The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 

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2011年12月

『L.A.69』(DAC)
dacla69

『L.A.69』(DAC-120) 1CD

Nov.8 1969 Inglewood Forum,Los Angels,CA (2nd show)

Mono Audience Recording
Quality:Very Good

(※)Track-17
Feb.10-Mar.31 1969 Olympic studios,London,UK

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

1.Sam Cutler Introduction/2.Jumping Jack Flash/3.Carol/4.Sympathy For The Devil/5.Stray Cat Blues/6.Prodigal Son/7.You Gotta Move/8.Love In Vain/9.I'm Free/10.Under My Thumb/11.Midnight Rambler/12.Live With Me/13.Little Queenie/14.Satisfaction/15.Honky Tonk Women/16.Street Fighting Man/17.Sister Morphine

DACによるOBR複刻シリーズである本作は、1969年ツアー2日目で3公演目にあたるLA公演の2ndショー全曲収録盤。

この公演から当時の未発表曲"You Gotta Move"がセットリストに追加され、また1stショーでは演奏されなかった"Under My Thumb"も入り、残念ながら初日演奏した"Gimme Shelter"は外れているものの、3公演目にして1969年ツアーでは最長の全15曲となっています。

この公演の音源はこれまで2種ブート化されており、まず1つはSonic Zoom『Born In The Crossfire Hurricane』(SZ 1002)のみでブート化されている音源。(レビュー当初、この盤の存在をすっかり忘れてました。私信Thanks atsu-y氏)

borninthecrossfirehurricane

ヒスノイズはそこそこあるものの、演奏を大きく捉えた好録音。『Liver'Than You'll Ever Be』や『San Diego 69』と同じ人による録音という説もあり、たしかに"JJF"では歌い出し前から1コーラス目にかけて前述の2タイトル同様にヴォリューム調整による音量の上げ下げがあったりします。一応全曲収録ではありますが、テープチェンジにより"Live With Me"の最初のサビまで欠落あり。また"I'm Free"の前のMCにもカットあり。

そしてもう1つが本作の基となったOBRアナログ『L.A.69-Nov.8,-2nd show』(OBR 305 018)に収録されていた音源。

obrla69

OBR盤も全曲収録だったものの、1LP+1EPの変則形態でのリリースだった為、"Midnight Rambler"がEPのSide Oneに収録されており(Side Twoは、本作ラストにも収録されている"Sister Morphine"のアウトテイク)、アナログでライブ全曲通して聴こうと思うと、Side B(LPはAB表記で、EPはOneTwo表記)の"Under My Thumb"まで聴いたらEPに切り替えて"Midnight Rambler"を聴いた後、またLPに戻るというなんとも面倒くさい代物でした。

CDでもこのOBR盤と同じ音源で幾つかリリースされていましたが、いずれも何故かオープニングの"JJF"が未収録で、唯一全曲収録だったのは11月15日イリノイ公演とのカップリング盤のVGP『Cocaine On A Dentist Chair』(VGP-068)のみ。

vgpcocaine

こちらは全曲曲順通り並んでいるのは当然のこと、OBR盤では左側に寄り気味だった定位もきっちり修正されている上、"JJF"2コーラス目のサビが終わった後の2回目のBストロークで、テープダビング時の操作ミスと思われる音切れ部分も僅かながらLPより長く聴けるという既発ではベストなタイトル。

さて本作、基となった音源はOBR盤やVGP盤と同じ音源で、Sonic Zoom盤収録の音源同様に演奏を大きく拾った、この年代の録音としては良質な部類の音。

ギターはオンに録れているもののミックのヴォーカルがやや奥に引っ込み気味というバランスの為、ヴォーカルがよく聞こえる代わりにギターが引っ込み気味のSonic Zoom盤収録音源とは好みの分かれるところ。

本作はOBR盤やVGP盤よりも状態の良いテープから起こされているようで、前述した"JJF"2コーラス目のサビが終わった後のBストロークの音切れはなし。

加えてOBR盤やVGP盤両方にあった、テープ劣化による"Little Queenie"3分8秒あたりから10秒程の音ブレもありません。

テープチェンジにあたった"Midnight Rambler"終了後は、VGP盤がフェードアウト・イン処理だったのに対し、本作はきちんと繋がれており、VGP盤ではフェードアウト気味になっていたMCが本作ではきちんと聴くことが出来ます。

