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『Palladium 1978』(-) 2CD
June.19 1978 New York Palladium,NYC,NY,USA
Mono Audience Recording Quality:Very Good
(Disc-1) 1.Intro/2.Let It Rock/3.All Down The Line/4.Honky Tonk Women/5.Star Star/6.When The Whip Comes Down/7.Respectable/8.Miss You/9.Just My Imagination (Disc-2) 1.Far Away Eyes/2.Love In Vain/3.Beast Of Burden/4.Shattered/5.Sweet Little Sixteen/6.Tumbling Dice/7.Happy/8.Brown Sugar/9.Jumping Jack Flash/10.Don't Look Back (※) Don't Look Back・・・Peter Tosh with Mick Jagger
78年ツアー6公演目、シアターギグとしては4公演目となる6月19日ニューヨーク・パラディアム公演収録盤。
この日の"Brown Sugar"では、ミックが観客との「I said, yeah, yeah, yeah, woo」の掛け合いをする前に曲が終ってしまうという、『Europe 76』(DAC-087)等でブート愛好家なら一度は耳にしているであろう1976年6月7日のパリ公演でのミス再び。 この時もパリ同様に曲が終わった後、演奏なしでミックが掛け合いをして場を収めています。
そんなパラディアム公演、既発盤はEXILEがリリースしていた『New York Palladium』(EXM-005AB)。
全曲ノーカット収録ではあるものの、基になったテープの状態がかなり悪く、"Let It Rock"ではテープ劣化による回転ムラで音が波打ち、"Miss You"はピッチがやや不安定、そして"Just My Imagination"では曲の途中から一段と音の波打ちが激しくなり、"Far Away Eyes"から持ち直すものの"Jumping Jack Flash"では再び音が波打つといった状態のマニア向けタイトル。
本作は、EXILE盤と音源自体は同じですが、状態がはるかに良いマスターから作られているため、音ムラや音の波うちといった問題は無し。
この音源、やや距離を感じる録音ではあるものの、演奏自体は大きめに拾われているのと、曲中に耳障りな手拍子等がほとんど入って来ないことから、案外と聴き易かったりするのですが、主に曲間で入ってくる口笛が耳につくのが玉にキズ。
本作はEXILE盤よりも高域を抑えつつ低域をやや持ち上げた音造りにしているため、明るめの音造りだったがために口笛に加えてシンバル類も時折耳についていたEXILE盤に比べて、聴き易さが向上しています。
EXILE盤同様、ディスク2のラストにボーナストラックとして収録されているのは、前座のピータートッシュのステージに、ミックがコーラスでゲスト参加した"Don't Look Back"。メインに比べるとやや音が遠目の録音。この曲の前半では口笛がうるさかったりしますが、最後までではなく途中で収まります。
本作のディスク割、EXILE盤同様に"Just My Imagination"でディスク1終了としていますが、何故か終わりはEXILE盤のようにフェードアウト処理がしてなくてカットアウト。そしてディスク2冒頭もフェードインではなくカットイン。もしやと思ってこの部分を繋げてみたところ、実はノーカットで奇麗に繋がることが判明。
実際のテープチェンジはディスク2の1曲目"Far Away Eyes"終了後であり、本作もその部分に編集痕があったりするので、素直にディスク1の終わりに"Far Away Eyes"を収録してディスクを終わらせておけば自然だったと思われるのですが・・・。
丁寧な編集のタイトルが多いノンレーベルシリーズ、このタイトルに限ってはやや雑な印象。 |
by Hara ¦ 07:25, Thursday, May 27, 2021 ¦ 固定リンク
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