The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Philaderphia 2005 1st Night』 (-)
philaderphia20051stnight

『Philaderphia 2005 1st Night』(-) 2CD+1DVD

Oct.10 2005 Wachovia Center,Philadelphia,PA,USA

Stereo Audience Recording
Quality:Excellent

(Disc-1)
1.Intro/2.Start Me Up/3.You Got Me Rocking/4.She's So Cold/5.Tumbling Dice/6.Oh No, Not You Again/7.Angie/8.Rain Fall Down/9.Rocks Off/10.Get Up Stand Up/11.Band Introductions/12.The Worst/13.Infamy
(Disc-2)
1.Miss You/2.Rough Justice/3.Get Off Of My Cloud/4.Honky Tonk Women/5.Out Of Control/6.Sympathy For The Devil/7.Brown Sugar/8.Jumping Jack Flash/9.You Can't Always Get What You Want/10.It's Only Rock'n Roll-Satisfaction

ストーンズ史上最大の迷演"It's Only Satisfaction"を、画像と音の両方で楽しもうというタイトル。

この"It's Only Satisfaction"、元々は"Satisfaction"を演奏する予定だったのを、キースが何故か"It's Only Rock'n Roll"を弾き始めたがために、他のメンバーもそれに合わせていたのですが、ミックだけはお構いなしにこの"It's Only Rock'n Roll"をバックに"Satisfaction"を歌い出し、結局は"Satisfaction"になるという普通ではあり得ない展開の演奏になったというもの。

ミックがキースの音をちゃんと聞いているなら、普通は合わせて"It's Only Rock'n Roll"を歌うんでしょうけど、こういう展開になるということは、ミックのイヤーモニターにはキースの音は流されていなかった、
もしくはスクリーンや照明のプログラミングの兼ね合いでやむなく"Satisfaction"を強行した等々、色々推測出来るのですが、はたして真相は?といったところかと。

この日は、初演となる"Rain Fall Down"に加えて、A Bigger Bangツアーではこちらも初めて演奏する"Angie"、そして3回目の演奏にしてこの年ラストとなってしまったレア曲"Get Up Stand Up"等、不慣れな曲が多かったことからなのか、"It's Only Satisfaction"始め、ソロ前のサビをミックが先走って歌い出してしまったがために崩れかける"Start Me Up"、最後の最後でロニーが音を外す"You Got Me Rocking"、リズムを落とす中間部で何故かチャーリーが叩き続けてしまう"Rocks Off"、ブレイクでずっこけかける"Infamy"、イントロや間奏が怪しい"Rough Justice"、そして出だしから滅茶苦茶の"Jumping Jack Flash"等、ラフというにはあんまりなストーンズを楽しむことが出来ます。

さてこの公演をフル収録した既発ブートとしては、事典で代表盤として挙げたDACの『Rain Fall Down』(DAC-043)

dacrainfalldown

そしてGodfatherの『Jammin' Side By Side』(G.R.126/127)とありますが、どちらも基は同じ音源。

godfatherjamminsidebyside

アリーナ特有の全体的にエコーがかった音なものの演奏を大きく捉えた好録音で、周りの観客も静かで耳につく拍手や手拍子・歓声の類は無いというもの。

DAC盤は高域控えめで低域を厚めにした音だったのに対し、Godfhater盤はクリアーさに重点を置いた高域強めの音造りとなっています。

本作もこれらタイトルと同じ音源から作成されていますが、音質は双方の良いとこどりといったところで、Godfhater盤なみにクリアーな音ではあるものの、Godfhater盤のような持ち上げた感のない自然な高域となっていることに加えて、DAC盤ほど低域がオンにはなっていませんが、適度な太さの音になっているというもの。

既発両タイトル同様に定位は基本中央ですがBステージでは右寄りになってしまっているので、これは修正しておいてもらいたかったところ。

DVDの方は、ステージほぼ正面からの1カメラ映像ですが、ブレもほとんどなくメンバーを大映しで捉えた良好なもの。この公演のオーディエンス映像を収録したプレスDVDとしては『Shake Your Rock'n Roll Bodies』(-)というタイトルがありましたが、本作と同じ映像です。

shakeyourrocknrollbodies

06:00, Wednesday, Mar 07, 2018 ¦ 固定リンク

△ページのトップへ
 


最近の記事
『Perth 1973 Soundboard』(-)

『All Meat Music 1973』(Mayflo ..

『Roseland Ballroom 2002』(-)

『New York Junction』(DAC)

『The Rolling Stones Steel Whe ..

『Australian Tour 1966』(DAC)

・・・

『Palladium 1978』(-)

『Complete Lacerated』(-)

『Live...1978』(KING STREET)

過去ログ
2022年 5月
2022年 4月
2021年10月
2021年 9月
2021年 8月
2021年 5月
2020年10月
2020年 9月
2020年 8月
2020年 7月
2019年 4月
2019年 1月
2018年12月
2018年 5月
2018年 4月
2018年 3月
2018年 2月
2017年12月
2017年 9月
2017年 5月
2017年 4月
2017年 3月
2017年 2月
2016年10月
2016年 9月
2016年 7月
2016年 4月
2016年 3月
2016年 2月
2015年 6月
2015年 4月
2015年 2月
2015年 1月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年 9月
2014年 8月
2013年10月
2013年 9月
2013年 8月
2013年 7月
2013年 3月
2013年 2月
2013年 1月
2012年12月
2012年 5月
2012年 2月
2012年 1月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年 8月
2011年 7月
2011年 6月
2011年 5月
2011年 2月
2011年 1月
2010年 7月
2010年 6月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月
2009年12月
2009年10月
2009年 9月
2008年12月
2008年11月
2008年 9月
2008年 7月
2008年 6月
2008年 5月
2008年 4月
2008年 2月
2008年 1月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年 9月
2007年 8月
2007年 7月
2007年 6月
2007年 5月
2007年 4月
2007年 3月
2007年 2月
2007年 1月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年 9月
2006年 8月

Links
ローリング・ストーンズ海賊盤事典
Bridges to the Stones

フリーソフトで作るブログ