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『Altamont Free Concert』(IMP) |
『Altamont Free Concert』(IMP-N-030) 3CD+1DVD-R
Altamont Speedway,Livermore,CA Dec.6 1969
Mono Audience Recording Quality:Very Good
(※)Disc-2 Track1,2(part),5,6(part) Mono Soundboard Recording Quality:Very Good
(※)Disc-2 Track4(part),8(part),12,Disc-3 Track4(part) Stero Soundboard Recording Quality:Excellent
(Disc-1) 1.PA Sound Check with Moog/2.Opening Announcement ●Santana 3.Savor/4.Jingo/5.Evil Ways ●Jefferson Airplane 6.Announcement/7.The Other Side Of This Life/8.3/5th Of A Mile/9.Fat Angels/10.White Rabbit/11.Free Bird/12.Ballad Of You And Me And Pooneil ●Flying Burrito Brothers 13.Six Days On The Road/14.High Fashion Queen/15.Cody Cody/16.Lazy Days ●Crosby,Stills,Nash & Young 17.Black Queen/18.Pre-Road Downs/19.Long Time Gone/20.Down By The River/21.Announcement for The Rolling Stones (Disc-2) ●Rolling Stones 1.Introduction/2.Jumping Jack Flash/3.Carol/4.Sympathy For The Devil/5.The Sun Is Shining/6.Stray Cat Blues/7.Love In Vain/8.Under My Thumb/9.Brown Sugar/10.Midnight Rambler/11.Live With Me/12.Gimme Shelter (Disc-3) 1.Little Queenie/2.Satisfaction/3.Honky Tonk Women/4.Street Fighting Man
5.MC by The Taper on Radio/6.Introduction/7.Jumping Jack Flash/8.Carol/9.MC by The Taper on Radio/10.Sympathy For The Devil/11.Evil Ways(Santana)/12.Jumping Jack Flash/13.Carol/14.Mick Jagger Live MC/15.Sympathy For The Devil
前座音源やラジオ放送を含めた形での、オルタモント・フリーコンサートの集大成的なものとして作成された本作。
ディスク1は、PAのサウンドチェックから前座の4アーティストを収録。いずれも後世に名が残ったアーティストばかりで、どれも興味深い音ではあるものの、「オルタモント・フリーコンサートを記録したブート」という観点では貴重ですが、「ローリング・ストーンズのブート」という観点からすると何とも微妙・・・。
ちなみにサンタナ部分の"Evil Ways"はディスク3のトラック11に収録されたTV番組「Newswatch」の音につき、他とは別音源となります。
ディスク2からディスク3のトラック4までは、ストーンズ出演部分をサウンドボード音源をメインとしたベストと思われる音源を繋いで再構成しています。
まず、VGP『Altamont 1969』(VGP-113)に代表される従来音源では欠落していたオープニング及び"JJF"のイントロ一部に関しては、初登場となるサウンドボード音源にて補填。
ただしこのサウンドボード音源、残念ながら不完全なもので、"JJF"1コーラス目のサビが終わった後のストローク迄で、以降は本作ディスク3のトラック7に収録されているオーディエンス音源を補填。
この新たなオーディエンス音源は次曲"Carol"の最初のサビ後までで、以降は既発音源に切り替わり。
続く"Sympathy For The Devil"。イントロ途中から映画の音に切り替わりますが、1回目中断時のミックのMCで映画が摘んでいる部分をソースAにて補填しているのは分かりますが、バンドの演奏やチューニング音はおろかミックのMCさえ出ていない1秒程度のカット部分にまでそこにあたるオーディエンス音源を補填してるものだから、ヒスノイズが出たり引っ込んだりと本当に聴いていて落ち着かないのは何とも・・・。まあ、そのおかげで映画での編集がどうなっていたのかが分かる訳ですが。
そして後奏のソロの一部、曲終了後のMC前の一瞬の間、そして観衆の呼びかけの一部もオーディエンス音源にて補填。
"The Sun Is Shining"は丸々のオーディエンス音源ですが、曲終了後から"Stray Cat Blues"2コーラス目のサビまでは初登場のサウンドボード音源。
以後、しばらくはオーディエンス音源が続きますが、"Under My Thumb"演奏中断時のMC途中から映画の音が登場。その"中断時のMCも映画では部分的に使われていた為、オーディエンス音源と交互したりしてますが、再開後の演奏は映画の音に。曲終了後のMC途中からオーディエンス音源に復帰。
既発全てのタイトルに別音源が補填されていた"Brown Sugar"の最後の4音に関しては、既発はいずれも音が遠い上に音量が小さくなってることから違和感を覚えましたが、本作も構成自体は同じで、音の遠い音源を補填している点は同様ですが、音量を大きくして合わせているので違和感が軽減されてます。
そして"Midnight Rambler"終了直後にミックが発したMCの一部にサウンドボード音源を挟み、"Live With Me"終了直後のMCから"Gimme Shelter"丸々はスコルピオ『A Shot Of Salvation』(90-64-17)に収録されていたサウンドボード音源。
終了後、オーディエンス音源に戻ってディスク1終了
ディスク2のライブ終盤は、その大半がオーディエンス音源ですが、"Street Fighting Man"間奏後の3コーラス目のサビから後奏に入るところまでは映画の音に。
といった具合で、これを聴けば、映画でどの部分が使用されて、どこが摘まれているかといったことが分かる点では研究資料として最適ですが、普通に聴く場合ではなんとも落ち着かないので、ここは評価の分かれるところ。
ボーナストラックは、まず録音者自らがMCをやりながら自分が録ってきた音源を流すというローカルラジオ番組から。
これまで聴けなかったライブのオープニング(周りの客が皆立ち上がった為、「座れ!」という怒号が録れちゃってますが・・・)や、既発では聴けなかった"JJF"のイントロ、そして既発音源で音伸びと音飛びを起こしていた"Carol"のイントロが問題なく聴けるという点で、貴重な発掘音源。
録れている音も既発音源に近い聴きやすい音となっていますが、残念ながら"Carol"曲中では周りの話し声が大きく入っていたり、"Sympathy For The Devil"では後半に音切れがある上、終盤ピッチが早くなって聴きづらくなっています。
続いてのボーナストラックはTV番組「Newswatch」の音声。 収録されているサンタナの1曲とストーンズの3曲はいずれも断片な上、全体的に音割れもしているので、あまり聴いていて楽しいものではありません。
オマケのDVD-Rは、貴重な8mm映像と、CDの方にも収録されていたTV番組「Newswatch」。 さすがにディスク3の音声だけと違い、こちらは字幕入りなことから見応えあり。特にミックのライブ中のMCなんかは、映画よりもきちんと訳されている印象を受け、映画観た後にこれを観れば、なお一層楽しめるかと。 |
by Hara ¦ 19:00, Sunday, Jan 02, 2011 ¦ 固定リンク
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