honky Tonk Women/15.Street Fighting Man

ツアー2公演目と3公演目にあたる1969年11月8日にLAで行われた2回のショーを、ブタマークでお馴染みの元祖TMOQ創始者であるダブ・テイラーが録音した音源にて、作成された2枚組全曲収録タイトル。

本作収録の音源は、裏ジャケに「Both Shows Were Recorded By Dub Taylor(TMOQ) But Never Used For TMOQ LP」とクレジットされているように、TMOQとしてのLPリリースはおろか、いずれもCD時代になってからブート化されたものだったりします。

まずはディスク1収録の1stショー。久々のツアー、しかも2日目にして1日2回公演であったからなのか、初日演奏した"Gimme Shelter"と"Under My Thumb"の2曲を演奏しなかった代わりに、当時の新曲"Live With Me"を追加の全13曲とツアー最少の曲数公演となっています。

幾つかの曲でPAがハウリングを起こしていたり、ラスト"SFM"のイントロでチャーリーが迷子になってしまい、一旦叩くのを止めてしまったりするドタバタも、ツアー初期ならではの光景かと。

このショーの音源の初リリースはRISK DISCの『L.A.Queenie』(RISK DISC 007)。

riskdisclaqueenie

"JJF"の冒頭で音切れが多発していたり、全体的にヒズノイス多目のコモッた音だったりしましたが、初音源だったこともあり、それなりに話題になったタイトルではあります。

それよりも状態の良いテープから作成されての既発代表盤がVGP『Welcome To The Breakfast Show』(VGP-337)。

vgpwelcomebreakfastshow

オープニングの"JJF"で、頭からオーバーレベルと思しき音割れを起こしてるのは同様ですが、RISK DISC盤のような音切れは無し。この音切れ、後のオークランド公演やサンディエゴ公演音源で確認出来る、曲中の極端ともいえるレベル調整に似た感じではありますが、VGP盤リリース時の技術でまるでその上げ下げが無かったかのような修正は出来ないと推測されますので、あくまでもRISK DISCが入手したテープだけが意図的にそういう処理をされていたのかと考えるのが妥当かなと。

なお、この音割れは冒頭だけで、以降はヴォーカルがやや奥に引っ込んだ感じの遠目の音となりますが、ヴォーカルの引っ込みはライブが進むに連れて改善されてきますので、会場自体の出音がそうだったのかもしれません。

VGP盤が基にしたテープはヒスノイズが結構あったようで、ヒスノイズ除去を行った弊害であるシュワシュワといった音の波打ちが起こってしまっている割には、全体的にシーという強烈なノイズが漂っていたりしますが、本作は状態の良いテープから作成されたようで、VGP盤に比べるとはるかにヒスノイズが減っている上に、ノイズ除去に伴う波打ちの発生はなかったりします。

音質は、VGP盤のように高域を持ち上げず自然な質感にした上、基音がそうだったのかもしれませんが、低域を強調していることから、ブイブイと唸るビルのベースがよく聞こえる音造りになっています。

なお、"JJF"終了直後にマイクの近くで吹かれた口笛を大きく拾ってしまう箇所があり、VGP盤はその部分を一旦切り取ってヴォリューム調整をした後に再度繋げていることから、ヒスノイズが急に消えてまた発生するという、如何にも繋いでます的な処理に鳴っているのに対し、本作は部分処理を行わないボリューム調整で対応したようで、その口笛部分も自然な感じで抑えられています。

ただしPAのハウリングが激しかった"Midnight Rambler"のイントロはその逆で、VGP盤が割れた音そのままの収録だったのに対し、本作は0分5秒から0分11秒まで抽出してのボリューム調整を行ったようで、この部分の音質に若干の変化があります。

テープチェンジにあたった"Little Queenie"がギターソロ前のAメロからの途中収録という点は、別音源が発掘されていないのでどの盤も共通。


ディスク2は2ndショー。
この公演から当時の未発表曲"You Gotta Move"がセットリストに追加され、また1stショーでは演奏されなかった"Under My Thumb"も復活し、初日演奏の"Gimme Shelter"は外されているものの、3公演目にして1969年ツアーでは最長の全15曲となっています。

この公演の音源はこれまで2種ブート化されており、所謂OBR音源の方は、
DACが型番4つ前の『L.A.69』(DAC-120)にて決定盤をリリース済み。

dacla69a

本作はSonic Zoom『Born In The Crossfire Hurricane』(SZ 1002)のみでブート化されていた方の音源。

borninthecrossfirehurricane1

ヒスノイズはそこそこあるものの、OBR音源同様に演奏を大きく捉えた好録音で、この時代のオーディエンス録音としてはかなり上質の部類。

OBR音源はギターはオンに録れているもののミックのヴォーカルがやや奥に引っ込み気味というバランスでしたが、本作の音源はヴォーカルがよく聞こえる代わりにギターが引っ込み気味といったバランス。

こちらも1stショー音源同様に、"JJF"では歌い出し前から1コーラス目にかけてTMOQのオークランドやサンディエゴ音源特有のヴォリューム調整による極端な音量の上げ下げに似たような音量変化が、『Born In The Crossfire Hurricane』には収録されていますが、本作は違和感なくその部分を均一な音量で聴くことが出来ることから、こちらも基テープでの音量調整はなかったものと考えられます。

OBR音源に収録されていたサム・カトラーのイントロダクションは、TMOQ音源のテレコスタートがその後からだったからなのか、既発本作共に未収録。

ただし、テープチェンジによる"Live With Me"最初のサビまでの欠落部分については、曲前の「Thank you」のMCからOBR音源を補填。音質を合わせる都合上からか、同レーベル『L.A.69』よりもヒスノイズ除去を控えめにしたようで、『L.A.69』よりもヒスノイズ部分の波打ちがやや大きめ。

また『Born In The Crossfire Hurricane』はDATテープを基に作成されたようで、"I'm Free"の前のMCでデジタルノイズと共にMCの一部欠落がありましたが、本作には当然の事ながらそのようなことはありません。

by Hara ¦ 11:36, Monday, Dec 24, 2012 ¦ 固定リンク


『Swiss Made』(Tarantura)
taraswissmade

『Swiss Made』(TCDRS-8-1,2) 2CD
June.15 1976 Hallenstadion,Zurich, Switzerland

Stereo Audience Recording
Quality:Excellent - Very Good

(※)Disc-2 Track 10,11
Mono Audience Recording
Quality:Good

(Disc-1)
1.Opening/2.Honky Tonk Women/3.If You Can't Rock Me/4.Get Off Of My Cloud/5.Hand Of Fate/6.Hey Negrita/7.Ain't Too Proud To Beg/8.Fool To Cry/9.Hot Stuff/10.Star Star
(Disc-2)
1.You Gotta Move/2.You Can't Always Get What You Want/3.Band Introductions/4.Happy/5.Tumbling Dice/6.Nothing From Nothing/7.Outa Space/8.Midnight Rambler/9.Brown Sugar/10.Jumping Jack Flash/11.Street Fighting Man

この公演は、これまでアナログ時代に2枚組LP『Get Off Of My Stone』(-)にて、ツアー定番曲"IORR"が外れたこの日のセットリスト全19曲がブート化済み。

getoffofmycloudlp

CD時代に入ってはLPと同音源にて"Street Fighting Man"のみ、VGPの『Seid Ihr Wach?』(VGP-098)にて、ミュンヘン公演という誤まったクレジットで唯一CD化されていただけで、全曲のCD化はされていませんでしたが、本作はLPとは異なる音源をメインに作成された全曲収録タイトル。

vgpsaidihrwach

メインとなる音源は、オープニングから"JJF"の最初のサビに入るまでで使用。いきなり叫び声の奥から、か細い音で"Honky Tonk Women"のイントロが鳴ったのでどうなることかと思いきや、場内の出音自体が上がったら演奏を大きく捉えた好録音。

