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『Washington 1999 2nd Night』(-) |
『Washington 1999 2nd Night』(-) 2CD
Mar.8 1999 MCI Center,Washington,D.C.
Stereo Audience Recording Quality:Excellent
(Disc-1) 1.Intro/2.Jumping Jack Flash/3.Respectable/4.All Down The Line/5.You Got Me Rocking/6.Honky Tonk Women/7.Moonlight Mile/8.Saint Of Me/9.Some Girls/10.Paint It Black/11.Band Introduction/12.Thief In THe Night/13.You Don't Have To Mean It/14.Out Of Control (Disc-2) 1.B-Stage S.E./2.Route 66/3.Just My Imagination/4.Midnight Rambler/5.Tumbling Dice/6.It's Only Rock'n Roll/7.Start Me Up/8.Brown Sugar/9.Sympathy For The Devil
前項に続いての1999年No Securityツアー中盤のワシントン公演収録盤。本作が収録してるのは、2連続公演の2日目となる3月8日公演。
この日はツアー初登場にして唯一の演奏となった"All Down The Line"がセットリスト入り。その"All Down The Line"、97年は演奏されず、翌98年は1月17日のMSG公演と1月23日のハワイ公演、そして99年はこの日と6月8日のロンドン・シェファーズブッシュの計4回のみの演奏という、No Securityツアーのみならず、Bridges To Babylonツアーでもレアな部類の曲だったりします。
この公演を収録している既発盤はVGP『Welcome To Washington』(VGP-218)のみ。
エコーがかったややクリアーさに欠ける音質で、演奏自体は大きく捉えてはいるものの、不快に感じるレベルではないがBステージともども少々騒々しいというタイトル。また、時々マイクを隠すのか突如音がこもったりするところもあったりします。
本作はというと、音の近さ自体はVGP盤とさほど変わりませんが、高域はすっきりと伸び、低域もそこそこに厚みがあるという高音質音源から作成されています。
VGP盤ほどではありませんが本作も観客が賑やかで、このツアーの目玉曲"Moonlight Mile"では曲が地味すぎたのか周りが騒がしかったり、また"All Down The Line"や"Some Girls"では録音者の傍の観客の話し声をダイレクトに拾ってしまっていたりもしますが、こちらも不快に感じるほどではありません。
そんな本作で耳を惹いたのが"Tumbling Dice"。 ホーンのバランスがかなり大きく、2コーラス目のAメロ「Honey got no money」や「Baby,I can't stay」あたりはほとんどヴォーカルが聞こえないといった具合だったので、こんなバランスだったかとVGP盤の方を聞いてみると、こちらはちゃんとヴォーカルが前面に出ているという・・・。
何とも不思議だったことから更にヘッドフォンでよく聞いてみると、本作はヴォーカルに比べてホーンの定位がやや右に寄っていたりすることから、おそらく録音者はホーンセクション近くの席で、スピーカーの音に加えてホーンの生音も拾っていたのではなかろうかというのが一応の結論ですがはたして・・・。 |
by Hara ¦ 23:26, Monday, Aug 24, 2020 ¦ 固定リンク
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