The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Mick Taylor Years CD2』(SRS)
srsmicktayloryears2

『Mick Taylor Years CD2』(CD-SRS-17-02-43) 1CD

Track 1,2,4
Sep.13 1973 City Hall,Newcastle,UK (1st Show)

Track 3,5
Sep.9 1973 Wembley Empire Pool,London,UK

Track 6
Oct.2 1973 Ernst Merck Halle,Hamburg,West-Germany (2nd Show)

Track 7-11
Oct.17 1973 Foret Nationale,Brussels,Belgium (2nd Show)

Track 12
Sep.30 1973 Festhahalle,Frankfurt,West-Germany (2nd Show)

Track 13
Apr.27-28 1968 Olympic Sound Studios,London England


Track 1-5,7-13
Mono Soundboard Recordings
Quality:Very Good

Track 6
Stereo Audience Recording
Quality:Excellent

1.Brown Sugar/2.Star Star/3.Dancing With Mr.D/4.Angie/5.Midnight Rambler/6.Doo Doo Doo Doo Doo/7.Gimme Shelter/8.Happy/9.Star Star/10.All Down The Line/11.Rip This Joint/12.Street Fighting Man/13.Jumping Jack Flash

前項に続いてのSRSレーベルMick Taylor Yearシリーズ、第二弾はいにしえのタイトル『Reflections Of A Stone Alone』(VGP-043)の丸コピー盤。

vgpreflectionsofastonesalone

このVGP盤、今や同系列のDACがアップグレード盤として『Back To The Graveyard』(DAC-113)をリリースしており、その役目を終えた感のあるタイトルであることから、SRSレーベルは何故にDAC盤の方をコピーしなかったのかが全くもって謎。

dacbacktothegraveyard2

一応、中身の方にも触れておきますと、冒頭5曲はヨーロッパを広くカバーするルクセンブルクの放送局「Radio Tele Luxembourg」(略してRTL)にて放送された73年欧州ツアーのモノラル音源。

続くトラック6は本作唯一のオーディエンス音源で、73年10月2日のハンブルグ公演から。たしかに73年欧州ツアーのオーディエンス音源の中では群を抜いたものではあるものの、サウンドボード音源で固められたこのタイトルでは、ちょっと浮いているといった感じのトラック。

このオーディエンス音源があったがために、同時リリースの『Mick Taylor Years CD1』(CD-SRS-17-01-43) の方では重複を避けるべく、本来収録されているべきこのハンブルグ公演の"Doo Doo Doo Doo Doo"をカットしておかしなことになってしまいましたが、実はこの曲だけではなかったという強烈なオチなのが、次のトラック7から11までの5曲。

srsmicktayloryears1

この5曲、クレジットでは基のVGP盤にならって10月15日のベルギー・アントワープ公演としていますが、実は10月17日ベルギー・ブリュッセル公演の2ndショー、つまり『Mick Taylor Years CD1』のトラック9から13までの5曲と同じ音源という・・・。

トラック12の"Street Fighting Man"は、BBCのテレビ番組「Old Grey Whistle Test」にて放送された9月30日フランクフルト2ndショー。

そしてラストの"Jumping Jack Flash"は、曲の頭で「Yeah」を連呼し、終りはフェードアウトせず完走するプロモフィルム。

・・・といろいろ書いてはきましたが、たしかに今や本作ならびにコピー元のVGP盤よりも高音質のタイトルはリリースされてはいるものの、これはこれで音質がちょっと落ちるなりにも各音源の音質がトータルでほぼ均一となっていて、聴き易い優良タイトルではあります。

【追記】
本作は上記で挙げたタイトルからの直接コピーではなく、本作から遡ること10年前にリリースされていた『The Mick Taylor Years』(-)からのコピーでしたので、上記で挙げたタイトルのコピーのコピーということになります。

themicktayloryears

23:13, Monday, Mar 05, 2018 ¦ 固定リンク

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