ただ、一段と出音が大きくなったと思しき"Brown Sugar"以降は、オーバーレベルなのか音の端々に歪みが生じてしまってはいますが・・・。

"If You Can't Rock Me"では、いきなり左から強烈なヒスノイズが出たかと思えば、曲の途中まで音がコモっていたり、"You Gotta Move"ではちょいと外れた感じの歌声を思いっきり拾っていたりと落ち着かない部分があったり、全体的にヒスノイズが結構漂っていたりもしますが、基本的には奥行きと広がりを感じる好感持てる音。

ただし、残念なことに全体的に結構ピッチが遅め。

加えて、このレーベル恒例であるチャプター切り替わり時の音飛び。ディスク1こそあからさまに分かるものはありませんが、ディスク2で頻発。"You Can't Always Get What You Want"、"Band Introductions""Outa Space""JJF"それぞれの前で音飛びが発生してしまっています。

なお、"Midnight Rambler"終了後の歓声の一部と、"JJF"の最初のサビ前以降に使われている補填音源、これは前述のLP音源と同じものですが、本作は高域を強調した上、LPでは厚みのあった中低域も抑えてしまった為に、かなりやせ細った音となってしまっています。このようなイコライジングをしない方が、メインの音源との違和感が少なかったような気もするのですがこれは残念。

せっかくメインの音源自体は結構良いものだったのに、相変わらずそれを活かしきれないのは何だかなといったタイトル。

by Hara ¦ 22:17, Friday, Dec 21, 2012 ¦ 固定リンク


『Circus Krone -Munich.June 8,2003』(Rsd Tongue Records)
circuskronebox

『Circus Krone -Munich.June 8,2003』(RTR-022) 4LP+2CD+1DVD

June.8 2003 Circus Krone,Munich,Germany

(※)Side-G Track 1-3、Side-H 1,2
Jan.16 2003 Madison Square Garden,New York,NY

(※)Side-G Track 4
Mar.12 2003 Yokohama Arena,Yokohama,Japan

(※)Side-H Track 3
Feb.18 2003 Enmore Theatre,Sydney,Australia

(※)Side-H Track 4
July.30 2003 Downsview Park,Toronto,Canada


Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

(※)Side-G Track 1-3、Side-H Track 1,2,4
Mono Soundboard Recording
Quality:Excellent

(※)Side-G Track 4
Mono Soundboard & Stereo Audience Mix Recording
Quality:Excellent

(※)Side-H Track 3
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent


(Side-A)
1.Jumping Jack Flash/2.Tumbling Dice/3.All Down The Line
(Side-B)
1.Sweet Virginia/2.Worried About You/3.Stray Cat Blues
(Side-C)
1.Everybody Needs Somebody To Love/2.Dance/3.That's How Strong My Love Is
(Side-D)
1.Going To A Go Go/2.Band introduction〜The Nearness Of You/3.Before They Make Me Run
(Side-E)
1.It's Only Rock'n Roll/2.Can't You Hear Me Knocking/3.Honky Tonk Women
(Side-F)
1.Start Me Up/2.Brown Sugar/3.I Can't Turn You Loose
(Side-G)
1.Street Fighting Man(1/16)/2.Don't Stop(1/16)/3.Monkey Man(1/16)/4.Mannish Boy(3/12)
(Side-H)
1.Gimme Shelter(1/16)/2.You Got Me Rocking(1/16)/3.No Expectation(2/18)/4.Rock Me Baby(7/30)

(※)CD Disc-1・・・Side-A〜C、Disc-2・・・Side-D〜F

『メイン・ストリートのならず者-スーパー・デラックス・エディション』リリースに端を発したこのLP+CDシリーズも20作目を超えるに至って(以前のリリース物もいつの日か取りあげるつもりではいますが・・・)、ようやく初のノンコピー音源をメインに据えたタイトルをリリース。

制作者側もさすがにそれは意識したのか、シュリンクには「For The First Time Ever!」記載のステッカーまで(笑)

circuslronesticker

内容はというと、DVDとLP3枚(CD2枚)にメイン収録されているのは、2003年欧州ツアー3公演目にあたるミュンヘンでのシアターショー。

この公演はオフィシャルDVD『Fouty Flicks』のディスク1に、"I Can't Turn You Loose"がフルで、そして"That's How Strong My Love Is"が断片的に収録されていましたが、本作はこの素材の全長版ビデオからの作成。

いきなりオープニングの"JJF"のリフをキースが弾けていなかったり、"Worried About You"では曲中でチャーリーのリズムが裏になってしまい、曲が終わるまでリズムがひっくり返ったままと、さすがに『Fouty Flicks』にフル採用されなかったのが如何にもという大ミスがあったりするものの、さすがに収録の決まっていた公演だけあって、通常公演よりシャウトしまくるミックをはじめ、テンション高めの演奏を聴くことができます。

音の方は、この手の素材ものにありがちな卓直結のラフなものではなく、きちんと歓声もミックスされたステレオサウンドボード音源で、DVDの方を観ると分かるとおり、幾度かのダビングを経たビデオだったことから時折ビデオ落とし特有のハムノイズが聞こえたりするものの、高域がすっきりと伸びた高音質といっても差し支えない音。

惜しむらくは左右のチャンネルが逆なのがやや難点で、キースが左から鳴っていたりしますが、このステレオミックス自体は中央からやや左右へ振り分けられているだけなので、それほどの極端な違和感は無し。

なお、こちらもDVDの方を見ると分かりますが、映像の方はオープニングのバンドコールが終わってからの収録につき、本作のLPとCDにはオーディエンス音源のバンドコールを追加収録しています。

この公演のオーディエンス音源についても触れておくと、いずれも異なる音源を基にした以下の3作がこれまでブート化されています。

まずはミュンヘンでの3公演を収録したVGPの6枚組
『The Neaarness Of You』(VGP-343)
vgpthenearnessofyou
若干エコーがかってはいますが音が近く、耳障りな拍手や手拍子の類をあまり拾っていない好録音。高域がやや強調気味ですが耳につく程ではありません。35秒もある客電落ち前の場内BGMとオープニングの"JJF"が一つのチャプターになっていたり、2枚のディスクの分かれ目がメンバー紹介直後のキースMCだったりと、このレーベルらしからぬ雑な編集はやや残念なとこ。


続いては同じくミュンヘンでの3公演収録の6枚組
『Munich 2003』(-)
munich2003box
モコっとした質感の音で、テレコの自動録音レベル調整機能の弊害と思しき音の潰れあることに加えて"All Down The Line"以後は、まるでLPのスクラッチノイズのようなポツポツといったノイズも入るという難点あり。ただこのノイズ、ディスク2になるとピタッとなくなるので、プレスミスの可能性が大きいかもしれません。


そして唯一サーカスクローネ公演を単体リリースした
『Rock'n'Roll Circus 2003』(CS 2003 A/B)
rocknrollcircus2003
VGP盤より若干後ろの席からの録音のようで、VGP盤よりエコーがかった印象ですが、こちらも耳障りな拍手や手拍子の類をあまり拾っていない好録音。高域やや強調気味のVGP盤に比べ、高域が自然な感じですっきりと伸びた高音質音源。録音位置の関係もあったのか、ライブ前半はキースのギターが引っ込み気味なのがやや残念。


では本作のバンドコールに使われた音源はというと、バンドコールに被るベースの様な音が同じなことから、VGP盤から持ってきたことが分かります。ただしその繋ぎに関しては、もう少しクロスフェード処理をきちんとやった方がいいんじゃないのといった少し雑なものではありますが・・・・

