The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



Trabendo公演3種
godfathertrabendo
『Trabendo』(GRRR251012) 1CD


evtrabendo
『Le Trabendo』(EVSD-594) 1CD


crsecretgiginparis
『Secret Gig In Paris』(CR-121025) 1CD


Oct.25 2012 Le Trabendo Paris,France

Stereo Audience Recording
Quality:Very Good - Good

(※)『Secret Gig In Paris』 Track.14-17
Oct.11 2012 Studio Planet Live,Bondy,France
Stereo Audience Recording
Quality:Good

『Trabendo』/『Le Trabendo』
1.Route 66/2.It's Only Rock'n Roll/3.Shattered/4.When The Whip Comes Down/5.Champagne And Reefer/6.Doom And Gloom/7.Miss You/8.Tumbling Dice/9.Start Me Up/10.Midnight Rambler/11.Jumping Jack Flash/12.Brown Sugar

『Secret Gig In Paris』
1.Introduction/2.Route 66/3.It's Only Rock'n Roll/4.Shattered/5.When The Whip Comes Down/6.Champagne And Reefer/7.Doom And Gloom/8.Miss You/9.Tumbling Dice/10.Start Me Up/11.Midnight Rambler/12.Jumping Jack Flash/13.Brown Sugar/14.Live Report In Paris/15.I Wanna Be Your Man/16.Doom And Gloom/17.One More Shot

2012年50周年記念短期ツアーに向けたパリでのリハーサルの合間に、600人収容の小会場にて行ったシークレットギグを全曲収録したタイトル3種。

この公演でのレア曲といえば、1曲目に演奏されて当然ツアーでもオープニングになるかと思いきや、結局2012年の短期ツアーはおろか2013年初夏の北米ツアーや英国3公演で演奏すらされなかった"Route 66"。

この曲、Steel Wheels Tourでもオープニング候補に挙がっていましたが、残念ながら今回も採用ならず。

その他のレア曲といえば、ゲスト無しでの演奏は初となった"Champagne And Reefer"。前ツアーでもゲストを迎えての演奏だっただけに、これはこれである意味目玉かなと。

あとは2012年短期ツアーでは演奏されなかった、『Some Girls』からの"Shattered"と"When The Whip Comes Down"。とはいえ、結局2013年春のUSツアーでは演奏されたのでレアとは言えず・・・。

その他、初演となる新曲"Doom And Gloom"では、チャックがツアー中では入れていたサンプリングのハンドクラップが、このライブ時点ではまだ入っていないという、まだアレンジが完全に固まっていない演奏を聴くことが出来るのもポイント。

加えてこの日は、サポートのコーラスもホーンも不在という小編成でのライブにつき、"It's Only Rock'n Roll"や"Tumbling Dice"等のコーラスが目立つ曲では、コーラスをダリルとチャックがほんの少しだけとっていたりするのが、ある意味レアではあります。

さて、この公演を収録したこれら3タイトルですが、ベースとなる音源は皆同じ。音自体は近く録れているものの、残念なことに中低域がオーバーレベルで音割れを起こしてしまっているという何とも惜しい音源。しばらく聴いていれば何とか慣れてはきますが、あくまでもそれはオーディエンス音源を聴き慣れた人の話で、普通に聴けばただの音割れが激しい聴きづらい音という・・・。

"Shattered"後にミックが発する「Thank you」の前の編集跡も全タイトル共通で、違うのは音質とボーナストラックの有無。

音質については低域があのようなあのような状態につき、高域の強調度合いの違いとなりますが、一番おとなしい音質なのがこのタイトルに限り「The Godfatherrecords」名義としなかった『Trabendo』。ついでシンバル類は耳につかないものの、一部の拍手が耳についてしまうCounting Records『Secret Gig In Paris』。そして高域やや上げすぎでギターの音までも耳につく箇所があるEmpress Valley『Le Trabendo』。といった具合ですが、あくまでもその差は微妙なものではあります。

ボーナストラックは『Secret Gig In Paris』のみ収録しており、まずは"Live Report In Paris"。30秒程の短いトラックでアナウンサーがしゃべるバックで、このシークレットギグの"JJF"の断片が聴けるというもの。

続いては、パリ近郊のボンディーで行われていたリハーサルを外から録音した音源から3曲ですが、このうち"I Wanna Be Your Man"は、先行のMay Flower『Complete O2 Arena Two Nights 2012』(MF-13/14/15/16)にも収録されており、May Flower盤が歌い始め直後から曲の終盤までの3分弱程を収録していたのに対し、『Secret Gig In Paris』は曲が終わったところまで収録。曲途中のスタート位置は同じものの、May Flower盤はカットイン、『Secret Gig In Paris』はフェードインという違いがあります。また音質はMay Flower盤の方がやや明るめ。

completeo2arenatwonights2

この音源、建物の外からの録音につき、車が通りすぎていく音や周りの騒音を拾っていたりすることに加え、録れている演奏は当然の事ながら分離の悪い音で、低域が響きすぎの聴きづらいものだったりしますが、貴重な音であることには変わりありません。

続く"Doom And Gloom""One More Shot"の2曲についても、残念ながらフルではなく、曲途中から最後までの収録となっています。

by Hara ¦ 18:53, Sunday, Jul 14, 2013 ¦ 固定リンク

△ページのトップへ
 


最近の記事
『Perth 1973 Soundboard』(-)

『All Meat Music 1973』(Mayflo ..

『Roseland Ballroom 2002』(-)

『New York Junction』(DAC)

『The Rolling Stones Steel Whe ..

『Australian Tour 1966』(DAC)

・・・

『Palladium 1978』(-)

『Complete Lacerated』(-)

『Live...1978』(KING STREET)

過去ログ
2022年 5月
2022年 4月
2021年10月
2021年 9月
2021年 8月
2021年 5月
2020年10月
2020年 9月
2020年 8月
2020年 7月
2019年 4月
2019年 1月
2018年12月
2018年 5月
2018年 4月
2018年 3月
2018年 2月
2017年12月
2017年 9月
2017年 5月
2017年 4月
2017年 3月
2017年 2月
2016年10月
2016年 9月
2016年 7月
2016年 4月
2016年 3月
2016年 2月
2015年 6月
2015年 4月
2015年 2月
2015年 1月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年 9月
2014年 8月
2013年10月
2013年 9月
2013年 8月
2013年 7月
2013年 3月
2013年 2月
2013年 1月
2012年12月
2012年 5月
2012年 2月
2012年 1月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年 8月
2011年 7月
2011年 6月
2011年 5月
2011年 2月
2011年 1月
2010年 7月
2010年 6月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月
2009年12月
2009年10月
2009年 9月
2008年12月
2008年11月
2008年 9月
2008年 7月
2008年 6月
2008年 5月
2008年 4月
2008年 2月
2008年 1月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年 9月
2007年 8月
2007年 7月
2007年 6月
2007年 5月
2007年 4月
2007年 3月
2007年 2月
2007年 1月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年 9月
2006年 8月

Links
ローリング・ストーンズ海賊盤事典
Bridges to the Stones

フリーソフトで作るブログ