The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Make The World Go'Round』 2種
『Make The World Go'Round』(-) 2CD
maketheworldgoround


『Make The World Go'Round』(DAC-122) 2CD
dacmaketheworldgoround

June.25 1982 Wembley Stadium,London,UK

Stereo Audience Recording
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Chantilly Lace/12.Let Me Go/13.Time Is On My Side/14.Beast Of Burden/15.Let It Bleed
(Disc-2)
1.You Can't Always Get What You Want/2.Band Introductions/3.Little T&A/4.Tumbling Dice/5.She's So Cold/6.Hang Fire/7.Miss You/8.Honky Tonk Women/9.Brown Sugar/10.Start Me Up/11.Jumping Jack Flash/12.Satisfaction

(※)ノンクレジット盤は"Take The A Train"と""Under My Thumb"を1つのトラックとしている為、"When The Whip Comes Down"から"Let It Bleed"までトラックナンバーがマイナス1となります。

日本では「Best Hit USA」で、ステージ向かって右脇からの1カメ映像ながら1曲丸々"Under My Thumb"が放送された(後の放送では音声が『Still Life』のものに差し替えられちゃってますが)、1976年以来6年ぶりの凱旋公演となるウェンブリー2日連続公演の初日6月25日公演全曲収録盤。

この公演についてはLP時代、録れている音自体は遠目なもののバランスがよく、また歓声も臨場感のある録れ方をした、全曲収録の3枚組LP『Make The World Go'Round』(WS62582)がリリースされてましたが、このLPと同名を冠したノンレーベル盤・DAC盤共に、やはり同じ音源から作成されています。

maketheworldgoroundlp

まずはノンレーベル盤。こちらはLP起こしですが、LPでキツ目だった高域を抑えて聴きやすい音に仕上げています。また高域を絞ったことにより演奏が若干前に出た印象も。

スクラッチノイズもほとんど除去された上、LPの面替わり部分もクロスフェード処理が施されていますが、"Honky Tonk Women"から間髪入れずに始まる"Brown Sugar"は、この面替わりにあたってしまっている為、イントロが僅かに欠けてしまっています。

また、LPでは定位が左に寄ってしまっていた"Band Introductions""Little T&A""Tumbling Dice"は定位をきちんと中央に修正しているのは好ポイント。


つづいてはDAC盤、こちらはLPの基になったテープから新たに作成されていますが、不思議なことに左右のチャンネルが何故か逆。ただし、テープから作成されただけあってLPやノンレーベル盤ではカットされていた部分も収録。

まずはオープニングの"Take The A Train"、ノンレーベル盤やLPでは9秒程の収録だったのに対し、DAC盤はトラックを分けているだけのことがあって40秒もの拡大収録。

続いて"Chantilly Lace"と"Let Me Go"、"Let It Bleed"と"You Can't Always Get What You Want"といったLPでは面替わりにあたったそれぞれの曲間では、LPでカットされていたミックのMCの一部を聴くことが出来ます。

そしてLPやノンレーベル盤ではカットされていた"Brown Sugar"のイントロ、実はこちらも歓声で聴きづらかったりはするんですが、しっかりと収録されているのはポイント高し。

音質の方はというと、ノンクレジット盤程に高域は抑えず、低域を持ち上げてベース音を強調した音造りとなっているので、中域に厚みのあるノンクレジット盤と好みが分かれるところ。

なお、ノンクレジット盤で左に片寄った定位(DAC盤は左右逆なので右寄り)を修正していた、"Band Introductions""Little T&A""Tumbling Dice"は修正なく、片寄ったままだったのはちょい残念。

by Hara ¦ 21:40, Sunday, May 27, 2012 ¦ 固定リンク

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