CDには未収録の4枚目のLPは、2003年のライブから本編のサーカスクローネ公演で演奏されなかった曲を集めたもの。

まず収録全8曲中5曲と半数以上を占めるのが、カメラテスト収録されていた流出映像が基になっている、1月16日MSG公演からのモノラルサウンドボード録音。サイドG頭の"SFM"はフェードイン気味での収録だったり、"Monkey Man"と"You Got Me Rocking"開始直前には、おそらく基にしたCDのチャプター位置だったと思しき一瞬の音切れがあったりと、編集が雑な点が何とも・・・。。

サイドG、4曲目収録の3月12日横浜アリーナ公演からの"Mannish Boy"は、ALDとオーディエンス音源のミックスということで、VGP『Yokohama Forty Licks』(VGP-345)からのコピー。

vgpyokohamafortylicks

サイドH、3曲目の"No Expectation"は2月18日シドニー公演からで、本作唯一のオーディエンス録音。

そしてLP最後を飾るのは、7月30日トロントで開催された「SARSstock concert」から、AC/DCのアンガス兄弟が客演した"Rock Me Baby"で、オフィシャル素材ビデオからの流出モノラルサウンドボード録音となっています。

by Hara ¦ 01:32, Monday, Dec 17, 2012 ¦ 固定リンク


『"...Sad Songs Is All I Know"』(-)
sadsongcd

『"...Sad Songs Is All I Know"』(-) 2CD
July.15 1975 Cow Palace San Francisco,CA

Stereo Audience Recording
Quality:Nery Good

(Disc-1)
1.Opening/2.Honky Tonk Women/3.All Down The Line/4.If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud/5.Star Star/6.Gimme Shelter/7.Ain't Too Proud To Beg/8.You Gotta Move/9.You Can't Always Get What You Want/10.Happy/11.Tumbling Dice
(Dics-2)
1.It's Only Rock'n Roll/2.Member Introduction/3.Doo Doo Doo Doo Doo/4.Fingerprint File/5.Angie/6.Wild Horses/7.That's Life/8.Outa Space/9.Brown Sugar/10.Midnight Rambler/11.Rip This Joint/12.Street Fighting Man/13.Jumping Jack Flash

オフィシャルリリースされた7月13日LA公演の次にあたった、カウパレス2日連続公演の初日となる7月15日公演全曲収録盤。

この公演のブートというと、クリアーな音質でこの時代の録音としてはかなり上質な部類に入り、全曲収録ブートがLP時代から幾つもリリースされてきた中、CD時代になってから基テープより新たに作成されたVGP『It's Only Rock'n Roll』(VGP-036/7) が代表盤となっていましたが、

vgpiorr

本作はスリックを加工したジャケットデザインからも分かるように、前述の音源とは異なる音源を使用して2枚組LPにてリリースされていた『"...Sad Songs Is All I Know"』(T-CPSF) を基にした全曲収録盤。

sadsonglp

音の方は前述の『It's Only Rock'n Roll』音源に比べると、カセット録音特有の中低域に音が集中したクリアーさに欠ける音ではあるものの、本作の方が厚みのある音で演奏が録れているのと、こちらの音源も周りの観客があまり騒いでいないので、これはこれでなかなかの好録音ではあります。

また、このLP『"...Sad Songs Is All I Know"』は、おそらくテープチェンジが原因で『It's Only Rock'n Roll』音源では、CD化された後も中盤がごっそりと抜け落ちていた"Rip This Joint"を唯一カット無しで収めていたタイトルでもありました。

本作は残念ながらLPの基テープからの作成ではなくアナログ起こしの為、LP未収録だった"Fanfare For The Common Man〜Honky Tonk Women"、"You Gotta Move""You Can't Always Get What You Want""That's Life""Outa Space"の5曲を、『It's Only Rock'n Roll』音源の高域を加工し、音質を合わせた上で補填を行っての全曲収録盤としています。

これら楽曲に加え、面替わりにあたったり曲順を入れ替えた際に欠落していた"Doo Doo Doo Doo Doo""Midnight Rambler""Rip This Joint""JJF"終了後の歓声も『It's Only Rock'n Roll』音源にて補填。

そしてLPではマイクに何かが触れたような感じでドロップアウトが生じていた"Tumbling Dice"1コーラス目の「candle right down」部分も、これまた『It's Only Rock'n Roll』音源にて補填していますが、さすがに音質をいくら似せたとはいえ、前述したように録れた音の太さが異なることから、この部分については若干音が回る印象を受けるものの、基のドロップアウト状態に比べれば全然聴きやすくはなっています。

なお、補填音源の"You Gotta Move"で一旦曲を終わらせ、ピアノベースで曲を再スタートさせる部分(本作のタイムで3分21秒)にある、テープチェンジか何かの際にマイクに何かが触れたような強烈なノイズについては本作はそのままですが、前述のVGP『It's Only Rock'n Roll』はノイズ部分を巧妙にカットした上でクロスフェード処理を施しています。

ちなみにこの処理部分について他のCDはといえば、まずは翌公演とのカップリング4枚組CD『The Complete Cow Palace Tape 1975』(IMP-CD-045-048)そして翌公演CDとのセットもありますが、単体でもリリースされたStones Of Fireの『The Rock'n'Roll Show』(SOF 8003)これらはテレコを止めたプチッという音の直後にノイズが来ています。

impthecompletecowpalacetape

softherocknrollshow

したがって本作のノイズ部分はLP『It's Only Rock'n Roll』(-)と同様に、これらCDのようなテレコを止めたプチっという音が入っていませんので、本作の補填には既発CDではなくLPが使用されたのかなと推測されます。

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by Hara ¦ 19:27, Sunday, Dec 16, 2012 ¦ 固定リンク


『Tight Dresses And Tampax』(-)
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『Tight Dresses And Tampax』(-) 2CD

July.23 1978 Soldier Field,Chicago,IL

Mono Audience Recording
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Opening/2.Let It Rock/3.All Down The Line/4.Honky Tonk Women/5.Star Star/6.When The Whip Comes Down/7.Lies/8.Miss You/9.Beast Of Burden/10.Just My Imagination
(Disc-2)
1.Shattered/2.Respectable/3.Far Away Eyes/4.Love In Vain/5.Tumbling Dice/6.Happy/7.Sweet Little Sixteen/8.Brown Sugar/9.Jumping Jack Flash/10.Satisfaction

2枚組LP『Tight Dresses And Tampax』(AR-7878) 複刻作。

tightdresslp

78年シカゴ公演については、VGP『The Rolling Stones'78 Satisfaction Guaranteed』(VGP-378) に代表される、CD時代になってから発掘された音源による全曲収録盤がCD化されていましたが、本作はLP時代にブート化されていた方の音源で、1曲を除いては初のCD化。

vgpsatisfactionguaranteed1

その唯一CD化されていたのが"Beast Of Burden"で、CD時代発掘音源での同曲はテープチェンジにより曲の後半が大幅に欠落していたことを前述のVGP盤が嫌い、この曲のみ丸々LP音源に差し替えていたのでした。

さて本作、残念ながら新たにLPの基テープから起こしたのではなく、あくまでもLPからの丁寧なCD化ということで、LPでは各面の収録時間バランスをとる為にいじられていた曲順を当日通りにし、アナログ未収録だった"Let It Rock""Honky Tonk Women""Miss You"、そしてこの日の目玉であったにも関わらずLPから外されていたアンコール"Satisfaction"の4曲を、CD時代発掘音源から補填しての全曲収録盤となっています。

