The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『New Orleans 1981』(-)
neworleans1981

『New Orleans 1981』(-) 2CD

Dec.5 1981 Superdome,New Orleans,LA

Stereo Soundboard Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Let Me Go/12.Time Is On My Side/13.Beast Of Burden/14.Waiting On A Friend/15.Let It Bleed
(Disc-2)
1.You Can't Always Get What You Want/2.Band Introductions/3.Little T&A/4.Tumbling Dice/5.She's So Cold/6.Hang Fire/7.Miss You/8.Honky Tonk Women/9.Brown Sugar/10.Start Me Up/11.Jumping Jack Flash/12.Satisfaction/13.Star Spangled Bannner - School Day

いきなりミックが3番丸々すっ飛ばして、間奏からそのままエンディングへとつき進む短縮バージョンの
"Under My Thumb"から始まる12月5日のニューオリンズ公演。

ミックはこの後"Honky Tonk Women"でも、間奏なのにサビを歌い続けようとするといった派手なミスをやらかしてますが、まあいきなりオープニング曲を短縮バージョンにしてしまったことに比べれば些細なことかと。

本作の基となったのは、Wolfgang Vaultで公開されたステレオサウンドボード音源。

このステレオサウンドボード音源、どちらかというとロニーが大きめなもののギターが結構オンになっており、ややあっさり目に感じたDAC『Black Limousine』(DAC-035)に収録のモノラルサウンドボード音源と比べると、この公開音源の方がより熱い演奏に聞こえるのはミックスの賜なんでしょう、きっと。

dacblacklimousine

さて本作、毎度のことながら遅かったピッチは修正。

今回は編集も妙に気合いが入っていたようで、まず公開音源では最後数秒しか収録されてなかった"Take The A Train"。本作の方はかなり長尺で収録していますが、これは他公演から持ってきたのではなく、歓声がメインの公開音源と同じステレオであることと、歓声のクリアーさに比べて楽曲の高域の抜けが若干異なることから、前述のモノラルサウンドボード音源にステレオ歓声を被せてという凝った補填をしているようです。

またご多分に漏れず、この公開音源もテープチェンジによる欠落がありますが、今回は曲中ではなく曲間が2箇所。

まずは"Let Me Go"終了直後からの10数秒間、この部分で聴けないのはミックが叫ぶ「Let Me Go」と
楽器がポロンポロン鳴っている音だけですが、ここにはモノラルサウンドボード音源の同箇所を補填した上で、公開音源のどこかから歓声を持ってきて更にその上に被せるという音源切り替わり時の違和感軽減策をとっている模様。

次の欠落箇所はディスク変わって"She's So Cold"終了後。ここは奇しくもDAC『Black Limousine』の方でもテープチェンジにあたり、DAC盤も終了直後はオーディエンス音源を補填していましたが、本作は"She's So Cold"終了直後にミックが発した「Yeah baby」と「Alright baby」は同様にオーディエンス音源から、続く「Are you feeling good」はモノラルサウンドボード音源をそれぞれ補填。そしてここにも公開音源のステレオ歓声を被せています。

更にこの公演では"Star Spangled Bannner"終了直後にビル・グラハム(今はグレアムと言うらしいですが、ここは昔ながらで)が珍しくお礼のアナウンスを言っていますが、公開音源ではこのアナウンスが花火の音にかき消されほとんど聞こえなかったのに、本作はここもモノラルサウンドボード音源を被せるという芸の細かさが。

またその直後の客出し場内BGM"School Day"にも、ステレオ歓声を被せるといった徹底ぶり。

なお、この公演からはラジオショーに"Let It Bleed"のみが採用されましたが、オーバーダブや短縮等の編集はされずにそのままで放送されています。

by Hara ¦ 07:15, Friday, Sep 13, 2013 ¦ 固定リンク

△ページのトップへ
 


最近の記事
『L.A.Forum 1975 5th Night:Mik ..

『Beginning Of Cosmic Consciou ..

『Nice 1976 Unreleased Master』 ..

『Still Life In Tempe 1981』(M ..

『Kick Off!! Europian Tour 198 ..

『Perth 1973 Soundboard』(-)

『All Meat Music 1973』(Mayflo ..

『Roseland Ballroom 2002』(-)

『New York Junction』(DAC)

過去ログ
2024年11月
2024年10月
2022年 5月
2022年 4月
2021年10月
2021年 9月
2021年 8月
2021年 5月
2020年10月
2020年 9月
2020年 8月
2020年 7月
2019年 4月
2019年 1月
2018年12月
2018年 5月
2018年 4月
2018年 3月
2018年 2月
2017年12月
2017年 9月
2017年 5月
2017年 4月
2017年 3月
2017年 2月
2016年10月
2016年 9月
2016年 7月
2016年 4月
2016年 3月
2016年 2月
2015年 6月
2015年 4月
2015年 2月
2015年 1月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年 9月
2014年 8月
2013年10月
2013年 9月
2013年 8月
2013年 7月
2013年 3月
2013年 2月
2013年 1月
2012年12月
2012年 5月
2012年 2月
2012年 1月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年 8月
2011年 7月
2011年 6月
2011年 5月
2011年 2月
2011年 1月
2010年 7月
2010年 6月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月
2009年12月
2009年10月
2009年 9月
2008年12月
2008年11月
2008年 9月
2008年 7月
2008年 6月
2008年 5月
2008年 4月
2008年 2月
2008年 1月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年 9月
2007年 8月
2007年 7月
2007年 6月
2007年 5月
2007年 4月
2007年 3月
2007年 2月
2007年 1月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年 9月
2006年 8月

Links
ローリング・ストーンズ海賊盤事典
Bridges to the Stones

フリーソフトで作るブログ