The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『First Night In Newark』(-)
firstnightinnewark1

『First Night In Newark』(-) 2CD

Dec.13 2012 Prudential Center,Newark,NJ

Stereo Audience Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Opening/2.Introduction/3.Get Off Of My Cloud/4.The Last Time/5.It's Only Rock'n Roll/6.Paint It Black/7.Gimme Shelter/8.Respectable(with John Mayer)/9.Wild Horses/10.Around And Around/11.Doom And Gloom/12.One More Shot/13.Miss You/14.Honky Tonk Women
(Disc-2)
1.Band Introduction/2.Before They Make Me Run/3.Happy/4.Midnight Rambler(with Mick Taylor)/5.Start Me Up/6.Tumbling Dice/7.Brown Sugar/8.Sympathy For The Devil/9.You Can't Always Get What You Want(with The Choir of Trinity Wall Street)/10.Jumping Jack Flash/11.Satisfaction

50周年記念短期ツアー4公演目の12月13日ニューアークはプルデンシャル・センター公演収録盤。

この公演は、本作より先に次公演の放送音源のCDとDVDをカップリングした5枚組のMayflower『Complete Prudential Center Two Nights 2012』(MF-18/19/20/21) がリリースされていましたが、録音位置は似たような感じで、どちらも音が近い演奏を大きく捉えた好録音。

completeprudentialcentertwonights2012a

いずれも耳障りな歓声や手拍子、拍手の類はほとんどありませんが、Mayflower盤の方がややパラパラといった手拍子が時折聞こえます。とはいえ本作も"Paint It Black"で手拍子が入っていたりしますが、こちらも気にはなりません。

本作は高域がキツ目で、シンバルや"Doom And Gloom"で鳴るサンプリングのハンドクラップが耳につく程。ここはもう少し高域控えめにして欲しかったところ。また中低域の出たMayflower盤に対し、本作はやや音の線が細く感じてしまうので、もう少し厚めの音造りにした方が良かったかもしれません。

また、定位も最初右寄りに位置しており、"Midnight Rambler"の途中から
頻繁ではないものの、定位がやや左に寄ったり、やや右に寄ったりと変化するのに加え、"Brown Sugar"のサックスソロから3コーラス目の途中までは音がかなり左に片寄って右チャンネルの抜けが悪くなったりしています。Mayflower盤はそのようなことなく安定していたので、本作もここらは丁寧な調整をしてもらいたかったかなと。

Mayflower盤が途中からの収録だったオープニングのビデオコメントは、本作は始まる前の場内の模様から収録。

逆にアンコール終了後についてはMayflower盤の方が長く、場内BGMで流れた"Cherry Oh Baby"を僅かながら聴くことができます。とはいえ、これはあってもなくても良かったりはしますが。

Mayflower盤ではクレジットもなくチャプターも振られておらずと不親切だった、"Honky Tonk Women"終了後のメンバー紹介については、本作はきちんとクレジットもされチャプターも振られています。

ということで、大元の素材自体はMayflower盤よりも、僅かの差ではあるものの良かったりしたので、もう少し丁寧に造ってあればといったタイトルではあります。

by Hara ¦ 07:02, Wednesday, Jan 30, 2013 ¦ 固定リンク

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