また、"When The Whip Comes Down"と"Lies"の曲間や、ディスクをまたぎますが"Just My Imagination"と"Shattered"の曲間、"Love In Vain"と"Tumbling Dice"の曲間も補填処理をしている模様。

音の方は演奏を大きく捉えてはいますが、盛り上がる箇所になると演奏が手拍子の奥になってしまったり、静かな曲以外ではオーバーレベルによるものと思しき、高域部の歪みが発生しているのが玉にキズ。また、風の影響と思しき音ムラもあったりしますが、音の録れ方としてはCD時代発掘音源に近い為、補填曲や音の入れ替わり部分でもさほど違和感を覚えることはありません。

なお、その補填に使われた音源ですが、前述のVGP『The Rolling Stones'78 Satisfaction Guaranteed』はあまりに高域を強調した音造りだった為、それ以前にVGPがリリースしていた同音源収録盤である『Tight Dresses And Tampax』(VGP-145)の方がLP音源に音質が近いことから、そちらを使用しているようです。

vgptightdress

by Hara ¦ 08:24, Sunday, Dec 16, 2012 ¦ 固定リンク


『Nasty Music - The Lost Live Album -』(Mayflower)
mayflowernastymusic

『Nasty Music - The Lost Live Album -』(MF-07/08/09) 3CD

Oct.17 1973 Foret Nationale,Brussels,Belgium (1st Show)

(※) Disc-2 Track 2-9,11-14
Oct.17 1973 Foret Nationale,Brussels,Belgium (2nd Show)

(※) Disc-3 Track 1-6
Sep.9 1973 Empire Pool,Wembley,UK

(※) Disc-3 Track 7-9
Sep.13 1973 Newcastle City Hall,UK (1st Show)

(※) Disc-3 Track 10
Sep.28 1973 Olypiahalle,Munich,West-Germany (1st Show)

(※) Disc-3 Track 11-13
Sep.28 1973 Olypiahalle,Munich,West-Germany (2nd Show)

(※) Disc-3 Track 14
Oct.14 1973 Ahoy Hall,Rotterdam,Holland (2nd Show)


Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

(※)Disc-3 Track 5,7-9,11
Mono Soundboard Recording
Quality:Excellent

(※)Disc-3 Track 6,10
Mono Soundboard Recording
Quality:Very Good

(※)Disc-3 Track 12,13
Mono Audience + Soundboard Recording
Quality:Very Good

(※)Disc-3 Track 15
Mono Audience Recording
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Brown Sugar/2.Gimme Shelter/3.Happy/4.Tumbling Dice/5.Dancing With Mr.D/6.Angie/7.You Can't Always Get What You Want/8.Midnight Rambler/9.Honky Tonk Women/10.All Down The Line/11.Rip This Joint/12.Jumping Jack Flash/13.Street Fighting Man
(Disc-2)
1.Brown Sugar/2.Gimme Shelter/3.Happy/4.Tumbling Dice/5.Star Star/6.Dancing With Mr.D/7.Doo Doo Doo Doo Doo/8.Angie/9.You Can't Always Get What You Want/10.Midnight Rambler/11.Honky Tonk Women/12.All Down The Line/13.Rip This Joint/14.Jumping Jack Flash/15.Street Fighting Man
(Disc-3)
1.Gimme Shelter/2.Happy/3.Doo Doo Doo Doo Doo/4.Street Fighting Man/5.Dancing With Mr.D/6.Midnight Rambler/7.Brown Sugar/8.Star Star/9.Angie/10.Gimme Shelter/11.Brown Sugar/12.Gimme Shelter/13.Street Fighting Man/14.Brown Sugar/15.Star Star

ディスク1は10月17日ブリュッセルの1stショーをFM音源から収録。

ディスク3の最後にオーディエンス録音の"Star Star"が収録されていることから、VGP『The Lost Brussels』(VGP-088)の丸コピーかと思いきや、"Angie"終了直後に、ミックが発した「メルシィ」というMCとキースのチューニング部分の抜粋が、なんとディスク2収録のオフィシャル2ndショー音源から補填収録されています・・・。

vgplostbru2

『The Lost Brussels』の"Angie"は、最後の余韻がフェードアウト気味で終わっており、それを嫌っての処理かと思われますが、実はWolfgang Vaultにて、初登場なる曲前のMCと共に、きっちりと終わる"Angie"が公開されており、SODDの『1973 European Tour』(SODD 081)にてCD化もされていたのでした。

sodd1973europeantour1

また『The Lost Brussels』というよりも、この音源全般に言えることですが、イントロが欠けていた"Dancing With Mr.D"。この曲も本作はオフィシャル2ndショー音源を補填しています。

どうせだったらWolfgang Vault音源から"Angie"の前後を持ってきて補填し、更に同様にこの公開により登場した"Brown Sugar"の曲前も補填すれば、1stショーのサウンドボード音源集のグレードアップ版となり得たのに、この異なるショーからの補填処理は何とも残念。

ディスク2は配信のみのオフィシャル『The Brussels Affair』をプレス化。

配信にあった細かい音切れやノイズ除去等の修正は行われているようですが、何故か高域を持ち上げて硬質な音に仕上げているのは、かえって逆効果かと。

ディスク3の冒頭6トラックは、9月9日ウェンブリー公演のラジオ音源をまとめて収録。曲間を繋げて、いちいちフェードアウト・インしないで聴かせるというコンセプトのようですが、何故か"Gimme Shelter"終了後のMCは途中でカット。"Happy"の前のミックによる曲紹介MCもカットされてしまっています。

また、"Dooテ�5"から"SFM"の繋ぎについては、"Dooテ�5"の最後の1ショットを"JJF"の最後の1ショットに差し替えて繋ぐという処理にしていることから1音だけブリュッセルの音が紛れ込んでいるといった具合。

その"Dooテ�5"の曲前MCですが、実はDACの『Back To The Graveyard』(DAC-113)収録の"Dancing With Mr.D"では終了後にミックが発したこのMCも収録されており、きちんと繋げば"Dancing With Mr.D"から"Dooテ�5"の流れが出来るのですが、本作の"Dancing With Mr.D"は"SFM"の後に収録といった曲順に加え、終了後のMCもカットされちゃってます。

dacbacktothegraveyard2

トラック7〜9のニューキャッスル公演モノラルサウンドボード音源を経て、次に収録されているのが、本作の目玉となる9月28日ミュンヘン公演1stショーの"Gimme Shelter"初登場サウンドボード音源。

その前のニューキャッスル音源のようなクリアーな高音質とはいかず、レンジの狭いAMラジオっぽい音質のモノラル録音。歓声の被せ方からするとテレビ放送っぽい気もしますが、はたして・・・。残念ながら1曲完走ではなく2コーラス目手前から最後までの放送だったようです。

続いての3曲は9月28日ミュンヘン公演2ndショーからで、ドイツのTV局ARDが76年に「Kaetschap」という番組で放送したというサウンドボード音源。

この3曲のうちで完走しているのは"Brown Sugar"のみで、"Gimme Shalter"はギターソロの前からの収録、"SFM"は曲の終盤1分56秒ほどという中途半端な長さしか放送されなかったようですが、本作はオーディエンス音源を繋いで曲を通して聴けるようにしています。

同様の編集は、既発CD『Brown Sugar & White Snow/100 Years Ago』(-)でも聴けますが、本作はそこからのコピーではなく独自に新たに作成しているようです。

brownsugarwhitesnowcd1

まず"Brown Sugar"の前にはバンドコール部分含めたオーディエンス音源を補填してイントロからサウンドボード音源に切り替わる編集となっていますが、ノンレーベル盤はオーディエンス音源の補填はなし。ただし曲前でのキースのコード試し弾きについては、ノンレーベル盤はサウンドボードでの収録となっています。

