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『Swiss Made』(TCDRS-8-1,2) 2CD June.15 1976 Hallenstadion,Zurich, Switzerland
Stereo Audience Recording Quality:Excellent - Very Good
(※)Disc-2 Track 10,11 Mono Audience Recording Quality:Good
(Disc-1) 1.Opening/2.Honky Tonk Women/3.If You Can't Rock Me/4.Get Off Of My Cloud/5.Hand Of Fate/6.Hey Negrita/7.Ain't Too Proud To Beg/8.Fool To Cry/9.Hot Stuff/10.Star Star (Disc-2) 1.You Gotta Move/2.You Can't Always Get What You Want/3.Band Introductions/4.Happy/5.Tumbling Dice/6.Nothing From Nothing/7.Outa Space/8.Midnight Rambler/9.Brown Sugar/10.Jumping Jack Flash/11.Street Fighting Man
この公演は、これまでアナログ時代に2枚組LP『Get Off Of My Stone』(-)にて、ツアー定番曲"IORR"が外れたこの日のセットリスト全19曲がブート化済み。
CD時代に入ってはLPと同音源にて"Street Fighting Man"のみ、VGPの『Seid Ihr Wach?』(VGP-098)にて、ミュンヘン公演という誤まったクレジットで唯一CD化されていただけで、全曲のCD化はされていませんでしたが、本作はLPとは異なる音源をメインに作成された全曲収録タイトル。
メインとなる音源は、オープニングから"JJF"の最初のサビに入るまでで使用。いきなり叫び声の奥から、か細い音で"Honky Tonk Women"のイントロが鳴ったのでどうなることかと思いきや、場内の出音自体が上がったら演奏を大きく捉えた好録音。
ただ、一段と出音が大きくなったと思しき"Brown Sugar"以降は、オーバーレベルなのか音の端々に歪みが生じてしまってはいますが・・・。
"If You Can't Rock Me"では、いきなり左から強烈なヒスノイズが出たかと思えば、曲の途中まで音がコモっていたり、"You Gotta Move"ではちょいと外れた感じの歌声を思いっきり拾っていたりと落ち着かない部分があったり、全体的にヒスノイズが結構漂っていたりもしますが、基本的には奥行きと広がりを感じる好感持てる音。
ただし、残念なことに全体的に結構ピッチが遅め。
加えて、このレーベル恒例であるチャプター切り替わり時の音飛び。ディスク1こそあからさまに分かるものはありませんが、ディスク2で頻発。"You Can't Always Get What You Want"、"Band Introductions""Outa Space""JJF"それぞれの前で音飛びが発生してしまっています。
なお、"Midnight Rambler"終了後の歓声の一部と、"JJF"の最初のサビ前以降に使われている補填音源、これは前述のLP音源と同じものですが、本作は高域を強調した上、LPでは厚みのあった中低域も抑えてしまった為に、かなりやせ細った音となってしまっています。このようなイコライジングをしない方が、メインの音源との違和感が少なかったような気もするのですがこれは残念。
せっかくメインの音源自体は結構良いものだったのに、相変わらずそれを活かしきれないのは何だかなといったタイトル。 |
by Hara ¦ 22:17, Friday, Dec 21, 2012 ¦ 固定リンク
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