また冒頭のサム・カトラーのイントロダクションは、VGP盤とOBR盤がその第1声からディスクが始まっていたのに対し、本作はその前の歓声からフェードインしてくる編集となっています。

音質の方はVGP盤よりやや中域を落とした程度で大きな違いこそありませんが、前述の従来盤の欠点が改善されている分、聴きやすさは増しています。

ディスク最後に収録されているのは、OBR盤にも収録されていた"Sister Morphine(I)"。本作はイントロからの収録になっていますが、同じDACがリリースした『Time Trip』(DAC-063)収録の同曲には、演奏を始める前の音も収録されているので、ここは同じにした方が良かったのではという気はします。

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by Hara ¦ 20:12, Saturday, Dec 31, 2011 ¦ 固定リンク


『Tarrant County 1972』(NUMBER 003)
tarrantcounty1972

『Tarrant County 1972』(NUMBER 003) 1CD

June.24 1972 Tarrant County Center,Fortworth,TX,USA (2nd Show)

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Rocks Off/4.Gimme Shelter/5.Don't Lie To Me/6.Love In Vain/7.Sweet Virginia/8.You Can't Always Get What You Want/9.Tumbling Dice/10.Midnight Rambler/11.Band Introductions/12.Bye Bye Johnny/13.Rip This Joint/14.Jumping Jack Flash/15.Street Fighting Man

定番である6月24日フォートワース2ndショーのステレオサウンドボード音源収録盤。

この音源を収録した主なタイトルとしては、まず事典で代表盤として挙げた『Fort Worth Express』(VGP-205)。2ndショー音源15曲に加えて、1stショーの"Happy"をステレオサウンドボード音源にて追加収録。

vgpfortworth1

続いてはSODDの『The Greatest Lost 1972 Live Album』(SODD 016)。純粋に2ndショー音源15曲を収録。VGP盤より中域に厚みを持たせており、シンバル類がVGP盤よりやや濁った感じにはなっているものの、逆にヴォーカルやギターがやや前面に出た印象を受ける音。

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なお、『The Return Of The Exiles』(HALCYON)は、VGP盤から"Happy"をカットしてコピーしたこちらも純粋な2ndショー収録盤ですが、迫力を出そうとするあまり低域を持ち上げすぎてしまい、かえって聴きづらくなってしまっているというタイトル。

halfortworth1

本作も純粋な2ndショー音源15曲収録盤で、SODD盤同様に僅かながらですがVGP盤よりも音に厚みを持たせた上、SODD盤より高域を抑え気味にし、VGP盤でそこそこあったヒスノイズも余韻がおかしくならないよう除去処理した、この音源収録盤ではもっとも聞きやすいタイトルとなっています。

なお、SODD盤も同じようにヒスノイズ除去処理をしてはいますが、処理があまり上手くなかった為、"Midnight Rambler"前半部の右チャンネルで、
除去処理特有のキュルキュルといった音が鳴ってしまってます。

サウンドボード音源自体の長さに関しては、VGP盤では"Tumbling Dice"終了後のMC「Thank you very much」が"Happy"とのクロスフェード処理の関係でカットされていますが、SODD盤は「Thank you ve」と途中まで収録。ちなみにきちんと「Thank you very much」がフェードアウトしつつも聴けるのは『Hows Your Lungs』(SOF 8002)ですが、左右が逆でピッチが遅いという難点あり。

howsyour1

本作はVGP盤同様に「Thank you very much」は丸々カット。ただしその代わりに"Midnight Rambler"の前のMCを『Mick Taylor We Miss You』(VGP-092)に代表されるオーディエンス音源から持ってきて補填しています。

vgpmicktaylorwemissyou

ちなみにこの公演のもう一つのオーディエンス録音である『Ain't No Angel On Main Street』(VGP-133)に代表される音源は、"Midnight Rambler"の前がテープチェンジだったようで、このMCを聴くことが出来ません。

vgpaintno1

続いてこのサウンドボード音源は"Brown Sugar"のイントロが欠けている為、VGP盤・SODD盤それぞれが前述の『Ain't No Angel On Main Street』音源を補填していますが、VGP盤がぴったりイントロでディスクが始まるようにしているのに対し、SODD盤はその前の音合わせから収録しています。本作はVGP盤同様にイントロでディスクが始まるようにしていますが、ほんの僅かながらVGP盤よりイントロ前のフェードインが早くなっています。

