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『The Brixton Academy 1995』(RS950719R) |
『The Brixton Academy 1995』(RS950719R) 2CD
July.19 1995 Brixton Academy,London,England
Stereo Soundboard Recording Quality:Excellent
(※)Disc-1 Track-1 Disc-2 Track-4(part) Mono Audience Recording Quality:Very Good
(※)Disc-1 Track-13(part) Disc-2 Track-4(part),10(part),11(part) Stereo Audience Recording Quality:Very Good
(Disc-1) 1.Opening/2.Honky Tonk Women/3.Tumbling Dice/4.You Got Me Rocking/5.Live With Me/6.Black Limousine/7.Dead Flowers/8.Sweet Virginia/9.Far Away Eyes/10.Love In Vain/11.Down In The Bottom/12.Shine A Light/13.Like A Rolling Stone (Disc-2) 1.Monkey Man/2.I Go Wild/3.Miss You/4.Band Introductions/5.Connection/6.Slipping Away/7.Midnight Rambler/8.Rip This Joint/9.Start Me Up/10.Brown Sugar/11.Jumping Jack Flash
Rattle Snakeが発掘リリースした『Brixton Academy 1995』(RS 251/52)に収録されていた、オフィシャル『Stripped』用に準備されたラフミックスの流出ステレオサウンドボード音源を、逆だった左右を反転させてメインに据え、既発ではカットされていた部分もオーディエンス別音源を補填して最長収録としているのが本作。
このサウンドボード音源収録盤について、事典では『Brixton Academy 1995』(-)と『Welcome To Brixton』(FTV001 CD1/2)の2タイトルを代表盤として挙げましたが、いずれもオーディエンス音源での補填は無し。
では本作がどういう補填をしているかというと、まずはオープニング部分。このサウンドボード音源、"Honky Tonk Women"が始まる寸前からスタートしており、大半がそのままにしていた既発タイトルの中では、Mayflowerの『Brixton Academy 1995』(MF-33/34)のみ、"Honky Tonk Women"終了後の歓声数秒を"Honky Tonk Women"が始まる前にコピー移植しているものの、歓声部分のチョイス位置に細心の注意をはらわなかったため、ロニーのギターと思しき微細な音が鳴っているのでそこからというのがすぐ分かってしまうのが玉にキズ。
本作はというと、当時から出回っていたオーディエンス録画のビデオ音声を補填に使用していますが、この音声はモノラルの上に音のレンジが狭いことから、メインのサウンドボード音源との音質差がかなりあったりするので、たしかにビデオ音声より30秒弱短いものの"Honky Tonk Women"開始まで47秒という充分な長さがあり、またその差となる30秒弱の間も歓声しかなくバンドコールが入っているわけでもないので、それならば音質差の違和感もこちらの方が少ないと思しき『Brix 95』(-) のクリアーなオーディエンス音源を補填した方が良かったような気はしますが、後の補填状況から察すると入手できなかったのかも。
"Slipping Away"と"Midnight Rambler"の曲間、アンコールの"Jumping Jack Flash"前後の歓声は、VGP『Welcome To Brixton Academy』(VGP-094)からコピー補填しており、当然ながらサウンドボードとオーディエンス音源の音の質感の違いはあるものの、音質差の方はさほど感じられません。
ただ、サウンドボード音源でキースの紹介以外はすべて欠落していた"Band Introductions"の補填については、VGP盤がバーナードの紹介部分だけ何故か欠落していたため、バーナード部分は前述のビデオ音声で、そしてバーナードとキース以外はVGP音源で補填していることから、音質がころころ変わるといった印象を受けてしまうので、ここは何としても他の既発オーディエンスタイトルを入手して補填してもらいたかったところ。
その反面、凝った編集となっているのが"Like A Rolling Stone"終了後。曲終了直後の5分37秒からVGPオーディエンス音源に切り替わり、5分44秒の途中から5分45秒にかけてはVGP音源の上に、キースが発した「Thank you Bob」の一言をオフィシャル『Stripped』から持ってきて被せ、5分51秒にチャーリーが遊びで入れたフィルインが始まる寸前までVGP音源が続くといった編集になっています。こういう凝った編集をやっているだけに、オープニングやメンバー紹介でのビデオ音源使用はなんとも残念かと。
ちなみに全体の音質ですが、やや硬質な音造りにつき一部高域が耳につくことも。
そして既発のサウンドボード音源収録盤すべてに共通の、"Black Limousine"終了後にミックが発した「Thank you」に続いてのMCに入る寸前と、"Rip This Joint"終了後の歓声それぞれにあった僅かな音飛びについては本作もありますが、なめらかに聞こえるよう編集が施されています。 |
by Hara ¦ 14:15, Saturday, Sep 06, 2014 ¦ 固定リンク
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