The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Western Affair Vol.2』(DAC)
dacwesternaffairvol2

『Western Affair Vol.2』(DAC-125) 2CD

June.11 1972 Inglewood Forum,Los Angels,CA (1st & 2nd Show)

Stereo Audience Recording (Disc-1)
Mono Audience Recording (Disc-2)
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Rocks Off/4.Gimme Shelter/5.Happy/6.Tumbling Dice/7.Love In Vain/8.Sweet Virginia/9.You Can't Always Get What You Want/10.All Down The Line/11.Midnight Rambler/12.Band Introductions/13.Bye Bye Johnny/14.Rip This Joint/15.Jumping Jack Flash/16.Street Fighting Man/17.Honky Tonk Women

(Disc-2)
1.Brown Sugar/2.Bitch/3.Rocks Off/4.Gimme Shelter/5.Happy/6.Tumbling Dice/7.Love In Vain/8.Sweet Virginia/9.You Can't Always Get What You Want/10.All Down The Line/11.Midnight Rambler/12.Bye Bye Johnny/13.Rip This Joint/14.Jumping Jack Flash/15.Street Fighting Man/16.Honky Tonk Women


1969年にLAのイングルウッドフォーラムにて行われた2公演を収録したVol.1に引き続いての第2弾は、1972年の同会場での2公演収録盤。

ディスク1に収録されているのはファーストショー。

まるで編集ミスかと思えるような、ちぐはぐなイントロの"Brown Sugar"が印象的だったりしますが、アンコールの"Honky Tonk Women"含め全曲を収録。

VGP『Welcome To The Breakfast Show』(VGP-337)を代表とする既発盤で、テープチェンジと思しきイントロ欠けが生じていた"All Down The Line"は、別音源にて補填を行っての全曲ノーカット収録になっています。

vgpwelcomebreakfastshow1

この別音源は、かなり遠い位置からの録音でヒスノイズも結構あったかと思える、輪郭ぼやけ気味のノイズ除去処理による余韻がやや不自然な音ではありますが、キースのギターのみの部分につき違和感はさほど無し。

全体的な音としては、エコー強めで分離自体も悪かったりはしますが、意外と聞きやすいステレオ録音。盛りあがる部分は手拍子や叫び声等も巻き起こっていたりしますが、耳障りな印象は受けません。

既発タイトルは、高域を持ち上げた上でヒスノイズ除去を行っていたようで、高域部にムラのあるノイズが残っており、これが結構耳についていましたが、本作は特に高域を持ち上げた感のない自然な音で、ヒスノイズもうまく除去され聴きやすく仕上がっています。


ディスク2収録のセカンドショーは、アナログ時代から2枚組LP『Get Your Rocks Off』(Mushroom Records 2806)にて、ファーストショーに引き続きアンコールに応え演奏された"Honky Tonk Women"含め全曲ブート化されていた音源のグレードアップ版。

getyourocksofflp

エコーがかった音で分離イマイチな部分もありますが、全体的に演奏を大きく捉えた録音で、時折口笛が大きく入ったりはするものの、手拍子や歓声の類はさほど耳障りに感じず。

曲中カットはありませんが、"Bye Bye Johnny"の前で行われるメンバー紹介は未収録。

既発代表盤はLPと同名のVGP『Get Your Rocks Off』(VGP-242)

vgpgetyourrocksoff

LPやこのVGP盤含めての既発は、全て高域強めで荒れ気味と感じる音質でしたが、本作は高域を控えめにした上で低域に厚みを持たせた音造りをしており、聴きやすさが増しています。ただ、基の録音がややオーヴァーレベル気味だったのか、一部ヴォーカルを主とした高域がバリっと歪んでしまっているのは消しきれなかった模様。

本作は新たなテープから作成されているようで、既発"Midnight Rambler"終了寸前にあったテープ劣化による音ムラがなかったり、VGP盤であった"Rip This Joint"の前のフェードアウト・イン処理が本作には無かったりしますが、その替わりに"Midnight Rambler"の3分36秒から4分21秒については、今回本作が基にしたテープに欠落が生じていたようで、
この部分はVGP盤に似た感じのやや高域強めの音が繋がれています。

また、"SFM"の1分59秒以降も微妙に音質が変わっていますが、こちらは気にならないレベル。

by Hara ¦ 07:08, Tuesday, Dec 25, 2012 ¦ 固定リンク

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