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『Live 666』(TCDRS-7-1,2) 2CD
June.6 1976 Les Abattoirs,Paris,France
Mono Audience Recording Quality:Excellent-Very Good
(Disc-1) 1.Opening SE/2.Honky Tonk Women/3.If You Can't Rock Me/4.Get Off Of My Cloud/5.Hand Of Fate/6.Hey Negrita/7.Ain't Too Proud To Beg/8.Fool To Cry/9.Hot Stuff/10.Star Star/11.Angie/12.You Gotta Move/13.You Can't Always Get What You Want (Disc-2) 1.Band Introductions/2.Happy/3.Tumbling Dice/4.Nothing From Nothing/5.Outa Space/6.Midnight Rambler/7.It's Only Rock'n Roll/8.Brown Sugar/9.Jumping Jack Flash/10.Street Fighting Man/11.La Marseillaise
たまには旬なレビューもということで(笑)
本作は1976年パリ4日連続公演の3日目となる6月6日公演のオーディエンス音源全曲収録盤。
この6月6日公演は、『Love You Live』に"Hot Stuff""Star Star""Brown Sugar""JJF"の4曲が採用、フランスでは、"Honky Tonk Women""If You Can't Rock Me〜Get Off Of My Cloud""Hand Of Fate""Hey Negrita""Star Star""You Gotta Move""You Can't Always Get What You Want""Band Introductions""Happy""IORR""Brown Sugar""JJF""SFM"の12曲がテレビ放映されたり(ちなみに日本の「ヤングミュージックショー」では、このフランスの放送から"If You Can't Rock Me〜Get Off Of My Cloud""Hey Negrita""IORR""Brown Sugar"を除く8曲が放送)、更にこれらに加えてそのテレビ放送の素材と思しきラフミックスのほぼ全長盤映像("Hot Stuff"にビデオ上書きによる音飛びと最後のSFMが曲終盤迄の収録)も流出と、映像や音源が充実した公演だったのが影響したのかは不明ですが、パリ4日連続公演の内、唯一オーディエンス音源によるブートがリリースされていない公演でしたが、ようやく本作で初のブート化。
音自体は、耳障りな歓声や手拍子の類が少ない演奏を大きく拾った好録音で、その録れた音が太いことも含め他の3公演と同傾向の音と言えます。
この音源のブート化により、映像では上書きによる音飛びを起こしてしまっていたり、オフィシャルでは手が加えられていた"Hot Stuff"が、素のままようやくフルに聴けるようになったのはポイントかなと。
音質の方は、ややヒスノイズ多めで中低域に音が詰まったレンジ狭めの音ですが、拍手や手拍子をあまり拾ってない録音状態から、ぱっと聞いた感じはジェネレーションの高いサウンドボード音源かのような印象を受けたりもします。
また、テープチェンジによる曲中カットがないのも他の3公演同様。
とここまでは良いことばかり書いてきましたが、本作はストーンズブートとしての前作のMSG公演収録盤『Sympathy For The God』(TCDES-5-1,2)に引き続き、またもやチャプターが変わる度に音飛びを起こしてしまうという欠点あり・・・。
おかげで、メドレーであることから曲中にチャプターが振られている"Get Off Of My Cloud"の頭は微妙に欠けてしまっているし、イントロにチャプターが被っていないところでも、歓声が不自然にレベル変わっていたりするので、気になる人は気になるかも。
せっかくの好素材でしたが、どうも前回の失敗経験が活かされていないようで・・・。 |
by Hara ¦ 00:48, Tuesday, May 29, 2012 ¦ 固定リンク
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