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番外編 DVD『Cocksucker Blues』(IMP) |
『Cocksucker Blues』(IMP-502V) 1DVD-R + 1CD-R
Movie "Cocksucker Blues"
TASB本体にて字幕入り『A DEGREE OF MURDER』に触れた際、
『Cocksucker Blues』の字幕入りも是非と書いていたら、なんとついに実現してしまいました(DVD-Rだけど・・・)。
メーカーインフォにあった「演奏シーンだけを飛ばしながら見るだけのネタ」というのは正にその通りで、正直肝心の演奏の方も完走しているのは"Street Fighting Man"のみ。その他ある程度の長さで見ることが出来るのは"Brown Sugar"程度で、他の演奏部分は消化不良的な長さにつき、実のところ観ると行っても上記2曲とレアな"Uptight - Satisfaction"、そしてかの有名なTVをベランダから落とすシーンくらいで、その知名度の割には、私の様な英語力皆無な者にとっては正直面白いと言えるような代物では無かったというのが正直なところ。
それが今回字幕が入り、ようやく鑑賞に堪えうるものになったということで、番外編としてこちらで取りあげることにしてみました。
字幕が入ったことにより、例えばインタビューでの「チャック・ベリーに曲を書かないか?」という質問に対するミックとキースの受け答えシーンや、公演前のキースのメイク直しシーンの会話等々、今まで意味が分からず流していたシーンが俄然興味深く観ることが出来るようになったのは特筆もの。
また、曲にも歌詞の字幕がついて、冒頭リハーサルの"You Can't Always Get What You Want"あたりは76年パリ公演を放送した「ヤングミュージックショー」を彷彿。
これまでのこの映画を収録したアイテムとしては4REELのプレスDVD『BIG Cocksucker Blues -Special Definitive Edition』が、画質の良さ、ボーナス映像の豊富さもあり、代表的なタイトルとなっていましたが、
本作は画質自体は若干劣るものの、映像のブレは4REELよりも少なくなっています。
また、本作の「売り」である4REELではカットされていたキースの朗読。 これは"SFM"終了後に本来あるのですが、4REELの方は"SFM"終了後、ステージを降りるシーンにエンドクレジットが重なってきて映画が終了。
対する本作には"SFM"が終わり、ステージを降りた後のバックステージの映像にリハの音をバックにキースが"Brown Sugar"の歌詞を朗読する部分が入っています。
これに関しては、こういった2種類の編集があったのか不明ですが、このキースの朗読自体はある意味レアだったようで、72年6月24日公演を収録したVGP『Ain't No Angel On Main Street』(VGP-133)の冒頭にもノンクレジットでこの朗読音声が収録されています。
あとは、飛行機内の乱痴気騒ぎのシーンで4REELの方は思いっきり一箇所"息子"が写っちゃってるんですが、本作はさすがに自粛したのかそこは「隠し」が入っています。
ついにこの映画が普通に楽しめる様になったのは素晴らしいことですが、Rだったのは本当に残念(たしか当初はプレスのインフォだったような・・・)。オフィシャル化はあり得ないアイテムなだけに、いつの日かの字幕入りプレスに期待したいとこ。
オマケのCD-Rは音楽シーンを抜粋して組み替えたものですが、これに関しては既に『Cocksucker Blues』(EXCD-001/2)があるし、
前述したようにまともな完走演奏はほとんど無いので、あくまでチェック用的なアイテム。 |
by Hara ¦ 00:18, Friday, Jun 08, 2007 ¦ 固定リンク
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