なお『Ain't No Angel On Main Street』に代表される、オーディエンス音源はバンドコールから収録されていますが、これまでのサウンドボード音源収録タイトルはいずれも収録時間に余裕があるにも関わらず、このバンドコールを補填利用していません。

なお、この"Brown Sugar"繋ぎに使われているオーディエンス音源に関しては、VGP盤は高域がキツいあまり良い印象を受けない音造りなのに対し、本作はSODD盤同様にマイルドな音に仕上げており、音の切り替わりが自然に聞こえます。

by Hara ¦ 23:49, Monday, Dec 05, 2011 ¦ 固定リンク


『Vive la France! -2010 Remasterd Version-』(SODD)
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『Vive la France! -2010 Remasterd Version-』(SODD 115/116) 2CD

June.7 1976 Les Abattoirs,Paris,France

Stereo Audience Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Intro/2.Honky Tonk Women/3.If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud/4.Hand Of Fate/5.Hey Negrita/6.Ain't Too Proud To Beg/7.Fool To Cry/8.Hot Stuff/9.Star Star/10.Cherry Oh Baby/11.Angie/12.You Gotta Move/13.You Can't Always Get What You Want
(Disc-2)
1.Band Introductions/2.Happy/3.Tumbling Dice/4.Nothing From Nothing/5.Outa Space/6.Midnight Rambler/7.It's Only Rock'n Roll/8.Brown Sugar/9.Jumping Jack Flash/10.Street Fighting Man

SODDでは2度目となる、76年パリ4日連続公演最終日オーディエンス音源収録盤。

音の方はLP時代からリリースされており、邪魔な歓声がほとんどなく演奏を大きく捉えた録音で、下手なサウンドボード音源よりも全然聴きやすい音。

本作は表ジャケットに「Based On 2006 Version」とあるように、SODDが2006年にリリースした『Vive la France!』(SODD 009/010)をリマスターしたもの。

soddvivalafrance2006

2006年版はVGP『Europe'76』(VGP-056)からのコピーで、ヒスノイズを若干除去して音を気持ち厚めにしていましたが、本作は更に音を厚くして高域も若干抑えたことから、大元のVGP盤と比べるともこっとした印象を受ける音になってしまってます。

vgpeur761

ちなみにLP時代のこの音源の代表盤『Vive La France!』(ARC 3001)の音質はというと、低域不足気味の軽めな音ではありますが、高域は本作やVGP盤と比べるとすっきりとした印象を受けます。

lpvive1

2006年版はVGP盤コピー時の失敗により、"Hand Of Fate""Hey Negrita""Ain't Too Proud To Beg""Fool To Cry""Angie""You Gotta Move""Tumbling Dice""Nothing From Nothing""Midnight Rambler""It's Only Rock'n Roll""Jumping Jack Flash"の計11曲で、VGP盤本来のチャプター位置に音ブレが生じていましたが、本作は"Nothing From Nothing"以外は修正。

何故に"Nothing From Nothing"だけというより、そもそも2006年版も基のVGP盤に対して大した加工はしていなかったんだから、もう一度VGP盤からコピーし直せばいいとは思いますが、まあその辺りの雑さはこのレーベルならでは。

そんな具合だから、せっかくのリマスターなのに、LPにはなくVGP盤で発生していた"It's Only Rock'n Roll"一回目のサビ前での音ブレもそのまま。

なお"Street Fighting Man"0分3秒にも音ブレがありますが、これはLP・VGP盤共通。

by Hara ¦ 01:55, Monday, Dec 05, 2011 ¦ 固定リンク


『Stoning The Coliseum』(Godfather)
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『Stoning The Coliseum』(G.R.605) 1CD

Nov.9 1969 Alameda County Coliseum,Oakland,CA (2nd show)

Mono Audience Recording
Quality:Excellent

1.Introduction/2.Jumping Jack Flash/3.Carol/4.Sympathy For The Devil/5.Stray Cat Blues/6.Prodigal Son/7.You Gotta Move/8.Love In Vain/9.I'm Free/10.Under My Thumb/11.Midnight Rambler/12.Live With Me/13.Gimme Shelter/14.Little Queenie/15.Satisfaction/16.Honky Tonk Women/17.Street Fighting Man

Godfather年代別シリーズ1969年編かと思いきや、1969年は既にオルタモントをリリースしていた訳で、珍しくも同一ツアー2作目となる本作は1969年11月9日オークランドコロシアムでのセカンドショー全曲収録盤。

