『Goats Head Soup Outtakes Collection』(G.R.732) 1CD
● Dynamic Sound Studios,Kingston,Jamaica & Island Studios,London Track.1,2,3,8(Nov.25-30 & Dec.6-21 1972, May.28-June.20 1973)
● Olympic Sound Studios,London & Stargroves,Newbury Track.4 (Oct.17-31 1970)
● Island Studios,London Track.5,6,12,13,14 (May.28-June.20 1973)
● Olympic Sound Studios,London & Island Studios,London Track.7 (May.23,26 1973, May.28-June.20 1973)
● Dynamic Sound Studios,Kingston,Jamaica Track.9,10,11,16,17 (Nov.25-30 & Dec.6-21 1972)
● Villa Nellcote,Villfranche-sur-mer,France Track.15 (July.10,Late July & Oct.14-Nov.23 1971)
1.Dancing With Mr.D(I)/2.100 Years Ago/3.Angie/4.Silver Train(I)/5.Silver Train(II)/6.Silver Train(III)/7.Hide Your Love/8.Winter/9.Tops/10.Waiting On A Friend(I)/11.Save Me(I)/12.Save Me(II)/13.Save Me(III)/14.Save Me(IV)/15.Fast Talking/16.You Should Have Seen Her Ass/17.Separately
Stereo Soundboard Recordings Quality:Excellent
(※)Track-1,13,17 Stereo Soundboard Recordings Quality:Excellent-Very Good
(※)Track-4,9,10,12,14,15,16 Mono Soundboard Recordings Quality:Excellent-Very Good
なかなかきちんとまとまった形でのリリースがなかった『Goats Head Soup』アウトテイク集をGodfatrherがリリース。
『Goats Head Soup』関連盤にありがちなプロモビデオの音は一切収録していない純粋なアウトテイク集で、基本的には既発からのコピー中心だったりしますが、冒頭を飾る"Dancing With Mr.D(I)"は本作独自のもの。本作のクレジットでは(III)になってますが、実のところはScorpioの『Mad Shadows』(SC-91022)に収録されていたものと同じ。間奏の途中から音質ががくっと落ちるのはScorpio盤同様なものの、Scorpio盤で途中から始まっていたイントロは、オフィシャル音源を違和感なく繋げることによりきちんと頭から聴けるようになっていることに加え、早かったピッチもほぼ正常に修正されていると、ようやくまともな形でこのテイクを聴くことが出来るようになっています。
"Silver Train(II)"と"Save Me(III)"は、その『Mad Shadows』から。
(II)とクレジットされている"100 Years Ago"や"Silver Train(III)"、"Hyde Your Love"、そして"Save Me(I)"は、Midnight Beatの『Acetates』(MB CD 045)から。
ピアノの定位が違う別ミックス"Angie"は『Time Trip』シリーズからですが、左右が逆だったタイトルが多い中、既発で唯一オフィシャルと左右が同じだったDAC『Time Trip』(DAC-063)からのコピーの可能性大。
"Silver Train(I)"は意外と収録タイトルが少なく、久々のCD化だったたりしますが、イントロがカットインで入ってきているので『Nasty Habits』(-)から。また、"Save Me(IV)"とラストの"Separately"もこのアルバムから。
続く"Winter"はエコーのかかり具合がオフィシャルと微妙に違うだけのもの。『The Lost Sessions Vol.2』(EVSD-380)や前述のDAC『Time Trip』には、この曲1:56から1:59までを逆回転させただけの音が収録されていましたが、本作には入っておらず純粋に楽曲のみの収録。
"Tops""Waiting On A Friend(I)""Save Me(II)""Fast Talking""You Should Have Seen Her Ass"は、『Fast Talking』(VGP-237)から。
ということで、従来ながらの曲途中からの音質落ちはちょい残念ですが、ようやくきちんとした形で聴けるようになった"Dancing With Mr.D(I)"に加え、あちこちのタイトルに分散収録されていた、"Silver Train"と"Save Me"(本作クレジットは"Criss Cross")の様々なテイクが一つにまとまって聴けるようになっていることは、続けて聴くと飽きる云々はさておき、結構便利でポイント高いかなと。 |