Oct.30 2005 Key Arena,Seattle,WA,USA
Stereo Audience Recording Quality:Excellent
(Disc-1) 1.Introduction/2.Start Me Up/3.Shattered/4.She's So Cold/5.Tumbling Dice/6.Oh No,Not You Again/7.Angie/8.Rain Fall Down/9.Bitch/10.Night Time Is The Right Time/11.Band Inroductions/12.The Worst/13.Infamy (Disc-2) 1.Miss You/2.Rough Justice/3.Get Off Of My Cloud/4.Honky Tonk Women/5.Out Of Control/6.Sympathy For The Devil/7.Brown Sugar/8.Satisfaction/9.You Can't Always Get What You Want/10.Jumping Jack Flash
まるで"入れ歯を外した爺さま"といった風情のミックがジャケットの本作。収録しているのは2005年10月30日のシアトル公演。
この公演からは"Oh No, Not You Again"が、オフィシャルサイトRS.comの「Virtual Ticket Videos」コーナーにて、当時フルコーラスで映像が公開されていましたが、コンサート全体のプレスブート化は本作が初。
ややエコーがかった奥行きのある音ですが、演奏を大きく捉えていることに加えて耳障りな歓声や手拍子の類のない音源で、耳につくことないクリアーでバランスの良い音質も相まって大変聴き易いものとなっています。時折定位が左に寄っていたりする箇所はあるものの、それほど極端ではないので気になるほどのレベルでは無し。
毎度の如くキースが"Shattered"のイントロでやらかしてはいますが、この公演で特筆なのはかなり速いテンポで演奏されたアンコール曲"Jumping Jack Flash"。このシアトル公演が行われた時期はこれまで、10月15日のアトランタ公演から11月4日のアナハイム公演までの公演がブート化されていなかったことから、その前のフィラデルフィア公演や後のハリウッドボウル公演を確認してみても、ここまで速いテンポで演奏とはなっていないので、どのあたりの公演からテンポを速めて、また落ち着かせたのかが気になるところではありますが、やはりこういうイレギュラー(?)な演奏は魅力的かと。
なお、前述のRS.com"Oh No, Not You Again"は、事典で挙げた『Ultra Rare Bangs』(-)や『A Bigger Bang Soundboard 2006-2007 Volume 4』(WLR-2055)といったタイトルで、そのサウンドボード音声を聴くことが出来ます。
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