また本作の"Gimme Shelter"は、サウンドボード音源に切り替わった直後に音飛びを起こしていたりすることに加え、これは本作全般にいえることですが、かなり高域を持ち上げたキツい音造りになっているのが難点。

続いてはKBFH音源から10月14日ロッテルダム公演の"Brown Sugar"ですが、既発が全てノーカットでの収録なのに対し、本作はどういう訳かドラムが入ったとこからというイントロ途中からの不完全収録・・・。

最後は10月17日ブリュッセル1stショーで唯一サウンドボード音源が発掘されていない"Star Star"のオーディエンス音源。ここまで一部補填はあったものの基本全てサウンドボード音源できたのだから、ここはOGWTで放送された9月30日フランクフルトの2ndショーの"SFM"を収録した方が、収まりがよかったような気もするのですが・・・。

by Hara ¦ 03:44, Friday, Dec 14, 2012 ¦ 固定リンク


『Grande Finale』(-)
grandefinalecd

『Grande Finale』(-) 2CD

Dec.19 1981 Hampton Coliseum,Hampton Roads,VA

Mono Audience Recording
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Let Me Go/12.Time Is On My Side/13.Beast Of Burden/14.Waiting On A Friend
(Disc-2)
1.Let It Bleed/2.You Can't Always Get What You Want/3.Band Introduction/4.Little T&A/5.Tumbling Dice/6.She's So Cold/7.Hang Fire/8.Miss You/9.Honky Tonk Women/10.Brown Sugar/11.Start Me Up/12.Jumping Jack Flash/13.Satisfaction

1981年ツアーのハンプトン公演といえば、当時PPV放送されたことから
映像含めてブートの定番であり、配信オンリーながら公式に全曲オフィシャルリリースもされましたが、それらは全てツアー最終日前の18日。

本作はその翌日のツアー千秋楽にあたる12月19日公演をオーディエンス録音にて全曲収録したタイトル。

エコーがかったやや分離の悪い音ではあるものの演奏自体は大きく捉えており、マイク近くでの歓声や手拍子・拍手が曲間以外では少ないので聞きやすい録音。一部オーバーレベルと思しき歪みや、ライブ後半では音が割れ気味になっています。元がモコモコの音質だったのか高域を持ち上げているようで、全編耳に刺さるということではありませんが、時折シンバルや"さ行"が耳に付く箇所もあったりします。

テープチェンジは"Going To A Go Go"終了後と"Little T&A"終了後の2箇所で、曲中カットは無し。前者はそのままにしてあることからミックのMCが切れたりしていますが、後者は別音源にて補填してあります。

別音源といえばアンコールの"Satisfaction"。インフォによるとメインの音源はマスターに問題があったそうで、この曲だけは丸々別音源にて補填。メインに比べるとやや高域控えめでおとなしい印象ではありますが、音自体はさほどの差はなく、逆にメインがライブ後半割れ気味になっている分、割れていない補填音源の方が聴きやすく感じるかもしれません。

この公演からは"Just My Imagination"のみ、オフィシャル『Still Life』に採用されていますが、本作のタイムでいうと、2分20秒から2分36秒まで、2分52秒から3分23秒まで、3分55秒から4分19秒まで、4分43秒から4分51秒まで、5分59秒から6分38秒まで、6分53秒から8分37秒までがカットされて短く編集されているのと、最後の「ジャジャジャジャジャッ」という8分5連のキメの部分に被るミックのかけ声がオーバーダビングされているようです。

ちなみに前日18日公演では"Honky Tonk Women""Brown Sugar""Start Me Up"のライブ終盤3曲が、切れ目なくまるでメドレーのように続けて演奏されてましたが、この日は以前の公演同様に間を空けての演奏。よって、あの続けての演奏というのは、テレビ用の演出だったようです。

なお、本作のタイトル及びジャケットの元ネタは、前日の放送音源から数曲を抜粋収録したLP『Grande Finale』(Le Soir Prod.GT 101881)からで、内ジャケットにそのLPジャケットも白黒でデザインされていますが、本作は白と茶の2色イラストだったLPジャケットを着色しているのに加えて、LPの方ではグリマーツインズ名義でしたが、本作はストーンズ名義に換える等の細かい変更がなされています。

grandefinalelp

by Hara ¦ 11:49, Sunday, Dec 09, 2012 ¦ 固定リンク


『Party Down』(-)
partydowncd

『Party Down』(-) 2CD

Oct.1 1981 Metro Center,Rockford,IL

Stereo Audience Recording
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Let Me Go/11.Time Is On My Side/12.Beast Of Burden/13.Waiting On A Friend
(Disc-2)
1.Let It Bleed/2.You Can't Always Get What You Want/3.Tumbling Dice/4.Little T&A/5.She's So Cold/6.Hang Fire/7.Miss You/8.Start Me Up/9.Honky Tonk Women/10.Brown Sugar/11.Jumping Jack Flash

未CD化だった3枚組LP『Party Down』(Music Fans Records MFRSR)複刻作。

partydownlp

ツアー4公演めにあたるこの日は当初、ツアー日程に入っておらず、ラジオ局WZOKのダラス・コールとデニス・ローガンを中心に地元ファンが36000人もの署名を集めて実現した公演。

署名を集めてまで実現したコンサートなだけあって、観客側の熱狂振りはすごいものがありますが、当のストーンズはというと、ミックが"Let It Bleed"後のMCで「次はニューアルバムから"Tops"」と紹介するもののバンドがNGを出したようで、結局訂正のMCから"You Can't Always Get What You Want"を演奏し始めたり、ツアー4公演目にして初のアンコール無しと、この日の演奏曲は81年ツアー最小の23曲となっています。

"A列車"に被ってくるバンドコールは、曲が盛り上がってホーンが入ってくるあたりに入れるというパターンがお馴染みですが、この日はそこよりもはるか前の、曲としては盛り上がってない部分で被せてしまうという、まだタイミングをつかみ切れてないのもツアー序盤ならでは。

音の方はというと、この日は屋内公演に加えて後方席での録音のだったようで、全体的にエコーがかった遠目の音だったりはしますが、シンバル等の高音部がクリアーに録れた、すっきりとしたマイルドな音質の聞きやすい音源。また、耳障りな歓声や拍手もほとんどありません。

今回の複刻はアナログの面替わり部分は綺麗につなげていたりしますが、別音源による補填はなし。テープチェンジによる曲中カット自体はありませんが、"Tumbling Dice"後のメンバー紹介はキース以外未収録。したがってこの日から3公演でサックスを吹くリー・アレンの紹介があったかは確認出来ず。

このリー・アレン、"Waiting On A Friend"や"You Can't Always Get What You Want""Miss You"でサックスソロを確認できますが、後の日程から参加するアーニーワッツの、時に耳障りにも感じる1981年ツアー特有の甲高い音のソロになれている分、リーアレンの中音主体のソロは新鮮な印象を受けます。

by Hara ¦ 11:46, Sunday, Dec 09, 2012 ¦ 固定リンク


『Jumping Back To Their Best』(Godfather)
godfatherjumpingbacktotheirbest

『Jumping Back To Their Best』(G.R.678/679) 2CD

Feb.20 2003 Super Dome,Sydney,Australia

Stereo Audience Recording
Quality:Excellent - Very Good

(※)Disc-2 Track 7-13
Feb.22 2003 Super Dome,Sydney,Australia

Stereo Audience Recording
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Start Me Up/2.It's Only Rock'n Roll/3.If You Can't Rock Me/4.Don't Stop/5.You Got Me Rocking/6.Let It Bleed/7.You Can't Always Get What You Want/8.Bitch/9.Tumbling Dice/10.Band Introductions/11.Thru And Thru/12.Before They Make Me Run/13.Sympathy For The Devil/14.Gimme Shelter/15.Honky Tonk Women
(Disc-2)
1.Can't You Hear Me Knocking/2.Satisfaction/3.When The Whip Comes Down/4.Like A Rolling Stone/5.Brown Sugar/6.Jumping Jack Flash/7.Street Fighting Man/8.Sweet Virginia/9.All Down The Line/10.The Worst/11.Happy/12Midnight Rambler/13.It's Only Rock'n Roll

