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『Touring Party Vol.1』(DAC) |
『Touring Party Vol.1』(DAC-079) 2CD
June.3 1972 Pacific Coliceum,Vancouver,British Columbia,Canada
Mono Audience Recording Quality:Excellent
(Disc-1) 1.Brown Sugar/2.Rocks Off/3.Gimme Shelter/4.Bitch/5.Tumbling Dice/6.Happy/7.Honky Tonk Women/8.Loving Cup/9.Torn & Frayed (Disc-2) 1.Sweet Virginia/2.You Can't Always Get What You Want/3.Ventilator Blues/4.Midnight Rambler/5.All Down The Line/6.Bye Bye Johnny/7.Rip This Joint/8.Junping Jack Flash/9.Street Fighting Man
ジャケットからはツアー最終のMSG公演あたりの収録を彷彿させられますが、本作は72年ツアー初日のバンクーバー公演全曲収録盤。
この公演は事典で代表盤として挙げたIMPの『Vancouver 72』(IMP-CD 022-023)から、ボーナストラックの"I Don't Care"をカットしたコピー盤、SODDの『Vancouver First Night』(SODD 038/039)が昨年リリースされていましたが、大御所DACからもついにというか、ようやくというかこの公演がリリース。
基にした音源は同じで、この時代としては音質・バランス共に良い上質のオーディエンス録音ですが、今回のDAC盤は既発より状態の良いマスターから作成されており、初めて正しい曲順・ピッチで収録というのが売り。
その曲順ですが、既発では"Ventilator Blues"が"Torn & Frayed"の次に収録されていましたが、本作では"You Can't Always Get What You Want"の次に収録。既発では"You Can't Always Get What You Want"終了後、歓声が早く絞られていましたが、本作では歓声が絞られずに"Ventilator Blues"に進むので、この曲順が正解なのかなと。
ちなみに、今回は新たなマスターということで、その"You Can't Always Get What You Want"終了後の歓声が長いことはもちろん、既発では"Bitch""Midnight Rambler"の2曲でテープ劣化による音ブレが生じていましたが、本作には無し。
また、既発SODD盤は音ユレや定位の片寄り対策として、全体的な音を新たにきちんとモノラルに作り直していましたが、それは本作も同様。
全体的な音質は、低域を持ち上げて音に厚みを持たせていたSODD盤に対し、本作も同様な加工は施されているようですが、曲によってSODD盤の方がクリアーだったり、本DAC盤のクリアーだったりするので、どちらがといった印象は無し。
なお、"Rip This Joint"のイントロ欠け及び、"JJF"と"SFM"の曲間がフェードアウト・イン処理されているのは既発同様。
本作は、遅めだったピッチを正確に修正、曲順も本来の順番になり、既発にあった音ブレも解消と、さすがに後発といった感じのタイトル |
by Hara ¦ 07:20, Tuesday, Jun 17, 2008 ¦ 固定リンク
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