The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Party Down』(-)
partydowncd

『Party Down』(-) 2CD

Oct.1 1981 Metro Center,Rockford,IL

Stereo Audience Recording
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Let Me Go/11.Time Is On My Side/12.Beast Of Burden/13.Waiting On A Friend
(Disc-2)
1.Let It Bleed/2.You Can't Always Get What You Want/3.Tumbling Dice/4.Little T&A/5.She's So Cold/6.Hang Fire/7.Miss You/8.Start Me Up/9.Honky Tonk Women/10.Brown Sugar/11.Jumping Jack Flash

未CD化だった3枚組LP『Party Down』(Music Fans Records MFRSR)複刻作。

partydownlp

ツアー4公演めにあたるこの日は当初、ツアー日程に入っておらず、ラジオ局WZOKのダラス・コールとデニス・ローガンを中心に地元ファンが36000人もの署名を集めて実現した公演。

署名を集めてまで実現したコンサートなだけあって、観客側の熱狂振りはすごいものがありますが、当のストーンズはというと、ミックが"Let It Bleed"後のMCで「次はニューアルバムから"Tops"」と紹介するもののバンドがNGを出したようで、結局訂正のMCから"You Can't Always Get What You Want"を演奏し始めたり、ツアー4公演目にして初のアンコール無しと、この日の演奏曲は81年ツアー最小の23曲となっています。

"A列車"に被ってくるバンドコールは、曲が盛り上がってホーンが入ってくるあたりに入れるというパターンがお馴染みですが、この日はそこよりもはるか前の、曲としては盛り上がってない部分で被せてしまうという、まだタイミングをつかみ切れてないのもツアー序盤ならでは。

音の方はというと、この日は屋内公演に加えて後方席での録音のだったようで、全体的にエコーがかった遠目の音だったりはしますが、シンバル等の高音部がクリアーに録れた、すっきりとしたマイルドな音質の聞きやすい音源。また、耳障りな歓声や拍手もほとんどありません。

今回の複刻はアナログの面替わり部分は綺麗につなげていたりしますが、別音源による補填はなし。テープチェンジによる曲中カット自体はありませんが、"Tumbling Dice"後のメンバー紹介はキース以外未収録。したがってこの日から3公演でサックスを吹くリー・アレンの紹介があったかは確認出来ず。

このリー・アレン、"Waiting On A Friend"や"You Can't Always Get What You Want""Miss You"でサックスソロを確認できますが、後の日程から参加するアーニーワッツの、時に耳障りにも感じる1981年ツアー特有の甲高い音のソロになれている分、リーアレンの中音主体のソロは新鮮な印象を受けます。

by Hara ¦ 11:46, Sunday, Dec 09, 2012 ¦ 固定リンク

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