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1.Let It Rock/2.All Down The Line/3.Honky Tonk Women/4.Star Star/5.When The Whip Comes Down/6.Lies/7.Miss You/8.Beast Of Burden/9.Just My Imagination/10.Shattered/11.Band Intorductions/12.Love In Vain/13.Tumbling Dice/14.Happy/15.Sweet Little Sixteen/16.Brown Sugar/17.Jumping Jack Flash
(Track 1-14) July.6 1978 Masonic Temple Auditorium,Detroit,Michigan (Track 15-17) July.19 1978 Sam Houston Coliseum,Houston,Texas
Stereo Soundboard Recording Quality:Excellent
(※)『Keeping It Simple』は"Shattered"からDisc-2 『Can't Forget The Motor City』は"Love In Vain"からDisc-2
初登場曲含む78年KBFH関連音源。 今回初登場となったのは"All Down The Line""Honky Tonk Women" "Star Star""Lies""Beast Of Burden""Shattered"の6曲。 これらは従来リリースされていた他のKBFH音源のミックスとは違い、ハイハットが妙に右にくっきりと分離して浮き気味である上、キースのギターが小さめの、ややラフさを感じるミックス。 また"When The Whip Comes Down""Miss You""Just My Imagination"の従来から聞けた3曲に関してもこの新しいミックスになっています。ただこの新しいミックス、前述のくっきりと浮いた感じのハイハットが曲者で、聴いていてやや鬱陶しく感じることも。
初登場含んだ高音質音源につき、例によって競合となった訳で(このところ、このパターンが多い様な気が・・・)迷惑なことに(笑)既に3タイトルがリリース。
『Rolling Stones'78』は1枚物、『Keeping It Simple』は2枚組ですが収録曲は同じ。また『Can't Forget The Motor City』は更にボーナストラックを加えた2枚組となっています。
これら3種の基となったのはいずれもインターネットで流された音で(個人的には基本的に出処がインターネットだろうがトレーダー間のテープだろうがどうでもいいんですが、ここは便宜上触れます)、高音質のステレオサウンドボード音源ではあるのですが、シンバル類が若干濁り気味。
『Keeping It Simple』『Can't Forget The Motor City』のクレジットでは全編デトロイト公演となっていますが、聴けば分かるとおり、"Let It Rock"から"Happy"までがデトロイト公演で、残り3曲が『Handsome Girls』でお馴染みのヒューストン公演。このクレジットミスは、サイトに誤表記されたものをそのまま鵜呑みにしたのが原因と思われますが、リリースにあたって過去盤をちょっとリサーチすれば分かるような気はするんですが・・・。
さて、3種それぞれをチェックしてみると・・・。 まず一番最初にリリースされた唯一の1枚物である『Rolling Stones'78』(-)。
今回の音源はトータルで80数分というなんとも中途半端な長さだったことから、歓声や一部MCをカットしてコンパクトにまとめたタイトル。 その歓声カットに関しては、"Lies""Beast Of Burden""Sweet Little Sixteen""JJF"の入り方が、若干唐突さを感じるものの違和感を感じる程には至ってないのと、フェードイン・アウト処理をせずに曲間もきちんと繋げてあるので、ノンストップで聴き通すことが出来ます。
また、インフォで触れられていた通り、やや早めだったピッチはほぼ正常に修正。そして前述したハイハット問題ですが、こちらは高域を丸めてというよりは若干中低域に厚みを持たせることにより浮きを軽減させた音作り。
3タイトルの中では、唯一きちんとヒューストン表記を入れたりとクレジットは正確ですが、中ジャケの写真に75年ツアーやバーバリアンズが入っているのが(苦笑)ちと残念。
続いては『Keeping It Simple』(White Widow Records)
こちらは出回った音源を特に加工もせずのリリースにつき、ピッチはやや早いままなのと(まあ気にする程ではありませんが)、ややシンバル浮き気味の音、そしてクレジットは前述した通り全編デトロイトと誤記されています。 またこの音源、出何処であるサイト「Wolfgang's Vault」では曲単位でファイルが分かれていた為、通して聴くと曲間が一旦途切れてしまっていたのですが、本作はきちんと問題なく繋げてあります。 ちなみに『Rolling Stones'78』に先を越されたからなのか、2枚組にしては1枚物以下の格安価格でのリリースにつきお得感はあります。
そして『Can't Forget The Motor City』(VM005A/B)
これもネットで出回ったままなので、シンバル浮き気味のピッチ早め。 ただ、前述したファイルが変わる際の音切れがそのまま残っており、それがこのCDのチャプターと合ってないものだから、チャプターとは関係無しに曲間の音ブレ・音切れが発生してしまってます。
そしてボーナストラック。まずは6月14日のCapitol Thaterから"Respectable""Far Away Eyes""Street Fighting Man"。 これらはTSP『Out On Bail』のコピーで高域キツ目の音。したがって"SFM"は3コーラス目の頭までがSBD音源で以下AUD音源。ちなみにVGP『Out On Bail』は3コーラス目終わった後にAUD音源切り替わり。どうせコピーなのに何故にTSPなのか意図不明。
続いては7月18日のフォートワース公演から"Introduction""Let It Rock""Miss You""Just My Imagination""Respectable""Far Away Eyes""Tumbling Dice"。こちらは『Handsome Girls』やVGP『Out On Bail』でお馴染みの高音質ステレオSBD音源。ただしこのCDに使われた音源はカセットテープを経由しているようで、テープ劣化によるエッジ部分の音の傷みがあるのと音質はややコモり気味。
最後はお馴染みKBFH音源の6月28日メンフィスでの"Hound Dog"。これもモコっとした音の上、低音が強すぎ。といった訳で、特に珍しくもない中途半端な選曲のボーナストラックにつき、埋め草的な側面は否めないかなと。
価格も他の2タイトル合わせたよりも高いのと、こちらも裏ジャケにニューバーバリアンズ・・・、そして編集が雑な上にイマイチなボーナストラックと、ちと他に比べて不利な要素の多いタイトル。 |
by Hara ¦ 00:21, Monday, Apr 23, 2007 ¦ 固定リンク
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