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『Abandoned In Detroit』(DAC) |
『Abandoned In Detroit』(DAC-068) 2CD
July.6 1978 Masonic Temple Auditorium,Detroit,Michigan
(※)Disc-2 Track 5,6,7 July.19 1978 Sam Houston Coliseum,Houston,Texas
Stereo Soundboard Recording Quality:Excellent
(※)Disc-2 Track 8 Mono Audience Recording Quality:Good
(※)Disc-2 Track 9 Mono Audience Recording Quality:Very Good
(Disc-1) 1.Let It Rock/2.All Down The Line/3.Honky Tonk Women/4.Star Star/5.When The Whip Comes Down/6.Lies/7.Miss You/8.Beast Of Burden/9.Just My Imagination/10.Shattered (Disc-2) 1.Intorduction/2.Love In Vain/3.Tumbling Dice/4.Happy/5.Sweet Little Sixteen/6.Brown Sugar/7.Jumping Jack Flash/8.Respectable/9.Far Away Eyes
KBFHアウトテイクである1978年デトロイト音源、こちらも大御所DACがリリース。
既発タイトルでは、ピッチをほぼ正常にし余分な歓声を切りつめてコンパクトな1枚物とした『Rolling Stones'78』(-)
ピッチは若干高めながら公開された音源をそのままノーカット収録、そして曲毎に途切れていた歓声を丁寧に繋いだ2枚組『Keeping It Simple』(White Widow Records)
そしてピッチ若干が高めな上、曲間ギャップそのまま、ボーナストラックがあるものの既発より劣化しているという、何とも作りが雑な『Can't Forget The Motor City』(VM005A/B)
と3つのプレスタイトルがリリースされていましたが、DAC盤はさすが後発だけのことはあり、ピッチは正常で公開された音源はもちろんノーカット収録。
そして低域を増強して音に厚みを持たせるという『Rolling Stones'78』と同様の手法をとっていますが、DAC盤の方は高域も広げている分、音にメリハリがついています。
ただし、そのメリハリがついている事により、"All Down The Line" "Honky Tonk Women""Star Star""Lies""Beast Of Burden""Shattered""When The Whip Comes Down""Miss You""Just My Imagination"のミックスで妙にくっきりと浮き気味だった右チャンネルのハイハットはそのまま。
ボーナストラックはKBFHアウトテイクでカットされたライブ中盤の2曲で、ヒューストン公演に差し替えられていたラスト3曲のオーディエンス音源は、入手できなかったのか未収録。
そのボーナス2曲の内"Respactable"の方は音も遠く、終始強烈なヒスノイズが漂っているモノラルオーディエンス録音。それがカットの原因ではないでしょうけど、ミックが歌い出しを思いっきりとちっています。
続いては"Far Away Eyes"。こちらは"Respectable"とは別の音源で、DAC盤のタイトルの元ネタであるアナログ『Abandoned In Detroit』(CS-DM-7678) と同音源。すっきりとした音質のモノラルオーディエンス録音ですが、若干観客がうるさめなのが玉にキズ。
ちなみにこのアナログにオーディエンス音源で収録の"Tumbling Dice"。 ラジオ放送の方では何故か間奏後のミックのヴォーカルがオフになってしまっていますが、実際の会場ではきちんと外に出ていたことを証明する資料的にも貴重な音源。
今回のDAC盤は時間的には余裕があったので、出来ればアナログを丸ごとボーナス収録してくれたら、現時点での1978年デトロイト音源の集大成となったのに、その点はやや残念。 |
by Hara ¦ 13:12, Saturday, Jul 21, 2007 ¦ 固定リンク
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