The Rolling Stones Bootleg Reviews written by Hara  
 
 



『Philadelphia 1989 Second Night』(-)
philadelphia1989secondnight

『Philadelphia 1989 Second Night』(-) 2CD

Sep.1 1989 Veteran's Stadium, Philadelphia,PA

Stereo Audience Recording
Quality:Very Good

(Disc-1)
1.Continenntal Drift/2.Start Me Up/3.Bitch/4.Sad Sad Sad/5.Undercover Of The Night/6.Harlem Shuffle/7.Tumbling Dice/8.Miss You/9.Ruby Tuesday/10.Play With Fire/11.Dead Flowers/12.One Hit/13.Mixed Emotions/14.Honky Tonk Women/15.Rock And A Hard Place/16.Midnight Rambler
(Disc-2)
1You Can't Always Get What You Want/2.Little Red Rooster/3.Before They Make Me Run/4.Happy/5.Paint It Black/6.2000 Light Years From Home/7.Sympathy For The Devil/8.Gimme Shelter/9.It's Only Rock'n Roll/10.Brown Sugar/11.Satisfaction/12.Jumping Jack Flash/13.Carmen

プレスでのブート初登場となる1989年Steel Wheelsツアー2日目、9月1日フィラデルフィア公演収録盤。

前回投稿で採り上げた初日の音源に似た感じの、音の輪郭は甘めなものの演奏を大きく捉えたバランスの良い音源が基となっており、曲中カットは無し。

ただし、ディスク1のラスト"Midnight Rambler"は曲が完全に終わり切らないうちにフェードアウト開始してしまっているので、ここはその後のフェードアウトが急になったとしても、曲が終わりきった後の開始の方が良かったかも。

"One Hit"ではマイクを隠したりしたようで音が不安定になったり、曲の中間部では周りの観客のしゃべりが耳障りだったりもしますが、他は基本的に曲中は周りが静かめで安定しているので、さほどストレスなくコンサート全編を聴くことが出来ます。

とはいえ、主に曲間で吹いていることから、さほど不快というほどのことではないかもしれませんが、録音者近くの観客による口笛が大きなレベルで入り込んできてしまっているので、リミッターがかかった印象になってしまう可能性はあるものの、口笛部分のみの音量を少し下げた方が聴き易さが向上したかと。

前日、停電トラブルのあった"Shattered"はセット落ち。
またアレンジも前日から若干変更を加えており、バンド全体が止まった後に「And a hard place」とミックが歌うエンディングが付いていた"Rock And A Hard Place"は、バンド全体が止まって曲が終わるお馴染みのエンディングに。

そして前日なかなかキースが弾き始めなかったがために、やたらと間が空いてしまった"Paint It Black"はなんと鍵盤がイントロを担当・・・。さすがにやり過ぎとなったのか次の公演からはキースに戻りましたが、ある意味これがこの公演の目玉かと。

またこの日の"Miss You"では、見せ場のはずのミックの中間のファルセットヴォーカルが何故かオクターブ下げだったり、これはそれほどレアでもないような気もしますがキースはキースで自分が歌う曲のイントロを2曲とも弾き損じ(よりによって本作のジャケットはそのキースが歌っている写真という・・・)、本編ラストの"Satisfaction"ではミックのコール・アンド・レスポンスの譜割りがおかしかったりといった、ツアー序盤ならではのイレギュラーな演奏も聴くことも出来ます。

by Hara ¦ 23:50, Friday, May 14, 2021 ¦ 固定リンク

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