コピータイトルが多いこのレーベルなんで全然期待してませんでしたが、本作に関してはまさかの好編集。

本作はストーンズブート第1号である『Live'r Than You'll Ever Be』(Lurch Records)音源をメインに、テープチェンジで欠けていた"Under My Thumb"の前半部や、音量レベル調整によりボリュームがかなり絞られてしまっていた"JJF"の一部を近年発掘された別音源にて補填し、全曲を聴けるようにしたタイトル。

lpliverthanyoullever1

同様に従来音源をメインに別音源を補填して全曲聴けるようにしているタイトルとしてはDACの『Liver Than You'll Ever Be』(DAC-116)のディスク4が該当しますが、本作とその編集は異なっています。

dacliverthanyoulleverbe1

まずはオープニング。DAC盤はメイン音源そのままの為、バンドコールは未収録となっていますが、本作はきちんと別音源から補填をしています。ただしその別音源の方もバンドコールの途中からテープスタートとなっていた為、聞けるのはバンド名だけだったりしますが、本作はそのバンドコールからいきなりディスクが始まるのを嫌って、何とバンドコール後の歓声をバンドコール前に補填し、歓声がフェードインしてバンドコールが入るような編集をしています。

続いては"JJF"、音量レベル調整によりボリュームが絞られてしまっているのは下記の4箇所。

1)最初のサビの「gas gas gas」の2回目・3回目と次のギターストロークの頭。
2)2番「schooled with a strap right across my back」の間の2箇所。
3)2回目のサビの「In fact」の前
4)3番「And left for dead」の「dead」が終わるあたりと「I fell down」に入る直前

DAC盤があくまでもメイン音源使用に拘ったことから、音量の小さい部分を無理矢理持ち上げた事により、まるでスプレーを吹き付けているかのようなヒスノイズが炸裂しているのに対して、本作は素直に別音源を補填していることから、若干その補填部分がエコーがかってはいるものの、さほど違和感を抱かずに曲を通して聴くことが出来ます。

前半部欠落の"Under My Thumb"補填に関しては同等。

また、DAC盤以外の従来盤全てにあった"Little Queenie"イントロの音量変化も本作はDAC盤同様均一となっています。

終演後の客出し場内BGM収録に関しても同じ。

全体的な音質は、中低域に厚みを加えているDAC盤に比べると、やや音は細めでヒスノイズが気持ち多めではあるものの、これもほぼ同等といえるレベル。

というわけで、"JJF"の処理が聴きやすくなっている分、この公演に関しては本作が現時点ではベストかなと。

by Hara ¦ 01:39, Sunday, Dec 04, 2011 ¦ 固定リンク


『Stoned Issue - Playhouse Theatre』(Godfather)
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『Stoned Issue - Playhouse Theatre』(G.R.575/576) 2CD

May.28 1982 Green's Playhouse,Edinburgh,Scotland

Stereo Audience Recording
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Under My Thumb/2.When The Whip Comes Down/3.Let's Spend The Night Together/4.Shattered/5.Neighbours/6.Black Limousine/7.Just My Imagination/8.Twenty Flight Rock/9.Going To A Go Go/10.Chantilly Lace/11.Let Me Go/12.Time Is On My Side/13.Beast Of Burden/14.Let It Bleed
(Disc-2)
1.You Can't Always Get What You Want/2.Band Introductions/3.Little T&A/4.Tumbling Dice/5.She's So Cold/6.Hang Fire/7.Miss You/8.Honky Tonk Women/9.Brown Sugar/10.Start Me Up/11.Jumping Jack Flash/12.Satisfaction

Godfatherの年代別シリーズ1982年編は、ツアー3公演目にあたるスコットランド公演全曲収録盤。

本作はRattle Snakeの『The Flower Of Scotland』(RS 034/35)とチャプター位置は異なっているものの他はほとんど同じなので、おそらくRattle盤をコピーして音圧を上げただけのもの。したがって基のRattle盤に比べると、やや硬質な音になってしまっています。

