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『Cajun Queen's Afternoon Delight』(-) |
『Cajun Queen's Afternoon Delight』(-)
June.1 1975 Louisiana State University,Baton Rouge,LA (1st Show)
Stereo Audience Recording Quality:Excellent-Very Good
(Disc-1) 1.Fanfale For The Common Man/2.Honky Tonk Women/3.All Down The Line/4.If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud/5.Rocks Off/6.Ain't Too Proud To Beg/7.Star Star/8.Gimme Shelter/9.You Gotta Move/10.You Can't Alway Get What You Want/11.Band Introductions/12.Happy/13.Tumbling Dice (Disc-2) 1.Luxury/2.Fingerprint File/3.Angie/4.That's Life/5.Outa Space/6.Brown Sugar/7.Dance Little Sister/8.It's Only Rock'n Roll/9.Jumpin' Jack Flash/10.Rip This Joint/11.Street Fighting Man/12.Midnight Rambler
「1975 Tour Of The Americas」初日、バトンルージュ1stショー収録盤。
この公演は、ツアーほんの初期しか演奏されなかった"Rocks Off"や"Dance Little Sister"、そしてリプライズ付きのスペシャルアレンジを施してアンコールで演奏した"Midnight Rambler"等、聴き所の多い公演で、これまで2つの音源がブート化されていますが、本作は、事典で代表盤として取りあげた『Baton Rouge 75』(IMP-CD 018-19)や今回の複刻元アナログ『Cajun Queen's Afternoon Delight』(CS-1-BR-75)に使用された音の良い方の音源から作成。
この音源、やや遠目からと思しき録音ではあるものの演奏は大きく拾っており、音質もクリアー、時折曲間で叫ぶ観客はいますが総じて良好な印象を受ける好録音。
これまでこの音源を収録していたアナログ『Cajun Queen's Afternoon Delight』とそのアナログ落としである『Baton Rouge 75』は、いずれもピッチが早く、前述のアンコール"Midnight Rambler"はじめ幾つかの曲が順番組み替えられて滅茶苦茶、そして曲間の音量が意図的に極端に下げられている等、音自体は良いのに肝心の作りが難点だらけという困りもの。
本作はアナログ『Cajun Queen's Afternoon Delight』の複刻ですが、単なるピッチ修正や針音除去のみならず、定位や曲順も修正、そして最大のネックだった曲間の音量変化も見事に修正。
残念ながら、大元のアナログで曲終了直後でフェードアウトされていた "You Gotta Move"だけはどうにもならなかったようでしたが、それ以外はまるで音量操作が無かったかの様な修正ぶり。
"Outa Space"は、テープチェンジで曲の中盤までが欠落していますが、もう一つの音源での全曲収録盤『First Night Stand』(VGP-375)でも、同様に欠落している為、残念ながら完全収録ならず。
本作は、基となったアナログで使用されていたテープ劣化に起因する細かい音ユレは時折あったりはしますが、これまでの欠点が解消されている点から、現時点での1975年初日1stショー音源収録盤としては、前述『First Night Stand』に唯一この音源から収録された"Midnight Rambler"で使われた、よりマスターに近い音源からの全曲収録盤でも リリースされない限りはとりあえずの代表盤かなと。
なお、"Brown Sugar"はじめ時折音声がバリバリいう部分がありますが、これは当日のPAスピーカーに問題があったようで、本作では観客がPAに対して罵声を浴びせているのを確認出来ます。 |
by Hara ¦ 15:17, Sunday, Dec 23, 2007 ¦ 固定リンク
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