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『Live In Hamburg 1965』(Red Tongue Records) |
『Live In Hamburg 1965』(RTR-032) 3CD + 5LP
●CD-1 Sep.13 1965 Ernst-Merck-Halle,Hamburg,West-Germany (1st or 2nd show)
Mono Soundboard Recording Quality:Excellent (※)Track 11・・・Very Good
●CD-2 Track 1-12 Apr.18 1965 L'Olympia,Paris,France
Mono Soundboard Recording Quality:Excellent
●CD-2 Track 13,14 Copy from officiial『Charlie is my Darling』Live In England '65
Mono Soundboard Recording Quality:Excellent
●CD-2 Track 15,16 CD-3 Track 1,2,21-25 Feb.26 & Jan.15 & Sep.2 & Oct.22 1965 UK TV 「Ready Steady Go」 Mono Soundboard Recording Quality:Excellent-Very Good (※)CD-3 Track 21,22・・・Very Good
●CD-2 Track 17-20 Apr.11 1965 Empire Pool,Wembley,London,UK (NME Pollwinner's Concert)
Mono Soundboard Recording Quality:Excellent (※)Track-20・・・Very Good
●CD-2 Track 21 Sep.11 1965 Halle Munsterland Munster,West Germany (1st Show)
Mono Soundboard Recording Quality:Excellent ※クレジットでは21と22に分かれているが実際は2曲で1トラック
●CD-3 Track 3-6 May.20 1965 US TV 「Shindig」
Mono Soundboard Recording Quality:Excellent
●CD-3 Track 7-9 May.2 1965 US TV「Ed Sullivan Show」
Mono Soundboard Recording Quality:Excellent
●CD-3 Track 10-20 Aug.20 & Mar.1 1965 BBC Radio
Mono Soundboard Recording Quality:Excellent
(CD 1) 1.Everybody Needs Somebody To Love/2.Pain In My Heart/3.Around And Around/4.Intro/5.Time Is On My Side/6.I'm Moving On/7.Anouncement Mick/8.The Last Time/9.Satisfaction/10.I'm Aright/11.Everybody Needs Somebody To Love〜Pain In My Heart〜Around And Around〜Intro〜Time Is On My Side〜I'm Moving On〜Anouncement Mick〜The Last Time〜Satisfaction〜I'm Alright (CD 2) 1.Everybody Needs Somebody To Love/2.Around And Around/3.Off The Hook/4.Time Is On My Side/5.Carol/6.It's All Over Now/7.Little Red Rooster/8.Route 66/9.Everybody Needs Somebody To Love/10.The Last Time/11.I'm Alright/12.Craw-Dad/13.Off The Hook/14.Route 66/15.Play With Fire/16.I'm Moving On/17.Everybody Needs Somebody To Love〜Pain In My Heart/18.Around And Around/19.The Last Time/20.Everybody Needs Somebody To Love/21.Satisfaction〜I'm Alright (CD 3) 1.What A Shame/2.Time Is On My Side/3.Little Red Rooster/4.The Last Time/5.Play With Fire/6.Satisfaction/7.The Last Time/8.Little Red Rooster/9.Everybody Needs Somebody To Love/10.Mercy Marcy/11.Oh Baby/12.Interview/13.Satisfaction/14.The Spider And The Fly/15.Interview/16.Cry To Me/17.Funny Mae/18.Everybody Needs Somebody To Love/19.Down The Road Apiece/20.The Last Time/21.That's How Strong My Love Is/22.Satisfaction/23.Cry To Me/24.She Said Yeah/25.Get Off Of My Cloud
