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『Buried Alive』(CDWDN2) 2CD
May.5 1979 Capital Center Arena,Largo,Maryland
Stereo Soundboard Recording Quality:Exellent
Mono Audience Recording Quality:Exellent-Very Good (※)Disc-2 Track10
(Disc-1) 1.Sweet Little Rock'n Roller/2.Buried Alive/3.F.U.C.Her/ 4.Mystifies Me/5.Infekshun/6.Rock Me Baby/7.Sure The One You Need/ 8.Lost And Lonely/9.Love In Vain/10.Breathe On Me (Disc-2) 1.Let's Go Steady/2.Apartment No.9/3.Honky Tonk Women/ 4.Worried Life Blues/5.I Can Feel The Fire/6.Come To Realise/ 7.Am I Grooving You/8.Seven Days/9.Before They Make Me Run/ 10.Jumping Jack Flash
ブート新作じゃないですけど、番外編ということで・・・。 最初インフォが出た時は冗談かと思いましたが、本当に正規発売されてしまったブートでお馴染みニューバーバリアンズのラーゴ公演。とはいってもメジャーからではなくロンが設立したとかいう「Wooden Records」なるインディ(?)レーベルからな訳ですが・・・。 音の方はというと、これまたビックリで、 なんとTSPの『Buried Alive』(TSP-CXD-066)のアルバム名含めた丸コピーで(苦笑)
基にしたTSP盤の高域キツ目の音質を、 聴きやすい音にイコライジングしているのはさすがですが、 なんと卓直結の生々しさを避ける為か、全体にエコーかけてしまってます・・・。
このTSP盤、"Lost And Lonely"が途中までの収録でフェードアウト。また"JJF"は、このTSP盤のリリース当時はまだSBD音源が発掘されていなかった為、アナログ『Barb Wired Tour』(NBRC)収録の良好オーディエンス音源を繋いでおりましたが、
今回のオフィシャルも全く同じ。曲終了寸前にフェードアウトし始めるところも同じなら、3分16秒付近でTSPが基にしたアナログの盤質の悪さからくるトレースノイズが入っている点も特に修正されずそのまんまということで、なんとこの部分に関してはコピーのコピー(笑)
ちなみに余談になりますが、このアナログ『Barb Wired Tour』とアナログ『Breath On Me』(2R-66)の2種でこのラーゴ公演の全曲をAUD音源で聴くことができます。
まあ、ロンのオフィシャル・ライブ盤に関しては、"Slide On This Tour"収録の『Live And Ecletic』(PILOT 70)のBonus EPにも
ブート『Live At The Electric Ladyland』(BKCD 026)からコピーしたAUD音源の"Somebody Else"と"I Can Feel The Fire"を収録した前科(笑)があるので、今回もまたかって感じなだけなんですが・・・。
ちなみにこのラーゴ公演、現在では全編SBD音源で聴くことが出来ます。 全編SBD音源で収録しているのは下記の2種。
『The Drug Dealer Tapes Vol.1』(EVSD 196-200)
『Buried Alive』(VGP-316)
EV盤・VGP盤いずれもメインとなるステレオSBD音源はTSP盤と大体同じサイズ。 ただし"Sure The One You Need"前のMCは、EV・VGPが基にしたテープはカットされているようで、EVは後述する別音源による繋ぎ。VGPは丸々カットしています。
音質は、TSPがコンプの弊害によるキツ目の高域音質に対し、EVは耳に刺さらない程度の明る目な音質(今回のオフィシャルよりも丸い感じ)、VGPは更にマイルドな地味目の音。また、TSPはノイズリダクションをかけているので、ヒスノイズ自体は目立ちませんが、余韻がややおかしいのと(当然オフィシャルも)音ユレ対策として元々狭いステレオセパレーションは更に狭めている為、ほとんどモノラルに近い状態になっています。対してEV・VGPの両盤は、ノイズ除去をさほどしてないようなので、ヒスノイズが耳につく感じになっているのと、ステレオ感はTSPよりありますが、左右の音ユレが耳につく箇所があります。
続いてTSP及びオフィシャルでカットされていた"Lost And Lonely"の後半部及び"JJF"。 これはEV・VGP両盤共、TSPリリース後に発掘された完全版ビデオの音を繋いでいますが、EVに繋がれている音源はハムノイズが大きめのレンジの狭いモノラル音源。VGPの方も同じくモノラルビデオ音源を使用。EV程ハムノイズが大きく出ていないのは良いのですが、音質をメインの音に合わせようとした為、高域がキツめでヒスノイズもかなり強烈。
更にEVは完全版とすべく、TSP・オフィシャル・VGPのいずれも未収録のオープニングのバンドコール及び"I Can〜"や"Come To〜"終了後のMCまでも前述の別音源にて補填。但し、音源が切り替わった際に違和感を感じるのと、"Honky〜"終了後の単なるワーワー言ってるだけの歓声までも「完全版」に拘って、別音源を繋いでいるのは、ちょっとやりすぎかなと。
といった具合でラーゴSBD全曲収録盤に関しては、一長一短がありますが、EVはリハーサルやサンディエゴ公演もカップリングした5枚組、VGPの方はEVとは別のリハーサルをカップリングした3枚組となっていますので、所謂付加価値を検討してチョイスすればよいかなと。
まあ、今回のオフィシャルは、ブックレットにキースの写真だけが無かったり、また本当にロンがきちんと関わっているのだったら、もっと状態の良い完全版のビデオとかも持っていそうな気もするので、かなり怪しさ満点(笑)な面もあったりはしますが、繋ぎに使われているオーディエンス録音はEVやVGPに使われているモノラルビデオ音源よりも聴きづらいということはなく、逆に音源切り替わりの違和感に関してはこちらの方が少なかったりしますし、こういった貴重音源が手軽に入手出来るようになったことは、本当によいことかなと。 しかし、あのエコーは個人的にはいらないと思うんですが・・・(苦笑)。 |
by Hara ¦ 07:25, Saturday, Nov 11, 2006 ¦ 固定リンク
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