『Bird's Vault - RI 61/16(Volume Two)』(OBR 93 CD 038) 1CD
Studio Outtakes
Track-10 Oct.10-Dec.15 1977 Pathe Marconi Studios,Boulogne Billancourt,France
Track-9,11 Oct.10-Nov.29 and Dec.6-15 1977 Pathe Marconi Studios,Boulogne Billancourt,France
Track-1 Nov.29 & Dec.6-15 1977 Pathe Marconi Studios,Boulogne Billancourt,France
Track-5 June.10-Oct.19 1979 Pathe Marconi Studios,Boulogne Billancourt,France
Track-7 early November-Decmber 1979 Electric Lady Studios,New York City,NY,USA
Track-2,6,8,12 Nov.11-Dec.19 1982 Pathe Marconi Studios,Boulogne Billancourt,France
Track-3 Nov.7-Nov.9 1982 Pathe Marconi Studios,Boulogne Billancourt,France
Track-4 May 1983 The Hit Factiry,New York City,NY,USA
Stereo Soundboard Recordings Quality:Excellent
(※)Track-11 Stereo Soundboard Recordings Quality:Very Good
1.Miss You(I)/2.Tie You Up(The Pain Of Love)(II)/3.Wanna Hold You(I)/4.Too Much Blood(III)/5.It s A Lie(II)(Harp Intro)/6.In Your Hand/7.All About You(I)/8.Identification/9.When You re Gone(Red Eyes)(I)/, 10.Jam(Little T&A)(I)/11.Just My Imagination(II)/12.The Dog
前項と同時リリースのOBRの同名LP『Bird's Vault - RI 61/16(Volume Two)』(OBR 93038) のCD版
※画像はネットから
Volume Oneの方は『アンダーカヴァー』の初期アウトテイク集でしたが、このVolume Twoは『女たち』から『アンダーカヴァー』までのアウトテイクを収録しています。
こちらのLPも、"Miss You(I)""Tie You Up(The Pain Of Love)(II)""Wanna Hold You(I)""When You re Gone(Red Eyes)(I)""Jam(Little T&A)(I)""Just My Imagination(II)"と半数以上の収録曲が初ブート化となる音源だったこともあり、同時リリースだったVolume Oneとセットで2枚組としたLPコピーのCDタイトルが2つリリースされています。
まずはGoldplate『Bird's Vault Vol.1&2』(GP-1802CD1/2)で、LPでは高めだった一部楽曲のピッチを修整してあったのがポイント。
もう片方はGolden Eggs『Show Me Your Workings』(Egg 60/61)。こちらはLPそのままのコピーのため、ピッチやや高めなまま。
本作は新たにテープからマスタリングし直しているようで、ピッチを正しく修正してあるのはもちろん、ヒスノイズは既発同様に若干あるものの、既発タイトルの高域がやや加工された感のある音だったのに対し、自然な質感の高音質盤となっています。
LP制作時のミスなのか基となったテープ自体がそうだったのかは不明ですが、LP含む既発タイトルは左右が逆だったのに対し、本作はそこも修正。
また、トラック9の"When You re Gone (Red Eyes)"、LPでは1分50秒過ぎからトラックの終わりまで全体の音量レベルが下がっており、Golden Eggs盤はそのままでしたが、Goldplate盤はそれまでと同レベルに音量を持ち上げていることからヒスノイズがかなり耳につく印象。本作も同様の音量レベルの持ち上げ処理を行ってはいるものの、Goldplate盤のようなメリハリをつけた音造りをしていない分、ヒスノイズが増えても、さほど気にならないようになっています。
トラック11の"Just My Imagination (Version II)"は、やはりLPからの音飛びや回転の不安定さはそのままですが、何故かこの曲は修正しなかったGoldplate盤含む、ここで採り上げた既発3タイトル全てがピッチ高めだったのに対し、本作は正常に近く調整されています。
Volume One同様、こちらにもCDリリースにあたって新たにボーナストラックとして1曲追加されているのが、初ブート化の"The Dog"なる楽曲。テンポ早めなシャッフルのインスト曲で、こちらもVolume Oneに追加されていた初登場曲"Pull Over"同様にディーターホフマンの「ホワイトブック」と称されるデータ本「Recording Index 1961-2016」に載っていなかった曲。
LPの方には、収録曲がこのホワイトブック内のRecording Indexの何処に追加となるかが記載されたインナーが付いてましたが、CD版にはこれが無いのがちょっと残念。したがって本作追加の"The Dog"もNicoのHPの方に記載の日付としたのでした。
|