2003年来日公演の前に行われた、全8公演のオーストラリアツアーから、2公演目となる2月20日のシドニーはスーパードーム公演全曲収録盤。

メインステージの音は時折周りの観客の影響で若干音が回るものの、演奏を大きく捉えた高音質録音で、耳障りな歓声や手拍子の類は無し。

残念なのは"Bitch"や"Thru And Thru"等、ホーンが前面に出る部分では録音レベルオーバーの為、高域に歪みが生じてバリバリ鳴ってしまってます。

Bステージはというと、スピーカーに背を向けたようでエコーがんがんの音ですが、こちらも耳障りな歓声や手拍子の類は無し。

ボーナストラックを収録してもまだ時間に余裕があるにも関わらず、アンコールの"JJF"終了後すぐにフェードアウトするのは減点もの。

なお、クレジットはなくチャプター分けもされていませんが、オープニングSEは途中からながら35秒程収録されています。

この日の"Bitch"は曲終盤の「Hey Hey Hey」部分を喉がきつかったのかミックが低い方しか歌わず、替わりにバーナードが高い方を歌っているものの、フェーダーがあまり上がっていなかったようで、その高いパートがあまり聞こえない為、変な風に聞こえてしまってるのが印象的。

"Thru And Thru"前のキースのMCの途中、日本語で「オヤジー」のかけ声がかかるのはご愛敬。

ボーナストラックは22日の同会場公演から、20日公演で演奏しなかった曲を中心に7曲。

遠い位置からと思しき録音で、全体的にややエコーがかったやや遠目の音。

ただし"Sweet Virginia"だけは、妙にキースの音がオンになっており、細かいフレーズまではっきりと聞くことが出来ます。

ボーナストラックで唯一20日でも演奏されていた"IORR"は、メインステージで演奏した20日公演と違い、この日はBステージでの演奏ということで、コーラスが入らない異なるアレンジになっていたことから、この曲も収録されたのでしょう。

by Hara ¦ 00:58, Friday, Dec 07, 2012 ¦ 固定リンク


『Hampton Coliseum 1978』(Sweet Records)
hamptoncoliseum1978

『Hampton Coliseum 1978』(RSVA62178A) 2CD

June.21 1978 Hampton Coliseum,Hampton Roads,VA

Stereo Audience Recording
Quality:Very Good

(※)Disc-2 Track 4,7
Mono Audience Recording
Quality:Good

(Disc-1)
1.Introduction/Let It Rock/2.All Down The Line/3.Honky Tonk Women/4.Star Star/5.Lies/6.Miss You/7.When The Whip Comes Down/8.Beast Of Burden/9.Just My Imagination
(Disc-2)
1.Respectable/2.Far Away Eyes/3.Love In Vain/4.Shattered/5.Sweet Little Sixteen/6.Tumbling Dice/7.Happy/8.Brown Sugar/9.Jumping Jack Flash

ハンプトンコロシアムといえば、1981年ツアーの公演がブートで定番であり、配信でついにオフィシャル化されたりもしていますが、1978年ツアーでも同会場でライブが行われていたのでした。

本作は、内ジャケにLPのスリーブがデザインされているように、この公演を収録していた唯一のアナログ2枚組『Where The Green Grass Grows』(Sweet Records SV-0078) の複刻作。

lpwherethegreengrassgrows

LPでは各面の時間配分調整の為にいじられていた曲順を演奏順に修正し、おかしかったピッチは修正。またLPではカットされていた"Shattered"と"Happy"の2曲も追加収録し、この日の全曲収録盤となっています。

遠目の音でやや輪郭ぼやけ気味ではありますが意外とバランスはよく、邪魔な手拍子や歓声を拾っていない良好録音。

アナログの方はマイルドな音質のこれはこれで聴きやすい音でしたが、本作は高域を持ち上げて更に聴きやすい音に仕上げています。

ただし追加となった"Shattered"と"Happy"の2曲については、残念ながら同じ音質とはいかず、録音自体は同じではありますが、かなりダビングを経た感じのレンジが狭い中域に音が集まった音で、元々ステレオ録音だったのにモノラルになってしまっています。加えて右チャンネルに一部オーバーレベルと思しき歪みも。

また、基にしたLPの盤質が悪かったのか、"Lies"の前半部は周期的なスクラッチノイズが入ってしまってます。

なお、"Respectable"の1分35秒に入るボコッというノイズは、録音者のマイクに何かがあたった音で、盤質によるものではありません。

by Hara ¦ 06:31, Tuesday, Dec 04, 2012 ¦ 固定リンク


『Brian Jones・He Is Not Dead』(VGP) -Remaster-
vgpheisnotdead

『Brian Jones・He Is Not Dead』(VGP-017) 1CD

●Track 1&2
Dec.28&29 1967 Olympic Studios,London
(※)J.Hendrix,D.Mason,M.Mitchel

●Track 3&4
June 1967 Olympic Studios,London

●Track 5-13
Feb.18 1966 Commemorative Auditorium,Sydney,Australia (1st Show)

Mono Soundboard Recording
Quality:Very Good (Track 1-4)
Quality:Good (Track 5-13)

1.Little One (I)/2.Little One (II)/3.Citadel #1-8/4.Citadel #17-25/5.Mercy Mercy/6.She Said Yeah/7.Play With Fire/8.Not Fade Away/9.The Spider Aand The Fly/10.That's How Strong My Love Is/11.Get Off Of My Cloud/12.19th Nervous Breakdown/13.(I Can't Get No)Satisfaction

VGP初期タイトルのリマスター盤。

トラック1と2に収録の"Little One"は、ブライアン・ジョーンズとジミ・ヘンドリックスの競演となっていますが、実のところは"Little One (I)"が本作よりも長い形で前年(2011年)にオフィシャル『West Coast Seattle Boy』にてリリースされており、そこでのクレジットは、ジミ・ヘンドリックス(ギター/ベース)、デイブ・メイソン(シタール)、ミッチ・ミッチェル(ドラム/パーカッション)の3名での演奏とされていることから、ブライアンは参加していないことが既に判明していたりします・・・。よって本作の冒頭2トラックはストーンズとは無縁の音ということに。

jimihenbox

一応音の方にも触れておくと、旧盤で左寄りだった定位は中央になりピッチも修正、音質も旧盤よりクリアーさが増したもののシンバル類が若干ノイジーになっています。

続くトラック3と4は、45分にもわたる"Citadel"のセッション音源で、トラック3丸々とトラック4の3分20秒あたりまでは、Midnight Beatの『Satanic Sesions Volume One』(MB CD 120/21/22/23)に未収録だった音。

satanicsessionsvolume1

残念ながら今回もMidnight Beat盤のような高音質とはいかず、数ランク落ちるレンジの狭いモノラル音源ではありますが、旧VGP盤よりは音質が僅かながら向上していることに加え、細かな音ユレやテープ劣化によるものと思しき、定位の部分的な片寄りも解消されています。

