The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『No Spare Parts』(Godfather)
godfathernospareparts

『No Spare Parts』(G.R.219/220) 2CD

Compilations album of studio outtake & live concert

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent-Very Good

(Disc-1)
1.Cops & Robbers/2.Have You Seen Your Mother Baby,Standing In The Shadow?/3.19th Nervous Breakdown/4.Paint It Black/5.2000 Light Years From Home/6.Country Honk/7.Honky Tonk Women/8.Satisfaction(Live)/9.You Gotta Move/10.Exile On Mainstreet Blues/11.I Don't Know The Reason Why(Hillside Blues)/12.Jiving Sister Fanny/13.Loving Cup/14.Potted Shrimp/15.Shake Your Hips/16.Still A Fool/17.Stop Breaking Down/18.Sway
(Disc-2)
1.Winter/2.Living In The Heart Of Love/3.If You Can't Rock Me/4.Do You Get Enough/5.Little Red Rooster/6.Far Away Love/7.I Can't Help It/8.I Need You/9.I Think I'm Going Mad/10.No Spare Parts/11.So Young/12.Somewhere Over The Rainbow/13.The Nearness Of You/14.I Talked Her Into It/15.She Was Hot/16.Crushed Pearl/17.Dangerous Beauty

第一弾『Through The Vaults Darkly』(G.R.195/196) に続き、

godfatherthroughthevaults

"Through The Vaults Darkly Volume 2"と銘打たれた、
Godfatherecordsアウトテイク寄せ集めシリーズ第二弾。

裏ジャケには「新しく発見したスタジオリールとアセテート盤から起こした」なんて記載がありますが、いきなり1曲目の"Cops & Robbers"(BBCのステレオ放送「Saturday Club」)で、曲終了後に"You Better Move On"の曲紹介が入ったと思うと"Have You Seen Your Mother Baby,Standing In The Shadow?" になってしまうという、何も考えずにあらこちらからコピーしました的な編集盤。

音質に関しても、第一弾"Through The Vaults Darkly"同様に全体的な音質を統一する為、コンプやヒスノイズ除去、そしてイコライジング等で調整したまではいいですが、その影響でかなり不自然な音になってしまっている曲が特にディスク2に顕著で多数・・・。

では、幾つかの曲に関して

"2000 Light Years From Home"
テイク6。イコライジングでクリアーさが増しコピー元よりもいい印象

"Honky Tonk Women"
2番がパリの船員の歌詞の、リードギターがオーバーダヴされる前のテイク。

"Satisfaction(Live)"
映画『Gimme Shelter』からで1969年11月28日MSG公演1stショーと2ndショーの合わせ技。

"Exile On Mainstreet Blues"
間に挟み込まれる断片的なオフィシャルテイクを独自に全てカットした編集テイクで、VGP『Get A Line On You』等に収録の"Exile On Mainstreet Blues I"とは別物。

"Loving Cup"
冒頭含め音飛びが2回もあるトホホトラック

"Sway"
シングルテイク

"Winter"
毎度お馴染み、違いが分からないサザビーリール

"Living In The Heart Of Love"
何故か1分半強も早くフェードアウトしてしまう独自(?)編集

"If You Can't Rock Me"
『Acetates』でお馴染みの別テイク。MB盤から落とせばいいのに何故かスクラッチと思しきノイズ多し。

"Do You Get Enough"
クレジット記載もれのトラック。したがって、以降の曲の裏ジャケトラック表示は1つずつスレることに

"Little Red Rooster"
エルモカンボのアセテート盤より、スクラッチが多いのは致し方ないとしてもヒスノイズの消し過ぎでシンバルの響きが変

"Far Away Eyes(I)"
所謂アーリーバージョン。これもヒスノイズの消しすぎでハイハットの音が変になってしまっているのと、2分20秒あたりに音ブレあり

"I Need You"
これもノイズ除去で音がおかしくなっているのと、3分過ぎに突如ヒスが増加

"I Think I'm Going Mad"
所謂(II)

Somewhere Over The Rainbow
The Nearness Of You
ストーンズのアウトテイクコンピなのに、キースのソロレコーディング・・・。

She Was Hot
VGP『The Pain Of Love』でお馴染みの初期テイク

Dangerous Beauty
オフィシャルより間奏のギターソロ導入部や後奏が長いアーリーミックス。何故かピッチが早い・・・。


ってな具合で、シリーズ第一弾の『Through The Vaults Darkly』は、まだ好感の持てる作りでしたが、今回の第二弾はかなり雑な作りでイマイチな印象。

by Hara ¦ 03:37, Friday, Dec 14, 2007 ¦ 固定リンク

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