The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Goin' Back To The Roots' American Tour July 1972』(-)
goinbacktotheroots

『Goin' Back To The Roots' American Tour July 1972』(-) 1CD

July.5 1972 The Scope,Norfolk,Virginia

Mono Audience Recording
Quality:Excellent - Very Good

1.Brown Sugar/2.Rocks Off/3.Gimme Shelter/4.Happy/5.Tumbling Dice/6.Sweet Virginia/7.You Can't Always Get What You Want/8.Band Introductions/9.Bye Bye Johnny/10.Rip This Joint/11.Jumping Jack Flash/12.Street Fighting Man


アナログ『'Goin' Back To The Roots' American Tour July 1972』(Contra Band)復刻CD

contragoinbacktotheroots

基のアナログは、高域がすっきりと伸びたクリアーな音質で、終盤の全体の音量が大きくなる箇所では若干ドラムが埋もれ気味になるものの、演奏を大きく捉えたバランス良好の音源から作成されており、1972年ツアーのブートの中でも優良な部類に入るというもの。

"Bitch""Love In Vain""All Down The Line""Midnight Rambler"の4曲をカットした全11曲で、"Brown Sugar"の頭欠けを目立たなくする意図もあったのか、ご当地ソング"Sweet Virginia"を1曲目に持ってきている以外は曲順をいじることなく、この日のコンサートのダイジェスト的な造りとなっています。

ただ、テープを節約しようとしたのか会場での録音中にテレコの一時停止を頻繁にしたのか、はたまたLPに目いっぱい曲を収録しようとしたのか分かりませんが、続けざまに演奏されるラストの3曲を除いて、1曲毎にフェードアウトしてしまっているというのが玉にキズ。

また、マトリクス部分に「KYOTO」やバージョンによって「CATCH ME IF YOU CAN」と彫られていることでも、それなりに知られたタイトルだったりします。

ちなみに、こちらはRubber Dubberが出したことになっているLP『Goin' Back To The Roots' American Tour July 1972』ですが、マトリクスナンバーが「CATCH ME IF YOU CAN」云々を除きContra Band盤と同じなのと、(インフォメーションで知りましたが)この時期Rubber Dubberは廃業していたようなので、Contra BandがRubber Dubberを装って出したもののようです。

rubberdubbergoinbacktotheroots

この音源を使ったCDは、コンディションがあまり良くないLPから起こした『'Goin' Back To The Roots' American Tour July 1972』(GBTTR 72001)のみ。
スクラッチノイズは聞こえ、"Tumbling Dice"ではあろうことか針飛びまで起こしているというイマイチな出来の残念なタイトル。

goinbacktotheroots2

きちんとした復刻が望まれている中、ようやくリリースされた本作ですが、音の方はピッチ調整とスクラッチノイズの除去処理をした程度で、"Sweet Virginia"を本来の位置に戻している以外は基本的にはアナログLPそのままの復刻。よって最後の3曲を除いた各曲のフェードアウトも変わらず。

ただ、"Sweet Virginia"を本来の位置に戻したことにより、アルバムの最初を飾る"Brown Sugar"が頭欠けで始まることを嫌ってか、この冒頭欠落部のみ、『Goin' Back To The Roots』(DAC-102)や『Going Back To The Roots』(Wizard Rekords VGP-062)、そして『Drive Me Crackers』(RSBB-1001)といったCDに収録されていた別のオーディエンス音源を補填。

dacgoingbacktotheroots

vgpgoingbacktotheroots

drivemecrackers

この別オーディエンス音源は、キースのギターがやたらと大きく捉えられているというバランスで、本作のオーディエンス音源と比べると高域の鮮明度がやや劣る音質だったりはするものの、補填自体は"Brown Sugar"冒頭10秒程度につき、音質差・バランス共に全く気にならないレベルとなっています。

なお、LPでは"You Can't Always Get What You Want"も頭切れを起こしていましたが、この別オーディエンス音源もテープチェンジにあたったようで頭切れだったことから、こちらは補填出来ず頭欠けのまま。

この日の"Jumping Jack Flash"では、キースがイントロを弾き始めたものの音色が気に入らなかったのか、いったん弾くのを止めかけますが、結局そのまま弾き続けた結果なのかは定かではありませんが、ミックが歌い出しが遅れているのが耳を惹くところ。そのミック、次曲"Street Fighting Man"でも歌い出しが遅れています。

by Hara ¦ 00:28, Saturday, Aug 29, 2020 ¦ 固定リンク

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