トラック5から最後までは、1966年オーストラリアツアー初日にあたる2月18日シドニーでの1stショー。

ラジオ放送ではありますが、レンジの狭いAMラジオをコモらせたような音。

この6日後の24日メルボルン公演もラジオ放送されており、そちらは高音質でブート化もされていますが、メルボルンの放送では聴けなかった"The Spaider And Fly"や"19th Nervous Breakdown"といった楽曲が聴けることや、またメルボルンではコーラスがオフだった"She Said Yeah"がきちんとコーラス入りで聴ける点、そしてミックが構成を勘違いして迷走する"Get Off Of My Cloud"等、聴き所の多い音源だったりします。

旧VGP盤では"Get Off Of My Cloud"の終わり部分にドロップアウトが発生しており、これは事典で代表タイトルとして挙げていた『Reelin' And Rockin'』(VGP-274)も同様でしたが、本作はこのドロップアウトをきちんと修正しています。

vgpreelinandrockin2

ちなみに"Satisfaction"で、マスターテープ作成時に入ったと思われる電子音が聞こえる点は全盤共通で、本作も残念ながら解消されていません。

音質はコモった上に低域が響き気味だった旧VGP盤と違い、高域を持ち上げつつ低域を抑えてすっきりとした音造りにしていた、『Reelin' And Rockin'』に近い音になっています。

ただ『Reelin' And Rockin'』は高域を持ち上げたがためにヒスノイズが金属的な響きになってしまっていましたが、本作はそのようなこともなく、より聴きやすい音に仕上がっています。

なお、本作もジャケットは旧盤の使い回しの為、新旧の見分け方はディスクのレーベル面となります。

こちらが旧盤
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そしてこちらがリマスター盤
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by Hara ¦ 02:40, Monday, Dec 03, 2012 ¦ 固定リンク


『Wembley 1999 2nd Night』(-)
wembley1999

『Wembley 1999 2nd Night』(-) 2CD
June.12 1999 Wembley Studium,London,UK

Stereo Audience Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Introduction/2.Jumping Jack Flash/3.You Got Me Rocking/4.Bitch/5.Respectable/6.Gimme Shelter/7.Angie/8.Honky Tonk Women/9.Saint Of Me/10.Out Of Control/11.Paint It Black/12.Band Introduction/13.Thief In The Night/15.Before They Make Me Run
(Disc-2)
1.Introduction/2.Route 66/3.Like A Rolling Stone/4.Midnight Rambler/5.Sympathy For The Devil/6.Tumbling Dice/7.It's Only Rock'n'Roll/8.Start Me Up/9.Brown Sugar/10.Satisfaction

税金問題により前年8月から延期となった、1999年ウェンブリー2日連続公演の2日目にあたる6月12日公演収録盤。

"Honky Tonk Women"にシェリル・クロウがゲスト参加してますが、この前の3公演にも同曲でゲスト参加してるので、生で観ていればまた別なんでしょうけど、ブートでこの辺の音源聴いていてもあんま有り難みは感じないかも。

この公演の既発盤は2種。まずはVGP『Over Wembley』(VGP-226)

vgpoverwembley

2種類の音源から作成されており、メインの音源は演奏を大きく捉えた音ですが、高域キツ目で定位が右寄り。メンバー紹介と"Start Me Up""Satisfaction"それぞれ丸々使用されているサブの音源も、メインに似た感じの音ではありますが、若干荒れ気味の音で歓声が割れてしまってます。

もう一つは前日の同会場公演との4枚組『The Complete Wembley 1999 Performances』(RR 028/29/30/31)

completewembley1999performance

こちらは低域がブンブン響いているコモリ気味のややエコーがかった音。

さて本作はというと、音の近さはVGP盤に譲るものの、こちらも演奏を大きく捉えた好録音で、耳障りな歓声や手拍子の類は無し。中域が若干響き気味でやや軽めの音ではあるものの、VGP盤のように高域がキツかったり、RR盤のように低域が響き過ぎということもなく、たまに高域が耳につく部分はあるもののクリアーな聴きやすい音質で、定位の片寄りもありません。

ちなみに本作は両ディスクとも最初が"Introduction"という表記になっていますが、ディスク2の1トラック目の"Introduction"というのは橋が伸びる際のSEおよびJBの"The Popcorn"のこと。

それに続くBステージの"Route 66"はPAのミスによりイントロが外に出ておらず、まるで音飛びしてるかのように聞こえるのは何とも・・・。

PAミスといえば、"Saint Of Me"でも曲の前半でスネアがオフになっており、まるでチャーリーがスティックを落としたかのような音に聞こえてしまってます。

なお、ジャケットデザイン作成時のセレクトミスなのか、裏ジャケのキースと、表ジャケ裏のミック&キース、どちらもヴードゥーラウンジツアーの写真が使われていたりします。

wembley1999missphoto1

wembley1999missphoto2

by Hara ¦ 02:30, Monday, Dec 03, 2012 ¦ 固定リンク


『Brown Sugar & White Snow/100 Years Ago』(-)
brownsugarwhitesnowcd

『Brown Sugar & White Snow/100 Years Ago』(-) 2CD

●Disc-1 Track1-11
Oct.9 1973 Grugahalle,Essen,Germany

Mono Audience Recording
Quality:Very Good

●Disc-1 Track12-16
Sep.28 1973 Olypiahalle,Munich,West-Germany (2nd Show)

Mono Audience Recording (Track12,13)
Mono Audience + Soundboard Recording (Track14,15)
Mono Soundboard Recording (Track16)
Quality:Excellent

●Disc-2
Sep.1 1973 Stadthalle,Vienna,Austria

Mono Audience Recording
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Opening/2.Brown Sugar/3.Gimme Shelter/4.Happy/5.Tumbling Dice/6.Star Star/7.Angie/8.You Can't Always Get What You Want/9.Midnight Rambler/10.Honky Tonk Women/11.All Down The Line/12.Rip This Joint/13.Jumping Jack Flash/14.Street Fighting Man/15.Brown Sugar/16.Gimme Shelter

(Disc-2)
1.Opening/2.Brown Sugar/3.Tumbling Dice/4.100 Years Ago/5.Sweet Virginia/6.Dancing With Mr.D/7.Silver Train/8.Honky Tonk Women/9.All Down The Line/10.Rip This Joint/11.Jumping Jack Flash/12.Street Fighting Man

ディスク1の冒頭は『Brown Sugar & White Snow』(Caution! AS.TS-198 810)の複刻で、初CD化となる1973年10月9日のエッセン公演。

brownsugarwhitesnow

全体的にエコーがかった輪郭のぼやけた音だったりしますが、演奏を大きく拾っているのと耳障りな歓声の類が少ないので、案外聞きやすい音ではあります。

また、本作は響き気味だった中域を少し削っているようで、LPよりも若干ですが聴きやすさが向上しています。

残念ながら新たな音源の発掘はならなかったようで、曲が終わって最後の余韻部分で切れてしまっていた"Star Star"、頭が若干欠けているのと11分15秒で僅かながら音飛びを起こしている"Midnight Rambler"は、補填なくそのまま。

収録されている曲も"All Down The Line"までとコンサートの全曲収録はならず。

基のLPでは同じ音源なのに、イントロから曲の後半までのものと、イントロが若干切れているものの完走はしているという中途半端な2つが収録されていた"All Down The Line"については、本作ではきちんと繋ぎ処理が施され1曲通して聴けるようになっています。

続く12トラック目から4曲は9月28日のミュンヘンセカンドショー。

"Rip This Joint"と"JJF"はオーディエンス録音で、"Brown Sugar"はサウンドボード録音、そして"SFM"と"Gomme Shelter"は前半オーディエンス録音で後半サウンドボード録音というミックス音源。