※CD1=LP1&2、CD2=LP3&LP4(Side 7)、CD3=LP4(Side 8)&LP5
CD1の頭から10トラックは、プレスブート初となる(Rは知りません)1965年9月13日ハンブルグ公演(1stか2ndは不明)のサウンドボード音源。
歓声も曲間にしっかりと入っているため卓直結のサウンドボードではなく、放送用等の何らかの意図で録られたものと推測されますが、ミックを主としたヴォーカルトラックが大きめのバランスだったりすることからまだラフミックス段階のものかと。
ライブ頭の"Everybody Needs Somebody To Love"こそ曲の途中からフェードインとなっていますが、後は曲中カット無しのコンサート全曲収録。
ヒスノイズは結構ありますが、ダビングをかなり経たシーといったヒスノイズではないことから、本作はジェネレーションの若いテープから作成されていることが分かります。とはいえテープの保存状態が良くなかったのか、トラック7の"Anouncement Mick"ではテープの転写があり、うっすらとストーンズとは関係の無い音楽が流れていたりもしますが、これはほとんど気にならない程度のもの。
その"Anouncement Mick"、たしかにミックもチャーリーを呼んだりしてはいますが、ここのMC部分のメインはチャーリーの次曲紹介。本作のディスク2に収録されている65年春のパリ公演や、オフィシャル『Charlie is my Darling』のボーナスCD『Live In England '65』収録の英国公演では"Little Red Rooster"を紹介していましたが、このハンブルグ公演では"The Last Time"を紹介。
翌66年7月のホノルル公演ではチャーリーが"Lady Jane"を紹介するところを、既に演奏した"The Last Time"と紹介するというボケをかましていたりするのは、おそらくハンブルグ公演の時期あたりから66年春まで"The Last Time"を紹介していたという流れからのジョーク(このホノルル公演含む6月からの北米ツアー毎回のネタ?)かという推測が出来たりもします。
ちなみにこのハンブルグ公演から2日後となる9月15日のベルリン公演は、VGP『Ready Steady Stones』(VGP-248)でハンブルグと同じセットリストの全曲をオーディエンス音源で聞くことが出来ますが、チャーリーの曲紹介部分はテレコを止めてしまっていたようで聞くことが出来ません。また、ハンブルグ公演からホノルル公演の間でブート化されている66年2月のオーストラリア公演や3月のパリ公演、これらもテレコのオン・オフや放送時のカットによりチャーリーの曲紹介が聞けなかったりはするものの、"Lady Jane"自体の演奏はホノルル含む北米ツアーからだったりするので、意外と信憑性があるような気もしますけど、はたして真相は・・・。
トラック11はリマスター前のこの音源を収録。トラック1から10のリマスター音源と比べると全体的に音量が小さく、終始プチプチというノイズが乗っていて聞きづらい印象。またリマスターの方はやや音にメリハリをつけた影響なのか、ヒスノイズについてはこちらのリマスター前の方が若干少なめ。
クレジットではトラック11と12の2分割になっていますが、実際はトラック11の1トラックに全曲が収録されているのでやや不便。いくらオマケ扱いのOriginal Reelと銘打っているとはいえ、トラック分けくらいはしておいてほしかったところ。
CD2とCD3は65年ライブ音源集。 前述したベルリン公演のようなオーディエンス音源は収録せず、あくまでもサウンドボード音源のみを収録して聞きやすくしている点は良いかと思われますが、中途半端な印象を受けるものが多いのが玉にキズ。
まずCD2冒頭のパリ公演は、Godfatherrecords『Olympia'65 - Satisfaction & Beyond』(G.R.434)のコピー。
したがって事典で代表盤として挙げた『A Rolling Stone Gathers No Moss』(VGP-101)の孫コピーにあたり、VGP盤に比べると音が硬質なことに加え、"Craw-Dad"終了後の歓声が数秒早めにフェードアウトとなってしまってます。
パリに続いてはオフィシャル『Charlie is my Darling』のボーナスCD『Live In England '65』からの2曲ですが、何故にパリで演奏していない"Down The Road Apiece"ではなく、この2曲なのかは理解に苦しむところ・・・。
理解に苦しむといえばCD2ラストのミュンスター公演もまた。オフィシャルで3曲リリースされているのに加え、CD2自体の収録時間にも余裕があるにも関わらず何故か2曲・・・。そしてクレジットは別チャプターとされているものの、実際のところは同一トラックとなっています。
中途半端さは他にもあり、CD3頭の「Ready Steady Go」65年1月15日の回も3曲ブート化されているのに収録は2曲。そして後半に収録の65年9月2日の回もこれまたオフィシャルで3曲リリースされているのに、何故か2曲だけという・・・。
といった具合で、メインのCD1ハンブルグ公演は驚愕の新音源なのに他のディスクがいまいち中途半端につき、65年良好音源の集大成を目指したつもりなんでしょうけど、水増しにしか感じられないのはやや残念といったところ。 |
by Hara ¦ 22:26, Thursday, Aug 14, 2014 ¦ 固定リンク
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