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『Still Life In Tempe 1981』(Mayflower) |
『Still Life In Tempe 1981』(MF-260/261) 2CD
Dec.13 1981 Sun Devil Stadium,Tempe,AZ,USA
Stereo Soundboard Recording Quality:Excellent
(Disc-1) 1.Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Let Me Go/12.Time Is On My Side/13.Beast Of Burden/14.Waiting On A Friend/15.Let It Bleed (Disc-2) 1.You Can't Always Get What You Want/2.Band Introductions/3.Little T&A/4.Tumbling Dice/5.She's So Cold/6.Hang Fire/7.Miss You/8.Honky Tonk Women/9.Brown Sugar/10.Start Me Up/11.Jumping Jack Flash/12.Satisfaction/13.Star Spangled Bannner
初登場部分含む、映画「Let's Spend The Night Together」の野外部分でお馴染みのサンデビル・スタジアム公演全曲収録盤。
サンデビル・スタジアム公演は、これまで2種類のステレオサウンドボード音源がブート化されてきていましたが、本作は『Satisfaction Guarannteed』(VGP-136)に代表される映画用の素材と思しき、左右のレンジが狭く音が中央に集まっているというミックスの音源から作成されています。
この音源、これまでは全曲が発掘されておらず、"Start Me Up"後の2曲が欠落しているということに加え、"Just My Imagination"の2コーラス目の「raise a family」の部分に一瞬音切れがあるという難点を抱えていたりしましたが、本作はついにそれらが解消された形での音盤化。
ディスク1のスタートからしてテープが回るところから始まっていたり、"Just My Imagination"の音切れもなし、そして未収だった"Jumping Jack Flash""Satisfaction"の2曲に加え、エンディングSEの"Star Spangled Bannner"と花火の音までも収録されています。
この初出となるラスト2曲以降の部分、もう片方の『Phoenix 1981』(DAC-141) や『TEMPE 1981』(-)に代表されるサイト「Wolfgang's Vault」にて公開されていたFMラジオ放送の素材と思しき、左右のレンジが広い高音質ステレオサウンドボード音源を繋いだのではとの疑念も最初は湧きましたが、ちゃんと"Start Me Up"までの各楽器の定位そのままでしたので、この音源を持ってきているということは無し。
また、音質の方もVGP『Satisfaction Guarannteed』で聴けた、ノイズリダクションをかけ過ぎたかのような余韻の音ではなく、自然な響きの余韻かつ、嫌みのないすっきりと伸びた高域の音で、『Satisfaction Guarannteed』と比べては勿論のこと、先に触れた『TEMPE 1981』等で使われている音源収録盤よりも高音質となっています。
ただ良いことばかりだけではなく、その反面、ピッチが気にならない程度にやや高めであったり、本作が基にしたテープの交換が、"Miss You"と"Honky Tonk Women"の間あたってしまったようで、『Satisfaction Guarannteed』では聴けるミックの喋りが一部未収となってしまっています。 とはいえこの未収部分、"Miss You"後の煽りが終わった後のものにつき、うまく繋いでさえあれば全く気にならないレベルだったのですが、ここだけフェードアウト・イン処理となってしまっているので、ここはうまく繋げておいてもらいたかったところ。 |
by Hara ¦ 06:45, Thursday, Oct 17, 2024 ¦ 固定リンク
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