The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『The Bigger Bang In Stuttgart』(DAC)
dacstuttgart

『The Bigger Bang In Stuttgart』(DAC-074) 2CD

Aug.3 2006 Gottlieb-Daimlerstadion,Stuttgart,Germany

Stereo Audience Recording
Quality:Excellent

(※)Disc-1 Track9&10
Mono Audience Recording
Quality:Excellent

(※)Disc-2 Track10&11
June.10 2007 Isle of Wight Festival,Seaclose Park,UK
Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Intro/2.Jumping Jack Flash/3.It's Only Rock'n Roll/4.Oh No Not You Again/5.Let's Spend The Night Together/6.Ruby Tuesday/7.Streets Of Love/8.Tumbling Dice/9.Midnight Rambler/10.Night Time Is The Right Time/11.Band Introductions/12.Slipping Away/13.Before They Make Me Run
(Disc-2)
1.Miss You/2.Rough Justice/3.Start Me Up/4.Honky Tonk Women/5.Sympathy For The Devil/6.Paint It Black/7.Brown Sugar/8.You Can't Always Get What You Want/9.Satisfaction/10.Start Me Up/11.Sympathy For The Devil

2006年欧州ツアー屈指の好録音であるシュトッツガルト公演音源を、遅ればせながらDACもリリース。

この音源を収録したタイトルとしては、超高音質ながら"Midnight Rambler"の後半から"Night Time Is The Right Time"全般にDATのトラッキングエラーの様なデジタルノイズが入ってしまっている『The Bigger Bang In Germany』(RS-BBG 030806-1/2)と

subwaythebiggerbanggermany

そこからボーナストラックをカットした丸コピー盤『The Bigger Bang In Germany』(SODD 034/35)

soddtbbgermany

デジタルノイズこそ入っていないものの、イコライジングで中域を持ち上げたが為にかえって音が劣化したように聞こえてしまっている上、何故か"You Can't Always Get What You Want"の終盤と"Satisfaction"が手拍子の多い遠目の音源に切り替わってしまう『Stuttgart'06』(Check This Out)の3タイトル。

ctosttutgar06

さて本作、左右の音の広がりこそ『The Bigger Bang In Germany』にほとんど大差ないレベルではありますが譲るものの、音質は同等で超高音質。

そして問題のデジタルノイズに関しては、元々ノイズが右チャンネルのみに入っていたことから、"Midnight Rambler"と"Night Time Is The Right Time"の2曲のみ左チャンネルだけのモノラルにして作成。

ただし元々の音が大変近くてモノラルに近い質感だった為、若干定位が変わったと感じる程度でほとんど違和感はなし。今回チェックして気付きましたがCTO盤も同様の処理を行っていた模様。

ただ不思議なのは、デジタルノイズ部分のみをモノラルにしているだけのはずなのに、どういう訳か"JJF"が終わって"IORR"が始まる前のミックのMC「Hello,Stuttgart」の後に『The Bigger Bang In Germany』だと入ってくるかなり大きい口笛が、DAC盤及びCTO盤ではまるで無かったかの様に綺麗に消えている点。

この口笛は"IORR"イントロ前のキースのグリッサンドにも被っているのですが、DAC盤とCTO盤で聴けるグリッサンドには痕跡なく消えています。

他の歓声部分は『The Bigger Bang In Germany』と同じにつき、別マスターということはあり得ないのでなんとも不思議な部分ではあります。

また今回のDAC盤は、既発タイトルがいずれもオープニングSEからの収録だったのに対し、客電が落ちる前の場内BGMから収録しており、既発のコピーでないことを証明。

と、若干の差異はあるものの、遅まきながらようやく2006年シュトッツガルト音源の本命登場といった感じなのかなと。

なお、ボーナストラックの2曲は2007年ワイト島フェスティバルの放送音源から。この2曲に関しては『A Bigger Bang Soundboard 2005-2007』(WLR-2039)にかなり劣化した音で収録されていましたが、本作は当然の事ながら高音質にて収録されています。

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by Hara ¦ 03:45, Friday, Oct 26, 2007 ¦ 固定リンク

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