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『Voodoo Lounge Tampa』(DAC) |
『Voodoo Lounge Tampa』(DAC-143) 2CD
Nov.22 1994 Tampa Stadium,Tampa,Fl
Stereo Soundboard Recording Quality:Excellent
(※)Disc-10 Track10(part) Stereo Audience Recording Quality:Excellent
(Disc-1) 1.Not Fade Away/2.Tumbling Dice/3.You Got Me Rocking/4.Shattered/5.Rocks Off/6.Sparks Will Fly/7.Satisfaction/8.Beast Of Burden/9.Far Away Eyes/10.Doo Doo Doo Doo Doo/11.Love Is Strong/12.It's All Over Now/13.I Go Wild (Disc-2) 1.Miss You/2.Band Introductions/3.Honky Tonk Women/4.Before They Make Me Run/5.The Worst/6.Sympathy For The Devil/7.Monkey Man/8.Street Fighting Man/9.Start Me Up/10.It's Only Rock'n Roll/11.Brown Sugar/12.Jumping Jack Flash
PPV放送された後にダイジェストながらオフィシャルでの映像発売もされたマイアミ公演の1つ前にあたる、タンパ公演全曲収録作。
メインとなる音源は、サイト「Wolfgang's Vault」が公開した高音質ステレオサウンドボード録音で、この音源を収録している既発タイトルは事典での代表盤として挙げた『Tampa 1994』(-) のみ。
ストーンズのWolfgang Vault公開音源といえばカセットテープを経由したものが主だった故に、ピッチやテープチェンジによるカット問題があったりしましたが、この音源については長時間録音メディアが主流の時期ということもあり、おそらくDATテープを使って録音したようで、ピッチの狂いは当然の如く無いことに加え、カセットテープのような劣化による音質変化も無いため、既発・本作ともども高音質を維持したまま最後まで楽しむことが出来ます。
とはいえ長時間録音メディアといっても、DATの120分テープにおそらくSPモードで録音したようで、"Start Me Up"終了直後から"It's Only Rock'n Roll"1番のAメロ途中までは、残念ながらカセット時代同様にテープチェンジによる欠落が発生しています。
この欠落部分について『Tampa 1994』はオーディエンス音源等による補填はありませんでしたが、本作は同日のオーディエンス音源を補填し全曲ノーカット収録としています。
この補填オーディエンス音源ですが、おそらくDATを使っての録音のようで、やや中域が張りだしている感はあるもののクリアーな演奏を大きく捉えた音につき、補填された部分しか聞くことは出来ませんが、この音源単体でリリースしてもいけるような気も。
ただし、オーディエンス音源がバスドラムを大きめに捉えているのに対し、メインのサウンドボード音源はオーディエンス音源ほどバスドラムがオンになっていないため、音源切り替わり時にドラムのオン・オフの差は感じるかもしれません。
この公演のある意味目玉となったのが日替わり曲の"Far Away Eyes"。
元々の公開音源では、曲の最後のサビ4回繰り返し部分の2回目「And if you're downright disgusted〜」のヴァースで、おそらく操作ミスにより"Sympathy For The Devil"のシーケンサーがガイドリズム含めて、 この2回目のヴァース丸々分鳴ってしまうというトラブルが発生していましたが、『Tampa 1994』はこれを嫌って間奏前のサビの同部分を補填してすんなりと聴けるよう処理したものの、よりによってその補填したヴァース部分の歌詞をミックが歌詞を間違えてしまっていたことから、おかしなことになってしまっています。
具体的には、補填貼り付け対象となる間奏前のサビでミックは「And if you're downright disgusted〜」を「So if you're downright disgusted〜」と歌ってしまっていることから、最後のサビ繰り返しは4ヴァースとも「So if you're〜」始まりとなってしまっていることに加え、歌詞が合っていた「And if you're〜」始まりのサビは前述のトラブルがあった部分ということで差し替えられてしまっていることから、『Tampa 1994』では「And if you're〜」というくだりは1回も出てこないことに・・・。
本作はトラブルもドキュメントの1つと捉えたようで、その部分は加工せずにそのまま収録しています。
贅沢(?)をいえば、こういったトラブルがあると実際の会場ではどのように聞こえていたかという興味が沸いたりするので、この"Far Away Eyes"を補填で使用したオーディエンス音源でボーナス収録をしてくれれば、後発としてのポイントは更に高かったかなと。 |
by Hara ¦ 09:26, Saturday, Sep 13, 2014 ¦ 固定リンク
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