rattleflower1

音源自体は、演奏を大きく拾ったクリアーな音質の録音ですが、出音の問題なのか、ライブ前半は全体的にギターが奥に引っ込んでしまっているのが玉にキズ。

では、事典で挙げたこの音源の代表盤であるVGP『Baby Let's Play House』(VGP-257)と比べてみると・・・。

vgpbabyletsp1

Rattle盤とVGP盤、何故か左右が逆に収録されており、VGP盤は左側の抜けがイマイチなのに対し、Rattle盤及び本作は右側がイマイチ。なお、VGP盤のコピーであるSODDの『Edinburgh 1982』(SODD 040/41) は、VGP盤で右寄りだった定位を修正してはいるものの、高域を抑え中低域に厚みを持たせた音造りにしている為、ある意味マイルドとも言えますが、どちらかというとモコっとした印象の音になってしまってます。

soddedinburgh1982

オープニングの"A列車"に関しては、Rattle盤及び本作は10秒強の収録なのに対し、VGP盤は結構長い35秒弱の収録。

テープチェンジにあたってしまい、2回目のリフ途中からとなってしまっていた"Let Me Go"のイントロは、Rattle盤及び本作はそのまま。

VGP盤の方は、イントロで本来ある4回のリフの内、途中から収録である2回目のリフをカットし、続く3回目のリフをコピーして連続3回収録して曲のサイズを合わせるという編集を施しています。したがって中途半端ながら本来の2回目のリフは、Rattle盤及び本作でしか聞けないということになります。

by Hara ¦ 11:10, Saturday, Dec 03, 2011 ¦ 固定リンク


『Get Yer Ya-Ya's In!』(SODD)
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『Get Yer Ya-Ya's In!』(SODD 109) 1CD

Nov.27 1969 Madison Square Garden,New York City,NY.USA
Nov.28 1969(1st) Madison Square Garden,New York City,NY.USA
Nov.28 1969(2nd) Madison Square Garden,New York City,NY.USA
Nov.26 1969 Civic Center,Baltimore,MD

Feb.17 1969 Olympic Studios,London,UK (Track-11)
May.13-21 1969 Olympic Studios,London,UK (Track-12,15)
May.12-June.7 1969 Olympic Studios,London,UK (Track-14)
June.30 1969 Olympic Studios,London,UK (Track-16)

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

1.Jumpin' Jack Flash(11/27)/2.Carol(11/28 1st)/3.Stray Cat Blues(11/28 1st)/4.Love In Vain(11/26)/5.Midnight Rambler(11/28 2nd)/6.Sympathy For The Devil(11/28 1st)/7.Live With Me(11/28 2nd)/8.Little Queenie(11/28 1st)/9.Honky Tonk Women(11/28 1st)/10.Street Fighting Man(11/28 1st)/11.You Got The Silver(II)/12.No Expectations(I)/13.Love In Vain(11/26)/14.Country Honk(I)/15.Stray Cat Blues(I)/16.I Don't Know Why(I)/17.Honky Tonk Women(I)

オフィシャル『Get Yer Ya-Ya's Out!』のラフミックスを収めた通称"Apple Acetate"音源収録盤。

この音源に関しては、既発より状態の良いアセテート盤から落とした『Get Yer Alternate Ya-Ya's Out 1969』(IMP-N-020)、アセテート盤のスクラッチノイズを徹底的に除去した『Broadway』(DAC-092)が代表的なタイトルですが、本作もスクラッチノイズをほぼ完全に除去。

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スクラッチノイズをかなり除去したことにより音が奥に引っ込んだ印象を受けるDAC盤に比べると、本作は同じくかなりのノイズ除去している割にはDAC盤より若干音にメリハリがあるように聞こえます。

また、元々ギターの位置が左右逆だった"Stray Cat Blues""Love In Vain""Sympathy For The Devil"に関しては、IMP盤の様にメインはそのままであらためて左右反転させたものをボーナス収録するわけでなく、またDAC盤のように"Stray Cat Blues"のみ左右反転するという中途半端な形でもなく、きちんと3曲とも左右反転させて本編収録しています。

・・・と、ここまでは良いことずくめな感じでしたが、必ず何かやらかすこのレーベル。やはり本作でもやらかしていて、何とチャプターが変わる度にギャップが生じてしまっています。ライブ盤でこれは何とも致命傷。型番100を超えてもこの調子という毎度のB級ぶり。

トラック11以降は同時期のアウトテイクとライブで、これといって新しかったりレアな音源は無し。"You Got The Silver"はミックが歌うテイク、"Love In Vain"は映画「Gimme Shelter」からの収録です。

by Hara ¦ 01:58, Thursday, Dec 01, 2011 ¦ 固定リンク


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