サウンドボード音源については本作の内ジャケにもジャケ写が載っているように、『Mick Taylor We Thank You』(Tongue in Cheek Prod.69-73)からのもので、ドイツのTV局ARDが76年に放送したという記録のあるもので(映像は未発掘?)、ドラムがオフ気味の若干軽めな音。

micktaylorwethankyou

"Brown Sugar"は完走しているものの、"Gimme Shalter"はギターソロの前からの収録、"SFM"は曲の終盤1分56秒ほどという中途半端な長さとなっています。

ちなみに既発CDでこの3曲全てを収録していたのは、『Goin' Back To The Roots』(GBTTR 72001)のみで、前述の中途半端な2曲はそのまま。

goinbacktotheroots2

本作はその中途半端だったサウンドボードの2曲を、VGP『Satellite Delayed』(VGP-273)と同じオーディエンス音源を、軽めのサウンドボード音源に合わせる形で低域を削って補填収録し、1曲通して聴けるようにしています。

vgpsatellitedelayed2

なお、オーディエンス音源の"Rip This Joint"と"JJF"については、エッセン音源が"All Down The Line"で終わっていたことから、ライブの流れで聴かせる為に収録したのかなと。

ディスク2は、『100 Years Ago』(0501W) の複刻。

100yearsagolp2

LPと同じジャケットを使用したCDが2種程ありましたが、いずれもCD時代になってから発掘された音源が収録されており、LP時代にリリースされていた音源がCD化されるのは本作が初。

キースの音量が大きいバランスで、録音時の入力レベルオーバーにより時折歪んでしまっていたりはしますが、演奏を大きく拾った好録音。

残念ながら元が1枚物のLPだったので全曲収録ではなく、本作も『Goodnight Vienna』(VGP-009)に代表される全曲収録音源での補填を
行っていないことからLPそのままの11曲ではありますが、オープニングの"Brown Sugar"こそ未収なものの、"100 Years Ago""Sweet Virginia""Silever Train"といったツアー序盤のレア曲に加え、ライブ後半部はそのまま収録とツボを押さえた選曲となっています。

vgpgoodnightvienna2

なお、LPでは早めだったピッチは当然如く修正されています。

by Hara ¦ 02:16, Monday, Dec 03, 2012 ¦ 固定リンク


『Rubber Bowl 1972』(Sweet Records)
rubberbowl1972

『Rubber Bowl 1972』(SV-71172) 1CD
July.11 1972 Rubber Bowl,Aklon,Ohio

Stereo Audience Recording
Quality:Very Good

1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Rocks Off/4.Gimme Shelter/5.Happy/6.Tumbling Dice/7.Love In Vain/8.Sweet Virginia/9.You Can't Always Get What You Want/10.All Down The Line/11.Midnight Rambler/12.Band Introductions/13.Bye Bye Johnny/14.Rip This Joint/15.Jumping Jack Flash/16.Street Fighting Man

この公演を収録した既発ブートは『Akron-Rubber Bowl』(IMP-CD-029)

imprubberbowl72

ステレオでの収録につき若干奥行きを感じさせる音で、レンジ狭めの典型的なカセット録音といった音質。ドラムがオフ気味な上、手拍子をそれなりに拾っていたりもしますが、終盤の盛りあがる曲を除いてはさほど不快には感じません。"Tumbling Dice"ではマイクを隠そうとしたのか、急に音が一瞬遠くなる箇所が幾度かあり。また、音ユレ対策による編集と推測されますが、"Brown Sugar"の前半部はステレオになったりモノになったりしています。残念ながらラストの"SFM"は未収録ですが、このIMP盤はご丁寧にも"JJF"終了後になんと"SFM"が終わった後の歓声及びミックの挨拶を巧妙に繋げて、まるでこの日"SFM"を演奏しなかったかのような編集が施されています。

続いては6月27日アラバマ公演とのカップリング盤であるVGP『Alabama Jubilee』(VGP-306)

vgpalabamajubilee1

音源自体はIMP盤と同じですが、音質が若干アップしたことに加え、IMP盤未収録だった"SFM"も収録された全曲収録盤。ただしこのVGP盤は、基音源の音ユレを嫌ったのか残念ながら全編モノラル。

さて本作、音源自体はIMP盤やVGP盤と同じですが、ステレオでの全曲収録となっています。

音質自体はVGP盤よりも若干向上していることに加え、ステレオ収録で音の広がりが増した分、一段と聴きやすくなっています。

IMP盤にあった"Brown Sugar"前半部の音ユレも無し。

テープチェンジによる"You Can't Always Get What You Want"のイントロ欠けや、"Rambler"中間部でのマイクに何かがあたるノイズは既発同様ですが、既発にあった"Midnight Rambler"終了後の曲間カットは本作は無し。

ただし本作が基にしたテープは"JJF"終了直後に、誤って録音ボタンを押してしまったと思しき全然関係のない音の上書きがされてしまっているという既発にはなかった新たな難点が発生してしまっており、ここはそのようなことのなかったVGP盤の同部分を補填する等の編集をしてほしかったところ。

また、編集ミスなのか"All Down The Line"のイントロ2音が重複収録されているといった雑な点もあり、せっかくの素材を活かしきれてないのは何とも残念。

by Hara ¦ 02:05, Monday, Dec 03, 2012 ¦ 固定リンク


『Return of The Marquis De Sade』(Mid Valley)
mvreturnofthemarquisdesade

『Return of The Marquis De Sade』(Mid Valley 511) 1CD

Sep.22 1970 Palais Des Sports,Paris,France

Mono Soundboard Recording
Quality:Very Good - Good

1.It's My Life Baby(B.Guy & J.Wells & E.Clapton)/2.Backstage Report/3.Jumping Jack Flash/4.Roll Over Beethoven/5.Sympathy For The Devil/6.Stary Cat Blues/7.Love In Vain/8.Dead Flowers/9.Midnight Rambler/10.Live With Me/11.Little Queenie/12.Let It Rock/13.Brown Sugar/14.Honky Tonk Women/15.Street Fighting Man

1970年欧州ツアーパリ3日連続公演の初日にあたる9月22日公演は、「Europe 1」というラジオ局が収録し、1曲毎にアナウンスが被るという難点があるものの一応全曲が放送されました。

本作もその放送からの収録ですが、この音源については事典で挙げたVGP『Paris Affair』(VGP-127)が代表的なタイトル。

vgpparisaffair

残念ながら本作も新たなテープからの作成ではなく、既発『Paris 1970』(IMP-CD-014)やVGP盤と同じテープからの作成のようで、既発が抱えていた欠点はそのままですが、後発だけあってそれなりの処理はされています。

impparis1970

まず"JJF"。既発では最後のサビの「Gas Gas Gas」あたりから音量が10秒程落ち込んでいましたが、本作は完璧ではないものの音量修正を施していることから、既発程に音量が落ちたという印象は受けません。

また、既発では"Little Queenie"のイントロ1分6秒と1分8秒に一瞬の音切れがありましたが、本作はその切れた部分を詰めてしまっているので、音飛びを起こしたようになっているのは評価の分かれるところ。

音質については、いずれもヒスノイズ多めでクリアーさに欠けるジェネレーションの高い音ではあったものの、本作はモコっとした印象のIMP盤と高域持ち上げ気味のVGP盤の中間といった印象。

IMP盤の後発だったVGP盤は"Backstage Report"が追加収録されていましたが、更なる後発である本作は前座のバディ・ガイとジュニア・ウェルズのステージにクラプトンが飛び入りした"It's My Life Baby"が追加収録されています。とはいえ、ストーンズのメンバーが飛び入りしたとかいう音源ではなかったりはしますが・・・。

by Hara ¦ 01:49, Monday, Dec 03, 2012 ¦ 固定リンク


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