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『Brown Sugar & White Snow/100 Years Ago』(-) |
『Brown Sugar & White Snow/100 Years Ago』(-) 2CD
●Disc-1 Track1-11 Oct.9 1973 Grugahalle,Essen,Germany
Mono Audience Recording Quality:Very Good
●Disc-1 Track12-16 Sep.28 1973 Olypiahalle,Munich,West-Germany (2nd Show)
Mono Audience Recording (Track12,13) Mono Audience + Soundboard Recording (Track14,15) Mono Soundboard Recording (Track16) Quality:Excellent
●Disc-2 Sep.1 1973 Stadthalle,Vienna,Austria
Mono Audience Recording Quality:Very Good
(Disc-1) 1.Opening/2.Brown Sugar/3.Gimme Shelter/4.Happy/5.Tumbling Dice/6.Star Star/7.Angie/8.You Can't Always Get What You Want/9.Midnight Rambler/10.Honky Tonk Women/11.All Down The Line/12.Rip This Joint/13.Jumping Jack Flash/14.Street Fighting Man/15.Brown Sugar/16.Gimme Shelter
(Disc-2) 1.Opening/2.Brown Sugar/3.Tumbling Dice/4.100 Years Ago/5.Sweet Virginia/6.Dancing With Mr.D/7.Silver Train/8.Honky Tonk Women/9.All Down The Line/10.Rip This Joint/11.Jumping Jack Flash/12.Street Fighting Man
ディスク1の冒頭は『Brown Sugar & White Snow』(Caution! AS.TS-198 810)の複刻で、初CD化となる1973年10月9日のエッセン公演。
全体的にエコーがかった輪郭のぼやけた音だったりしますが、演奏を大きく拾っているのと耳障りな歓声の類が少ないので、案外聞きやすい音ではあります。
また、本作は響き気味だった中域を少し削っているようで、LPよりも若干ですが聴きやすさが向上しています。
残念ながら新たな音源の発掘はならなかったようで、曲が終わって最後の余韻部分で切れてしまっていた"Star Star"、頭が若干欠けているのと11分15秒で僅かながら音飛びを起こしている"Midnight Rambler"は、補填なくそのまま。
収録されている曲も"All Down The Line"までとコンサートの全曲収録はならず。
基のLPでは同じ音源なのに、イントロから曲の後半までのものと、イントロが若干切れているものの完走はしているという中途半端な2つが収録されていた"All Down The Line"については、本作ではきちんと繋ぎ処理が施され1曲通して聴けるようになっています。
続く12トラック目から4曲は9月28日のミュンヘンセカンドショー。
"Rip This Joint"と"JJF"はオーディエンス録音で、"Brown Sugar"はサウンドボード録音、そして"SFM"と"Gomme Shelter"は前半オーディエンス録音で後半サウンドボード録音というミックス音源。
サウンドボード音源については本作の内ジャケにもジャケ写が載っているように、『Mick Taylor We Thank You』(Tongue in Cheek Prod.69-73)からのもので、ドイツのTV局ARDが76年に放送したという記録のあるもので(映像は未発掘?)、ドラムがオフ気味の若干軽めな音。
"Brown Sugar"は完走しているものの、"Gimme Shalter"はギターソロの前からの収録、"SFM"は曲の終盤1分56秒ほどという中途半端な長さとなっています。
ちなみに既発CDでこの3曲全てを収録していたのは、『Goin' Back To The Roots』(GBTTR 72001)のみで、前述の中途半端な2曲はそのまま。
本作はその中途半端だったサウンドボードの2曲を、VGP『Satellite Delayed』(VGP-273)と同じオーディエンス音源を、軽めのサウンドボード音源に合わせる形で低域を削って補填収録し、1曲通して聴けるようにしています。
なお、オーディエンス音源の"Rip This Joint"と"JJF"については、エッセン音源が"All Down The Line"で終わっていたことから、ライブの流れで聴かせる為に収録したのかなと。
ディスク2は、『100 Years Ago』(0501W) の複刻。
LPと同じジャケットを使用したCDが2種程ありましたが、いずれもCD時代になってから発掘された音源が収録されており、LP時代にリリースされていた音源がCD化されるのは本作が初。
キースの音量が大きいバランスで、録音時の入力レベルオーバーにより時折歪んでしまっていたりはしますが、演奏を大きく拾った好録音。
残念ながら元が1枚物のLPだったので全曲収録ではなく、本作も『Goodnight Vienna』(VGP-009)に代表される全曲収録音源での補填を 行っていないことからLPそのままの11曲ではありますが、オープニングの"Brown Sugar"こそ未収なものの、"100 Years Ago""Sweet Virginia""Silever Train"といったツアー序盤のレア曲に加え、ライブ後半部はそのまま収録とツボを押さえた選曲となっています。
なお、LPでは早めだったピッチは当然如く修正されています。 |
by Hara ¦ 02:16, Monday, Dec 03, 2012 ¦ 固定リンク
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