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『The Incredible Art Collins Tapes Vol.2』 (DAC) |
『The Incredible Art Collins Tapes Vol.2』 (DAC-201) 2CD
Nov.11-Dec.19 1982 Pathe-Marconi Studios,Boulogne Billancourt,France
(※)Disc-1 Track3 Jan.30-Feb.9 & Feb15-Mid March 1983 Pathe-Marconi Studios,Boulogne Billancourt,France
Stereo Soundboard Recording Quality:Excellent
(Disc-1) 1.Wanna Hold You/2.Pretty Beat Up/3.Feel On Baby/4.Unknown Instrumental (The Dog)/5.Keep It Cool/6.Can't Find Love/7.Heart Beat take #1/8.Heart Beat take #2/9.Heart Beat take #3/10.Cooking Up a.k.a. What I Am Sayin' Is True/11.Something I Want/12.Eliza/13.Chris' Song/14.Part Of The Night a.k.a. Golden Caddy/15.Pink Pick/16.Pull Over (Disc-2) 1.The Golden Mile/2.The Dog/3.Show Me A Woman/4.Show Me A Woman/5.Melobar/6.Mick's Idea (In Your Hand)/7.Hideaway/8.Run And Take/9.Dance Mr. K (Still In Love)/10.Munich Hilton/11.Christine/12.Identification/13.Flirty
『The Incredible Art Collins Tapes Vol.1』 (DAC-200)(以下Vol.1)に続くDACの「Art Collins Tapes」第二弾で、Vol.1同様に『Undercover』のアウトテイクを集めたタイトル。
本作が収録しているのはインフォによるとテープ・ナンバーNo.4、No.15、No.16、No.18とのことで、先にリリースされていたEmpress Valleyの11枚組ボックス『Art Collins Tapes And More...』(EVSD-1288-1298)に該当するのは、
CD-03のトラック2〜4、 CD-05のトラック3,トラック9("The Dog"のことだがクレジットでは"Rocker") CD-06は丸々全て ※トラック15は"Melobar"と表記されているが、実際は本作ディスク2のトラック4"Show Me A Woman" CD-07のトラック1,20,21 ※トラック1は"Mick's Idea"と表記されているが、実際は本作ディスク2のトラック5"Melobar" CD-08のトラック1〜6
本作もVol.1同様、『Art Collins Tapes And More...』の欠点だった、逆転した左右のチャンネルや高めのピッチ、そしてばらつきのあった音量を整えて、聴き易さを向上させています。
このテープに収められた音源はVol.1同様に全ての曲が初登場というわけではないので、まずはどの曲がリリース済みだったのかの確認から。
ディスク1の"Wanna Hold You""Pretty Beat Up""Cooking Up a.k.a. What I Am Sayin'Is True""Chris'Song""Part Of The Night a.k.a. Golden Caddy""Pink Pick"と、ディスク2"Melobar"の7曲は、『Bird's Vault - RI 61/16(Volume Three)』(OBR 93 CD 039)他。 一部定位を若干修正していたりはするものの音質はほぼ変わらず。
ディスク1の"Unknown Instrumental (The Dog)"とディスク2の"The Dog""Show Me A Woman"の3曲は、『Bird's Vault - RI 61/16(Volume Two)』(OBR 93 CD 038)他。 ちなみに本作のディスク1とディスク2に収録されている"The Dog"、まったく同じテイクで音質も変わらず。本作はオリジュナルマスター(=テープ)に基づくというコンセプトにつき、重複テイクがあってもあえて収録しているようですが、同じディスクに収録されていないのが救いではあるかも。とはいえこの"The Dog"は、Vol.1にもまったく同じ音で収録されていたりもするという・・・。 "Show Me A Woman"は"Tie You Up(The Pain Of Love)"とクレジットされていた曲で、この曲としては2番目に古いテイク(II)。
ディスク1の"Can't Find Love""Heart Beat take #1""Eliza"の3曲は『Too Much Blood』(DAC-182)で、音質変わらず。
ディスク1の"Heart Beat take #2""Heart Beat take #3""Something I Want""Pull Over"とディスク2の"Show Me A Woman"(トラック3の方)の5曲は、『Bird's Vault - RI 61/16(Volume One)』(OBR 93 CD 037)他。 なお、"Show Me A Woman"はOBR盤では"Tie You Up(The Pain Of Love)"とクレジットされていた曲で、最初期(I)のテイクですが、Vol.1にも"Slinky (Slow Instrumental of The Pain Of Love)"という曲名で同じものが収録されています。
ディスク2の"The Golden Mile""Mick's Idea (In Your Hand)""Run And Take""Dance Mr.K (Still In Love)""Christine""Identification""Flirty"の7曲は『All About You』(DAC-187)他。 インフォメーションでは「better than DAC-187」とされてはいますが、DAC-187自体が元々高音質だったこともあり、本作の方が微妙に落ち着いた質感になったかも程度の違い。
ディスク2の"Hideaway"は、『Cahin Saw Massacre』(DAC-110)では"Blues Jam #3(The Stumble)"とクレジットされていた曲で、本作の方が落ち着いた印象の音造り。
・・・と本作は既発テイクが多く、本作収録のアート・コリンズ・テープでの初登場となったのは3曲。ただしその内1曲はVol.1と重複していたりします。
"Keep It Cool" ミックのファルセットが主のテイクですが、Vol.1の"Keep It Cool #1"と同じで音質も変わらず。
"Feel On Baby" 「ホワイトブック」と称されるデータ本「Recording Index 1961-2016」で(I)とされていたキースがヴォーカルを取る最初期テイク。
"Munich Hilton" データ本「Recording Index 1961-2016」で(II)とされていたインストテイク。 曲の途中、フェードインで始まるが、そこまでの演奏が長くて飽きて来たのか、チャーリーは色々なフィルを試していたり、ロニーも途中でギター弾くのを止めたりしている、ややだらけ気味のテイク。
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by Hara ¦ 01:20, Monday, Sep 21, 2020 ¦ 固定リンク
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