The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Happy Birthday Keith』(SODD)
soddhamton

『Happy Birthday Keith』(SODD 019/20) 2CD+1DVD-R

Dec.18 1981 Hampton Coliseum,Hampton Roads,VA

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Let Me Go/12.Time Is On My Side/13.Beast Of Burden/14.Waiting On A Friend
(Disc-2)
1.Let It Bleed/2.You Can't Always Get What You Want/3.Band Introductions-Happy Birthday Keith/4.Little T&A/5.Tumbling Dice/6.She's So Cold/7.Hang Fire/8.Miss You/9.Honky Tonk Women/10.Brown Sugar/11.Start Me Up/12.Jumping Jack Flash/13.Satisfaction-Star Spangled Banner

81年ツアー定番音源であるハンプトン公演。
本作は『Hippy Happy Keith!!』(G.T.-013/14)をコピーして作成されたタイトル。

hippyhappy

このGT盤、FMサイマルキャスト放送をエアチェックした音が基になっており、音質自体はナチュラルな質感で良かったんですが、全体的にピッチが遅めなのと、テープに何らかの問題があったのか"A列車"に別音源を使用しており、その繋ぎ目が雑という欠点がありました。

さて今回のSODD盤、冒頭に書いた通りGT盤をコピーして作成されていますが、問題だったピッチはきちんと修正。

もう一つの欠点である"A列車"はGT盤とは別の新たなモノラル音源を繋いでおり、繋ぎ目もきちんとなめらかに繋がっています。

更に、テープチェンジにあたった"Let Me Go"と"Hang Fire"の曲前に関して、GT盤はその部分の繋ぎが雑だったのに対し、SODD盤はきちんとクロスフェードして繋いでいます。ただし、その弊害としてGT盤では聞けた"Let Me Go"前のMCが、一部カットされてしまっていますが・・・。

また GT盤では"星条旗"の前と曲中にラジオ局のアナウンスが被るのですが、SODD盤はコピー隠し(?)なのか、アナウンス部分をカットしている為、"星条旗"はGT盤よりも早く曲途中でフェードアウトしてしまいます。ちなみにSODD盤のクレジットでは"星条旗"も単体でトラック割されている事になっていますが、これは恒例のクレジットミス(笑)で、実際は"Satisfaction"と同じトラックとなっています。

当然の事ながら、GT盤にあった基テープの劣化による"Let Me Go"の音ムラ、"Miss You"の音ユレは本作も同様。

と、ここまではあまりよい印象を受けない感じではありますが、音質に関しては、GT盤のナチュラルな質感を崩さず、更にすっきりとした音に仕上げており、音質最高だったアナログ『Grand Finale』(Le Soir Prod.GT 101881)に匹敵する高音質となっております。

grandfinale

とはいえ音をさほどいじってない分、放送時の音に近いということで、キースがオフなのは相変わらずにつき、その点が気になる方は、やはり若干音が荒くとも、キース側の右チャンネルのギターにあたる周波数をイコライジングにより持ち上げて、ギターの聞こえをよくしているVGP盤の方がバランス的に聞きやすく感じるとは思いますので、その辺は評価の分かれる所。

ちなみに事典の方にはVGPの旧バージョンである『Twenty Flight Rock』(VGP-270)を載せていましたが・・・

vgptwenty

現行はジャケット及びタイトルが変更されており、『Happy Birthday Keith』(VGP-270)となっています。音自体は同じ。

vgphappy

オマケのDVD-Rは、ハンプトン公演ではなく81年10月15日のシアトル公演。こちらはビデオ音源を卓直結音源に差しかえたバージョン。映像自体もかなり綺麗で、オマケとしてはなかなか宜しいかと。

by Hara ¦ 03:24, Thursday, Feb 15, 2007 ¦ 固定リンク

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