『The Prince's Trust Concert 1986 Complete』(Beano-067) 2CD
June.20 1986 Wembley Arena,London,UK
Stereo Soundboard Recording Quality:Excellent
(Disc-1) 1.Introduction/2.God Save The Queen/3.Wonderland(Big Country)/4.Fields Of Fire(Big Country)/5.Look Away(Big Country)/6.Chance(Big Country)/7.In A Big Country(Big Country)/8.Tom's Diner(Suzanne Vega)/9.Cracking(Suzanne Vega)/10.Small Blue Thing(Suzanne Vega)/11.Marlene On The Wall(Suzanne Vega)/12.Lesson In Love(Level 42)/13.Leaving Me Now(Level 42)/14.Something About You(Level 42)/15.Hot Water(Level 42)/16.Opening/17.Your Song(Elton John)/18.In The Air Tonight(Phil Collins) (Disc-2) 1.Better Be Good To Me(Tina Turner)/2.Tearing Us Apart(Eric Clapton & Tina Turner)/3.Call Of The Wild(Midge Ure)/4.Money For Nothing(Mark Knopfler)/5.Everytime You Go Away(Paul Young)/6.Reach Out(Joan Armatrading)/7.No One Is To Blame(Howard Jones)/8.Sailing(Rod Stewart)/9.I'm Still Standing(Elton John)/10.Every Time You Go Away(Paul Young & George Michael)/11.I Saw Her Standing There(Paul McCartney)/12.Long Tall Sally (Paul McCartney)/13.Dancing In The Street(David Bowie & Mick Jagger)/14.Get Back (Paul McCartney plus Everyone)/15.Outroduction
1986年6月20日、ロンドンはウェンブリー・アリーナで行われた「プリンシズ・トラスト」10周年記念コンサートを、流出ステレオサウンドボード音源にて全曲収録したタイトル。
この公演については、オフィシャルLPおよびCDに、本作のトラックでいうとディスク1 Track4,11,14,18とディスク2 Track1,3,4,6,7,8,9,14(UK盤LP付属の7インチシングルにはDisc-2 Track11,12)の14曲が収録。
60分版VHSビデオには、ディスク1 Track1,2,17,18とディスク2 Track1,2,4,5,8,9,10(Edit),11,12,14の計13曲14トラック収録。
そして「Extended Version」と題されたDVDには、ディスク1 Track1,2,7,11,15,17,18とディスク2 Track1〜12,14の19曲20トラックが収録。
ちなみに、ポール・ヤング&ジョージ・マイケルの"Every Time You Go Away"。本作はクラプトンのギターソロ部分を含む初のノーカット収録のようなニュアンスのメーカーインフォが出ていたようですが、実のところカットされていたのは60分版VHSビデオだけであって、この「Extended Version」DVDではきちんとクラプトンのギターソロが画付きで観ることが出来てたりします。
といった収録状況につき、実際に本作で初登場となった部分といえば、第2部のスタートを告げるディスク1 Track16の"Opening"とディスク2ラストの"Outroduction"のアナウンス及び客出しSE。そして楽曲では、ビッグ・カントリーの"Wonderland""Look Away""Chance"、スザンヌ・ヴェガの"Tom's Diner""Cracking""Small Blue Thing"、レベル42の"Lesson In Love""Leaving Me Now"、そしてミックとボウイの"Dancing In The Street"の計9曲となります。
前置きが長くなりましたが、ここのレビューの対象となるミックとボウイの"Dancing In The Street"。ポール・マッカートニーやクラプトンとの競演ということで、ある意味このコンサートのハイライトたりえるパートではあったものの、残念ながらオフィシャル関連には未収録。
ブートの方では、これまで『From Now To Then』(BMCD28)や『Live Webstar Hall N.Y.』(MJWH93)といったCDにて(他に7インチEPもあるようですが未所持)、レンジの狭い如何にもカセット録音といった音質の、 おそらくサウンドボードと思しきモノラル音源にて聴くことが出来ましたが、ステレオサウンドボード音源は本作が初。被ってくる歓声が異なる為、本作とこれらブートは音源が異なるもののようです。
その本作、シャリっとした質感のやや高域強めなステレオサウンドボード音源。基テープの状態に起因する細かい音ユレが曲の最後にあったりはしますが、既発よりもはるかに高音質でこの曲を聴くことが出来ます。
なお、本作は静かなところではハムノイズが聞こえることから、おそらくは全長版のビデオから落とされたもののよう。実際この"Dancing In The Street"の映像も出回ったりしていますので、いずれは全長版のDVDとかも出るのかもしれません。 |