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『East Troy 1989 2nd Night』(-) |
『East Troy 1989 2nd Night』(-) 2CD+1DVD
Sep.09 1989 Alpine Valley Music Theatre,East Troy,WI,USA
Stereo Soundboard Recording Quality:Excellent
(※)Disc-1 Track-12,13、Disc-2 Track-6,13,14 Stereo Audience Recording Quality:Excellent
(Disc-1) 1.Continenntal Drift/2.Start Me Up/3.Bitch/4.Sad Sad Sad/5.Undercover Of The Night/6.Harlem Shuffle/7.Tumbling Dice/8.Miss You/9.Ruby Tuesday/10.Play With Fire/11.Dead Flowers/12.Rock And A Hard Place/13.One Hit/14.Mixed Emotions/15.Honky Tonk Women/16.Midnight Rambler (Disc-2) 1.You Can't Always Get What You Want/2.Little Red Rooster/3.Before They Make Me Run/4.Happy/5.Paint It Black/6.2000 Light Years From Home/7.Sympathy For The Devil/8.Gimme Shelter/9.Band Introductions/10.It's Only Rock'n Roll/11.Brown Sugar/12.Satisfaction/13.Jumping Jack Flash/14.Outro (DVD) 1.Continenntal Drift/2.Start Me Up/3.Bitch/4.Sad Sad Sad/5.Play With Fire/6.Dead Flowers/7.Honky Tonk Women/8.Before They Make Me Run/9.Happy/10.2000 Light Years From Home/11.Sympathy For The Devil/12.Gimme Shelter/13.Band Introductions/14.Brown Sugar/15.Satisfaction/16.Jumping Jack Flash
1989年Steel Wheelsツアー序盤の9月9日イーストロイ公演全曲収録盤。
この公演についてはミキサー卓直結のサウンドボード音源が流出。 テープチェンジにより"Rock And A Hard Place"と"2000 Light Years From Home""Jumping Jack Flash"は不完全、"One Hit"は丸々欠落といった状態のものではあるものの、そこはやはりサウンドボード音源、この音源を基にしたブートが過去4タイトル程リリースされてきましたが、事典で紹介しきれなかったこともあったりするので、まずは整理を兼ねて軽くそれらに触れていきますと。
まずはWeeping Goat『East Troy 1989』(WG 009/10) サウンドボード音源のみを収録。"Rock And A Hard Place"冒頭12秒に"2000 Light Years From Home"冒頭53秒と、他のタイトルにでは聞けないサウンドボード音源が聞ける反面、"Satisfaction"は何故か完全に終わりきらないうちにフェードアウトしているというタイトル。肝心のサウンドボード音源は、ヒスノイズ除去処理を強くしすぎた影響で余韻がおかしくなことに。
続いてはShaved Disc『Wisconsin Flat』(TSD 007/008) こちらもサウンドボード音源を収録。部分的にあった"Rock And A Hard Place"と"2000 Light Years From Home"は丸々カットされていますが、"Satisfaction"をきちんと最後まで収録。アンコールの"Jumping Jack Flash"はイントロ頭欠けで曲後半がフェードアウトとなってしまう状態ながら4分36秒収録。音の方はやはりヒスノイズ除去の影響で余韻がおかしくなってはいますが、『East Troy 1989』ほどでは無し。
サウンドボード音源にオーディエンス音源を補填して全曲収録としたのが、事典でこの音源の代表盤として挙げたVGP『Wheels Are Rolling』(VGP-229) "Rock And A Hard Place""One Hit""2000 Light Years From Home""Jumping Jack Flash"の4曲は、丸々オーディエンス音源。サウンドボード音源は除去処理ほほとんどしていない分、ヒスノイズは多めですが余韻は自然なので聞いていて違和感は覚えず。補填のオーディエンス音源は、遠い位置からの録音で歪み気味という点はさておき、定位がかなり右寄りなのでモノラル化するなりして中央にしておいてもらいたかったというタイトル。
14枚組ボックス『Rolling Stones Steel Wheels North American Tour 1989』(WLR-2126)に収録のこの公演は、VGP盤のコピー。
では本作はというと、それ単体でリリースされてもおかしくないくらいの高音質オーディエンス音源と、VGP盤のサウンドボード音源を余韻がおかしくならないようヒスノイズ除去しつつ音をクリアーにした上でミックスしたマトリクス音源がベース。
VGP盤が基になっているため、曲の一部しかなかった"Rock And A Hard Place""2000 Light Years From Home""Jumping Jack Flash"とサウンドボード音源がそもそも無い"One Hit"の4曲は丸々オーディエンス音源ですが、本作で使われているオーディエンス音源はクリアーで演奏を大きく捉えた優良録音故、唯一丸ごとマトリクスとなっておらずサウンドボード音源のみの"Dead Flowers"と比べても、音質の若干の差こそあれ、音の近さは違和感を全く抱かないものとなっています。
惜しむらくは、"Dead Flowes"と"Paint It Black"終了直後のオーディエンス音源部も切り離すのは難しかったのかVGP盤から流用していますが、やはり定位を修正していないので右寄りのまま。また、本作はあまりクロスフェードは使っていないようで、冒頭の"Continenntal Drift"は音源を重なる箇所での極端な音量変化や、"Rock And A Hard Place"や"Brown Sugar"が始まる前もカットアウト・インとなっている等、この辺はうまく処理してあれば尚良しだったかと。
本作はCDに加えて、ロニー側から録られたオーディエンス映像に本作収録の音源を被せた1時間強のDVDもセットされており、この時代としてはメンバーを大きく捉えた優良な映像を見ることが出来ます。
この映像で特筆なのは"Dead Flowers"。音だけだと、間奏後にミックが凡ミスで歌に入れなかったのだろうとなってしまいますが、インフォにもあったように実際にはマイクトラブルで音が出ず、ミックが移動してコーラス隊のマイクで歌って急場をしのぐといったシーンを見ることができます。
このDVDでは"Rock And A Hard Place"が未収録につき、この曲でもなかなかミックが歌い出していないので、これもマイクが原因だったのかが確認出来ないのがちょっと残念。
この公演はマイクトラブル以外にも、"2000 Light Years From Home"でマットがメロトロンの印象的なフレーズを忘れて変なタイミングで入ってきたり、"Satisfaction"のコールアンドレスポンス部ではチャーリーのリズムがひっくり返ったのにミックが動揺したのか、コールアンドレスポンスの後から曲の締めの部分まで沈黙しちゃったりと、このツアーとしては珍しい場面を本作では聞くことが出来ます。 |
06:30, Friday, Mar 02, 2018 ¦ 固定リンク
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