The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Grande Finale』(-)
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『Grande Finale』(-) 2CD

Dec.19 1981 Hampton Coliseum,Hampton Roads,VA

Mono Audience Recording
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Let Me Go/12.Time Is On My Side/13.Beast Of Burden/14.Waiting On A Friend
(Disc-2)
1.Let It Bleed/2.You Can't Always Get What You Want/3.Band Introduction/4.Little T&A/5.Tumbling Dice/6.She's So Cold/7.Hang Fire/8.Miss You/9.Honky Tonk Women/10.Brown Sugar/11.Start Me Up/12.Jumping Jack Flash/13.Satisfaction

1981年ツアーのハンプトン公演といえば、当時PPV放送されたことから
映像含めてブートの定番であり、配信オンリーながら公式に全曲オフィシャルリリースもされましたが、それらは全てツアー最終日前の18日。

本作はその翌日のツアー千秋楽にあたる12月19日公演をオーディエンス録音にて全曲収録したタイトル。

エコーがかったやや分離の悪い音ではあるものの演奏自体は大きく捉えており、マイク近くでの歓声や手拍子・拍手が曲間以外では少ないので聞きやすい録音。一部オーバーレベルと思しき歪みや、ライブ後半では音が割れ気味になっています。元がモコモコの音質だったのか高域を持ち上げているようで、全編耳に刺さるということではありませんが、時折シンバルや"さ行"が耳に付く箇所もあったりします。

テープチェンジは"Going To A Go Go"終了後と"Little T&A"終了後の2箇所で、曲中カットは無し。前者はそのままにしてあることからミックのMCが切れたりしていますが、後者は別音源にて補填してあります。

別音源といえばアンコールの"Satisfaction"。インフォによるとメインの音源はマスターに問題があったそうで、この曲だけは丸々別音源にて補填。メインに比べるとやや高域控えめでおとなしい印象ではありますが、音自体はさほどの差はなく、逆にメインがライブ後半割れ気味になっている分、割れていない補填音源の方が聴きやすく感じるかもしれません。

この公演からは"Just My Imagination"のみ、オフィシャル『Still Life』に採用されていますが、本作のタイムでいうと、2分20秒から2分36秒まで、2分52秒から3分23秒まで、3分55秒から4分19秒まで、4分43秒から4分51秒まで、5分59秒から6分38秒まで、6分53秒から8分37秒までがカットされて短く編集されているのと、最後の「ジャジャジャジャジャッ」という8分5連のキメの部分に被るミックのかけ声がオーバーダビングされているようです。

ちなみに前日18日公演では"Honky Tonk Women""Brown Sugar""Start Me Up"のライブ終盤3曲が、切れ目なくまるでメドレーのように続けて演奏されてましたが、この日は以前の公演同様に間を空けての演奏。よって、あの続けての演奏というのは、テレビ用の演出だったようです。

なお、本作のタイトル及びジャケットの元ネタは、前日の放送音源から数曲を抜粋収録したLP『Grande Finale』(Le Soir Prod.GT 101881)からで、内ジャケットにそのLPジャケットも白黒でデザインされていますが、本作は白と茶の2色イラストだったLPジャケットを着色しているのに加えて、LPの方ではグリマーツインズ名義でしたが、本作はストーンズ名義に換える等の細かい変更がなされています。

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by Hara ¦ 11:49, Sunday, Dec 09, 2012 ¦ 固定リンク

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