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『Vintage Champaign』(DAC-081) 2CD
Nov.15 1969 Assembly Hall,University Of Illinois,Chanpaign,IL(1st Show)
Mono Audience Recording Quality:Excellent-Very Good
(※)Disc-2 Track1-6 Oct.1 1970 Palalido Palazzo Dello Sport,Milan,Italy (2nd Show)
Mono Audience Recording Quality:Good
(※)Disc-2 Track7-11 Nov.15 1969 Assembly Hall,University Of Illinois,Chanpaign,IL(2nd Show)
Mono Audience Recording Quality:Very Good
(Disc-1) 1.Sam Cutler Intro/2.Jumping Jack Flash/3.Carol/4.Sympathy For The Devil/5.Stray Cat Blues/6.Love In Vain/7.Prodigal Son/8.You Gotta Move/9.Under My Thumb/10.Midnight Rambler/11.Little Queenie/12.Satisfaction/13.Honky Tonk Women/14.Street Fighting Man (Disc-2) 1.Jumping Jack Flash/2.Roll Over Beethoven/3.Stary Cat Blues/4.Prodigal Son/5.Dead Flowers/6.Midnight Rambler/7.Midnight Rambler/8.Little Queenie/9.Satisfaction/10.Honky Tonk Women/11.Street Fighting Man
ディスク1は、1969年11月15日イリノイ大学公演の1stショー。
この公演に関しては、VGPの『Cocaine On A Dentist Chair』(VGP-068)にて、この公演の全曲がリリースされていましたが、本DAC盤も基となった録音は同じ。
ただし、基になったテープの状態はVGP盤よりもはるかに良く、VGP盤では"JJF"の序盤、ヒスが強烈になったり音が急にコモったりと、音質がコロコロ変わったり、音量レベルも一ヵ所落込むところがある等、音が不安定な上、音がようやく落ち着いた"JJF"中盤以降でも、終始全体的に低音がオンになっていて、聴きづらい印象がありましたが、それらは全てテープのジェネレーションや劣化によるものだったようで、本DAC盤にはそれら欠点はなし。
時折、若干低音が割れ気味になる箇所もありますが、基本的には安定した落ち着いた質感の音で、邪魔な歓声・手拍子の類もほとんど拾っていない好録音。
さすがにこのツアーのサンディエゴやオークランドのAUD録音に比べると、音がやや遠目だったり、音のクリアーさで劣りはするものの、この年代の録音としては上質の部類。
VGP盤では、ライブ冒頭のイントロダクションとそれに続くミックの語りの間にカットがありましたが、DAC盤は無し。
更にVGP盤では"You Gotta Move"終了後の歓声でフェードアウトして、"Under My Thumb"がフェードインしてくる編集になっていましたが、DAC盤の方は"You Gotta Move"終了後にチャーリーがリズムを刻みはじめ、ビルが"Under My Thumb"のリフを弾きはじめた最初の3音で レコーダーがストップするまでが収録されています。
なお、テープチェンジ後の"Under My Thumb"がギターソロ後のサビ途中からなのはVGP盤同様。
ディスク2は、年代の異なる2つの公演を収録。
まず最初の6曲は、1970年10月1日のミラノ公演。
1stショーの方はアナログ時代からリリースされており、CDでは『Roll Over Beethoven』(VGP-261)に収録されていましたが、本作に収録されたのはブート初登場となる2ndショー。
ヒスノイズは強く、中低域はやや響き気味、ヴォーカルも遠目だったりしますが、演奏自体は結構大きく拾っている録音で、曲間の私語はあるものの曲中では時折入る程度で、邪魔な手拍子とかもないので耳が慣れてしまえば案外と聴ける音。
また、選曲を見ると分かるとおり、6曲収録といっても純粋にライブの頭から6曲という訳ではなく、3曲目と5曲目でおそらく演奏されたであろう"Sympathy For The Devil"と"Love In Vain"はカット。
また収録されている6曲の内でも"Prodigal Son"は途中まででフェードアウトし、"Dead Flowers"がクロスフェードしてくるといった具合で、テープチェンジにしてはカットが頻繁すぎることから、今後更なる発掘もあり得るとは思いますが、単体でのリリースとしては厳しいかなと。
ちなみに"Midnight Rambler"のエンディングでは、音飛びなのか、はたまたずっこけてこんなエンディングになったのか、ちょっと判別に困るなんともいえない曲の終わり方になっています。
ディスク2の7曲目から11曲目までの5曲は、これまた初登場の1969年11月15日イリノイ大学公演の今度は2ndショー。
残念ながら今回発掘されたのは、"Midnight Rambler"1コーラス目の途中以降からラスト"SFM"までというライブ後半部分のみ。
音の方は、ディスク1収録の1stショーに近い感じで、やや遠目なものの邪魔な手拍子・歓声の類が少なく、1stショーと比べると若干音の締まりで劣りますが、こちらも充分好録音で、ラスト"SFM"が終わった後のフェードアウト(要はテレコのストップ)が早いとこまで同じ(笑)。ですので、録音したのは同一人物なのかもしれません。
演奏の方では、"Little Queenie"真ん中のリズムブレイク部分で、キースが得意のチャックベリーフレーズを外しちゃってるのが、耳を引きますが、あとは安定した演奏。
年代が1年ズレてるとはいえ、ライブ前半とライブ後半の組み合わせにつき、大まかなライブの流れとして聴くことが出来るので、さほど中途半端な印象は受けないかも。ただ、長尺の"Midnight Rambler"を連続して聴くのはちょっと・・・(笑)。 |
by Hara ¦ 03:19, Friday, Jun 20, 2008 ¦ 固定リンク
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