The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Naked』(HALCYON)
nakedhal

Mar.22 2006 Tokyo Dome,Tokyo,Japan
『Naked』(HALCYON) 2CD

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Introduction/2.Jumping Jack Flash/3.Let's Spend The Night Together/4.She's So Cold/5.Oh No Not You Again/6.Sway/7.As Tears Go By/8.Tumbling Dice/9.Rain Fall Down/10.Night Time Is The Right Time/11.Band Introductions/12.This Place Is Empty/13.Happy

(Disc-2)
1.Miss You/2.Rough Justice/3.Get Off Of My Cloud/4.Honky Tonk Women/5.Sympathy For The Devil/6.Paint It Black/7.Start Me Up/8.Brown Sugar/9.You Can't Always Get What You Want/10.Satisfaction
(Secret Track)
11.Miss You

これまでのリリースから単なるコピーレーベルかと
思わざるを得なかった(笑)ハルシオンから、今年の東京ドーム初日のSBDがリリースということで、モニター傍受の
『First Bang In Tokyo』(DAC-050-1/2)

firstbangdac

のコピーかいなと思いきや、こちらは初登場の卓直結ステレオSBD音源。

ただ、ステレオとはいえ、オープニングのSEが綺麗なステレオに分離されている以外は、イントロやソロで中央にミックスが変わり事を除けば、ヴォーカルがやや左寄りで、ピアノは基本右、アコギ及びギターもやや右寄りでコーラス・ドラム・ホーンは中央にといったほとんどモノラルに近い定位。

ミックスは、DAC盤使用のモニター用傍受音源と違い、DAC音源ではほとんど聞こえなかったベース・ホーン・コーラス・鍵盤のサポートメンバーの音や、"Rain Fall Down"で核となるミックの弾くギター、"As Tears Go By"や"This Place Is Empty"でのアコギも、しっかりとミックスされています。

加えて初日の傍受音源はギターが引っ込み気味でしたが、本作の音源では前面に出ていて、オンにミックスされたミックのヴォーカルも相まって生々しい音になっており、鍵盤が前面に出た大人しめな印象を受けるさいたまアリーナの放送音源よりも、迫力が段違いとなっています。

ただし、一部のミックのヴォーカルや"You Can't〜"のイントロのホーン等、音がオンになり過ぎて音が若干割れるヶ所があったり、"Rain Fall Down"以降、チャーリーのバスドラムがオフ気味になるのがやや残念。

なお、Bステージでミックのヴォーカルが一部音切れしますが、これはオーディエンス録音であるNew Tatooの
『Bang At The Tokyo Dome』(NT-01/02/03/04)

newtattoo

でも音切れしているので、
ワイヤレスシステムの障害かと思われます。

音の方は、このレーベル特有のいじった感じの音ではなく、高域もすっきりと嫌みなく伸びたマイルドな音で、充分高音質。

惜しむらくは完全収録ではなく、"Miss You"中間部が3分4秒から1分10秒程カットされており、こちらは欠落部分の少し前からキュルキュルというノイズが聞こえるので、なんらかの障害があったのが原因かなと。

この部分に関しては、メインではカットされたまま繋がれていますが、ディスク最後にシークレット扱いで、きちんとAUD音源を繋いだテイクがボーナストラックとして収録されています。

ここで繋ぎに使用されているAUD音源は、エコーがかった、ややぼけた音像ではあるものの、これまでプレスでリリースされていたSilver DiscやNew Tattooの音源と違って手拍子が入っていない為、音源が切り替わってもさほど違和感は感じず、これだったらメインの部分に、この繋いだテイクを使用した方がとは思うんですが、そこは拘っているのかなと。

ただ、ライブを一通り聴いた後に、もう一回"Miss You"が出てきてもあまり聴く気にはならないのですが(^^;)

この東京ドーム初日、今年の日本公演屈指のセットリストであったにも関わらず、ブートの方は、音は良いがやたら歓声が鬱陶しいAUD音源とバランスに難のあった傍受音源だけで、物足りなさを感じていただけに、こうしてきちんとした音で出てきた事は素直に賞賛に値することかなと。

しかし何故Empress Valleyで出さず、悪名高きハルシオンで出したんだろう(笑)

by Hara ¦ 21:39, Monday, Aug 28, 2006 ¦ 固定リンク

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