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『Rubber Bowl 1972』(Sweet Records) |
『Rubber Bowl 1972』(SV-71172) 1CD July.11 1972 Rubber Bowl,Aklon,Ohio
Stereo Audience Recording Quality:Very Good
1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Rocks Off/4.Gimme Shelter/5.Happy/6.Tumbling Dice/7.Love In Vain/8.Sweet Virginia/9.You Can't Always Get What You Want/10.All Down The Line/11.Midnight Rambler/12.Band Introductions/13.Bye Bye Johnny/14.Rip This Joint/15.Jumping Jack Flash/16.Street Fighting Man
この公演を収録した既発ブートは『Akron-Rubber Bowl』(IMP-CD-029)
ステレオでの収録につき若干奥行きを感じさせる音で、レンジ狭めの典型的なカセット録音といった音質。ドラムがオフ気味な上、手拍子をそれなりに拾っていたりもしますが、終盤の盛りあがる曲を除いてはさほど不快には感じません。"Tumbling Dice"ではマイクを隠そうとしたのか、急に音が一瞬遠くなる箇所が幾度かあり。また、音ユレ対策による編集と推測されますが、"Brown Sugar"の前半部はステレオになったりモノになったりしています。残念ながらラストの"SFM"は未収録ですが、このIMP盤はご丁寧にも"JJF"終了後になんと"SFM"が終わった後の歓声及びミックの挨拶を巧妙に繋げて、まるでこの日"SFM"を演奏しなかったかのような編集が施されています。
続いては6月27日アラバマ公演とのカップリング盤であるVGP『Alabama Jubilee』(VGP-306)
音源自体はIMP盤と同じですが、音質が若干アップしたことに加え、IMP盤未収録だった"SFM"も収録された全曲収録盤。ただしこのVGP盤は、基音源の音ユレを嫌ったのか残念ながら全編モノラル。
さて本作、音源自体はIMP盤やVGP盤と同じですが、ステレオでの全曲収録となっています。
音質自体はVGP盤よりも若干向上していることに加え、ステレオ収録で音の広がりが増した分、一段と聴きやすくなっています。
IMP盤にあった"Brown Sugar"前半部の音ユレも無し。
テープチェンジによる"You Can't Always Get What You Want"のイントロ欠けや、"Rambler"中間部でのマイクに何かがあたるノイズは既発同様ですが、既発にあった"Midnight Rambler"終了後の曲間カットは本作は無し。
ただし本作が基にしたテープは"JJF"終了直後に、誤って録音ボタンを押してしまったと思しき全然関係のない音の上書きがされてしまっているという既発にはなかった新たな難点が発生してしまっており、ここはそのようなことのなかったVGP盤の同部分を補填する等の編集をしてほしかったところ。
また、編集ミスなのか"All Down The Line"のイントロ2音が重複収録されているといった雑な点もあり、せっかくの素材を活かしきれてないのは何とも残念。 |
by Hara ¦ 02:05, Monday, Dec 03, 2012 ¦ 固定リンク
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