The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Don't You Wanna Live With Me』(DAC)
dacdontyourlive

『Don't You Wanna Live With Me』(DAC-071) 2CD

(Disc-1)
Nov.7 1969 State University,Fort Collins,CO

Mono Audience Recording
Quality:Good

1.Sam Cutler Intro/2.Jumping Jack Flash/3.Carol/4.Sympathy For The Devil/5.Stray Cat Blues/6.Midnight Rambler/7.Under My Thumb/8.Prodigal Son/9.Love In Vain/10.I'm Free/11.Little Queenie/12.Gimme Shelter/13.Satisfaction/14.Honky Tonk Women/15.Street Fighting Man

(Disc-2)
Mar.6 1971 Coventry Theatre Coventry.U.K.

Mono Audience Recording
Quality:Very Good-Good

1.Jumpin'Jack Flash/2.Live With Me/3.Dead Flowers/4.Stray Cat Blues/5.Love In Vain/6.Midnight Rambler/7.Band Introduction/8.Bitch/9.Honky Tonk Women/10.Satisfaction/11.Little Queenie/12.Brown Sugar/13.Street Fighting Man

ディスク1は記念すべき69年ツアー初日。

この公演はプレスCDのBlack Light『Catch Your Dreams』(BL 101)で全曲収録のブート化されていましたが、本作収録の音源も基本的には同じで、遠目のダンゴ気味の音ながら、ヴォーカルやギターは意外によく聞こえる録音。

catchyourdreams

全体的な音質は、異常にピッチが早かったBL盤に対して、本作はピッチを正常に修正した分、クリアーさはBL盤に譲るものの、逆に本作の方が音に若干厚みを感じさせる作り。

更にBL盤では"Under My Thumb"間奏後のサビ後半に歓声が上書きされていましたが、本作にそれは無し。念のため、他のサビの同じような部分をチェックしてみましたが、微妙に異なる部分がある為、他から持ってきて繋いだということはなく、純粋に上書きされていないテープを入手して作成してあるようで、晴れて曲中カット無しの全曲収録盤と相成りました。

冒頭のバンドコールや"I'm Free"の音ユレ、"Little Queenie"前半部の周期的なドロップアウトに関しても解消。

また、BL盤ではテープチェンジ後となった"I'm Free"と"Little Queenie"がモコモコした音質になっていましたが、本作はやや低域が強めになったかなと感じる程度まで改善。

残念ながら"Little Queenie"後半のテープ伸びによる音ムラに関してはBL盤同様ですが、全体的ではBL盤に比べるとはるかにグレードアップしている印象。


ディスク2は1971年ツアー唯一の全曲収録音源として知られるコベントリー公演。

この公演、全曲収録ということもさることながら、終盤に被さってくるはずのブラス隊が完全に構成を見失ってリフを被せてこないが故に、ボビーキーズがアドリブでソロを吹いて曲を立て直そうとしている"Bitch"、モニターの不調からかミックとバックの演奏が1コーラス丸々ズれまくっているという"SFM"といった聴き所も幾つか。

この音源を収録していたのはVGPの『Farewell Tour 1971』(VGP-095)

vgpcoventry

本作もやや団子気味の録音であるVGP盤と同じ音源を収録していますが、VGP盤はヴォーカルがやや割れていたのに対し、本作は状態の良い別のテープから作成した様で、VGP盤に比べると落ち着いた質感の音となった上、ヴォーカルの音割れや"Love In Vain"ラストの音ブレに関しても解消。

VGP盤よりも聴きやすさが増しており、こちらもディスク1同様に既発よりもグレードアップしている印象。

by Hara ¦ 02:30, Friday, Nov 02, 2007 ¦ 固定リンク

△ページのトップへ
 


最近の記事
『Perth 1973 Soundboard』(-)

『All Meat Music 1973』(Mayflo ..

『Roseland Ballroom 2002』(-)

『New York Junction』(DAC)

『The Rolling Stones Steel Whe ..

『Australian Tour 1966』(DAC)

・・・

『Palladium 1978』(-)

『Complete Lacerated』(-)

『Live...1978』(KING STREET)

過去ログ
2022年 5月
2022年 4月
2021年10月
2021年 9月
2021年 8月
2021年 5月
2020年10月
2020年 9月
2020年 8月
2020年 7月
2019年 4月
2019年 1月
2018年12月
2018年 5月
2018年 4月
2018年 3月
2018年 2月
2017年12月
2017年 9月
2017年 5月
2017年 4月
2017年 3月
2017年 2月
2016年10月
2016年 9月
2016年 7月
2016年 4月
2016年 3月
2016年 2月
2015年 6月
2015年 4月
2015年 2月
2015年 1月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年 9月
2014年 8月
2013年10月
2013年 9月
2013年 8月
2013年 7月
2013年 3月
2013年 2月
2013年 1月
2012年12月
2012年 5月
2012年 2月
2012年 1月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年 8月
2011年 7月
2011年 6月
2011年 5月
2011年 2月
2011年 1月
2010年 7月
2010年 6月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月
2009年12月
2009年10月
2009年 9月
2008年12月
2008年11月
2008年 9月
2008年 7月
2008年 6月
2008年 5月
2008年 4月
2008年 2月
2008年 1月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年 9月
2007年 8月
2007年 7月
2007年 6月
2007年 5月
2007年 4月
2007年 3月
2007年 2月
2007年 1月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年 9月
2006年 8月

Links
ローリング・ストーンズ海賊盤事典
Bridges to the Stones

フリーソフトで作るブログ