The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Double Door Club Gig』(GOLDPLATE)
doubledoorclubgig

『Double Door Club Gig』(GP-1301CD1DVD1) 1CD+1DVD

Sep.18 1997 The Double Door,Chicago,IL

Mono Soundboard + Stereo Audience Recording (Matrix)
Quality:Excellent

1.Introduction/2.Little Queenie/3.19th Nervous Breakdown/4.You Got Me Rocking/5.Crazy Mama/6.The Last Time/7.Anybody Seen My Baby/8.Out Of Control/9.Let It Bleed/10.Shame Shame Shame/11.Honky Tonk Women/12.Start Me Up/13.Jumping Jack Flash/14.Brown Sugar

1997年の『Bridges To Babylon』ツアー開始に先駆けて行われた、シカゴはダブルドアーで行われたクラブギグの全曲収録盤。

この日は、ツアー本編ではBステージで演奏することになる曲を中心として、新曲プラス定番曲といった構成でしたが、中盤で演奏された"Shame Shame Shame"だけは結局ツアーで取りあげられず、この公演だけのスペシャル曲だったりします。

ツアー開始前のクラブギグはトロントとシカゴで各1回の計2回行われましたが、トロントの方はオーディエンス音源すらブート化されていないのに対し、シカゴの方はというとVGP『Behind The Double Door』(VGP-150)にてリリースされた良好なオーデイエンス音源に加え、プロショットの全曲収録ビデオ映像まで流出といった恵まれた状態に。

vgpbehindthedoubledoor

また、前述の"Shame Shame Shame"に加え、このツアーのテレビやラジオ放送では演奏されなかった"Crazy Mama"が、ライン録音どころか映像付きで見れるというのは、それだけでもかなりポイント高いかなと。

本作は、ビデオ音声にVGPのオーディエンス音源をミックスしたCDと、映像を収録したDVDのカップリング作。

そのCDのマトリクス音源ですが、ビデオ音声をそのまま収録したVGPの『Live At The Double Door』(VGP-300)と比べてみると、元々ビデオ音声の方にも歓声は多めにミックスされていたこともあり、あまりオーディエンス音源を大きめに被せることも出来なかったようで、どちらかというと音の奥行きが若干増した程度の印象ですが、イコライジングによって音に幾ばくかのメリハリを加えているのが功を奏し、僅かながら演奏が浮き上がって聞こえるようになっています。

vgpliveatthedoublrdoor

DVDの方はというと、全曲収録映像をメインに、EXTRA VIDEOとしてライブ前後の会場の様子とメンバーのインタビュー、そしてライブから"Honky Tonk Women""Out Of Control""Brown Sugar"のダイジェストといった内容。

そのメインとなるライブ映像については、既発プレスDVDではApocalypse Soundの『The Road To Babylon』(AS 117)が出ていましたが、本作も最高とは言えないまでもAS盤よりは俄然画質が良いことに加え、本作は前述のマトリクス音声・オリジナルビデオ音声・オーディエンス音声、そして一応初出ではある場外で録った音の4つの音声が選べるようになっています。

roadtibabylondvd

とはいえ、この場外の音というのは、周りの人がベラベラ話している奥で、かすかに演奏が洩れ聞こえるといった状況のものにつき、あくまでもこんなのもありましたといった程度のオマケと考えるのが妥当かと。

by Hara ¦ 12:56, Saturday, Jul 20, 2013 ¦ 固定リンク

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